オール読書日記2014年下半期

 

 

 

 

 


12月31日(水) C

世界の絶景「お城と宮殿」 Gakken

1200円。城・宮殿・城塞 と続くが、や

はり 各地の城塞都市の遠望が 素晴

らしい。最後の廃城の項目では 例の

朝来市、朝霧の中の竹田城 も登場。


12月30日(火) C

行動ファイナンス」J・ゴールドベルグ+

R・ニーチェ ダイヤモンド社2800円。

時に非合理に動く市場を 人間心

解き明かす金融理論。要は 常に

在の立ち位置を客観的に見ることか。


12月29日(月) C

「あえて、つながらない生き方」ポプラ

新書 高野 登 780円。リッツカールト

ンの日本支社長を勤めた ホテルマン

人生訓は SNSに拘ることなく本物

のつながりを求めたいという お話だ。


12月28日(日) C

「全国諸藩 剣豪人名事典」 間島 勲

KADOKAWA15000円。福島の元

高校教師。18年前の刊行を復刻OD

版。813名の人物を解説していて

の中に飯田関係者の2名を認めた。


12月27日(土) C

「途中下車で訪ねる駅前の銅像」川口

素生 交通新聞社新書800円 法政

名誉教授で、全国各地の銅像の訪問

趣味のようだ。「銅像から読む日本

史と人物」 が副題となっている。


12月26日(金) C

知らないとソンする「価格と儲けのカラ

クリ」 神樹兵輔・21世紀ビジョンの会

高橋書店1300円。これは面白い。各

界での 原価率の報告だ。見当はつ

ていたが 明示されて目からウロコ。


12月25日(木) C

「奈良・大和路の紅葉」 1600円 淡交

社。紅葉の大和路を歩く 写真は入江

泰吉の弟子・桑原英文 案内を奈良文

化誌の元編集長・倉橋みどりによる。


12月24日(水) C

にほんとニッポン 読みとばし日本文化

論」松岡正剛 工作舎1800円 既出原

稿を同社・米澤敬がテーマごとに編集

例によって 縄文から現在まで膨大

識量 横断自在な想像力はさすが。


12月23日(火) C

ウォール街から日本を見れば「2015

世界大恐慌の足音が聴こえる」 大竹

愼一 徳間書店1600円。中国経済の

崩壊で大恐慌が起きると米在住 自信

満々の株屋のご宣託 速度感は有り。


12月22日(月) C+

「米国人一家、おいしい東京を食べ尽く

す」M・アムスター=バートン1700円エ

クスナレッジ。「英国人一家…」と違い、

中野に1ヶ月アパートを借りてB級グル

の食べ歩き。「英国…」 並に面白い。


12月21日(日) C

「達人が選ぶ 名湯宿60選」 軍司 勇

エクスナレッジ 1600円 TVチャンピオ

ンで3連覇の、全日本温泉研究会会

一級建築士だけあって、純和風など

的方面も達者。金のかかる趣味だ。


12月20日(土) C

完訳 日本奥地紀行4」 I・バード平凡社

3200円 いよいよシリーズ最後は東京

から関西・伊勢さらには国政・宗教

報告。これも本の半分を金訓に

る詳細な訳注。今回も 確かな眼力だ。


12月19日(金) C

卒アル写真で将来がわかる 予知の心

理学」M・ハーテンステイン1500円 文

藝春秋 米の若手心理学者による人間

の外見つまり「見た目」の研究。大切な

一印象について、科学的な分析だ。


12月18日(木) A

「美しい日本語」中村 明 2200円 青土

社。1935年生まれの国語学者が季語

句・和歌・詩・歌謡 さらに古典の物

日記、近現代の小説・随筆から 日本語

表現の美しさを講義。背中がゾクゾク。


12月17日(水) C+

「昭和住宅」 エクスナレッジ 1600円。

博士課程在籍の若手など4名による執

筆。昭和元年から 20年までの戦前編

20年から64年までの住宅を戦後編と

して テーマ毎に掲載。資料的な価値。


12月16日(火) D

「大麻草と文明」 J・ヘラー 築地書館

2700円。この出版社はマリファナ系に

執着のようだ。1937年生まれ2007年

没という著者だというが、内容的には独

善的かつ陰謀論ありと お粗末至極だ。


12月15日(月) C

「江戸の貧民」 塩見鮮一郎 文春新書

800円。1938年生まれ、編集者出身

の作家。江戸の最下層の人達の社会

を垣間見せる。それなりに 読まれてい

るらしく これが3刷目 というから驚き。


12月14日(日) C

「はっか油の愉しみ」 前田京子 マガジ

ンハウス1389円 薬局でふと手にした

ハッカ油から、それを使った 自作の日

用品に、とことんのめりこんでいく国際

派ライター。すべてが 実用レシピ付。


12月13日(土) C

「SNSで農業革命 最小限の資金で強

い農業を」蓮見よしあき 1800円 碩学

舎。同舎ビジネス双書は、信州東御市

へ移住。ワイナリーを営む 1972年生

SNS利用の6次農業化 実践記録。


12月12日(金) C

伝統を読みなおす4 「文化を編集する

まなざし-蒐集、展示、制作の歴史」幻

冬舎2200円。京造形芸大・東北芸工

大で設立・藝術学舎の発行のシリー

全5巻から 編者・野村朋広 執筆3名。


12月11日(木) C

「学び続ける理由-99の金言と考える

ベンガク論」 戸田智弘ディスカヴァー

トゥエンティワン1400円 人気の理

99シリーズ3作目 ずっと学び続け

自慢の著者が集めた 金言集。


12月10日(水) C

「奇祭」 杉岡幸徳 1600円 実業の日

本社。大人の探検シリーズ。自称・

祭評論家が、若い編集担当女性を

国の奇祭へ案内する。不可解・笑い・

性・恐怖と 4つのテーマでの分類だ


12月9日(火) C+

「3.11以降の建築 社会と建築家の新

しい関係」学芸出版社2200円。金沢

21世紀美術館での 同名企画展から

五十嵐太郎と 山崎亮の解説で、若手

社会派建築家が、どっさり登場する。


12月8日(月) C

社会がつくれなかったこの国がそれ

ソーシャルであるための柳田國

門」 大塚英志1500円 角川EPB選

書。孫弟子の 国際日本文化研究セン

ター教授。ブレない柳田への礼賛論。


12月7日(日) C

「ネットが生んだ文化 誰もが表現者の

時代」角川学芸出版2500円 全15巻

予定の 角川インターネット講座・第4巻

は川上量生の監修で8編のネット社会

学論文を収録 炎上・リア充など言及。


12月6日(土) C

「悪人のススメ」川北義則 KADOKA

WA1200円。いつまで「いい人」を続

けるのですか、が副題。1935年生ま

れの評論家の人生訓はまあ強い人に

なってちょうだい、というところかなあ。


12月5日(金) C

「金田一家、日本語百年のひみつ」

金田一秀穂 朝日新書 760円。御馴染

金田一京助・春彦・秀穂と、三代続く

日本語博士一家の系譜と 日本語への

随想などを既出文章の再構成で描く。


12月4日(木) C

再起を目指す経営者に贈る 「会社の正

い終わらせ方」 筒井 恵。夫の建築金

属会社の倒産処理に直面した中小企

診断士が その顛末とともに破産のある

べき姿などを述懐。日経BP 1400円。


12月3日(水) C

「山登りスタートBOOK」 1000円 竢o

版社。同社の山雑誌 「ランドネ」 特別編

集による、超初心者向けの登山読本ムッ

ク。ウェア&ギア、おすすめ山ルート24

コースなど、至れり尽くせりで 山に誘う。


12月2日(火) C

小さな会社でもできる「テレビCM完全ガ

イド」 宮崎敬士 サイゾー1300円。地方

の中小企業で可能な、地方テレビCMの

世界を、制作会社の社長が 意外に安い

費用でできると、我田引水的に 宣伝だ。


12月1日(月) C

小商いのはじめかた」 東京書籍1400円

身の丈にあった小さな商いを 自分ではじ

めるための本、だそうだ。「風来堂」 が全

から 14例を紹介。それに伊藤洋志が

解説するというスタイル ガンバってチョ。



11月30日(日) C

出生前診断とわたしたち-「新型出生前診

断」(NIPT)が問いかけるもの』 生活書院

2200円。重いテーマだ。科学の進展とと

もに 複雑化する社会。信大准教授・玉井

真理子ほか若手社会学者3名執筆する。


11月29日(金) C

「百年構想のある風景」傍士銑太 ベース

ボールマガジン社 1500円。元J リーグ

理事による 公式HPのコラムを加筆編集

したもの スポーツ文化が国の成り立ち

変える。ご当地ナンバーの提唱・推進も。


11月28日(木) C

「妊活カップルのためのオトコ学」小堀善

メディカル・トリビュート1500円 泌尿

器科の医師が、女性ライターの吉田潮と

ともに不妊の現実を 俯瞰していくのだが

それは射精学とでも呼べそうな雰囲気。


11月27日(木) C

住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の

勝ち」 川口マーン恵美 講談社+α新書

880円。欧州最新事情は、メディアの伝

えない現実に 面白さがある。だから勝ち

負けの書名は編集者の品性の問題だ。


11月26日(水) C

「Uターン&I ターンで里山・古民家・海近

く!理想のカフェはじめました」旭屋出版

1800円。カフェブームに答えるムック本

老婆心ながら 何でも同じ 店主年齢の

昇に伴う客層変化に、どう対応するか?


