飯田上り坂
その3 浜井町・小伝馬町・大王路
浜井町坂
上郷高松台地から野底川を渡り浜井町にいたる坂道
高松通りから緩やかに下って 野底川を渡る「富士橋」
これは近くの富士山稲荷から付いた名前か
橋を渡って坂道をのぼると最終的には柳通りにでるのだが
この小料理屋の右手に細い路地 おそらく古くからの道
この道は柳通りの1本北側の道路に出る
これも古くからの道らしく 逆に下ると富士山稲荷の前に出る
右写真は例大祭「むぎわら祭り」の夜店風景
小伝馬町坂
浜井町の北側の坂道
上郷の高松通りをくだってからの上り 前方に「小伝馬橋 」
橋から見た橋北台地の端部 ここには円筒校舎の浜井場小学校
さらに移転した飯田風越高校の跡地に飯田警察署
雲に隠れて見えないが 風越山の山容
坂道は右にカーブして 最終的には桜町の枡形に出る
さらにもう1本高松台地から橋南台地への坂道
野底川へは下り 「都出橋」を渡る 「つだしばし」と読むらしい
なんとも不思議な名前 いわくがありそう
橋から北側 飯田線の鉄橋を仰ぎ見る 遠くの橋は歩道橋
最近わかったのだが「津出し」というのは年貢米を運搬することのようだ
そのあたりからきた名前かもしれない(2011・9・1)
橋を渡ると上りになって 右カーブしたところで上りきって桜町に通ずる
途中右手に古刹・大雄寺(だいおうじ)
意外に短い坂道で当時の荷車曳きを想像すると けっこう使われたのではないか
そう思うと橋の名前もわかる気がする
歴史的な開通時期はこの大王路がもっとも古く ついで浜井町 小伝馬町の順らしい
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2008・10・28