オール読書日記 home 読書日記保存版2013年版
過去読書日記 2000年1月〜2012年12月
3月31日(日) C
「図解 世界遺産ル・コルビジェの小屋がで
きるまで」 エクスナレッジ2600円。ものづ
くり大学構内にレプリカを建設する試み 入
念な現地調査から建具・家具・金物など完
全再現。同大名誉教授の藤原成暁と同教
授・八代克彦の共著も、意義は感じない。
3月30日(土) C
「デジタルリスキニング入門 時代を超えて
学び続けるための戦略と実践」 高橋宣成
技術評論社2000円。最近この手の本が
溢れている。どの年代が何をやるか 若者
のPC とくに表計算ソフトの熟達が目標。
3月29日(金) C
「レジリエンスの時代 再野生化する地球
で、人類が生き抜くための大転換」集英社
2800円 「エントロピーの法則」は衝撃的
それから40年そのジェレミー・リフキンの
最新作。エントロピーは予測通り、その中
で共感と生命愛を発揮と もはや宗教家。
3月28日(木) C
この1冊でもう迷わない 「包丁・砥石の選
び方 使い方 育て方」 柴田書店2600円
料理専門学校の教科書なのだろうか、写
真中心の美しい製本。使い方では切り方
を、和・洋・中華別に説明してくれている。
3月27日(水) C
「全面改訂版 バックパッカーズ読本」双葉
社 1800円。初刊は1998年で、これは7
作目だと 旅の達人たちの情報満載。各国
の経済発展やLCCの発達など様変わりも
やはりスマホ関連情報も多い 旅行情報研
究会と 「格安航空券ガイド」編集部による。
3月26日(火) C
「移民侵略 死に急ぐ日本」1600円ハート
出版。産経新聞副論説委員・佐々木類。さ
すが同新聞だけあって排斥論 中国スパイ
イスラム土葬・クルド騒乱などだが 反対す
ればいい話ではない 知恵をしぼらなきゃ。
3月25日(月) C
「美味しいサンマはなぜ消えたのか」文春新
書900円。時事通信社水産担当記者・川本
大吾による、日本漁業の問題点と魚文化の
現状。サンマ・イワシ・サバ・サケ・マグロ な
ど、その危機的な現在地を 詳述するのだ。
3月24日(日) C+
人口は未来を語る 「10の数字」で知る経
済、少子化、環境問題』NHK出版2600円
英の人口学者 P・モーランド、世界のすべ
てが人口に関係していることを明快に証明
目からウロコの未来予測に納得するだけ。
3月23日(土) C
「孤独と居場所の社会学 なんでもない゛わ
たし"が生きるには」阿比留久美 大和書房
1700円。前1/3では、閉塞状況の社会を
明快に分析。自己認知 の方向を期待した
が、ジェンダー・マイノリティ 社会論へ。ま
あ書名からすれば。仕方ないことかもね。
3月22日(金) C
人気スピーチライターが教える モヤモヤ
を言葉に変える「言語化」講座』 1500円
ひきたよしあき PHP。博報堂出身の大阪
芸大客員教授。言っていることは全てもっ
ともな話で納得できる。 短時間で読める。
3月21日(木) C
「データとデザイン 人とデータのつなぎか
た」 櫻井 稔 BNN 2600円。実務のかた
わら 大学での講義も、というデザイナー。
わかりやすい筆致での 自論展開。かなり
未来的な姿勢には 共感をおぼえた次第。
3月19日(火) C
「地図でスッと頭に入る平安時代」昭文社
1200円。地図出版社のシリーズ本で監
修は 繁田信一。平安時代400年の出来
事を図で説明だが 頭には入らない。いっ
たい対象の読者はだれなのか全く不明。
3月18日(月) C
「女よ!大志を抱け」青山千春 ワニ・プラ
ス 1800円。東京海洋大で、メタンハイド
レートの研究を続ける特任准教授。初め
ての女子学生として水産大入学からの半
生記。参議院議員・青山繁晴の奥さん。
3月17日(日) C
「自然死」とすすめ―「死に上手」になるた
めに』 矢作直樹 扶桑社新書 850円。救
急医療に長く係わったという 東大名誉教
授が その死生観を披露。ややスピリチュ
アル性もあるが、総じて納得できる内容。
3月16日(土) C
雑学うんちく図鑑」ケン・サイトー1200円
イラストレーター だというが、200項目を
順不同で 絵とともに ウンチク文も手描き
で構成 全くののヒマつぶしそれでも 3時
間ほど かかって読了。KADOKAWA。
3月15日(金) C
マーケティングつながる思考術 「こんなは
ずではなかった」と決別するために知って
おくべき売上に至るまでの「点と線と面」翔
泳社 2000円 池田紀行 。延々とつづく理
論だが、最終章だけで オーライじゃない。
3月14日(木) C
アドレスフリーという働き方 なぜ「好きな
場所」で仕事をすると、成果があがるの
か』 浦 聖治 光文社1700円。1952年
生まれ IT企業のCEOの自慢話。本社
は南紀白浜、全国各地にオフィスあり。
3月13日(水) C
「ザ・メタバース 世界を創り変えしもの」
飛鳥新社2500円。元アマゾンの戦略家
マシュー・ボールによる、メタバースの現
在地。すぐ過去の出来事から 将来像ま
でだが よくはわからないというのが結論
ただ予防線は張っている。全407頁だ。
3月12日(火) C
「声のデザイン 一瞬で相手を惹きつける
最強のプレゼンスキル」 林 重光 株G.B.
1800円。自称ヴォイスコンサルタントに
よる発声法を中心とした話し方教室 けっ
こう納得できる内容だ、もう遅いけれど。
3月11日(月) C+
「現代美術キュレーター10のギモン」 青
弓社 2000円。今をときめく 都現代美術
館のキュレーター難波祐子による現代美
術の解説 これはわかりやすい。あとがき
で飯田在住、現代美術家・持田敦子にふ
れていたけれども 全然知らなかったゼ。
3月10日(日) C
ケアする建築 「共在の場」の思想と実践
山田あすか 鹿島出版会 2300円。ケア
とは優しさ と理解するが、小さい文字と難
解な用語 複雑な文章、全然優しくないで
はないか。東京電機大建築教授である。
3月9日(土) C
「豊岡メソッド 人口減少を乗り越える本気
の地域再生手法」 日経BP 1800円。城
崎温泉や出石城下町の山陰の小都市で
の試みを、ジェンダーギャップの評論家・
大崎麻子と フリー記者・秋山基の報告だ
最初は抵抗があったが それも有りかな。
3月8日(金) C
「全国 名所図会めぐり 航空写真と読み
解く歴史絵巻」渋谷申博 株式会社G.B.
