巨石伝説

 

切石七妙石

旧鼎町切石地区には大きな石が多く また石材業者も多い

戦前にそれらの大きな石を選び出し それぞれ名を付けて 七妙石としたようだ

切石地区の名前の云われとなった切石

真っ二つに割れている

蛙石 切石の近くに蛙がうずくまった様子に見えないことはない

さらにその近くに 駒の爪石

中央に窪みが2ヶ所 馬の足跡に見立てている

こちらは民家の裏にある 太鼓石

踏みつけると太鼓のように響くという

これも民家の玄関先に鎮座する 鬼石

 

この他 蔦石と分福石(?)とあるようだが確認できなかった

これは立て札はなかったが やはり旧道脇の大きな石

 

風越山の巨石

風越山の上部に名号を刻んだ巨石

歴代飯田藩主もここまでは馬で登ったようだ

風越山の頂上3角点から2〜30mほど南へ下ったところにある巨石

大正の詩人 日夏耿之助の句が刻まれている

その近辺にちょっとした岩室があり 狗賓(ぐひん)が住んだと言われている

 

上郷の夜泣き石

山を降りて 飯田市街を下っての城東地区

駐車場のど真ん中に大きな岩 1715年の野底川の氾濫・未満水(ひつじまんすい)で流れ出た という

水害に遭った子供の泣き声がするとか 上部には南を向いた観音様が鎮座

 

北方の三尋石

飯田市の南西部の高台にある三尋石

まあたしかに3ヒロはありそうだが

 

下久堅の三石

終始逆光でわかりにくいのだが 枝垂れ桜の左に巨石が三つ

高さは3m近く 迫力十分

石の間にこれも観音様

 

神の峰巨石群

飯田市街と天竜川をはさんでの小高い丘が

武田氏に滅ぼされた 知久氏の山城 「神の峰」

その頂上には神社があるのだが

ぐるっと後ろをみると 巨石だらけ

その巨石の上に本殿が鎮座している

その本殿の脇の右側に 鞍掛岩

左に知久則重の 述懐と称する歌を刻んだ岩

さrにその奥の出丸には 篝岩

一段低い本丸には 筆立て岩

 

神ノ峰から少し下ったところに民家の崖際に大きな岩

ネットで誰かが三段岩と名付けていた

 

尾科の文吾岩

神ノ峰から南方 飯田市尾科の神社脇にある大岩

やはり高さがないと映えない

 

安養寺のうなり石

飯田市の隣り 喬木村安養寺に 「うなり石」 があるとネットで見て

たまたま有名な藤の時期に 管理する長老に聞いてみたら

これじゃないか との答え 子供の頃またがって遊んだという

まあ動物の頭に見えないことはない 犬というよりオットセイという感じ

 

臼井川奇岩群・天竜峡十勝については後日

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2009・9・3

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