飯田霊地公園・共同墓
飯田霊地公園は飯田市中心部より運動公園通りを南へ7km
三遠南信道をくぐっての丘陵地の突端に位置している
図中赤線で描かれているのが霊園施設
左に駐車場を見て進むと
天竜川を挟んでの竜東台地を望む墓地区画
左に聖観音
中央の赤い橋は時又の新しい天竜橋
望遠で見る 竜東台地と伊那山地
西側の高台から見る霊園中心部 中央が阿弥陀堂
奥に三重塔 その北側の阿弥陀堂
斜面の墓地区画
西側の山道を歩くと
林を抜けて視界が拡がる
中央部分に天竜川
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共同墓計画地は阿弥陀堂の北側の空き地
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近年の家族形態の多様化に伴って 将来的に墓地を維持する意思のない人が増えている
そこで宗教や宗派を問わない共同墓という考え方が生まれたようだ
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模型は1/30で製作
できるだけ宗教色のないシンボルにしたくて
4角柱の上部を2面だけすぼめ その頂点から底辺に3角形を削り出し
4角錐台の2面を凹面状に仕上げると 3角形の斜辺は曲線を描く
さらに3角形面も凹面状にして 天に昇るイメージを期待した
休憩施設がなかったので木のベンチを置いて 鉄筋コンクリート打ち放しのアーチと屋根をかける
中央部には水面
半地下の円形納骨堂への階段を 屋根兼用の観音扉で覆う
視覚効果を考えてフレームは前方をすぼめてみた
前方後円墳も同じ考え方かもしれない
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模型製作過程
なんだかケーキのようでもあるし
日時計のようでもある
玉砂利を 百円ショップの園芸コーナーの寒氷砂で表現しようとしたが
少し粒が大きかったので フスマ金槌でつぶして 屋上に撒いてみた
地盤はスチレンペーパーを重ねて 日時計とフレームを置いたところ
最後に玉砂利を撒いたり 水面やベンチを置いたりして 完成
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2010・7・27