1800円。景観的な面で 期待したのだが
著者は 宗教史の研究者らしく、肩透かし
を食らった感。写真も 小さすぎて 駄目。
3月7日(木) C
「推し」で心はみたされる? 21世紀の心
理的充足のトレンド』 熊代 亨 大和書房
1600円。精神科医による自己愛の研究
承認欲求に所属欲求、複雑社会で 揺れ
動く自分をコフート理論で読み解くのだ。
3月6日(水) C
もの・こと・ことばのイメージから引ける
「比喩の辞典」 中村 明 3800円 東京堂
出版。この早大名誉教授の一ファンだが
全526頁の終盤に、イメージの辞典とし
ての その意図を理解した。古今の 文学
作品から、文章と作品名・著者を参照。
3月5日(火) C
やさしく学ぶ Jw_cad 8」Obra Club エク
スナレッジ 3200円。中央図書館休館で
上郷図書館から、借受け。目的は付属の
CD‐ROMから PCへの遅ればせながら
インストール。予備機ともに組込み完了。
3月4日(月) C
「伝わる図解化」 加藤拓海 ディスカバー・
トゥエンティワン 1800円。内容は図解化
の理論に終始している 期待していた実践
的な図解化の方法については、ついに最
後までお目にかかれず、拍子抜けの感。
3月3日(日) C
「縄文神社」 武藤郁子 双葉社 1800円
縄文遺跡と神社の関係をしるべく、探訪を
行う編集者。縄文期の海岸と小高い地形
さらに遊水地・水源に注目し、当時を偲ぶ
関東から諏訪・山梨まで64社を紹介だ。
3月2日(土) C+
「デザインとビジネス 創造性を仕事に活か
すためのブックガイド」 岩嵜博論 日経BP
2000円。武蔵野美大教授が30冊のデザ
イン本を 紹介。デザインとは 「物に意味を
与えること」に納得。モノは有形も無形も。
3月1日(金) C
「女は見えない」 西村紗知 1800円 筑摩
書房。批評家という村での、難解な言葉と
文章。そのほとんどを、理解できずに終了
した。最後まで読んだ自分を誉めておこう
と思った。1990年生まれの ピアニスト?
2月29日(木) C
生活・空気感をイラストに溶け込ませる「暮
らしたい街の描き方」日貿出版社2400円
イラストレーター6人に、書名のテーマで依
頼して、その制作過程を丹念に紹介してい
く。すべてが ソフトでの作業で手描きなし。
2月28日(水) C
SUPERサイエンス 「糞尿をめぐるエネル
ギー革命」 齋藤勝裕 2230円C&R研究
所。名工大名誉教授が 究極のSDGs、人
間・家畜の糞尿利用 バイオエネルギーや
堆肥、養殖用飼料などの未来像を 解説。
2月27日(火) C
これでわかる PFAS汚染 暮らしに侵入し
た「永遠の科学物質」 原田浩二 合同出版
1300円。発がん性を疑われている フッソ
系化合物 ピーフェスの水道などへの汚染
状況について 京大医学准教授の報告だ。
2月26日(月) C
一流ファシリテーターの「空気を変えるすご
い一言」―打合せ、会議、面接、勉強会、雑
談でも使える43のフレーズ」 中島崇学 ダ
イヤモンド社 1500円。伝説のファシリテー
ターによる言葉テクニック 有効とは思えず。
2月25日(日) C
「ドロ−ン3.0時代のビジネスハック」
名倉真悟 1800円 NDNコーポレーション
ドローン学校を多数運営の代表が その近
未来の方向解説。内容は薄く、関西・大阪
万博の 空飛ぶクルマの動向だけが有益。
2月24日(土) C
海上自衛隊 潜水艦建艦史 増補改訂版」
勝目純也 イカロス出版2000円。戦後か
らの 海自潜水艦史。救難艦や潜水母艦
にも詳しく さらに戦前の潜水艦史も附属
前から興味もあったので 面白く読めた。
2月23日(金) C
「言葉の力」 ビオリカ・マリアン 2000円
ルーマニアから米留学、そのまま心理言
語学の教授に。自身のマルチリンガルが
研究テーマ。バイ・マルチリンガルは、脳
の認知機能・創造性が向上。さらに 認知
症にもなりにくい、とサ。KADOKAWA。
2月22日(木) C
「マルチスポーツを科学する」 大山 高 青
娥書院 2000円。帝京大准教授。ひとつ
のスポーツに固まらず 様々に挑戦すると
探求力が高まるだと。その論拠は全くなく
薄い日本論に、怒りさえ覚えたのだった。
2月21日(水) C
ルポ 無料塾 「教育格差」議論の死角』
おおたよしまさ 集英社新書960円。全国
あちこちにボランティアで、運営する教室
が出現。その実態をさぐる 教育ジャーナ
リスト。最終章 教育社会学者との対談。
2月20日(火) C
「鉄道の音を楽しむ 音鉄という鉄道趣味」
片倉佳史 交通新聞社新書 900円。台湾
在住 1969年生まれ 武蔵野大客員教授
全国各地を廻っての 音取りの記録を交え
その趣味の 奥深さを語る。参りましたワ。
2月19日(月) C
「香りのチカラ 調香師が知っている、にお
いと人の深いつながり」 平野奈緒美 笠間
書院1900円。高砂香料から独立の 調香
師による、香りの世界の全貌。まるで香料
事典といった趣き。全方位に抜かりない。
2月18日(日) C+
「グローバル メガトレンド 10」 岸本義之
BOW&PRINTINGS 2500円。外資コン
サルから転身の、武庫川女子大経営学部
教授による大学生向けの世界の潮流解説
すべて 知識の範囲内だが、よくまとまって
いる。なによりもポジティブな思考に好感。
2月17日(土) C
「ウィキペディアでまちおこし みんなでつく
ろう地域の百科事典」 伊達深雪 紀伊国屋
書店 2000円。京丹後市の 高校司書。地
域から全国へ発信での苦労話 結構ハード
ル高し。飯田市でもウィキ…タウンは実施。
2月16日(金) C
「フリーランス大全」井戸美枝エクスナレッ
ジ 1600円。フィナンシャルプランナーほ
か沢山の肩書。一番の問題は 顧客は同
年代を求める、ということ。自身の年齢 と
ともに、ジリ貧になる恐れ。これ 大事だ。
2月15日(木) C
「スイーツ ヒットの理由 平成から令和の
この1品はなぜヒットしたか?」山本侯充
旭屋出版 2000円。自称スイーツコンサ
ルタントが当時のスイーツを回想。あまり
興味がないので サラっと読んだだけ。
2月14日(水) C
「これまでの経済で無視されてきた数々の
アイデアの話 イノベーションとジェンダー」
河出書房新社 2100円。スエーデン出身
英の女性 ジャーナリスト、K・K・マルサル
による技術史を加味した ジェンダー史。身
体論に言及は評価も 最終章は理解不能。
2月13日(火) C
「ナイトハイクのススメ 夜山に遊び、闇を
楽しむ」 中野 純 ヤマケイ新書 1100円
1961年生まれの夜山専門家。楽しみ方
注意点 さらにはモデルコースと、完璧だ
思わずニヤリとする 軽妙な文章も魅力。
2月12日(月) C
私たちはなぜスマホを手放せないのか
「気が散る」仕組みの心理学・神経科学』
福村出版3500円。米の神経学者 A・ガ
ザレイと心理学者 L・D・ローゼン。前半、
脳の認知制御機能について、後半はネッ
ト・SNS・スマホの弊害 それへの対策。
2月11日(日) C
「世にもあいまいなことばの秘密」 ちくま