11月25日(火) C

〈運ぶヒト〉の人類学」 川田順造 岩波新

720円。アフリカから世界にちらばっ

ていった人類の、そのモノの運びを想

アフリカ・仏・日本を比較しつつグロー

ル化を考える、1934年生の人類学者。


11月24日(月) C

つながりっぱなしの日常を生きる 「ソー

シャルメディアが若者にもたらしたもの」

D・ボイド 草思社1800円。フェミニズム

系の研究者による 10代インタビューか

ら。メディアが伝えない合衆国の現実。


11月23日(日) A

「日本風景論」 志賀重昂 政教社 50銭

初版は明治27年 その後版を重ね 14

版さらに復刻2回という古典。これは同

29年の第7版、しかも伊原五郎兵衛の

蔵書の模様 貴重な本をじっくり味わう。


11月22日(土) C

「新・世界三大料理 和食はなぜ世界料

理たりうるのか」 PHP新書 800円。料

理に強い作家・神山典士が 仏料理・中

村勝弘、中国料理・山本豊、和食・辻芳

樹の助けをかりての 三大料理談義だ。


11月21日(金) C

「美味しい田舎のつくりかた 地域の

人をつなぎ、小さな経済を耕す」

丸弘美 学芸出版社1800円。食を通

じての町おこし 10の成功例を。食

境かつ地域活性化 のアドバイザー。


11月20日(木) C

「日本茶の図鑑」 マイナビ 1380円。

日本茶を楽しむための基礎知識と全

国の産地から119種の商品を紹介。

( 社)日本茶葉中央会 とNPO日本茶

ンストラクター協会 の監修による。


11月19日(水) C

「名もなき山へ」 深田久弥 幻戯書房

2600円。百名山で有名な著者 の単

本・全集には未収録作品 を集め

の。一部に昭和15年版の百名山も

あり。俗化する山と社会への嘆き節。


11月18日(火) C

写真集 湯屋50景」 今泉忠淳 水星舎

1000円。1960年生まれ弘前大医学

部教授の自家出版?旅先での銭湯を

銀塩モノクロでの撮影。ほかにも酒蔵

茶舗・弘前風景など、小写真集多数。


11月17日(月) C+

話が長くなるお年よりには理由がある

「老年的超越」の心理学』増井幸恵

HP新書780円 九十歳以上の超老人

心理学。多幸感に包まれた 超越性

は、もしかしたら 人間の本質かもネ。


11月16日(日) C

泡沫候補 彼らはなぜ立候補するのか

藤岡利充 ポプラ新書780円。ドキュメ

ンタリー映画「立候補」の監督。大阪市

長選に出馬した、常連の スマイル党総

裁・マック赤坂に密着撮影しての記録。


11月15日(土) C

「黄昏のビギン」の物語-奇跡のジャパ

ニーズ・スタンダードはいかにして生ま

れたか』 佐藤 剛 小学館新書740円。

音楽プロデューサー。作曲の中村八大

へのい入れが 全編に詰まっている。


11月14日(金) C

「男のガレージ&工房2014」 ドゥーパ

特別編集1500円。男のロマンともいえ

るムック本。設計施工か、キットの組立

てか。いずれにしても、2×4工法が多く

値段200万未満と我らが山小屋同様。


11月13日(木) C

「スクールセクハラ なぜ教師のわいせ

つ犯罪は繰り返されるのか」 池谷孝司

幻冬舎 1400円。卑劣な教師と事なか

教育委員会に立かう NPO と共

同通信記者 まるで後味の良くない本。


11月12日(水) C

「ふるさとをつくる-アマチュア文化最前

線」 小島多恵子 筑摩書房1900円 サ

ントリー財団の事務局長として 地方文

化に関わった30年 各地に根付いた活

動を報告。飯田人形劇フェスタも登場。


11月11日(火) C

「英国海兵隊に学ぶ 最強組織のつくり

方」岩本 仁 かんき出版1500円 英国

マリーン将校設立コンサルタント 、マッ

キニーロジャーズ日本・アジア太平

社長提唱の軍隊式マネージメント。


11月10日(月) C

「匠の技 歌舞伎座をつくる」 清水建設

第5期歌舞伎座新築記録 寄贈本。

工記録と苦心談。清水中心は 仕方な

いが 隈事務所よりも共同設計の三

地所の扱い方が重いのは 何故かな。


11月9日(日) C

「ラインズ 線の文化史」 T・インゴルド

左右社 2750円。英の社会人類学者

による。世界を 「線」から眺める 哲学

的思考は 難解である。その雰囲気は

感ずるものの、理解するには至らず。


11月8日(土) C

大人の探検 「古墳」 1600円 実業之

日本社。明大名誉教授で古墳発掘の

第一人者に案内してもらう、幸せな編

集者。時代・形態・出土品など 勉強し

ながらの古墳散歩は 初心者向けか。


11月7日(金) C

「お城へ行こう!」萩原さちこ 岩波ジュ

ニア新書 900円。歴女ブームの草分

けか、1976年生まれの城フリークに

よる名城解説。その的確な内容は 読

者をして 行ってみたい!と思わせる。


11月6日(木) C

テストに出ない 危機回避マニュアル

U」TOブックス1300円。日常的な危

機から有りえない危機まで、同マニュ

アル研究会による、お遊び編集。ひま

つぶしの、スポーツ新聞企画である。


11月5日(水) C

年収は 「住むところ」で決まる』 E・モ

レッティ プレジデント社 2000円。

市繁栄にはフロリダやランドリーの創

造都市論を越えて、高学歴技術者つ

りは初等教育の重要性 との結論。


11月4日(火) C

「竹かご網の技法書」 誠文堂新光社

2800円。大分在住の 作家たちを講

に各種編み方の手順を 写真解説

それ以前のかごの種類や竹の種類・

史・竹ひご造りなども抜かりない。


11月3日(月) C

星野リゾートの事件簿 なぜ、お客様

もう一度来てくれたのか?」中沢康

彦 日経BP社1500円。雑誌「日経ベ

ンチャー(現・トップリーダー)」連載

筆。星野佳路社長カッコ良すぎるゼ。


11月2日(日) C

「錯視藝術図鑑 世界の傑作200点」

創元社 3200円。米の錯視マニアの

B・ハニーカットと パズルデザイナー

T・スティッケルズによるもの。古い

名作とともに、現代の作品を紹介だ。


11月1日(土) C

レイジング・ザ・バー 妥協しない物つ

りの成功物語」G・エリクソン 2800円

A&F この本の主題は大企業の買収

を蹴って個人企業を貫く米のスポー

フード創業者。ゆえに書名・副題に?



10月31日(金) C

「写真・太平洋戦争の日本軍艦 大型

艦・篇」 阿部安雄・中川 務 KKベスト

セラーズ 1009円。戦艦・巡洋艦・駆

逐艦・航空母艦など118艦艇の登場

いろいろと考えさせられつつ読んだ。


10月30日(木) C

「どんぐりの呼び名事典」 宮岡晋一

世界文化社 500円。同社の「呼び名

事典」 シリーズで著者の本業は三菱

機の研究者 写真も本人撮影 日本

見られるドングリの全てを、解説だ。


10月29日(水) C

「人口回復−出生率1.8を実現する戦

略シナリオ」日経新聞出版社2400円

岩田一政+日本経済研究センター編

安倍政権の政策種本? 現状を持す

るだけでも人口確保、産性の向上

よる 経済成長が必要、と説くのだが。


10月28日(火) C

「一日一菓」木村宗慎 新潮社5000円

数寄者の美学に お付き合い。WEBの

再録らしいが、菓子もさることながら器

選びも凝った名品ばかり 彩り・季節感

見立てを楽しむ 愛蔵豪華本といえる。


10月27日(月) C

リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真

実」 橋山禮次郎 集英社新書 720円

楽観か、悲観か、後者に立てばこうな

る。しかし人にとって、最も必要な 「希

望」 悲観主義からは 生まれない。


10月26日(日) C

「禁忌習俗事典 タブーの民俗学手帳」

柳田国男 河出書房新社 2000円。昭

和13年に刊行されたものを復刻。確率

という運命のベルカーブから 如何に逃

れるか。そんな時代の感情に触れた。


10月25日(土) A

「謎の蝶アサギマダラはなぜ未来が読

めるのか?」 栗田昌裕 PHP1800円

数百キロ離れて 同じ個体に再会 だけ

でも感動もの。医師にして 地方大学長

前著に続く思索。環境と感性の ゆら

が確率論を超える「運」を生むのかも。


10月24日(金) C

「猟師になりたい!」北尾トロ 信濃毎日

新聞社1500円。どんどんと変わるトロ

さん、今度は空気銃の狩猟免許に挑む

同紙連載加筆というが、どうも動機がイ

イチ はっきりしない気がするのだが。


10月23日(木) C

「国境の人々-再考・島国日本の肖像」

山田吉彦 新潮選書1300円。マスコミ

にも登場する 東海大教授。「新潮45」

連載加筆。尖閣・竹島・北方4島はじめ

沖の鳥島などの現状報告と政策提言。


10月22日(水) C

「韓国人知日派の言い分」 宇田川敬介

飛鳥新社 1000円 朴槿恵大統領に

いて多くの記述 やや右よりのジャーナ

リスト。書名に該当するのは最終章の

みだが、全体的には 納得できる内容。


10月21日(火) C

「地元」の文化力 地域の未来のつくり

かた』 河出ブックス 1600円 刈谷剛

彦・編。サントリー財団の研究で 全国

5つの地域の文化活動報告は我が飯

市の人形劇フェスタも登場 やや?


