南信州農村舞台めぐり
長野県南部に農村歌舞伎舞台あるいは人形浄瑠璃舞台を訪ねる
その4 飯田西部地区
上殿岡
アップルロードの近くの上殿岡の神明社 狛犬さがしで訪れてみたら 拝殿左に一般民家風の建物
2階建ての集会所の西側真裏の社務所 良く見ると長い通し梁が表に 農村舞台のようにも見える
間口6間 奥行4間の大きさ
(2014・1・29)
伊賀良・北方・大瀬木・山本・清内路・立石方面
大瀬木熊野神社 社務所として利用
補修して少し見栄えがよくなる以前の写真
左は下殿岡八幡神社 裏に集会所併設 一時保育所として使われていた模様
2階に昔の民具など収集品
右は宮の平 矢祓神社 共進社の看板が掛かっていた
少しわかりにくいが下中村・八幡社の舞台 拝殿に並んで左に舞台 右手に社務所 (2014・4・2)
右は山本佐伊那神社 前はゲートボール場 ときに地区の芸能大会で使われているようだ
左は伊豆木天満宮の舞台 ちょうど地元有志の史跡探勝会 (2014・10・25)
併設の案内板には神楽殿と記載されていたが どうみても人形舞台でしょうが
右は立石日枝神社 もともとは人形舞台のようで 現在は老人集会所
阿智村栗矢の舞台 間口9間奥行き6間の大きなもの
現在は集会所だが 廻り舞台があったようだ
清内路村 下清内路の諏訪神社 これも珍しい妻入り
現在集会所として使用 リニューアルされている
右はそのときの工事写真 真上の大きな梁に注目
上飯田・大休の天良神社の境内 拝殿左側に東向きの建物 間口は4間半 奥行きは2間 一部4尺増
これを舞台と見るかは難しいところ 通し梁は右から2間半のところで柱を介して継がれている
飯田市大平
廃村・大平宿のはずれの山の上 諏訪神社の舞台 現在拝殿として使われており 前庭もそんなに広くない
金澤研究員によれば大正年間じゃないかとも 遠見の部分が本殿とつながっている
こちらは御坂神社右手の社務所 造りからすれば舞台とも言えないことはない
ただ前面に空地もなく 実際に舞台として使われたかはわからない もしかしたら
上の大平の例もあわせて 近代の神社社務所の形式として 定着していたのかもしれない
(2012・12・6)
遠州街道方面
左は桐林の諏訪神社の舞台 上の上殿岡の社務所に改造されたものと似ている
右は上川路八幡社の舞台