プリマー新書 900円。言語学の研究者
川添愛の執筆。いくつもの意味にとれる
会話を例題に よくいわれる日本語の曖
昧さだが、世界の言語にも共通だとさ。
2月10日(土) C
「方言漢字」 研究社2700円。そもそも
方言漢字なるもの存在を初めて知った
笹原宏之・編著だが12名の執筆 研究
者がこれほどいて、しかも詳しく説明自
体に驚いた。地名関係が多い印象だ。
2月9日(金) C
「路上センス・オブ・のワンダーランドとは
るかなるそこらへんの旅」 宮田珠巳 亜
紀書房1600円。面白いものを愛でる と
いうのは よくわかるので、この人の本は
大体読んでいる。今回は 編集者と一緒
の東京散歩だ エラくなったもんである。
2月8日(木) C
「手塚治虫語辞典」 竹内オサム 誠文堂
新光社 2200円。マンガ研究の 同志社
大名誉教授 (1951年生)。稀代の巨匠
のすべてについて470項目をたてて 詳
細に解説するのだ。やや重複部分あり。
2月7日(水) C
「飯田城と近世の城下町」 平沢清人 伊
那文庫600円。飯田市下久堅の郷土史
家(1904-74)。上の矢守論文で、註に
あった参考文献。城下町形成に、関して
は疑問点。飯田城松本移築説に 固執。
2月6日(火) C
「古地図への旅」 矢守一彦 筑摩書房
2750円。下記と同様の内容だが、没
年でもある、1992年の刊行。したがっ
て先生の論考集大成 という感じ。古地
図という分野は未知で 勉強になった。
2月5日(月) C
「古地図と風景」 矢守一彦 筑摩書房
2400円。古地図と鳥観図についての
お勉強。今まで知らなかった古の人た
ちを 知ることができて良かった。とくに
橋本(歌川)貞秀・古川古松軒は 記憶
しておきたい 刊行は1984年と古い。
2月4日(日) C
「城下町のかたち」2700円 筑摩書房
1927年生まれ 62歳で逝去の阪大・
矢守一彦名誉教授の城下町プラン研
究。郭線の内外 主要街道と大手に対
し、タテマチ・ヨコマチについて 論考。
2月3日(土) C
古代世界の超技術〈改訂新版〉 あっと
驚く「巨石文明」の智慧』 志村史夫 講
談社ブルーバックス 1100円。2013
年初刊を発展 専門は半導体のノース
カロライナ州立大終身教授。ピラミッド
やストーンヘンジなど、どう造ったか。
2月2日(金) C
「サイバーセキュリティ、わからんと思っ
たときに読む本」 オーム社1800円。情
報セキュリティ大学院大学・大久保隆夫
教授による 初心者向けの案内書。サイ
バー攻撃と、その対策はやはり難しい。
2月1日(木) C
雅印のたのしみ【第二版】 関口研二 雄
山閣2700円。1947年生まれの研究家
で、2001年初刊を再刊。印づくりから始
まり、歴史さらには 古今の高名な作者と
その印影紹介 その昔に彫ったことあり。
1月31日(水) C
「一宮を訪ねる旅B |東日本編|」講談
社 1600円。シリーズ旅する日本百選で
@Aは、城を訪ねる旅。北から南まで50
の神社を紹介する小型ムック。神社の概
要とともに、周辺の名物やグルメまでも。
1月30日(火) C
最速で結果を出す「超タイパ仕事術」 小
学館 1500円。マイクロソフト出身 コン
サルの代表 越川慎司の提案だが 内容
は極めて薄い。講演では わかったつも
りも、帰ればすべて忘れる という類だ。
1月29日(月) C
「世にも至宝な博物館 後世に残したい
50のみらい遺産」 丹治俊樹 1635円
星雲社。前作につづいて 博物館マニア
による個人コレクションを含み マイナー
服物館の紹介。それはそれで 面白い。
1月28日(日) C
持ち家が正解!賃貸VS購入論争 デー
タを見れば答えは出ている」1600円 日
経BP。麗澤大教授・宗健による 本音論
言っていることはわかる。結局は家を買
えるだけの 社会的条件が、これからの
新たな階層社会を生むという話にまで。
1月27日(土) C
「日本喪服文化史」 増田美子 東京堂出
版 7800円。学習院大名誉教授の集大
成。縄文から昭和までの 古い文献や記
録を読んでの 葬送と喪服に関する研究
白・黒・白・黒 時代とともに変わる喪服。
1月26日(金) C
「産業観光と地方創生 地域の生業の理
解からはじまる地方創生」 1800円 筑
波書房。富山大学の講義「産業観光学」
の教科書?前身の高岡短大から、発展
地元密着型のオープンファクトリーを 始
じめとする 観光事業の試み。9名執筆。
1月25日(木) C
「日本三大幕府を解剖する 鎌倉・室町・
江戸幕府の特色と内幕」河合 敦 朝日新
書 910円。歴史作家による 幕府通史で
よくまとまっている。歴史の必然が 理解
できる、大変勉強になった 読書だった。
1月24日(水) C
「47都道府県・城下町百科」 4400円。
丸善出版の「47…百科」シリーズ。全国
300余藩について記述だが 5人の分担
執筆で、記述に濃淡あり。お目当ての町
家の街区構造については やや不満足。
1月23日(火) C
「フット・ワーク ―靴が教えるグローバリ
ゼーションの真実」 作品社 2700円。
一貫して社会問題を追及 英の女性作家
タンジー・E・ホスキンズ。南北問題・フェ
ミニズム・動物愛護・気候崩壊 と靴産業
の現在から資本主義のあり方を考える。
1月22日(月) C
「デジタル社会の罠 生成AI は日本をど
う変えるか」 西垣 通 1800円 毎日新聞
出版。情報学の東大名誉教授で 同紙夕
刊に連載という読書日記に、AI 論を付け
たしたものだが、今ひとつ乗れない読書。
1月21日(日) C
「和本図譜 江戸を究める」 1900円 文
学通信。日本近世文学会の、創立70周
年記念出版。後半 研究大家たちの業績
解説はそれとして、前半のビジュアルな
表紙や内容の多彩さには、恐れ入った。
1月20日(土) C
「酒が薬で、薬が酒で」2700円 柏書房
米のライター キャンパー・イングリッシュ
による 酒文化史。つねに 薬効との相互
作用で発達して過程を 詳細に述べるの
だ。まさに事典ともいうべき内容である。
1月19日(金) C
「タイパの経済学」 廣瀬 涼 幻冬社新書
960円。消費文化を研究の 1985年生
のニッセイ研究所研究員。コスパと対比
してタイパ論。擬似オタクを志向し 承認
要求と自己肯定感 あたり、と理解した。
1月18日(木) C
「名作椅子の解体新書」 誠文堂新光社
3200円。ウェグナーを中心として有名
な椅子を 解体・修復、詳細写真で構造
を説明する。西川栄明と坂本茂の共著
2020年刊で、これが 4刷目とは驚く。
1月17日(水) C
「道と駅」 木下 良 2200円 吉川弘文堂
2015年92歳で逝去m古代道路研究の
第一人者。知識の範囲内。というか初刊
は1998年での第2刊だから、内容が一
般化した、ということなのかも知れない。
1月16日(火) C
「粘着の世界 100人の記憶」 吉備人出
版2000円。ハエトリリボンから出発して
今年100周年 mt(マスキングテープ)で
世界に羽ばたく、岡山倉敷のカモ井加工
紙の記念誌。前半は社員史、後半はmt