10月20日(月) C

「スマホで捗る ライフハック」 技術評

論社 1580円。仕事と生活を改善す

る 30の技を、堀井塚 高・井上真花・

松村武宏が紹介 とくに必要ない

するが、やりたい人は使ってみるか。


10月19日(日) C

「片付けの解剖図鑑」 鈴木信弘 エク

スナレッジ1400円。心地よい住まい

をつくりだす仕組み の副題 1963

生まれ建築家が、自身の設計から

だ意外な要点を図解。ほぼ 承知。


10月18日(土) C

「月の裏側 日本文化への視角」 中央

公論新社 2000円。1970から80年

代に、5度日本を訪問という文化人

者 C・レヴィ=ストロースの講演・

文集 的確ゆえか大胆な想見は無し。


10月17日(金) C

「名家老たちの危機の管理術」加来耕

さくら舎1600円。戦い・内紛・財政

破綻の秘策 と題して 戦国から幕末ま

知られざる人材を紹介する 歴史作

家だ。この人の講演は 面白そうだな。


10月16日(木) C

「ブラックウォーター 世界最強の傭兵

企業」 J・スケイヒル 作品社 3400円

民主国家・人権国家アメリカの暗部を

これでもか、と全530頁。NYタイムズ

も絶賛だというが、どうということなし。


10月15日(水) C

「居酒屋の誕生 江戸の呑みだおれ文

化」飯野亮一ちくま学芸文庫1200円

服部栄養専門学校理事。微にいり 細

にいる 江戸の酒飲み文化書き下ろし

文庫本には ちともったいない内容だ。


10月14日(火) C

「絶景 日本の釣り」 津留崎 健 つり人

2800円。釣り写真家による、A4版

見開きの渓流 あるいは磯風景のなか

釣り人達。なかなか迫力ある絵が並

ぶ やや感傷的な文章は写真家特有。


10月13日(月) C

「日本の霊山読み解き事典」 栢書房

3800円。同社 読み解きシリーズは

16人の執筆者と3人の編者による全

619頁。北海道から沖縄まで、134

の歴史やら祭式等、民俗的視点。


10月12日(日) C

「歴史の街並」 2200円 光村推古書

院。105名の会員を要する日本風景

写真協会 その会員作品から選択編

集した 「遺したい日本の風景」シリー

ズの第9巻目は重伝建地区を網羅。


10月11日(土) C

「ニッポンの国宝仏像50 全図鑑」

小学館の月刊誌 「和楽」10月号の別

冊付録は128の国宝仏像から選び、

総アート紙で紹介する変形版の小本

飛鳥から鎌倉まで美術史のお勉強。


10月10日(金) C

「パーソナルデータの教科書」 小林

慎太郎 日経BP社 1300円。野村総

合研究所の上級コンサルタントによる

PB利用に関する 現状報告。当方に

は あまり現実感のない話であった。


10月9日(木) C

「手のひらにのる骨董」 貴道裕子 世

界文化社2400円。京都の古美術商

「てっさい堂」主人の蒐集、豆皿・ポチ

袋・帯留 を並べた小本。男性の根付

匹敵する 帯留の造形は楽しめる。


10月8日(水) C

「考えるマナー」 1500円 中央公論

新社。読売新聞夕刊に連載の11人

の随想を単行本化。予約が入ったと

いうので、慌てて読んだが「劇団ひ

り」が筆達者 という以外に感想なし。


10月7日(火) C

「頂上を目指さない 富士山さんぽ」

鈴木 渉 ポプラ社 1300円。主として

五合目以下を巡る10のコースを、地

図や行程写真とともに紹介する脱サ

ラ山岳ガイド。楽しい企画の小本だ。


10月6日(月) C

「新版 日本語使いさばき辞典」 東京

2900円1995年初刊(あすと

出版)を引き継ぎ 東京書籍編集部・

。全637頁文章作りや手紙・作

句作に生かしてほしい、とまえがき。


10月5日(日) C

「日本語とハングル」 野間秀樹 文春

新書 770円。対照言語学による日本

語と韓国語の比較。さすがに お兄様

の国だけあって構造的に似ているら

いが内容的には難しい 読んだだけ。


10月4日(土) C

「金沢を歩く」 山出 保 860円 岩波新

書。4期勤めたという前金沢市長の市

内案内。簡潔で わかりやすい文章は

結構楽しめる。後半では、関わった市

政・施策についても、サラリと触れる。


10月3日(金) C

「これだけ!SMART」倉持淳子すば

る舎リンケージ 1500円。「ぐるなび」

活躍し コンサルタントに。目標の達

その設定で9割決まる、圧倒的

に成上がる目標設定の技術だ。


10月2日(木) C

「地図の読み方事典」 2500円 東京

堂出版。 西ヶ谷恭弘・池田晶一・坂井

尚登という地図の専門家による共著。

むしろ地形図夜話 という感じで、地図

の楽しさを述べる。少々期待はずれ。


10月1日(水) C

クレームに学ぶ 建て主の本音」日経

BP社2200円 日経ホームビルダー

編。登場するクレーマー達には 普請

する資格がないのだ 如何に上手

造ってもらうか、が職人扱いの極意。



9月30日(火) C

「図解 地図と歴史で読み解く!鉄道

のひみつ」PHP1000円。日本の鉄

道愛好会・著。明治からリニアまで。

とくに創生期の政府と 鉄道計画あた

簡潔にまとまって 面白い小本。


9月29日(月) C

「新装版 最高の水廻りをデザインす

る方法」 2400円エクスナレッジムッ

ク。連合設計市ヶ谷事務所の設

キッチン・洗面・バス・WCなどの

考え方とディテールを、自ら解説だ。


9月28日(日) C

「日帰り名山ルートガイド」 竢o版社

1200円。同社「PEAKS」特別編集

ムック。東京近郊の名山あるいは

里山の登山ガイドは微に入り細にい

る説明。これでは 絶対に迷えない。


9月27日(土) C

見てすぐできる!「貼り方・はがし方」

便利帳』 青春新書 プレイブックス

930円。同社お得意の早引き便利帳

シリーズはホームライフ取材班・編。

図も的を得ていて、結構使えそうだ。


9月26日(金) C

「3Dプリンター3Dスキャナーの新時

代」 原 雄司 日経BP社2000円。創

生期の2000年以来 かかわってきた

デザインラボの代表による、3Dプリン

ター・スキャナーの、使われ方現況。


9月25日(木) C

露地を彩る 蹲踞大全」誠文堂新光社

2800円 監修・吉河 功。茶室にかか

せない 蹲踞と手水鉢。神社や仏閣あ

るいは 庭園での名品の数々を紹介。


9月24日(水) C

「日本湿原紀行 訪ねてみたい41コー

ス」日野 東 信濃毎日新聞社1700円

木道がどこまでも続き行く手には山並

傍らには草花という 地図ルートマップ

全国41ヶ所のほかに70ヶ所も紹介。


9月23日(火) C

人生を棒に振るスマホ・ネットトラブル

双葉社 1300円。ネット社会における

一般常識初級編。内容は最近の報道

の範囲内でNPOの理事・久保田裕と

リーライター・小梶さとみの共著だ。


9月22日(月) C

「消費」をやめる』 平川克美 1600円

ミシマ社。銭湯経済のすすめ の副題

で借りてみた 長々と高度資本主義

批判が続くが目新しい提案なし。

い付きで本を作ってもらっては 困る。


9月21日(日) C

「娼婦たちから見た日本」八木澤高明

角川書店 1700円。横浜黄金町の思

い出から 渡鹿野島・東南アジア 果て

はチリのアニータそして沖縄 10年に

わたるカメラマン出身の売春街ルポ。


9月20日(土) C

「軍艦島 廃墟からのメッセージ」 坂本

道徳 亜紀書房 1600円。小6で移住

進学後も閉山・退去まで帰省 というN

POガイド。地元・高木弘太郎のモノク

ロ写真への感傷的な文に 終始閉口。


9月19日(金) C

「小さなお店のLINE@集客・販促ガイ

ド」 翔泳社 2280円。同社の、Small

Bussinese Suport シリーズは営業

用LINEを使ってのノウハウ。まあガン

バってやってみてください。感想なし。


9月18日(木) C

分類 たとえことば表現辞典」中村 明

東京堂出版 2800円。数々の国語辞

典の編纂で有名な1935年生の早大

名誉教授。かなりの範囲で 旧知だが

むしろその分類方法がすごいと思う。


9月17日(水) C

「お店の解剖図鑑」 高橋哲史 エクスナ

レッジ 1800円。店舗の内装デザイン

初心者編。ほぼ 全ての業種の商業施

設について ポイントをイラストで明。

逆に店舗デザインの楽しみ方の提案。


9月16日(火) C

「商品写真の撮り方 完全ガイド」 鈴木

知子 MdN 2200円。プロが、やさしく

教えるブツ撮りの手引き と銘打つ。機

材・照明・背景・配置・カメラ位置 など

商品別あるいは動物・人物写真まで。


9月15日(月) C

居住福祉社会へ」早川和男 岩波書店

2400円。人権派住居学者として名高

い神戸大名誉教授。提言は わかるが

具体的な政策にまで 至ってほしいとこ

ろだ。引用が多いのは 好みじゃない。


9月14日(日) C

「実家のかたづけ はじめました。」北條

美子 誠文堂新光社 1400円。親が

気なうちにきれいにしたい!と体験&

ウハウ。半年もすれば、元に戻りそう

が、少しでもモノが減ればオーライ。


9月13日(土) C+

「本を読む人のための書体入門」 正木

香子 星海社新書 820円。書体そのも

のの文学性を追求する1981年生まれ

ネットで 評判になったというが、この視

点は初めてだ。故に電子本は問題外。


9月12日(金) C

「重森三玲の庭案内」 平凡社1200円

となの「旅」道案内・太陽の地図帳

リーズ。昭和の作庭家として名高い 名

人の庭を巡るガイドムック 確かに東福

寺・八相の庭のモダンさは、不滅だが。


9月11日(木) C+

「声の世界を旅する」増野亜子 音楽之

友社2500円。小泉文夫に憧れたとい

うバリ音楽研究者。当初別の方向を

待していたが 身体・感情からの声・

の世界巡りとともに想像の輪が拡大。


9月10日(水) C

「Thermal Flying 改訂版」B・マルテン

イカロス出版4800円。ハンググライ

ダー・パラグライダーのための、上昇気

流捉え方教科書。競技飛行だから と

美しい風景を楽しんでいる余裕なし。


9月9日(火) C

「先送り」は生物学的には正しい』宮竹

貴久 講談社+α新書840円。岡山大

進化生物学者に よる生物の究極の生

きる技術。人間社会へのアナロジーは

不満の部分もあるが、まあまあ 納得。


9月8日(月) B+

読む技術 成熟した読書人を目指して」

塚田泰彦 創元社 1300円。筑波大教

授による、読書科学の 一般向け。内容

は申し分なく、近頃の読書では最上級

ただ書名の副題、上から目線で不満。


9月7日(日) C

「邪推するよそおい」平松隆円 繊研新

聞社 1600円。化粧心理学者の極私

的考察との副題で 古今の例を持ち出

しながらの 現代ファッション事情を読

む試み。が とくに目新しい内容は無。


9月6日(土) C

「絶望のテレビ報道」安部宏行PHP新

760円。中途入社でフジTV解説委

員、退社して ネット報道会社設立。視

聴率に 縛られたTV報道の 危うい行く

と これからのネット報道への期待。


9月5日(金) C+

フードトラップ 食品に仕掛けられた至

福の罠」 M・モス 日経BP社2000円

スナック・加工食品の、塩分・糖分・脂

分。その減量の困難さを NYタイム

記者の詳述。食生活が変わりそう。


9月4日(木) C

「光とは何か」 江馬一弘 宝島社新書

900円。上智大・光物理学教授による

初歩的 読み物。原子・分子・光子まで

超ミクロな世界への発展を概説する。


9月3日(水) C

「瀬戸内海モダニズム周遊」橋爪紳也

藝術新聞社2500円。WEB連載を単

行本化。昭和初期までの 瀬戸内海を

主として観光開発の面から語る。歴史

資料 特に社会デザイン史として貴重。


9月2日(火) C

「アートプロジェクト 芸術と共創する社

会」水曜社3200円。日本各地のA.P.

