川筋空間

 

その3 大井川探訪

 

大井川は江戸時代中期 明和年間に開削された用水路の通称で

正式には伊賀良井(いがらい)と呼ぶらしい

松川上流で取水され 伊賀良北方から殿岡の台地を潤し

台地下で新川と合流する

地図をみると意外に長い流路 先人の苦労が偲ばれる

 

左が取水口附近 現在改良工事中 松川を下流から撮影

右はサイクリングロードの下をくぐって出てきた水路を上流部から

 

妙琴浄水場の脇を通るが 水道用水はもう少し上流の別の取水口から取っているようだ

さらに飯田自動車学校の附近を通過

 

今度は道路の右側に沿って流れる

伊賀良方面に自転車で行く場合は 鼎の台地への上りをさけ

羽場赤坂から切石上河原橋を渡り ここから大井川沿いに走ることが多い

竹薮のあたりは冬には雪が溶けない場所

北方の台地の突端部を流れ

左側の下の段との高低差は大きくなる

この高いところを川が流れている という通常ではありえない風景

 

さらに中央道をはるかに望む位置から右折して台地の中央部に入っていく

右写真は整備の終わった遊水地

 

ここで中央道と平行し この先で下をくぐって逆側へ

さらにしばらく行くと国道と交差 ここから暗渠

また表に出て区画整理地域内の歩道に併走

少し左に折れてから 飯田バイパスと交差

少し行ってから毛賀沢川を下にしての立体交差

ここにある碑によれば明和6年に竣工とある つまり240年前くらい

さらに進むと運動公園通りと交差

殿岡保育園附近ののどかな風景

ずっと下って今度は道路左側 そして下殿岡八幡神社の前を通過

もう一度右側に流れを変え いよいよ台地の突端にいたる

鈴岡公園下で新川と合流

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2009・11・11

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