のインスタレーションの記録で 圧巻だ。
1月15日(月) C
今と未来がわかる 「身近な機械 しくみと
進化」 森下 信 ナツメ社 1600円。中学
生向けのビジュアル図鑑は横浜国大名
誉教授。かなりの部分が 戦後の時代に
進化。直接 知る者としては感慨深いネ。
1月14日(日) C+
「オッス!食国(おすくに) 美味しいにっ
ぽん」小倉ヒラク 角川書店1500円。あ
の小泉武夫先生の直弟子という 発酵プ
ロデューサー 神饌から始まり日本の食
文化の壮大な見取り図を提示 1980年
生まれだというが その教養深さに脱帽。
1月13日(土) C
世界はもっとほしいモノにあふれている
〜まだ見ぬ宝物と出会う旅〜」 NHKの
同名番組を、ミニムック本化したもので
すでに 第5巻目。5人のバイヤーの旅
行を取材だ。KADOKAWA1600円。
1月12日(金) C
「安いニッポンからワーホリ!最低時給
2000円の国で夢を見つけた若者たち」
上阪 徹 東洋経済新報社 1500円。今
話題のオーストラリアでの ワーキング
ホリデーの実態。閉塞感から 希望へ。
1月11日(木) C
「地図バカ 地図好きの地図好きによる
地図好きのための本」 今尾恵介 中公
新書ラクレ900円。自身の地図遍歴を
はじめとして、雑感大集成というべき内
容だ 地図好きとして共感の一語のみ。
1月10日(水) C
「天守のない城をゆく 城の楽しみ方、活
かし方」 澤宮 優 青土社2200円。大学
では考古学専攻という ノンフィクションラ
イターは 復興天守反対派。歴史や文化
に ロマンを求めて、観光化を憂うのだ。
1月9日(火) C
デコる!学ぶ!推す! 「趣味手帳の世
界」 KADOKAWA1400円。インスタグ
ラムで公開し 評判の手帳好き28人の自
慢の1冊を紹介の、ミニムック本だ。なる
ほど、こういう世界もあったのかと認識。
1月8日(月) C
「死ぬか生きるか 海・山・川 絶体絶命ア
ウトドア体験談 55」 つり人社 1500円。
月刊つり人に連載の危なかった話を単行
本化したものだ。それにしてもまた釣りに
出かける懲りない面々には、驚くばかり。
1月7日(日) C
「夜のお店解剖図鑑」 高橋哲司 エクスナ
レッジ 1800円。お得意 解剖図鑑シリー
ズは飲み屋の形態。店舗設計屋が 専門
知識で、アクソメを使っての イラスト主体
酒提供店舗の仕掛け工夫、マルわかり。
1月6日(土) C
「色の秘めたる歴史 75色の物語」
カシア・セントクレア バイ・インターナショ
ナル 2300円。イギリスの色に詳しい若
手歴史作家。あくまでも 欧米中心、日本
はおろか アジアの色は全く登場しない。
1月5日(金) C
誇張、省略、描き換え… 「地図は意外と
ウソつき」 遠藤宏之 1450円河出書房
新社。地理空間情報ライターを自称。前
半は 紙の地図について、後半は デジタ
ル地図の概要、これが大変勉強になる。
1月4日(木) C
「超インテリアの思考」 山本想太郎 晶文
社2200円。建築・都市すべてをひっくる
めた大気圏建築を 超インテリアと規定。
その未来像に挑む建築家。意図は わか
るが 個人の身体性についての言及なし。
1月3日(水) C
「星空をつくる機械 プラネタリウム100
年史」 井上 毅 KADOKAWA2400円
1923年本格的なプラネタリウムの出現
からの 世界と日本での発達史を丹念に
記述するの は明石市立天文科学館長。
1月2日(火) C
「食料危機の未来年度 そして日本人が
飢える日」 高橋五郎 朝日新書 890円。
カロリーベースで食料自給率 38%だが
畜産物の飼料自給率を引けば18%にな
ると 警鐘の中国が専門の愛知大名誉教
授だ。農地法の抜本改正が必要と結論。
令和6年 1月1日(月) C
「スマホアプリはなぜ無料?10代からの
マーケティング入門」1420円 河出書房
新社。14歳の世渡り術シリーズは 経済
リサーチャー・松本健太郎がZ世代に向
けて経済の仕組み解説。2時間で終了。
1月31日(水) C
「一宮を訪ねる旅B |東日本編|」講談
社 1600円。シリーズ旅する日本百選で
@Aは、城を訪ねる旅。北から南まで50
の神社を紹介する小型ムック。神社の概
要とともに、周辺の名物やグルメまでも。
1月30日(火) C
最速で結果を出す「超タイパ仕事術」 小
学館 1500円。マイクロソフト出身 コン
サルの代表 越川慎司の提案だが 内容
は極めて薄い。講演では わかったつも
りも、帰ればすべて忘れる という類だ。
1月29日(月) C
「世にも至宝な博物館 後世に残したい
50のみらい遺産」 丹治俊樹 1635円
星雲社。前作につづいて 博物館マニア
による個人コレクションを含み マイナー
服物館の紹介。それはそれで 面白い。
1月28日(日) C
持ち家が正解!賃貸VS購入論争 デー
タを見れば答えは出ている」1600円 日
経BP。麗澤大教授・宗健による 本音論
言っていることはわかる。結局は家を買
えるだけの 社会的条件が、これからの
新たな階層社会を生むという話にまで。
1月27日(土) C
「日本喪服文化史」 増田美子 東京堂出
版 7800円。学習院大名誉教授の集大
成。縄文から昭和までの 古い文献や記
録を読んでの 葬送と喪服に関する研究
白・黒・白・黒 時代とともに変わる喪服。
1月26日(金) C
「産業観光と地方創生 地域の生業の理
解からはじまる地方創生」 1800円 筑
波書房。富山大学の講義「産業観光学」
の教科書?前身の高岡短大から、発展
地元密着型のオープンファクトリーを 始
じめとする 観光事業の試み。9名執筆。
1月25日(木) C
「日本三大幕府を解剖する 鎌倉・室町・
江戸幕府の特色と内幕」河合 敦 朝日新
書 910円。歴史作家による 幕府通史で
よくまとまっている。歴史の必然が 理解
できる、大変勉強になった 読書だった。
1月24日(水) C
「47都道府県・城下町百科」 4400円。
丸善出版の「47…百科」シリーズ。全国
300余藩について記述だが 5人の分担
執筆で、記述に濃淡あり。お目当ての町
家の街区構造については やや不満足。
1月23日(火) C
「フット・ワーク ―靴が教えるグローバリ
ゼーションの真実」 作品社 2700円。
一貫して社会問題を追及 英の女性作家
タンジー・E・ホスキンズ。南北問題・フェ
ミニズム・動物愛護・気候崩壊 と靴産業
の現在から資本主義のあり方を考える。
1月22日(月) C
「デジタル社会の罠 生成AI は日本をど
う変えるか」 西垣 通 1800円 毎日新聞
出版。情報学の東大名誉教授で 同紙夕
刊に連載という読書日記に、AI 論を付け
たしたものだが、今ひとつ乗れない読書。
1月21日(日) C
「和本図譜 江戸を究める」 1900円 文
学通信。日本近世文学会の、創立70周
年記念出版。後半 研究大家たちの業績
解説はそれとして、前半のビジュアルな
表紙や内容の多彩さには、恐れ入った。
1月20日(土) C
「酒が薬で、薬が酒で」2700円 柏書房
米のライター キャンパー・イングリッシュ