のリーダー達の報告・対談を 藝大・熊


9月1日(月) C

「 オオカミが日本を救う!」 丸山直樹

白水社 2300円。シカ・イノシシ・サル

ほかの食害を防ぐには、シベリア狼を

山地に放すべきと農工大名誉教授が

自説展開。人畜への被害にも 反論。



8月31日(日) C

「インフォグラフィックで見る 138億年

の歴史」創元社2700円。英のジャー

ナリスト J・ボールとデザイナー V・デ

フィリッポ。世界の現在・過去・未来を

美しいグラフィックで表現も感想なし。


8月30日(土) C

「林業男子 いまの森、100年後の森」

山崎真由子 山と渓谷社1500円。カッ

コいい若者ばかりが登場。ただ現状で

本当に採算がとれ、将来設計ができる

のか 補助金頼みじゃないかとも思う。


8月29日(金) C

「人材危機 建設業から沈む日本」日

BP社1600円。日経アーキテクチュア

同コンストラクション記事、の単行本化

型枠大工と鉄筋工の不足、に立ち向か

建設業界の省力化対策の、新動向。


8月28日(木) C

「おかしな間取り図鑑」 宝島社 722円

同研究班による、おかしな間取りの不

動産物件チラシを愉しむ読み物。だが

後半は ネタ切れ・息切れで感想なし。


8月27日(水) C

「テキヤはどこからやってくるのか?」

厚 香苗 光文社新書 760円。若手研

究者の博士論文をもとに、一般向けに

再編成。露店商いの近現代を辿る、と

一般には謎の多い その生態に 迫る。


8月26日(火) C

「航空自衛隊パーフェクトガイド」2001

年刊のムック本が、なぜ図書館の新刊

コーナーにあるのかは謎。その理由を

いろいろ考えた。14年も前の内容では

全く意味のない本。Gakken2100円。


8月25日(月) C

「宇宙エレベーターの本」宇宙エレベー

ター協会編 1600円 アスペクト。それ

ほど魅力的なものなのか 先進各国が

研究しているから日本も、という感じか

中でも大林組が入れ込んでいる様だ。


8月24日(日) C

コクヨ式机まわりの「整え方」 齋藤敦子

角川書店 1300円。同社ワークスペー

ス研究所長。デスク周辺をいかに効率

性の基地にするか。それよりも後半

フィス空間の様々なアイデアが 有益。


8月23日(土) C

「喰らう読書術」 荒俣 宏  ワニブックス

PLUS新書 917円。アラマタ流読書の

愉しみ方 次から次へと連想を続ける

の尽きない興味 ってのは 良くわかる

そんな1947年生まれの 読書半生記。


8月22日(金) C

「フィット・フォー・ライフ」 H&M・ダイア

モンド グスコー出版2100円。スリムで

健康で長生きするためにはベジタリアン

と全542頁にわたり具体論を展開 訳は

第一人者・松田麻美子。ややカルト的。


8月21日(木) C

「アルプス交番からのメッセージ」谷口凱

山と渓谷社1600円。富山在住・元県

警山岳救助隊長で 登山教室講師。昨今

の中高年登山ブームの中で日頃の思い

を まとめた随想は、歯切れのいい文章。


8月20日(水) C

「お金と個人情報を守れ!ネット護身術」

守屋英一 朝日新書720円。情報漏洩の

危険が一杯 パスワードやカード番号・自

宅住所の特定からの自衛策のいろいろ。


8月19日(火) C

「知の編集工学」 松岡正剛 640円 朝日

文庫。世界・人類・文化 全てを「編集」で

理解しようとする 壮大な頭脳の教祖。初

刊は1996年 文庫化が2001年で これ

2013年の第5刷という、化け物本だ。


8月18日(月) C

「意外!びっくり!!宇宙飛行士の知られざ

る真実」 寺門邦次762円 実業の日本社

じっぴコンパクト新書は 元JAXA宇宙飛

行士室長による気軽に読める雑学集だ。


8月17日(日) C

世界遺産にされて富士山は泣いている」

野口 健 PHP新書760円。世界文化遺

産には登録されたものの 数々の問題を

抱えている富士山。いずれ 入山制限が

必要になろう との見解には説得力あり。


8月16日(土) C

「お風呂と脳のいい話」 1400円 東京書

籍。温泉ライター・山崎まゆみと 御馴染

茂木健一郎の温泉対談再編集。温泉を

通して 日本文化について語り合うのだ。


8月15日(金) C

「半径1メートルの想像力 サブカル時代

の子ども若者」 山崎鎮親1600円 旬報

社。いかにして、自分と一緒に生きていく

か。それにしても 生きるのが難しい時

になってしまったなあ、という読後感。


8月14日(木) C

「鳶」 多胡弘明 洋泉社 1500円。足場

架け払い・鉄骨の組立て作業など 職

人歴20年 1976年生まれの若手が鳶

の世界の美学を語る。多少 現場に接す

る者としては、十分理解できる 内容だ。


8月13日(水) C

地域を変えるソフトパワー」1800円 青

幻舎 AAF(アサヒ・アート・フェスティバ

ル)主宰の藤浩志による 全国でのアー

トプロジェクトの報告集。ビール会社の

セナは結果的にまちづくりに貢献か。


8月12日(火) C+

「これだけは見ておきたい 日本の産業

遺産」平凡社1800円。執筆は二村 悟

写真は小林吉彦。廃墟的な美しさは当

然として 背後にある歴史的な人間の営

みを想像し 感慨新たな時間を持てる。


8月11日(月) C

「レンズが撮らえた 幕末明治 日本の風

景」山川出版社1600円。期待したのだ

が、ベアトなど やはりどこかで眼にした

真ばかり再編集という印象 また大正

期の写真も多くて 書名には疑問符だ。


8月10日(日) C

[里山を食いものにしよう」 和田芳治 阪

急コミュニケーションズ1400円。「里山

資本主義」の、自他ともに認める名物お

しゃべりオヤジ。読んでいる方が赤面す

るほどのダサい造語の氾濫には 勘弁。


8月9日(土) C

「元気なローカル線のつくり方」 堀内重

学芸出版社 2000円。存亡の危機

にある地方鉄道の、再建への取り組み

報告だが、国あるいは自治体の交通政

策に重点の感じで、意外に面白くない。


8月8日(金) B

「男子の貞操」 坂爪真吾 800円 ちくま

新書。知性とともに スローなセックスを

と、上野千鶴子門下の 1981年生まれ

すでに2刷と反響は いいようだ。世代を

問わず、一度読んでおくべき 内容だ。


8月7日(木) C

「歌舞伎と浄瑠璃」 田口章子 1700円

吉川弘文堂・歴史文化ライブラリー。

舞伎が女性原理 浄瑠璃が男性原理と

いう独特の視点は理解不能だが、その

相互の歴史作用の詳述は勉強になる。


8月6日(水) C+

「花札」 江橋 崇 3500円 法政大学出

版局。ものと文化シリーズは同大法学

名誉教授による 場違いともいえる花札

研究。子供の頃は家族で、遊んだもの

もはや風前の灯火の、貴重な資料だ。


8月5日(火) C

日本女子大生の世の中ウォッチ」パド・

ウィメンズ・オフィス 是有香琳 1800円

小雑誌連載。社会に怒り いずれ

翼政界に出るか。書名にちゃっかり 「ポ

ン女」 と エリート意識には 違和感大。


8月4日(月) C

「仕事のカタログ 2015−16年版」

自由国民社 1600円。「なりたい自分」

見つける!やりたいこと 探そう・選ぼ

う!1600職種 適職ナビゲーターと銘

打つ。一応は、最後まで 読んでみた。


8月3日(日) C

「アラマタ美術誌」荒俣 宏 2800円 新

書館。2010年刊 と古いが大学の講座

や文化講演を再編集。相変わらずの博

識には恐れ入るばかり。独自の解釈で

他人には文句を言わせない迫力だ。


8月2日(土) C

「世界のオークション・ガイド」 目の眼

1200円。骨董専門誌 「目の眼」 特別

編集のムック サザビーズやクリスティ

など有名オークションの紹介と世界で

のトレンド。全く 縁のない世界である。


8月1日(金) C

「フットパスによるまちづくり」 2500円

水曜社。地域の小径を 楽しみながら歩

町田市の多摩丘陵を歩く NPO理事

谷由紀子による編著。全国的な運動

への発展報告 フットパスは英国発祥。



7月31日(木) C

「別冊 本の雑誌P 本屋の雑誌」本の

雑誌社 1980円。本屋は雑誌の立読

み専門、ここ10数年本を買ったことが

ない当方は本屋について語ることも こ

の本を読む資格すらないかも知れぬ。


7月30日(水) C

「人類との対話 1 静けさの前の嵐」

N・D・ウォルシュ 1800円 アルファポ

リス。米のユニティ教会に通って しっ

かりと 説教を受けた感じだ。内容は

の世界にも 通ずるものがあると思う


7月29日(火) C

「ゼンリン 住宅地図とネット地図の秘

密」 内田宗治 実業の日本社1600円

今や住宅地図にとどまらずネット地

やカーナビにまで進出、別府から始

り現在にいたる歴史と未来への展望。


7月28日(月) C

「ハウスワイフ 2.0」 E・マッチャー文

藝春秋1600円。米で高学歴女性

専業主婦となる風潮 の報告。やや

判的な立場かな。自給自足への憧れ

は、日本でも何度目かの流行気配。


7月27日(日) C

「アウトドア・サバイバル技法」 L・D・

オルセンA&F 2600円。1973年

書初版。荒野において、全てを手作り

で生き抜くという、まさにアメリカン・ネ

イティブ文化の真髄に、触れた感じ。


7月26日(土) C

「イモが日本を救う!」鈴木高広 WA

VE出版1400円 サツマイモからメタ

ンガス生成 燃やしての発電計画を推

進の近大教授。日本の全エネルギー

を賄えるという。後半 波乱の半生記。


7月25日(金) C

「欲望の植物誌」 M・ポーラン 八坂書

2800円 〈甘さ〉リンゴ・〈美〉チュー

リップ・ 〈陶酔〉マリファナ・〈管理〉ジャ

イモ、4つの作物への想像力。原書

2000年邦訳 新装版2012年刊。


7月24日(木) C+

「和食の調理・道具づかいコツのコツ」

遠藤十士夫 旭屋出版1500円。昭

15年生まれの料理長による、和食

理中級編。けっして一般向け では

プロの世界 の一部を、垣間見た。


7月23日(水) C

「ネットに奪われる子どもたち」少年

真新聞社 1600円。NPO子どもとメ

ディア によるスマホ社会とメディア依

存への対応策。学校での、スマホ・メ

ディアコントロールの実施例が重要。


7月22日(火) C

「スペースシップアースの未来」 NH

K出版 1700円。世界の知性にイン

タビューしつつ 地球の未来を考える

が全て知識の範囲。グリーン

ネなどは異論を無視したナイーブさ。


7月21日(月) C

「有次と包丁」江 弘毅 1600円 新

社。都錦小路に店を構える刃

屋の物語。京料理は当然として

のフレンチ・イタリアンのシェフにまで

浸透する、有次銘包丁の素晴らしさ。


7月20日(日) C

「ツアー事故はなぜ起こるのか」

春生 平凡社新書 760円。JTB出身

観光学教授による事故分析から副題

「マスツーリズムの本質」へ スモー

ツーリズムの可能性にも、言及だが。


7月19日(土) C

「正しく理解して選ぶ 視力矯正治療」

市川一夫 幻冬舎MC1200円。眼

医による 最新視力矯正外科治療

介。主として レーシックと ICL

いての初歩的知識を。若者向か。


7月18日(金) C

「年収100万円の豊かな節約生活」

山崎寿人 文藝春秋 1095円。3浪し