による 酒文化史。つねに 薬効との相互
作用で発達して過程を 詳細に述べるの
だ。まさに事典ともいうべき内容である。
1月19日(金) C
「タイパの経済学」 廣瀬 涼 幻冬社新書
960円。消費文化を研究の 1985年生
のニッセイ研究所研究員。コスパと対比
してタイパ論。擬似オタクを志向し 承認
要求と自己肯定感 あたり、と理解した。
1月18日(木) C
「名作椅子の解体新書」 誠文堂新光社
3200円。ウェグナーを中心として有名
な椅子を 解体・修復、詳細写真で構造
を説明する。西川栄明と坂本茂の共著
2020年刊で、これが 4刷目とは驚く。
1月17日(水) C
「道と駅」 木下 良 2200円 吉川弘文堂
2015年92歳で逝去m古代道路研究の
第一人者。知識の範囲内。というか初刊
は1998年での第2刊だから、内容が一
般化した、ということなのかも知れない。
1月16日(火) C
「粘着の世界 100人の記憶」 吉備人出
版2000円。ハエトリリボンから出発して
今年100周年 mt(マスキングテープ)で
世界に羽ばたく、岡山倉敷のカモ井加工
紙の記念誌。前半は社員史、後半はmt
のインスタレーションの記録で 圧巻だ。
1月15日(月) C
今と未来がわかる 「身近な機械 しくみと
進化」 森下 信 ナツメ社 1600円。中学
生向けのビジュアル図鑑は横浜国大名
誉教授。かなりの部分が 戦後の時代に
進化。直接 知る者としては感慨深いネ。
1月14日(日) C+
「オッス!食国(おすくに) 美味しいにっ
ぽん」小倉ヒラク 角川書店1500円。あ
の小泉武夫先生の直弟子という 発酵プ
ロデューサー 神饌から始まり日本の食
文化の壮大な見取り図を提示 1980年
生まれだというが その教養深さに脱帽。
1月13日(土) C
世界はもっとほしいモノにあふれている
〜まだ見ぬ宝物と出会う旅〜」 NHKの
同名番組を、ミニムック本化したもので
すでに 第5巻目。5人のバイヤーの旅
行を取材だ。KADOKAWA1600円。
1月12日(金) C
「安いニッポンからワーホリ!最低時給
2000円の国で夢を見つけた若者たち」
上阪 徹 東洋経済新報社 1500円。今
話題のオーストラリアでの ワーキング
ホリデーの実態。閉塞感から 希望へ。
1月11日(木) C
「地図バカ 地図好きの地図好きによる
地図好きのための本」 今尾恵介 中公
新書ラクレ900円。自身の地図遍歴を
はじめとして、雑感大集成というべき内
容だ 地図好きとして共感の一語のみ。
1月10日(水) C
「天守のない城をゆく 城の楽しみ方、活
かし方」 澤宮 優 青土社2200円。大学
では考古学専攻という ノンフィクションラ
イターは 復興天守反対派。歴史や文化
に ロマンを求めて、観光化を憂うのだ。
1月9日(火) C
デコる!学ぶ!推す! 「趣味手帳の世
界」 KADOKAWA1400円。インスタグ
ラムで公開し 評判の手帳好き28人の自
慢の1冊を紹介の、ミニムック本だ。なる
ほど、こういう世界もあったのかと認識。
1月8日(月) C
「死ぬか生きるか 海・山・川 絶体絶命ア
ウトドア体験談 55」 つり人社 1500円。
月刊つり人に連載の危なかった話を単行
本化したものだ。それにしてもまた釣りに
出かける懲りない面々には、驚くばかり。
1月7日(日) C
「夜のお店解剖図鑑」 高橋哲司 エクスナ
レッジ 1800円。お得意 解剖図鑑シリー
ズは飲み屋の形態。店舗設計屋が 専門
知識で、アクソメを使っての イラスト主体
酒提供店舗の仕掛け工夫、マルわかり。
1月6日(土) C
「色の秘めたる歴史 75色の物語」
カシア・セントクレア バイ・インターナショ
ナル 2300円。イギリスの色に詳しい若
手歴史作家。あくまでも 欧米中心、日本
はおろか アジアの色は全く登場しない。
1月5日(金) C
誇張、省略、描き換え… 「地図は意外と
ウソつき」 遠藤宏之 1450円河出書房
新社。地理空間情報ライターを自称。前
半は 紙の地図について、後半は デジタ
ル地図の概要、これが大変勉強になる。
1月4日(木) C
「超インテリアの思考」 山本想太郎 晶文
社2200円。建築・都市すべてをひっくる
めた大気圏建築を 超インテリアと規定。
その未来像に挑む建築家。意図は わか
るが 個人の身体性についての言及なし。
1月3日(水) C
「星空をつくる機械 プラネタリウム100
年史」 井上 毅 KADOKAWA2400円
1923年本格的なプラネタリウムの出現
からの 世界と日本での発達史を丹念に
記述するの は明石市立天文科学館長。
1月2日(火) C
「食料危機の未来年度 そして日本人が
飢える日」 高橋五郎 朝日新書 890円。
カロリーベースで食料自給率 38%だが
畜産物の飼料自給率を引けば18%にな
ると 警鐘の中国が専門の愛知大名誉教
授だ。農地法の抜本改正が必要と結論。
令和6年 1月1日(月) C
「スマホアプリはなぜ無料?10代からの
マーケティング入門」1420円 河出書房
新社。14歳の世渡り術シリーズは 経済
リサーチャー・松本健太郎がZ世代に向
けて経済の仕組み解説。2時間で終了。
12月31日(日) C
「なんとかなる」と思えるレッスン 首尾一
貫感覚で余裕をつくる』 舟木彩乃 ディス
カバー21 1500円 筑波大大学院在学
で ベンチャー副社長だという。自己肯定
感を喪失した人にたいしては、小賢しい
理論は何の助けにもならないと思った。
12月30日(土) C
絵の仕事をするために、描き続ける方法
「美術の進路相談」 イトウハジメ ポプラ
社 1600円。SNSで人気だという、中学
の美術教師から、美大の教員だというが
読むかぎり 何の答えにもなっていない。
12月29日(金) C
「世界の一流エンジニアの思考法」 文藝
春秋 1600円。1971年生まれマイクロ
ソフトのSEで 牛尾剛。完璧主義の日本
への辛口批判。それが いいか悪いかは
別問題。ただ限られた脳の力を メリハリ
つけて発揮には 同感。なかなk面白い。
12月28日(木) C
「15分でOKに!バナーデザインはかど
り事典 フォトショップ+イラストレーター」
MdN 2400円。ふたつのソフトの機能を
徹底使用 7人のデザイナーによる 40の
作例記述。グラフィックデザイナー必見。
12月27日(水) C
常識やぶりの天才たちが作った「美術道
(びじゅつみち)」 SNSで、人気だという
パピヨン本田 自身も現代作家だというが
デュシャン以降、現代美術の偉人たちを
ヘタ絵で紹介 KADOKAWA1500円。
12月26日(火) C
わが子に『ヤバい』と言わせない 「親の
語彙力」KADOKAWA 1400円。中学
受験の予備校講師・矢野耕平 による有
名中学国語読解力問題の解説。読書や
家庭での会話が いわゆる文化的環境。
12月25日(月) C
江戸の大名屋敷を歩く ヴィジュアル版
黒田 涼 祥伝社新書1100円。13の散
歩コースを設定して、カラー地図を参照
に藩邸跡を訪ねるハンドブックスタイル
ただし刊行は 2011年と、かなり古い。
12月24日(日) C
「体育がきらい」 坂本拓弥 ちくまプリマー
新書 880円。中学の体育教師から 体育
哲学を論ずる 筑波大助教。体育きらいに
なる要因を分析しつつ、最後には 身体性
の重要度に言及する。そこには 大賛成。
12月23日(土) C
「ガチャガチャの経済学」 プレジデント社
1700円。(社)日本ガチャガチャ協会の
小野尾勝彦代表理事による その歴史か
ら業界の現在地 あるいは今後など。時
代をつくった功労者との対談多数収録。
12月22日(金) C
「図解 すごい立地戦略」 立地調査会社
ディー・アイ・コンサルタンツの2名が「出
店するなら、どこ?」のノウハウを、開陳
するのだ。わずか 2時間で終了だ 中身
はそれほど濃くはない。1500円PHP。
12月21日(木) C
いますぐ問題解決したくなる 「13歳から
のデータ活用大全」 中野 崇 2400円
PHP。今や小・中学校でも 教えるという
データリテラシー。その要点を わかりや
すく 解説している。だが 大全は大げさ。
12月20日(水) C
すべては脳で実現あいうている 最新
科学で明らかになった私たちの「脳の
中」総合法令出版1400円。1984年
生まれ お茶の水大助教・毛内拡が世
界の論文の中から 最新知見を抜粋。
12月19日(火) C
ゼロからはじめる「LINE WORKS 基
本&便利技」 技術評論社 1280円。
LINEのパソコン用 グループウェア実
践マニュアルだ。スマホでも 対応でき
るというところがミソか 必要ないかな。
12月18日(月) C
「風景をつくるごはん 都市と農村の幸
せな関係とは」 真田純子 2000円 農
文協。東工大教授は徳島大助教 のこ
ろから注目しているが、今回は環境原
理主義的。未だ発展途上 ということな
のだろうか、今後どう進んでいくかだ。
12月17日(日) C
「人はどう老いるのか」 久坂部 羊 講談
社現代新書920円。小説家にして麻酔
医・外科医が見てきた 老いの姿を冷静
に述べるのだ。もはや、身につまされる
部分も多くて今後の参考になりそうだ。
12月16日(土) C
「方言はなぜ存在するのか ことばの変
化と地理空間」大西拓一郎 大修館書店
2500円。国立国語研究所教授 による
言語地理学講義。上伊那の方言を例証
で、土地勘があるだけに現実感がある。
12月15日(金) C
「ぼっち現代文 わかりあえない私たち
のための〈読解力〉入門」 小池陽慈 河
出書房新社1420円。「ぼっち」を自称
する 予備校講師の現代文講座。14歳
の世渡り術シリーズ なかなか難しい。
12月14日(木) C
「おりたたみ自転車と旅しています」
星井さえこ KADOKAWA 1600円。
本職は メーカーの工業デザイナーだ
というが 全編マンガのような駒割りで
のイラスト 前作好評で続編 再版だ。
12月13日(水) C
世界一わかりやすい 「家づくりの教科
書」エクスナレッジ 1680円。5人の専
門家による準備から完成までの流れと
手続き解説。ほぼもれなく 書かれてい
るが素人がどこまで理解できるかは?
12月12日(火) C
「昭和歌謡ものがたり」 松井信幸 アル
ソス文庫 1400円。懐かしい昭和の歌
謡曲の数々を、放送作家であり脚本家
が その時代・背景・エピソードを語るの
だ。全377頁も、あっというまに 読了。
12月11日(月) C
「玉村豊男のポテトブック」 朝日新聞社
1800円。エッセイストで画家でもあり、
ワイン醸造所のオーナーでもある 著者
のジャガイモへのオマージュ。各種のレ
シピとウンチク話が 満載となっている。
12月10日(日) C+
ぼっちな食卓―限界家族と「個」の風景
岩村暢子 中央公論新社1700円 食卓
を定点観測の場として 同一家庭を調査
2009年から10年後、20年後の 家族
の姿を追跡。これはすごい調査だ もは
や家族そのものが、変わっていく気配。
12月9日(土) C
「逃げたっていいじゃない」』 香山リカ エ
クスナレッジ 1300円。大学教授を 辞し
北海道むかわ町の僻地診療に取り組む
言っていることは正論で説得力。一時の
左翼的思考からは、解放されたようだ、
12月8日(金) C
「悪所」の民俗史 ―色町・芝居小屋の
トポロジー』 沖浦和光 900円 ちくま文
庫。1927年生まれ88歳で没した桃山
学院大名誉教授 2006年初刊の文庫
化で 都市の中での風俗史は面白い。
12月7日(木) C
ようこそ!富士山測候所へ 日本のてっ
ぺんで科学の最前線に挑む」 旬報社
1800円 長谷川 敦。富士山観測の過
去から現代へ。中高生向けの優しい科
学入門書。読みやすく 2時間で終了。
12月6日(水) C
「先延ばしは1冊のノートでなくなる」 だ
いわ文庫 700円 大平信孝。自己肯定
感がなく目標を失った現代人へ。ノート
に書き入れた目標をm常に意識する方
法 2017年初刊文庫化はすでに3刷。
12月5日(火) C
「ルポ 高学歴発達障害」 姫野 桂 ちくま
新書 840円。自身も発達障害という ラ
イターが、成績だけは良く有名大学を卒
業したものの 社会性の欠如する発達障
碍者の苦労の実態をインタビューする。
12月4日(月) C
「脱コスパ病 さらば、自損型輸入」育鵬
社1800円 小島尚貴。貿易関係に従事
という1975年生まれ中国嫌いの、国粋
主義者。しかも出版社も同様だ、地産地
消を説くのはわかるし、もっともな話だ。
12月3日(日) C
ひらめかない人のためのイノベーション
の技法」 篠原 信 1500円 実務教育出
版。農学博士にして コラムニストだとい
う。古今の人々のエピソードからその方
法を探る、という試み 「創造性」を創出。
12月2日(土) C
「売れない時代にすぐ売る技術」 サン
マーク出版1400円。元「楽天市場」の
プロデューサーだったという 大原昌人
による。そこで得られた データの見方
を得意気に開陳も 内容は濃くはない。
12月1日(金) C
「江戸の教育力」 高橋 敏 680円 ちくま
新書。2007年刊と古いが 国立歴史民
俗博物館名誉教授の,、寺子屋教育につ
いて。各種文献から その実態にせまる
実学だけでなく社会教育としての役割。
11月30日(木) C
「江戸の教育力」 高橋 敏 680円 ちくま
新書。2007年刊と古いが 国立歴史民
俗博物館名誉教授の、寺子屋教育につ
いて。各種文献から その実態にせまる
実学だけでなく社会教育としての役割。
11月29日(水) C
「令和阿房列車で行こう」 乾 正人 飛鳥
新社 1200円。サンケイ新聞に 連載し
好評だったという。かなり 右よりの論説
委員で有名だが、これほどまでに テッ
ちゃんだったとは。気楽に読めてマル。
11月28日(火) C
新しいスキルで自分の未来を創る「リス
キリング【実践編】 後藤宗明 日本能率
協会1850円。自身の体験からの実践
論だが、もうそろそろ具体論というか 職
域別りスキル一覧表が、欲しいところ。
11月27日(月) C
「こだわり」からオファーにつながる!