東大から 大手酒類企業を 30で退職

以降20年の優雅なプータロー。やや

古く 3年前の新刊は 3ヶ月で5刷目。


7月17日(木) C+

「フルサトをつくる」東京書籍1400円

京大卒の 伊藤洋志とpha、熊野に古

家を シェアする拠点をつくる。そのユ

ルい姿が非常に良い。里山資本主

のような、肩肘張った思考の対極。


7月16日(水) C

「新釈 百名山」 樋口一郎 東京新聞

1700円。同新聞連載。深田久弥が

百名山を書いて50年 ブームは衰え

る気配もなし。それぞれが一家言を

持つらしい そんな随想のひとつだ。


7月15日(火) C

「人名でない人名録 語源探索」 小林

祥次郎 勉誠出版1800円。1938年

生まれ 高専退官教授による、物知り

帳は自費出版か ひまつぶしに良し。


7月14日(月) C

「創造都市への挑戦」 佐々木雅幸

岩波現代文庫 1240円。産業と文化

の息づく街へ、2001年刊の同書 再

編集版は大阪市大教授。ボローニャ

金沢・横浜の報告は ただそれだけ。


7月13日(日) C+

「英国一家、ますます日本を食べる」

M・ブース 亜紀書房 1500円。ベス

トセラーとなった前作に、削ったエピ

ソードを収録の続編。相変わらずの

知性の高さ、訳も上手で 売れそう。


7月12日(土) C

「強欲の帝国」C・ファーガソン早川

2700円。リーマンショックでの金

融界を延々と422頁。映画作家の実

名告発は、必要悪であり 提訴も困難

だが 個人の良心には多少響くかも。


7月11日(金) C

「瞽女うた」 J・グローマー 岩波新書

820円。米の音楽博士で、芸大院

士の山梨大教授による、瞽女唄研

江戸後期から昭和まで瞽女の果たし

た役割を考えるには好適な読み物。


7月10日(木) C

知らないと生きていけない!「暗黙

了解」 廣済堂出版 1100円。造

所 という編集集団のまとめた雑学

生きていけない、とはまた大袈裟な。

最初 例の青春出版社かと思ったワ。


7月9日(水) C

「新版 印刷業界大研究」 1400円

学社。印刷業界研究会・編 の

向け 業界案内。凸版・大日本2強の

業務内容は 最早印刷業を越の様

相だ。一方苦しい中小業者の内幕。


7月8日(火) C

地形と鉄道 「絶景」 路線の旅』平凡

1200円。 別冊太陽・太陽の地図

リーズは、例の今尾恵介さんの監修。

今回は東京から日帰りで 14の鉄道を

散歩コースを紹介する 面白いよ。


7月7日(月) C

「ファストファッション」  E・L・クライン

春秋社2200円 。クローゼットの中

憂鬱 と副題。米のアパレル業界の

幕は日本も全く同じ。格安服から手づ

り重視の、スローな ファッションへ。


7月6日(日) C

「竹資源の植物誌」 内村悦三 創森社

2000円。1932年生まれの 「竹」 博

士による、かなり専門的な 植物学か

の解説。世界でも有用な資源、はわか

が、やや ノスタルジックな印象あり。


7月5日(土) C

「メールはなぜ届くのか」 草野真一

講談社ブルーバックス 860円。今や

必需となった電子メールだが、その

組みを平易に解説する 初心者向け。


7月4日(金) C

「誤解学」 西成活裕 1200円 新潮新

書。「渋滞学」「無駄学」 についで 「誤

解」を数学的に考える東大教授。むし

ろ巻末の資本主義経済の行く末につ

いての示唆の、今後の展開に期待。


7月3日(木) C

「AV女優」の社会学』 鈴木涼美 青土

1900円。慶大から東大院の修士

論文の加筆か。女性だけに 気負いが

目立つ。性の商品化論理はわかるが

れには、ややが外れている印象。


7月2日(水) C

「街場の共同体論」内田 樹 潮出版社

1200円。借りたら すぐ予約が入っ

一気読み。総じて内容はわかる 不

は「知性」という言葉が少ない点。もっ

と 知性に希望をもってもいいと思う。


7月1日(火) C

「盆栽の誕生」 依田 徹 大修館書店

1700円。茶道を中心とする美術研

家による 日本文化の一断面。東山文

化の園芸が 戦国・江戸と続き 明治に

至り、盆栽として花開くまで、の詳細。



6月30日(月) C

「建機大図鑑」 ネコ・パブリッシング

1714円。ブルドーザー・油圧ショベ

ホイールローダー・ダンプトラッ

コマツをはじめキャタピラー・ヒタチ

コベコなど、建機が一杯のムック。


6月29日(日) C

雑談のコツ」松本幸夫PHP1400円

少し古く 2010年刊 誰とでもあっ

う間にうちとけられる!が副題の研修

講師のノウハウ。確かに コミュニケー

ション能力の、大きな要素 ではある。


6月28日(土) C

「使える!! 内外装材[活用]シート2014

-2015」 3200円 エクスナレッジムッ

ク。「みんなの建材倶楽部」による

装材料のお勉強。レベル としては

若手設計者向け、という感じかなあ。


6月27日(金) C

「城を攻める 城を守る」 伊東 潤 講

談社現代新書900円。時代小説家

による城攻防戦点描。戦国はもちろ

江戸初期から幕末までの時代

断的な記述は 十分に面白かった。


6月26日(木) C

「うわさとは何か」 松田美佐 中公新

840円。中央大教授のネットで変

容する「最も古いメディア」 について

だが、後半にそれへの言及。やはり

リスク論が対策になる予感fがした。


6月25日(水) C

「人類5万年 文明の興亡 下」E・モ

筑摩書房 3600円。なぜ西洋

世界を支配しているのか、の副題で

上巻がみあたらず、下巻から読ん

はみたものの やはりよくわからず。


6月24日(火) C

博物誌 世界を写すイメージの歴史」

S・P・ダンス4500円 東洋書林。

ろ博物画の歴史 とも言うべもので

訳者・奥本大三郎の、そへの愛

がヒシヒシと伝わってくる感じがした。


6月23日(月) C

「その物言い、バカ丸出しです」

しげる 角川SCC新書 800円。副題

「軽く見られない」話し方 とある。

フリーアナウンサーの話し方教養

座は、ほぼ 賛成できる内容である。


6月22日(日) C

続「考える力」をつける本』轡田隆

三笠書房 1100円。元朝日新聞論

説委員 ベストセラーの続編の

日本・海外の著名人のエピソードを

散りばめた随想で、書名には疑問。


6月21日(土) C

「それでも僕は前を向く」 大橋巨泉

集英社新書720円。一世を風靡

たOKも八十 その自伝的半生記。

といっても 今や知らない 若い人も

んじゃないかな。読んだだけ。


6月20日(金) C

「戦国の城を巡る ベスト100 関

甲信越編」 インターナショナル・

グジュアリー・メディア 1200円。

中級者向け城址ムックは、通好み

各地古城・山城。廃城も 掲載。


6月19日(水) C+

「予備校なんてぶっ潰そうぜ。」 花

房孟胤 集英社1300円。1989年

まれの東大生が無料受験サ

開設 その日々を綴った語だが

裸々な心情の告白には好印象。


6月18日(火) C

「旅を生きる人びと」 大野哲也

思想社2300円。副題はバックパッ

カー人類学。自身のBPから

士論文として そして社会学者へ

鮮も やや難しすぎる文章が残念。


6月17日(火) C

「食物アレルギー 正しい除去と安

な解除 幼児期から学童まで」 眞鍋

穣 芽ばえ社1500円。保専門出

版社による アレルギーアナフィラ

キシー基礎知識だが、大変なこと。


6月16日(月) C

「世界に誇れる東京のビル100」

宮元健次 1800円 エクスナレッ

銀座の和光ビルから、新歌舞伎座

東京の都市風景を彩るビの見所

を解説する。建築好き女子向けか。


6月15日(日) C

「仮面社畜のススメ」小玉 歩

書店 1300円 前作と同じく大手企

業から起業し 1億稼ぐようになった

という 1981年生まれの人生訓。

幸運に もっと謙虚に感謝すべき。


6月14日(土) C

「暮らしを楽しくする道具BOOK」

Gakken 1300円。雑貨名人やら

店舗オーナーが推奨する、ずっと

使える、大事にしたい 定番アイテ

最後にショップリストのムック。


6月13日(金) C

「箸の作法」  奥田和子 同時代社

1600円。1937年生まれの 甲南

女大学名誉教授による 箸の生活

科学。さすがに持ち方には厳しい

意見。割り箸は使うべし の宣託。


6月12日(木) C

「知らないではすまされない 印鑑

基礎知識」 1400円 (株)きん

ざい。弁護士や 行政書士で構成

する 金融実務研究会による執筆

とくに感想なしのまま 終了した。


6月11日 (水) C

「菊池亜希子のおじゃまします」

集英社LEE 1200円 1882年

阜県生まれの女優&クリエーター

20人の仕事場訪問記。器用な自

イラスト入り。美大建築出身?


6月10日(火) C

「日本映画美男俳優 戦前篇」ワ

ズ出版2800円。モノクロなが

アート紙で、ズッシリ。石割 平・著

田尾敏郎・編。写真はともかく 巻

の消息に、人の運命を思った。


6月9日(月) C

「日本200名山を登る 下巻」 昭文

社 1500円。深田久弥の 百名山

に続き 深田クラブが選定の 200

名山。下巻は日本アルプス・中

近畿・中四国・九州の山を紹介


6月8日(日) C

「くらしのなかの文化・芸術・観光」

井口 貢 法律文化社 2600円。同

社大教授 上から目線かつ馴れ

馴れしい文体。また半頁に及ぶ引

用が散見。それだけで萎え 終了。


6月7日 (土) C

「地球経済のまわり方」 浜 矩子

くまプリマー新書 780円。この人

本は もういいや、と思いながらも

また 借りてしまった。内容と感想は

ほぼ前回と同じで 特別なものなし。


6月6日(金) C

アナフィラキシー 対応と予防」角

和彦 柘植書房新社2000円。自

の子供のアレルギーから 専門医

して 研究。食物・化学物質・環

モン・農薬などその実態を認識。


6月5日(木) C

日本人は、どんな肉を喰ってきたの

か?」 田中康弘 竢o版社1500円

マタギ写真家。珍しく 南の島の猪猟

北の果てのトド猟までの 生々し

い取材編。今回は熊は登場しない。


6月4日(水) C

「あんこ読本」PHP1400円。あんこ

なしでは生きられない 和菓子好き委

員会あんこ部の編集によるムック 東

京・大阪・京都の和菓子の 銘店のル

ポから、作り方あるいは百科事典も。


6月3日'火) C

「Jimdoで作る ホームページはじめ

の一歩 改訂版」1700円 カットシス

テム相澤祐介。無料でのHP作成シ

ステムはブログの高度版か。結局は

品のない広告が一杯という様相に。


6月2日(月) C

「地域再生の罠」 久繁哲之介 ちくま

新書780円 地域再生プランナー

辛口での各地の現状報告わかる

が 方向性の提示がやや弱い印象。

平成10年刊、と少し古いが 8刷目。


6月1日(日) C

イベリコ豚を買いに」 野地秩嘉 小学

1500円 ノンフィクション作家が

ペインのイベリコ豚を仕入れ 超高

ハムを作り販売する話をそのままに

さすが上手な物語に仕立てあげた。



5月31日(土) C

「近居」学芸出版社1900円。(財)住

総研の機関紙加筆。東大・大月准

授と同研の編だが論文を集めた

一部見解がバラバラも 無理なし。

子高齢化社会の 地域再生の鍵?


5月30日(金) C+

「現在知 vol.2 日本とは何か」 NHK

ブックス別巻 1600円。津田塾大萱

野稔人・編による政治・文化・歴史に

ついて各方面の碩学との対話・小論

など 新鮮な視点が多くて楽しめた。


5月29日(木) C

「東京幻風景」 丸田祥三 実業の日本

1800円。朝日新聞連載加筆とい

う 東京に残る廃墟の写真集。感傷的

になるのは仕方ないけれど、センチメ

ンタルな写真家は、どうにも 苦手だ。


5月28日(水) C

日本のふしぎ理想郷 50」 渋川真由

河出書房新社1400円 最北端の島

から最南端の島へ、と題して全国の

景を 独自の視点で選定の写真家

ギツい色彩が気になるが内容良。


5月27日(火) C

「親の家を片づける 土地 建物 相続

問題」 主婦の友社 1300円。「売る

か?」 「貸すか?」 「住むか?」処分

に困る親の家、土地問題の悩み、

続手続き、など12の実例を紹介だ。


5月26日(月) C

「トコトンやさしい軸受の本」 吉武立

日刊工業新聞社1400円。同社

のB&Tブックスで、今日からモノ知

りシリーズ。またもや工業高校生の

分での お勉強をしてしまったワ。


5月25日(日) C

「乱読のセレンディピティ」外山滋比

扶桑社 920円。言いたいことは

よくわかる その通りだろうと思う。た

だ1923年生まれの先生 さすがに

キレが悪くなったような、印象かな。


5月24日(土) C+

「ドーナッツを穴だけ残して食べる方

法」大阪大学出版局1500円。同大

ショセキカプロジェクトという、2年間

の講義での 本つくり。表題各方面

の教員がどう思考するかに面白さ。


5月23日(金) C

ゼロからはじめる音響学」 青木直史

講談社2600円。音そのものについ

ての入門編だが 高専向けという感じ

かな。音響というからにはもう少し音

環境について、述べてほしいところ。


5月22日(木) C

「NHKニッポンの里山 ふるさとの絶

景100」NHK出版 1800円。BSプ

レミアムの番組の書籍化 写真家の

今森光彦 が監修の、大人の絵本か

絶景という表現には大いに違和感。


5月21日(水) C

絵とき「バルブ」基礎のきそ』小岩井

隆 日刊工業新聞社 2500円。やは

り借りる本がなくて 今日は配管バル

ブのお勉強。工業高校の生徒になっ

てみた。それなりに、面白かったぜ。


5月20日(火) C

「北欧雑貨と暮らす」 ネコ・パブリッ

シング1143円。ブームの雑貨を集

めたムック本。ブランド・デザイナー

ショップなどの紹介だが 欲しいと思

うものは、これといって見当たらず。


5月19日(月) C

「辞書から消えたことわざ」 時田昌

角川SSC新書820円。面白そう

でいながら、あまりどうということな

いが、これも日本文化 には違いな

いよな。日本ことわざ文化会理事。


5月18日(日) C

塩と砂糖と食品保存の科学」

工業新聞社1600円。B&Tブック

スおもしろサイエンスシリーズ。食

品保存と生活研究会編。塩と砂糖

の食品保存での役割りについて。


5月17日(土) C

しなやかな日本列島のつくりかた」

藻谷浩介 新潮社1200円。「新潮

45」での対話集。全方位に新鮮な

対談だが 農業関係だけは未来へ

のヒントを 感じることがなかった。


5月16日(金) C

「無印良品」ですっきり片づけるデ

スク整理法』 宝島社1300円。同

社の ファイリング・デスク・手帳&

ノート・バッグの、実践的使用法を

同社の社員が教えてくれるもの。


5月15日(木) C

「別冊天然生活 ものづくり生活」

地球丸1200円。平成23年と少し

古いムック。新刊がなくて借りてき

た。クラフト作家たちの紹介。皆が

カッコ良いライフスタイルの様子。


5月14日(水) C

英傑の日本史 敗者たちの幕末

新編」KADOKAWA 1800円 井

沢元彦。夕刊フジ連載単行本化で

津が主。この頃の話には人間

命とは?といつも 考えてしまう


5月13日(火) C

「本気で5アンペア」 斎藤健一郎

コモンズ1400円。途中入社の朝

日新聞社記者。5A という契約容

電気代は月200円で生活

いう話。よくぞ ガンバッたもの。


5月12日(月) C

「唐物の文化史」 河添房江 岩波

新書880円。東京学芸大教授に

よる舶来品からみた日本 日本的

美意識の誕生は室町にある と思

のだが、その証明とみた感想。


5月11日(日) A

「背守り」 LIXIL1800円。子供の

物の背の魔よけの印。

昭和の収集品。無事を願い

べ仕事に縫い付ける、母親の姿と

の心情想うと目頭が熱くなる。


5月10日(土) C

富岡製糸場と絹産業遺産群」

井幹夫 ベスト新書933円。小学

校長退職後、富岡製糸場総合研

究センター所長による。世界遺産

登録なるか。今年6月 に決定だ。


5月9日(金) C

「ふたたび 長唄びいき」池田弘一

青蛙房 2700円。神田外語大名

誉教授の長唄研究は前作同様、

物語の伝承を追って 今回は6曲

何とも言えないが、日本文化だ。


5月8日(木) C

日本200名山を登る 上巻」 昭文

社 1500円。深田久弥の百名山

に続き遺志をついだ深田クラブが

選定の 200名山のうち、北海道・

北・関東甲信越 の登山ガイド。


5月7日(水) C

「偽善のすすめ」P・マッツァリーノ

河出書房新社 1200円。同社の

「14歳の世渡り術」シリーズで10

代からの倫理学講座と銘打つ。

の著者は意外にまとも、が感想。


5月6日(火) C

「他社」たちの農業史』 安岡健一

京都大学出版会4000円。昨日と

うってかわってのミクロな眼

中・戦後の農業に関わる、余所

姿を。飯田歴史研究所研究員。


5月5日(月) C

人口の世界史」 M・リヴィーバッチ

東洋経済新報社2800円。伊の人

口史の世界的権威 訳がまた日本

権威2人、慶大と一橋大の名誉

授。人口問題のおさらいでした。


5月4日(日) C+

「日本の原風景 町並 重要伝統的

造物群保存地区」2800円 光村

古書院。全国のいわゆる重伝建

区106ヶ所全てを 写真家・森田

敏隆撮影という 永久保存版だ。


5月3日(土) C

「暮らしの中の あらもの」 成美堂出

1000円。荒物屋、つまりプラス

チックの出現以前の 日用品をあつ

かう店があった。現在に生き続ける

店の主人たちによる、小ムック本。


5月2日(金) C

〈つながる/つながらない〉の社会学

弘文堂 2200円。個人化する時代

のコミュニティのかたち として早大

長田攻一研究室OBで 固めた執筆

陣だが今ひとつよくわからず終了。


5月1日(木) C

「はじめてのヒルクライム」 辰巳出

1100円。イベントデビュー完全

ガイドと銘打った自転車 ヒルクライ

ム初心者向けのムック本 下りほ

険がない、というのがホンネか。



4月30日(水) C

「演目別 歌舞伎の衣装 鑑賞入門」

東京美術 2000円。演目の内容か

ら登場人物と その衣装。当世具足

と同じような大胆な意匠。それが明

治には なぜ細密重視に走るのか。


4月29日(火) C

「名づけの民俗学」 田中宣一 吉川

弘文韓1700円。成城大民俗学名

誉教授による 地名・人名ほか様々

な名前についての民俗学的考察。

研究というよりも 一般論・文化論。


4月28日(月) C+

「鳥居」 谷田博幸 河出書房新社

2600円。なぜか滋賀大西洋近代

美術史の教授が執筆。全国を廻っ

ての鳥居調査から、独自の美学を

る。また 興味の対象が増えた。


4月27日(日) C

「書庫を建てる」新潮社1900円。

会経済学者・松原隆一郎が、1万

容の狭小住宅を 阿佐ヶ谷に

話。建築家・堀部安嗣との共著

それぞれが 自伝的な思い入れを。


4月26日(土) C

「0葬−あっさり死ぬ」 島田裕巳

英社 1200円。火葬はしても、散骨

はおろか遺骨・遺灰は持ち帰らない

もちろん 葬儀もしない、を提唱する

だ。それでお願いしたい、と思う。


4月25日(金) C

愚韓新論」 三橋貴明1429円 飛鳥

新社。借りて2時間で一気読み。

静さと説得力は ピカ一。反日とい

のない言行は、ブーメランの如く

返る。兄さんと呼ぶべき国が哀れ。


4月24日(木) C

「天草写真紀行」 小林健治 弦書房

1900円。2005年刊と、古いが第2

刷。シャープを定年退職し 故郷・天

草での写真生活。たぶん 膨大な時

間をかけたと思われる、小写真集。


4月23日(水) C

「これっていいね 雑貨主義」谷川晃

平凡社コロナブックス 1600円。

伊豆高原在住、故・宮迫千鶴の夫と

いう画家の雑貨論・コレクション。そ

のほとんどが 世界の民俗土産品


4月22日(火) C

生命とリズム」 三木成夫 河出文庫

850円。1987年65歳で 逝去した

解剖学の権威の芸大教授。身体論

から哲学の世界まで考察の 文庫化

最後に、武道家・甲野善紀の解説。


4月21日(月) C

「在宅勤務が会社を救う」 田澤由利

東洋経済新報社 1500円。北見市

在住で東京に小オフィス、すべての

データをクラウドにおいた 実体仮想

会社の先駆者。うーん そうなるの。


4月20日(日) C

「イタリアの馬鹿男 日本の駄目男」

かわい ゆうこ 太陽出版 1300円。

愛先進国と経済先進国、どっちが

幸せ!? と挑戦的な年齢不詳ライター

だが 結果的にはイタリア文化礼賛。


4月19日(土) C

「いい階段の写真集」バイ インターナ

ショナル2000円。BMC(ビルディン

グ・マニア・カフェ)の面々による名建

築階段探訪。村野藤吾作品をはじめ

き良き時代が充満して 眼の保養。


4月18日(金) C

一流秘書が実践している一歩先をゆ

「さきよみ」の習慣』 能町光香 中経

出版1400円。実用書専門出版社の

実践論はわかるが、後追いばかりの

人生には最早遅し、という感じかな。


4月17日(木) C

旅を楽しむトリビア大百科」N・ホーム

日経ナショナルジオグラフィック社

1850円。「ロンリープラネット」の大人

の絵本というべきか。感想 何もなし。


4月16日(水) C+

「超絶技巧美術館」 1800円 美術出

版社 BT BOOKS。山下裕二・監修

による現代作家20人の超細密・スー

パーリアル・フィギュア・工芸品ずらり

こういう世界があるのか驚きの連続。


4月15日(火) C

「ウルトラライトハイカー」 山と渓谷社

1500円。できるだけ薄く 軽い装備で

の山歩きを目指す達人達を紹介。最

後には 米の3000kmを越える3大ト

レイルを全制覇 の猛者も登場する。


4月14日(月) C

「最新版 最高の植栽をデザインする

方法」 エクスナレッジ2400円。建築

知識・編 建築設計シリーズ。緑の基

本知識と後半は住宅用植栽テクニッ

ク。情報量は大も 重複部分も多い。


4月13日(日) C

「すばらしき特殊特許の世界」 稲盛

太郎 太田出版1600円。米在住

理士・会計士による エンターテ

イメント型特許入門書(本人曰く) だ

そうだ。特許バラエティという感じだ。


4月12日(土) C

「知られざる富士山」上村信太郎

と渓谷社 1200円。1994年刊 「富

士山の謎」 を大幅加筆の山ライター

富士山に関する 秘話・逸話・不思議

な話などを綴る147話の雑学集だ。


4月11日(金) C

「わかりやすい 高麗茶碗のはなし」

谷 晃 淡交社1800円。野村美術

館長による有名伝来茶碗をはじめと

する高麗茶碗の分類、からはじまり

その味わい方の 「おさらい」 という。


4月10日(木) C

「カラー図解でわかる ジェット旅客

機の操縦」 中村寛治 ソフトバンク

クリエイティブ 952円。サイエンス

アイ新書は離陸から着陸までパイ

ロットの全仕事を図解 大変だわ。


4月9日(水) C

「貴金属材料」 岡田勝蔵 日刊工業

新聞社 2000円。図解よくわかるシ