最新版 インスタグラムの発信メソッド』
艸谷真由 同文堂出版1700円。インス
タグラマーとして 金を稼ぐ方法、最近こ
の手の本が増えている そんなもんか。
11月26日(日) C
「モテるために必要なことはダーウィンが
教えてくれた 進化心理学が教える最強
の恋愛戦略」 SBクリエイト1700円。進
化心理学者 J・ミラーと作家でナンパ師
のT・マックス。要は女性が何を欲してい
るか、だ。それを、クドクドと述べるのだ。
11月25日(土) C
「盗撮をやめられない男たち」斉藤章佳
扶桑社 1600円。依存症クリニックで、
その治療にあたる 社会福祉士。増加し
社会問題化している 現状と対策を報告
最後には、盗撮法の制定を 提案する。
11月24日(金) C
「逆引きキャッチコピー事典 業界/キー
ワード/季節/流行/環境/テクニック か
ら引ける」翔泳社1800円。受賞経験多
数という 若手コピーライター・長井謙が
既出のコピーを収集し、分類解説する。
11月23日(木) C
今すぐ使えるかんたん「WordPressや
さしい入門」技術評論社1600円。DXラ
イター・桑名由美と菓子づくりライターの
共著。ホームページ作成の教科書 だと
いうが独自の構成で 理解するに苦労。
11月22日(水) C
秒で探せる・戻せる「実践!オフィスの
片付け」 同文館出版1700円。職場整
理収納アドバイザー自称の家村かおり
が会社での机廻り中心に、整理法を提
案する。出しっぱなしでムリ・ムダなし。
11月21日(火) C
「造園がわかる本 第二版」3200円 彰
国社。赤坂信・千葉大名誉教授を中心
にする「造園がわかる」研究会 16名の
執筆だ。ほぼ全域を カバーする事典で
2006年初刊 の最新改訂版となった。
11月19日(日) C
「季節で綴るフィレンツェ202 世界でい
ちばん美しい街の愛おしい毎日、とって
おきの場所」イカロス出版2000円。在
住 20年の奥村千穂びの文章と同じく
在住、向井真理子の美しい写真。年末
のフィレンツェは、寒かった印象だけ。
11月18日(土) C
「万国博覧会 知られざる歴史とSDGs
とのつながり」ミネルヴァ書房2800円
SDGs研究の稲葉茂勝と 大使歴任の
渡邉優による 中高校生向け。万博トリ
ビアという感じ 最後に大阪関西万博。
11月17日(金) C
「好き」で仕事をつくる ナリワイ起業 ―
地域が変わるスモールビジネス』 彩流
社1900円。1967年 山形・上山生ま
れの井東敬子著。東京生活の後 鶴岡
へ移住。さまざまな経緯を経て 月3万
円起業塾講座を主宰 77名を育成だ。
11月16日(木) C
「戦場の狙撃手」M・ハスキュー原書房
2000円。刊行は 2006年と相当に古
い。米の戦史研究家によるスナイパー
の歴史。米独立戦争からイラク戦争ま
での、狙撃兵の働きを 詳細に記述だ。
11月15日(水) C
「鉄道ほとんど不要論」 福井義高 中央
経済社 1800円。JR東・出身の青学大
教授。不採算路線はすべて廃止、整備
新幹線も不要、リニアも中止という自論
展開。だが路線バスすら 乗継旅ができ
ない状況 それで社会が成り立つかだ。
11月14日(火) C
ニーズの見つけ方&効果的な販促が
ゼロからわかる!「Z世代マーケティン
グ見るだけノート」 今瀧健登 1982円
宝島社。スマホ世代への対応を、指南
する 初歩的なマーケティング理論だ。
11月13日(月) C
「恋愛結婚の終焉」 牛窪 恵 光文社新
書 940円。あいかわらず 書名の付け
方がお上手だ。昭和・平成時代の結婚
形態から 若者の恋愛離れ時代を受け
それにこだわらない 共創結婚を提唱。
11月12日(日) C
「居酒屋おくのほそ道」文春文庫620円
居酒屋名人・太田和彦と 俳句仲間のイ
ラスト担当・村松誠が芭蕉と曾良を真似
ての東北行 さらに女性編集者を加えて
俳句を ひねりつつ、飲み、食べるのだ。
11月11日(土) C
シェフを「つづける」ということ』 井川直子
ミシマ社 1800円。2015年刊と古いが
流行の イタリア修行のシェフ達の、その
後を追うフードライター。15人が登場で
それぞれの物語は 意外に面白かった。
11月10日(金) C
小泉武夫の快食日記「食あれば楽あり」
第6集』日経新聞出版社1500円。借り
る本がなくて2011年刊 オトマトペ満載
の小泉語録は、自宅での調理のグルメ
編。それにしても驚く舌の百科事典だ。
11月9日(木) C
「一人飲みで生きていく」 稲垣えみ子
朝日出版社1540円 1965年生まれ
朝日新聞論説・解説委員を 早期退職
居酒屋デビュー 定連になるまでの人
生論、そんな大仰な。東京・中日新聞
連載加筆。2021年刊 3刷目ですと。
11月8日(水) C
裸の大地 第二部 「犬橇事始」 集英社
2300円。あの 北極探検家・角幡唯介
12頭の犬に約500sの橇を曳かせる
という話。いつもの通り思索的に、その
真髄を語るのだ。面倒くさいが面白い。
11月7日(火) C
自然散歩が楽しくなる!「コケ図鑑」
池田書店 1600円。最近コケ好きが増
えているようで 蘚苔類のセン類146種
タイ類64種ツノゴケ類3種 近縁種を含
め 430種を掲載。服部植物研究所の
古木達郎・木口博士が詳細解説する。
11月6日(月) C
「循環経済入門 ―廃棄物から考える新
しい経済」 笹尾俊明 岩波新書 920円
立教大教授による大学入学したての学
生への教科書、という感じかな。昨今の
メディアと比べ目新しい点はとくにない。
11月5日(日) C
「人生勝たなきゃ意味がない」 星海社新
書 820円。1977年生まれの プロ雀士
佐々木寿人による、麻雀人生論。2011
年刊と古いが、ヒマつぶしにと借りてきた
矛盾だらけの文章だが文句は何もなし。
11月4日(土) C
「謝罪論 謝るとは何をすることなのか」
古田徹也 柏書房 1800円。最初は退
屈だったが、後半は昨今の社会事象に
鑑みて そのの意義を理解し、最後まで
読めた。東大哲学倫理の若手准教授。
11月3日(金) A
「プルーフ・オブ・ヘブン 脳神経外科医
が見た死後の世界」 早川書房 820円
2012年刊行の本を18年文庫化 その
2刷目。エベン・アレグザンダーの 臨死
体験は、立花隆の著述とほぼ同じだが
訳も上手く感動的だ 興味ある問題だ。
11月2日(木) C
「はじめての人類学」 奥野克巳 講談社
現代新書900円。立教大教授による人
類学入門講義 英のマリノフスキ、仏の
レヴィ=ストロース 米のボアズ さらに英
のインゴルドの4人と弟子たちの業績。
11月1日(水) C
「婚活との付き合いかた 婚活市場でこじ
らせないための行為戦略」 中央経済社
2000円。前著で、自身の婚活を開陳の
都立大・高橋勅徳准教授と ゼミ生である
オオノリサの卒論書籍化。選択の問題で
父親や母親と 比べる視点がないのは?