リーズは、金・銀・プラチナほか Pd

Ru・Rh・Ir・Os8種類の材料特性な

ど数式・化学式多く大学教科書か。


4月8日(火) C

なぜ日本は若者に冷酷なのか」

田昌弘 東洋経済新報社1500円。

「週間東洋経済」の連載コラムを中

心にまとめただけに 問題提起のみ

延々と続く 新提案が欲しいところ。


4月7日(月) C

「悪徳商法 わざと引っかかってみま

した」多田文明 彩図社619円 すっ

かりその筋の評論家として TVにも

出演ルポライターによる文庫本。

でに3刷目。読むのも 3冊目だが。


4月6日(日) C

「人間らしさとはなにか?」M・S・ガ

ザニカインターシフト3500円。少し

古く、2010年刊の全605頁。加大

サンタバーバラ校の教授による

科学前線講義。他の動物との違

い についての復習、という感じか。


4月5日(土) C

「レース鳩 知られざるアスリート」

吉原謙以知1500円 幻冬舎ルネッ

サンス 鳩専門誌編集長。競走馬

同じように 優秀な鳩の育て方入門

レース鳩趣味の世界を垣間見た。


4月4日(金) C

「装飾古墳の世界をさぐる」 大塚初

祥伝社 1500円。明大考古学の

大家による 平成12年考古学講義

リーズ書籍化 内部が彩色され

墳の発掘秘話など、意外に面白い


4月3日(木) C

ネットで「つながる」 ことの 耐えられ

ない軽さ』 藤原智美 1100円 文藝

春秋。芥川賞作家による 日本語論

ネット社会で、風前の灯火 書く言葉

への執着は 結局自己認識に至る。


4月2日(水) C

「U理論入門」 中土井 僚 1800円

PHP。人と組織の問題を 劇的に解

決する、と副題。自己変革すればア

イデアが結晶化するという米の理論

も現実的とは思えない、全429頁。


4月1日(火) C

僕たちが親より豊かになるのは もう

不可能なのか」R・フロイモビッチ 阪

急コミュニケーションズ1700円 28

歳の著者 論点ブレ気味。要は社

境投資で雇用の増大を計ること。



3月31日(月) C

たのしい編集」 和田文夫・大西美穂

ガイア・オペレーションズ 2200円。

編集人生 35年ベテラン W氏によ

編集論というか、編集談義というか。

本好きとしては、理解できる内容だ。


3月30日(日) C+

「縄文土偶ハンドブック」 三上徹也

新泉社 2200円。1956年生まれの

上伊那農高教諭による、縄文土偶

新解釈。土偶の目的など、大胆

信仰の始まりへの示唆は新鮮。


3月29日(土) C

海外赴任2014リロケーションガイド」

エヌ・エヌ・エー1600円。全然、関係

いが借りてみた。しかしまあ変な

ことではある。ただ何とかなる と気楽

に構えた方が、いいような気がする。


3月28日(金) C

「神社博物館事典」 雄山閣 7000円

国学院大・青木豊教授編で前2/3は

全国神社博物館案内。後1/3は国学

院大研究者の執筆により、神社博物

の歴史 今後の方向・問題点など。


3月27日(木) C

「庭仕事の庭石テクニック」 誠文堂新

光社2800円 庭石の種類と選び方、

石組・石積・飛石・敷石の基本が よく

かる、として作庭家・高橋康隆が

する図解教科書 としての役割か。


3月26日(水) C

「世界のパン図鑑224」 平凡社1700

円。目黒で天然酵母のパンづくりの大

和田聡子・監修の小型ムック。中近東

アフリカ・西欧・北欧・東欧 さらに北米

中南米・アジアとパンの世界旅行だ。


3月25日(火) C

「明王像のすべて」 竢o版社1300円

完全保存版 仏像の基本、と題された

エイムック のシリーズ。不動明王を中

心に、各地の他の明王を解説。やはり

融通無碍な 仏教の不思議を感ずる。


3月24日 (月) C

デザイン家電は、なぜ 「四角くて、モノ

トーン」なのか?』 木全 賢 エムディエ

ヌコーポレーション1600円。シャープ

出身デザイナーのデザイン論議。「デ

ザイン家電の方式」 と改題したい。


3月23日(日) C

「デジタルデトックスのすすめ」米田智

PHP 1300円。ネット依存、による

「つながり疲れ」への対策として、一時

的なネット絶ちや、瞑想体験などのす

すめ。本当にご苦労さん、といいたい。


3月22日(土) C+

日本の祭神 社寺に祀られた郷土の人

びと」 日外アソシエイツ13800円。全

の神社を 北から南まで 1300人の

祭神と神社の概要で 義民や土木工事

功労者など、郷土の歴史を垣間見た。


3月21日(金) C

「ひらめき」を生む技術』伊藤穣一 角川

EPUB選書1400円。MITメディアラボ

の4代目所長に就任した国際派も書名

には遠く、大部分が4人のクリエーター

との対談 無理やり本をつくった感じだ。


3月20日(木) C

「ぼくのおかしなおかしなステッキ生活」

坂崎重盛 求龍堂1800円。1942年生

まれの好事家の個人的なステッキ夜話

にお付き合い。とくに感想なしに 終了。


3月19日(水) C

ビッグデータの使い方・活かし方−マー

ケッティングにおける活用事例」 浅野煕

彦・編著 東京図書 2200円。情報抽出

解析の専門家が 最先端の10例を紹介

エスノグラフィの他は 何もわからず終。


3月18日(火) C

「あたらしい出雲旅行」 広沢真貴子WA

VE出版1500円。出雲出身ライターが

案内する聖地はかなりコア。字が小さく

写真の背景の文は読むに難渋。1952

生まれなら、わかりそうなもの だが。


3月17日(月) C

地形観察ウォーキングガイド」目代邦康

誠文堂新光社 1800円。地形を楽しむ

コースマップ付き。全国北から南まで、

26ヶ所の面白地形案内。地学屋さんだ

からか景観的なものの見方は少ない。


3月16日(日) C

「ディズニー大学」 D・リップ アルファポ

リス 1800円。キャストを含めた同社の

社員教育の仕組みとそれが出来るま

を同社に在籍 東京DLの社員教育に

かわったコンサルタントが詳述の読物。


3月15日(土) C

「ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。」 杉山

淳一 幻冬社 1400円。副題は 「日本

国列車旅、達人のとっておき33選」

1967年生のライター もともとはネット

連載中だというが、それの書籍化。


3月14日'金) C

「Jw_cadのトりセツ」 Obra Club エク

スナレッジ 3200円。フリーの CADソ

フト Jw_cad 7.11 の上級編の解説。

どんどんバージョンアップしていくので

定期的に、内容を確認する 必要あり。


3月13日(木) C

「天野祐吉のCM天気図傑作選」 朝日

新聞出版1500円。同新聞連載のCM

コラム。期待したが、そこにあるのは同

新聞同様ナイーブな左翼志向。CM論

もその消費性ゆえ振り返る意味無


3月12日(水) C

大神神社 〔第3版〕 中山和敬 学生社

2400円。初版は1971年刊。奈良県

三輪山そのものを、御神体とする神社

の全貌。とくに撮影禁止の磐座群につ

いて興味があったので、読んでみた。


3月11日(火) C

「図説 虹の文化史」 杉山久仁彦

書房新社4600円。グラフィックデザイ

ナーが本業というだけに 凝りに凝っ

装丁古今の虹に関する資料を図

とともに集成。資料的価値は 頗る大


3月10日(月) C-

「繁盛店はこうしてつくれ!」 牧野友安

PHP 1500円。 経営コンサルタントの

税理士、息子のソバ屋開業に際しての

ケーススタディの全て。経営がうまくい

く、という 「魔法のツール」 だそうだが。


3月9日(日) C+

「わたしたちの身体は寄生虫を欲してい

る」 R・ダン 飛鳥新社1700円。米の生

物学教授は、人類進化について 新説を

展開。全てが 納得できる 訳ではないが

面白く新鮮。ただし書名には疑問符だ。


3月8日(土) C

「始める!スノーシュー」 石丸哲也 山と

渓谷社 1600円。新雪の銀世界を自由

歩く。全国 33コースを地図とともに紹

介。富士見台も登場、またビギナー向け

用具・ハウツーも解説の小型ムック本。


3月7日(金) C

「リスクの世界地図」 菅原 出 朝日新聞

出版1800円。国際政治アナリストによ

る危険地帯報告。中東からアフリカ、中

南米、さらに南アジア・中国・ロシアまで

脅しまくる。読めば、どこにも行けない。


3月6日(木) C

「ケータイの2000年代 成熟するモバイ

ル社会」東京大学出版会5400円。ケー

タイ利用の実態について、2001年の調

査から10年 2011年のの同じ調査を分

析報告。松田美佐・土橋臣悟・辻泉 編。


3月5日(水) D

「起業としての 放置自転車ビジネスが

たを救う!」稲本勝義1500円 ぱる出

版。後半は全て会員の成功話 これを読

で申し込む人からは加盟料を おまけ

上納金をも という魂胆が見え見えだ。


3月4日(火) A

独居老人スタイル」 都築響一 筑摩書房

2700円。50代後半から90代まで男女

16人の生き方。グルメや 旅行とは無縁

の清々しくも孤高の生活。老いに向かっ

ての勇気が沸いてくる とは大袈裟かな。


3月3日(月) C

「農」の付加価値を高める 六次産業化の

実践』筑波書房2500円 26人の農学博

士による各地の実践例報告。いやぁ大変

な世の中になったものだ。各農業人が事

業構想力を持たなきゃいけない 時代だ。


3月2日(日) C

「事業構想力の研究」 清成忠男 事業構

想大学院大学出版部1600円 1933年

生まれの元法政大総長によるが観念的

で さっぱりわからず終了した。飯田市の

牧野市長も登場し、しかも評価は高い。


3月1日(土) C

「官能教育」植島啓司 780円 幻冬社新

私たちは愛とセックスをいかに教えら

れてきたか、が副題。1947年生の宗教

人類学者の性愛論 この歳になっても真

面目に思考 という姿勢は、大したもの。



2月28日(金) C

「しらずしらず」 L・ムロディナウ ダイヤ

モンド社2000円。米の物理学者による

無意識 についての科学。膨大なデータ

を入力する 脳の働き。ただ話が広範に

なり過ぎて やや散漫な印象を受けた。


2月27日(木) C

「名物裂ハンドブック」 淡交社 1200円

同社編集局による、総アート紙カラーの

庫版。茶の湯での袱紗や茶入れの仕

あるいは掛物の表装での織物裂の鑑

賞手引き。ただ見ただけという感じかな。


2月26日(水) C+

「登山案内 続 一等三角点全国ガイド」

ナカヒシヤ出版1800円。京大今西門下

一等三角点研究会が、標高500m以上

等…に続き今度は500m未満の

れの案内。周辺状況の想像は 面白い。


2月25日(火) C

「江戸の旅と出版文化」 原淳一郎 三弥

井書店 2300円。米沢短大准教授の寺

社参詣史論文は、取っ付きにくい文章。

本来面白いはずなのだが、興味の対象

がズレていたか乗れない読書となった。


2月24日(月) B

古本屋ツアー・イン・ジャパン」小山力也

原書房2400円 全国の古書店1550軒

訪問そのうち150軒のブログ書籍化

真は店頭のみ。店内描写の悪口なしの

文章力には、ほとほと感嘆するのみだ。


2月23日(日) C

「海を渡った白山信仰」 前田速夫 現代

書館 2000円。被差別部落の白山信仰

のルーツを求めて韓国の白丁との関係

を探る「新潮」元編集長の民俗研究家。

中途半端だっ前作に較べ 判り易い


2月22日(土) C

「東京ワンデイ スキマ旅」 カベルナリア

吉田 彩流社 1900円。WEB連載 の書

籍化だという 最近このパータンは多い。

たしかに初めて聞く地名ばかりの街歩き

地元との交流目線には、好感が持てる。


2月21日(金) B

「盛り場はヤミ市から生まれた」 青弓社

2800円。早大社会学・橋本健二 東大

都市史・初田香成の編著で、若手研究

者が執筆 戦後空白期の都市の貴重な

論文を多数収録。文句なしに 面白い。


2月20日(木) C

「女子大生 ヤバイ語辞典」 小沢章友

主婦の友社 952円。 某女子大の文章

座講師+ヤバイ語調査会・編だという

作家・小沢さんのもはや独壇場と

う感じだ。笑って笑える ネタ話ばかり。


2月19日(水) C

「数学記号を読む辞典」 瀬山士郎 技

評論社1580円。群馬大定年退官数学

教授による 小学校から高等数学まで。

最初のうちは、ついていったが、後半は

もう丸出だめ夫状態、ただ読んだだけ。


2月18日(火) C

「3Dプリンターではじめるデジタルモノ

づくり」門田和雄 1600円 日刊工業新

聞社。今話題の3D…を、わかる・使う・

データ作成・マシン製作 の面から東工

付属工高教諭が、解説する ムック。


2月17日(月) C

正伝 岡田以蔵」松岡 司 戎光祥

1500円。高知在住の郷土史家の、

売地方版連載加筆だという。まるで見

ていたかのような情景描写は 少々

問だ。正伝とは おこがましいと思う。


2月16日(日) C

「美術館と建築」 青幻社2500円。

盟140館を数えるという、美術館連絡

協議会企画で 学芸員、建築家、ア

ティストの著名人達が、それぞれの視

で美術展示空間を語るという趣向。


2月15日(土) C

「なぜ人と組織は変われないのか」英

治出版 2500円。ハーバード大のR・

キーガン+L・レイヒー著。知性とは自

己の客体視と変革だ、と前半。それは

わかる。後半の実践編には ウーン。


2月14日(金) C

無印都市の社会学」 2600円 法律文

化社。慶大近森研究室OB総動員

市の 消費・趣味・イベント・運動・娯楽

フィールドワーク。着想はいいが

社会学論文特有の前フリに 食傷す。


2月13日(木) C

「純粋異性批判」 中島義道 1500円

講談社 副題は「女は理性を有する

か」。カント哲学者だからカントの

理性批判や実践…を女性論の名を

りての やや難解講義にお付き合い。


2月12日(水) C

「本の逆襲」 内沼晋太郎 朝日出版社

940円。同社の新しいアイデアインク

シリーズは本屋の未来について 下北

沢で新刊書店「B&B」を経営。ブック

ビールと、多彩・多義な本屋空間。


2月11日(火) C

それでも金融はすばらしい」東洋経

新報社 2800円。イェール大ノーベ

賞 R・J・シラー教授の 金融擁護論教

科書も 「必要悪」以上の説得力は

ない。訳者あとがきが的確な 472頁。


2月10日(月) C

「図解 手づくり施工の農村環境整備」

筒井義富・北沢大佑 農文協2200円

水路補修・木道・柵・休憩所など地域

における、セルフビルドの教科書だが

やはり本職が一人いるとずいぶん楽。


2月9日(日) C

ディスプレー入門」 松井柚子 繊研新

聞社1900円。魅せる。売れる売り場

づくり は主としてアパレルもののディ

プレー論は同新聞の連載加筆か。

VMDに加えて、POPの作り方まで。


2月8日(土) C

「狛犬かがみ」 たくきよしみつ バナナ

ブックス 1500円。25年の収集は他

方面ライター。初版は8年前か、全て

英文対照で総アート紙アールカラー

の入門書。興味対象がまた増えた。


2月7日(金) C

「君に友だちはいらない」 瀧本哲史

講談社 1700円。京大客員准教授

提唱する グローバル資本主義の

下での 生き方論。言っていることは

わかるが さあ具体的にどうするか。


2月6日(木) C

「超ローカルヒーロー大図鑑」 水曜

1200円。ローカルヒーロー研究

会による 前作 「ローカルヒーロー大

図鑑」刊行から7年を経て、47都道

府県の153組紹介。感想 全くなし。


2月5日(水) C

「本の風格」 野村保惠 印刷学会出

版部2000円 1928年生まれの印

刷会社校正の神様による電子書籍

にも必要な 校正読本。心得から校

正技術・組版ルール・誤植例 まで。


2月4日(火) C+

「小塚昌彦 ぼくのつくった書体の話」

グラフィック社2500円。自伝でもあ

り、したがって日本のタイポグラフィ

史 それに小塚フォントのできるまで

書体デザイン論と内容は盛り沢山。


2月3日(月) C

「東京街角 お地蔵・稲荷・石塔めぐ

り」 佐藤テツ 廣済堂出版1600円

自称・路地研究家という 昭和33年

生まれによる方面別の散策地図付

き案内 今街歩きはブームの様だ。


2月2日(日) C

「グローバリゼーショ ンパラドック

ス」 D・ロドリック 白水社 2200円

大学経済ゼミの 教科書か、あまり

理解できずに終了した。評価 は

のせいだが識者には高評価こも。


2月1日(土) C+

「定本 何かが空を飛んでいる」

稲生平太郎 国書刊行会 3200円

UFO論からオカルトへ、話を進める

奈良女大教授。それは人間の想像

力から生ずる、本質かも知れない



1月31日(金) C

「中国はもう終わっている」 徳間書

1000円。石平&黄文雄2人の

希望的観測も大いに含む、嫌中談

読めば溜飲も下がるわな。それ

にしても、いつも書名のセンス良。


1月30日(木) C

「地域の美味しいものづくり」 同友

館2000円 中小企業基盤整備機

構・編。6次産業化への 商品開発

販路開拓、の実例分析など。注目

は そのための支援組織の今後。


1月29日(水) C

「清閑の暮らし」 大岡敏明 草思社

1800円。熊本県立大建築学の名

誉教授。陶淵明・白楽天から 西行

鴨長明・芭蕉・良寛など、8人の草

庵生活 遺された文から読み解く。


1月28日(火) C

滅亡へのカウントダウン下」 A・ワ

イズマン 早川書房2000円。下巻

人口過密最貧国の姿と、日本・

国の少子化の問題も 取りあげて

いる やや記述が冗長の傾向。


1月27日(月) C

滅亡へのカウントダウン上」 A・ワ

イズマン早川書房2000円。世界

各地の最貧国の 水と食糧の不足

に苦しむ人口過剰の現実を、これ

でもか と描く米のジャーナリスト。


1月26日(日) C

「血液型でわかる なりやすい病気

なりにくい病気」永田 宏 講談社ブ

ルーバックス800円。よくいう血液

型性格診断ではなく、疫学調査の

現状からの傾向 などを報告する。


1月25日(土) C

「銀座にはなぜ超高層ビルがない

のか」竹沢えり子 800円 平凡社

新書。慶大文・出身がかかわった

銀座地区計画の実例を東工大博

士論文は 詳細な建築行政記録。


1月24日(金) C

「ガイドブックには載っていない 本

当は怖い 京都の話」 倉松 知さと

彩国社 1200円。京都をめぐる怖

いお話を 旅行ライターが紹介。歴

史的エピソードやら 心霊スポット。


1月23日(木) C

「ハラルマーケットがよくわかる本」

総合法令出版 1500円。マレーシ

アでの動きを中心にハラルマーケ

ト・チャレンジ・プロジェクト HCP

いう団体が解説だが 内容は薄い。


1月22日(水) C

「ニッポンのトイレほか」 マリトモ

アスペクト1000円。フリーライター

が、10年間に蒐めた全国の珍しい

イレたち。こういう企画はいいね。


1月21日(火) C

「昭和 街並探訪」 江頭 剛 ネコ・パ

ブリッシング 1238円。鉄道ジオラ

マから全国探訪のイラストレーター

によるムック本 定番の観光町並み

歩きよりも 少しディープな感じか。


1月20日(月) C

「短所大辞典」 児玉陽子 アチーブ

メント出版 1200円 開業医から親

向け コミュニケーション講師。性格

的短所を長所に変える、対人関係

逆に 他人からの付き合い方 指南。


1月19日(日) C

「夜遊びガイド 東京・首都圏」

るるぶ情報版840円。遊び上手の

2人の夜デートプラン と銘打って、

お出かけ・グルメ・ドライブとき

後、スウィートホテル案内と完璧。


1月18日(土) C+

「読書脳」 立花 隆 1600円 文藝

春秋。週間文春連載 6年半の「私

の読書日記」。300冊から自分の

知ったことや 読者に伝えたいこと

ピンポイントでの指摘はさすが。


1月17日(金) C

電車をデザインする仕事」 水戸岡

鋭冶 日本能率協会MC 1500円

JR九州 車輌ザイン経緯ほか。

プレゼンイストの本は、30年ほ

ど前に購入。デザイン論は平凡。


1月16日(木) C+

食と建築土木」LIXIL出版2300円

工学院大教授・後藤治+同研究員

村悟による 農山魚村の特異な

観の構成物である 各種構造物

気の利いた名前をつけたいもの。


1月15日(水) C

「京職人ブルース」 米原有二

京阪神エルマガジン社 1200円。

もともとは 神戸新聞社系のタウン

誌の連載を、本にしたものらしい。

京都の各種職人工房 の探訪記。


1月14日(火) C

「イザベラ・バード」 パット・バー

講談社学術文庫 1250円。あの

英の女流旅行家の伝記。著者は

1934年生まれ、訳者も1939年

生まれで硬い文章だ 全418頁。


1月13日(月) C

「世界の夢の本屋さん3」 清水玲

エクスナレッジ3800円。世

の有名書店めぐりも、第3弾の

本。これを見ていると まだまだ

本屋も大丈夫だなあ と思うのだ。


1月12(日) C

「屋根裏部屋の博物館」 淡交社

2762円。 国立民俗学博物館の

原点 「ATTIC MUSEUM」 渋沢栄

一の孫であり、元日銀総裁・敬三

没後 80年特別展 の公式出版。


1月11日(土) C

迷惑メール、返事をしたらこうなっ

た。」多田文明 1200円 イースト

プレス。前作「ついていったらこう

なった」で体当たりの悪徳商法ル

ポ。今度は ネットでの体験報告。


1月10日(金) C

「全身病巣」国家・中国の死に方』

石 平 宝島社952円。TVなどでも

お馴染み、帰化した中国人評論家

週刊誌のように気軽に読める中国

の抱える諸問題への、辛辣意見。


1月9日(木) C

しくみ図解 電池の全てが一番わか

る」 福田京平 技術評論社1880円

乾電池から 充電池、燃料電池と太

電池さらには電気自動車用電

と その周辺技術 についても 1章。


1月8日(水) C

「トップシークレット・アメリカ」 草思

2600円。最高機密に覆われる

国家の取材を W・アーキン 執筆を

D・プリーストが担当したNSAの内

秘密保護法案の行く末を明示。


1月7日(火) C

「男の読書術」 大岡 玲 岩波書店

2300円。毎日新聞に16年間の連

載書評の中から厳選し加筆単行本

化したとある。何が男だかはわから

ない。小説主体 他ジャンルもあり。


1月6日(月) C+

まち文字」 小林 章 グラフィック社

2000円 独在住のフォントデザ

ナー。前1/3は町で見かける丸

チックについて。たしかに当りは

らかい 後半は欧文フォント談義。


1月5日(日) C

里山資本主義 藻谷浩介+NHK

広島取材班 角川oneテーマ21

781円。。山間部での新しい動き

だが子弟の教育費用についての

言及はなし ややナィーブに思う。


1月4日(土) C-

「オタクの心をつかめ 最強の購

買欲をもつ顧客たち」 寺尾幸紘

SB新書730円。2005年のTV

チャンピオン「アキバ王」優勝者

というのが売りも、中身は薄い。


1月3日(金) C

野武士、西へ」久住昌之 集英社

神田から大阪まで 歩きつないだ

年間 「小説すばる」の連載・加

筆だというが、なかなか面白く読

めた。よく書けている、と思った。


1月2日(木) C

「世界の小さな町歩き」 P・パーチ

日経 ナショナル ジオグラフィック

2600円。 一生に一度だけの旅

discover と称して 世界遺産クラ

スの、小さな美しい町の案内本。


平成14年1月1日(水) C

「実用 木材・木質材料小事典」

東洋書店2800円。どちらかとい

木材加工業者のための 事典

ようだ。一応全部に 目は通したが。

さあ平成14年も またよろしく願い。


 

back