10月31日(火) C
「フライガールズ 逆境を乗り越えた五
人の女性パイロット」 3600円 国書刊
行会。リンドバークの時代だ、アメリア・
イヤハートをはじめ女性たちも 壮絶な
生涯を、米の K・オブライエンが 描く。
10月30日(月) C
「データで読み解く世代論」 林 裕之
中央経済社2400円。焼け跡世代、団
塊世代、ポスト団塊世代、バブル世代
団塊ジュニア世代、ポスト団塊ジュニ
ア世代、さとり世代、Z世代。それぞれ
の社会意識・行動 マーケティングに。
10月29日(日) C
トコトンやさしい「切削工具の本 題2版」
日刊工業新聞 B&Tブックス1800円。
東京理科大・澤武一教授が解説。工業
高校や 大学機械工学科の初歩の教科
書という感じで、最先端の工具の知識。
10月28日(土) C
無くせる会社のムダ作業100個まとめ
てみた」 元山文菜 クロスメディア・パブ
リッシング1580円。富士通にいたとい
う業務コンサルタントだ。たしかに 会社
あるあるのムダ 他人事ながら大変ネ。
10月27日(金) C
勝者のメンタリティを手に入れる 選手・
指導者・保護者のためのメンタル・ハン
ドブック 「アスリートの心理学」 日本文
化出版 1500円。法政大・中澤史教授
による各種スポーツ心理学の応用編。
10月26日(木) C
頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間
瞑想でマインドフルネスに生きる』 辰巳
出版 1400円。ビル・ゲイツが推奨、瞑
想家 A・ブディコムが、導師との出会い
や自伝的解説。2011年刊 改題再刊。
10月25日(水) C
「ランキングマップ世界地理 統計を地
図にしてみよう」 伊藤智章 ちくまプリ
マー新書 940円。1973年 生まれの
静岡の県立高の地理教師だという 地
図にする必然性は感じないが、これだ
けの世界統計を読むことには驚きだ。
10月24日(火) C
トコトンやさしい「画像認識の本」 日刊
工業新聞 B&T ブックス 1800円。リ
コー社員・笠原亮好介が解説。いかに
沢山の論理構造からなっていることは
理解。人間の脳の働きを再認識した。
10月23日(月) C
「気候崩壊語の人類大移動」 河出書
房新社 2700円。英の女性サイエン
スライター ガイア・ヴィンスの大胆予
測だ。地球上で人類の住める場所は
現在の寒帯だけ。そこに移民が殺到
とのシナリオは なかなか面白い話。
10月22日(日) C
リサーチのはじめかた 「きみの問い」
を見つけ、育て、伝える方法』 筑摩書
房 2000円。米と加の 中国研究教授
による、研究者のためのハイレベルな
演習方法論。日本ならば卒論クラス。
10月21日(土) C
「こだわり」からオファーにつながる!
インスタグラムの新しい発信メソッド』
艸谷真由 同文館出版 1700円 イン
スタで儲ける方法を指南するのだ 普
通の主婦が、それで起業したという。
10月20日(金) C
「講談放浪記」 神田伯山 1600円 講
談社。口述筆記は九龍ジョーによる。
既出の内容を再編成だが、今一番人
気の講談師の話だけに面白い。構成
もよく考えられていて 気楽に読める。
10月19日(木) C
デザインのミカタ 無限の「ひきだし」と
「センス」を手に入れる』1800円 正規
のデザイン教育を受けていないと自慢
する、正体不明のデザイン研究所を名
乗るデザイナーだ。 KADOKAWA。
10月18日(水) C
「昭和の商店街遺跡、撮り倒した590
箇所 全国厳選108スポットの[ど渋]
写真」303BOOKS1500円。1975
年生まれの山本有による商店街探訪
趣味。ただすでに 消滅物件も多々。
10月17日(火) C
「樹盗 森は誰のものか」2700円 築
地書館。米とカナダ太平洋岸近くでの
違法伐採者と国立公園管理官との攻
防。というか、貧困社会問題を追及の
カナダのジャーナリスト L・ブルゴン。
10月16日(月) C
「若者の読書離れ」というウソ 中高生
はどのくらい、どんな本を読んでいる
のか』飯田一史 平凡社新書 980円
書名よりも 副題が重要。中高生の自
己肯定感、社会認識などについての
分析は かなり鋭く 納得できる内容。
10月15日(日) C
ものと人間の文化史190「寒天」
中村弘行 法政大学出版局3000円
小田原短大元教授の寒天研究家だ
茅野での歴史を始め、旧樺太までと
幅広く また奥深い。勉強になった。
10月14日(土) C
「とにかく仕組み化 ―人の上に立ち
続けるための思考法」安藤広大 ダイ
ヤモンド社1600円。易き方に流れる
性弱説から脱して属人化を避けるた
めの企業組織論の コンサルタント。
10月13日(金) C
「民間諜報員 世界を動かす“スパイ・
ビジネス”の秘密」B・マイヤー晶文社
2200円。米のジャーナリスト による
ノンフィクション。トランプ大統領 誕生
の前後 政界内外で蠢く情報屋たち。
10月12日(木) C
「脱炭素への道を拓く中小企業―最先
端の脱炭素ビジネスを追う」 2400円
同友館。日本政策金融公庫総合研究
所によるもの。参考になるのは先駆的
な中小企業、8社の事例報告である。
10月11日(水) C+
「同調圧力 デモクラシーの社会心理
学」 キャス・サステーン2200円 白水
社。均質集団で起きる同調、カスケー
ド、集団極性化について メカニズムを
ハーバード・ロースクール教授が分析
それを防ぐための 「多様性」 の確保。
10月10日(火) C
「100兆円で何ができる? 地球を救う
10の思考実験」R・フーバー化学同人
2800円。英の科学ライターが カネオ
くんに挑戦するのだ、スケールの大き
い話だ。内容は至極もっとも 面白い。
10月9日(月) C
「AMETRA 日本がアメリカンスタイル
を救った物語」DU BOOKS 2200円
1964年 VAN全盛の東京に向かった
世代だ 石津謙介からはじまるアメトラ
の系譜を解き明かす。W・D・マークス
(東京在住) による文化史は 貴重だ。
10月8日(日) C
絶滅する「墓」 日本の知られざる弔い
鵜飼秀徳 NHK出版新書1100円。記
者から実家の京都・正覚寺住職へ。日
本全国を足で廻っての 墓制研究は貴
重だ。今後の葬送文化にも言及する。
10月7日(土) C
「線状降水帯 ゲリラ豪雨から JPCZ
まで豪雨豪雪の謎」小林文明 成山堂
書店 1800円。長らく 豪雪をもたらす
JPCZを 研究の防衛大教授。線状降
水帯のメカニズムを説明するが 難解
だ。これは上級者の気象予報士向。
10月6日(金) C
「多拠点ライフ」 石山アンジュ クロスメ
ディアパブリッシング 1480円。子ども
のころからの シェアハウス生活者で現
在大分と都会の2拠点生活 という社会
活動家のバラ色の シェアライフ礼賛。
10月5日(木) C
「付加価値のつくりかた」 田尻 望 かん
き出版1600円 上から目線の嫌なコン
サルタント。ふたこと目には自分の新卒
入社の会社「キーエンスでは…」 ところ
が2022年刊 、4ヶ月で9刷目 だとさ。
10月4日(水) C
「マスゴミ」って言うな! −やや辛口メ
ディア日記』 斎藤貴男 新日本出版社
1900円。自分だけは正しい怒れる フ
リージャーナリストは 代々木系のよう
だ。あちこちに書いた日記を 再構成。
10月3日(火) C
脳を自由自在に操る科学的メソッド 「ブ
レイン・マネジメント」 吉濱ツトム ビオ・
マガジン 1540円。やや怪しげだが 脳
は鍛えられると いう。自身も自閉症とア
スペルガーだという青年 まあまあ解る。
10月2日(月) C
「世界をめぐる 動物園・水族館コンサル
タントの想定外な日々」 田井基文 産業
編集センター1700円。1979年生まれ
の自伝的半生記と動物園・水族館の現
状報告 問題をふくめ全方位的で有益。
10月1日(日) A
「寂しさから290円を儲ける方法」 産業
編集センター 1600円 明治学院大教授
となっていたドリアン助川著。11の短編
物語は 自己肯定感の著しく低い現代人
への優しい解答。現代社会の必修編。