オール読書日記2013年下半期
12月31日(火) C
スーパーイラストでしくみを知る ハ
イテクの世界」2300円Newton別
冊。快適生活を支える65の乗り物
家電・IT・宇宙の最先端技術紹介。
来年も、しっかり 本を読みたい。
12月30日(月) C
魅せる方言 地域語の底力」 三省
堂1700円。井上史雄・大橋敦夫
田中宣廣・日高貢一郎・山下暁美
言語学者5人のキャッチコピーな
どの方言採集。さすが日本語だ。
12月29日(日) C+
「政治の起源 上」フランシス・フク
ヤマ 講談社 2800円。部族社会
から政治機構が、いかにして生ま
れてきたか 壮大なスケールでの
社会の透視図 上巻刊行はまだ。
12月28日(土) C-
人が集まる「ツナギ場」のつくり方
ナカムラクニオ 阪急コミュニケー
ションズ1400円。昔の沼田元気
の後継者?荻窪でカフェ 都市型
茶室「6次元」経営。お好きにね。
12月27日(金) C
「みんなの空想地図」 今和泉隆行
白水社2000円。小学生時代から
描き始めたという空想都市の地図
地形・標高の概念なく 故に歴史も
でてこない 「僕の…」 とすべきだ。
12月26日(木) C-
「裏グッヅカタログ2014」三才ブッ
クス 1200円。図書館で 目ぼしい
本がなくて、仕方なしに 借りたもの
欲しいと思うものは何もなかった。
12月25日(水) C
「秘境駅の歩き方 この週末で行け
るプチ探検の旅」ソフトバンク新書
760円。おなじみ牛山隆信先生の
20の駅の解説と 西本裕隆さんに
よる 駅訪問のモデル旅行プラン。
12月24日(火) C
「カロリーゼロにだまされるな-本当
は怖い人工甘味料の裏側」 ダイヤ
モンド社 大西睦子 1400円。人甘
を使いカロリー0 をうたう食品の氾
濫を告発は 米留学医師。納得す。
12月23日(月) C
あくびはどうして伝染するのか」 青
土社 R・R・プロヴァイン 2400円。
泣く・笑う・くしゃみ・しゃっくり、など
生理現象の社会性、についての研
究だが、意外にも面白くなかった。
12月22日(日) C+
「地域ブランドのつくり方」竢o版社
1500円。別冊 DiscoverJapan と
して、この出版社得意のムックでソ
フト面でのまちづくりを紹介。これは
わかりやすい企画だし楽しめるワ。
12月21日(土) C
「ネットオーディオ入門」 山之内 正
講談社 ブルーバックス 800円。最
上の音を求めて、全く際限ない 挑戦
が続くものだ。ネットを使ってのハイ
レゾ原音を再生する の試みABC。
12月20日(金) C
知られざる職種 アグリゲーター 5
年後に主役になる生き方」日経BP
社1600円 柴沼俊一+瀬川明秀。
これからの企業経営は人財育成と
の未来論も 具体的な方法論なし。
12月19日(木) C
「さんずい」 青菁社1800円。日本
の風景と それにふさわしい言葉を
集めた季節の旅を巡る シリーズ。
野呂希一の写真と、池藤あかりの
文、水に関するロマンチックな本。
12月18日(水) C+
「曳家・家起こしの技術」建築技
術 1800円。曳家研究会 の岡
部則之・才上政則・宮崎貴重の
執筆。曳家と地震被害等からの
復旧技術・家起こし、の実施例。
12月17日(火) C
「ヒットメーカー100人の創る技術
売る技術」GakkenMook vol.1ジ
ンブツ 690円。有形・無形を問わ
ず創造的人物の登場。後半 都道
府県クリエーター47、が面白い。
12月16日(月) C
「古代山国の交通と社会」 八木書
店8000円。東山道に代表される
古代交通について24の論文を収
録しているが 当方の興味のある
ところは、それほど見当たらず。
12月15日(日) C
歴群「図解」マスター 戦車』
白石 光 Gakken 1500円。同社
の「歴史群像」の、上記シリーズは
戦車の基礎知識を ヒマツブシに。
12月14日(土) C
「できる大人のモノの言い方大全」
青春出版社 1000円。この出版社
お得意の実用書は、全381頁なが
ら刊行1ヶ月で、すでに第8刷と好
評らしい。話題の達人倶楽部・編。
12月13日(金) C
「居酒屋で勝つ!」 2200円 旭屋
出版MOOK 繁盛ノウハウ満載の
新しい居酒屋専門誌と銘打っての
メニュー、業態、販促、最新情報。
12月12日(木) C
「帝都の事件を歩く」1800円 亜紀
書房。藤村操から2・26までと題し
た路上対談は、谷根千の森まゆみ
と北大准教授の中島岳志で とくに
中島は 政治的志向が強く、辟易。
12月11日(水) C
遠いむかしの伊勢まいり」大下 武
ゆいぽおと 1500円。有名な元禄
の朝日文左衛門 「鸚鵡籠中記」か
ら抜粋しての解説は、元高校教諭
水増し気味で、やや苦しいところ。
12月10日(火) C
55歳からの「一生モノ」入門』 講談
社 1500円。朝日新聞に 連載した
「55プラス」の書籍化。まだまだ人
生は変えられる 39の楽しみ、との
副題での生きがい講座の開講だ。
12月9日(月) C
「カラー版 焼肉べんり事典」宝島社
新書 1100円。ハンディムックの焼
肉物知り帳は (社)日本肉ソムリア
協会が監修。感想は まったくなし。
12月8日(日) C
「割引キップでめぐるローカル線の
旅」谷川一巳 平凡社新書 800円
1958年生の、ノリ鉄・旅ライターに
よる。だが縁のない身には今もって
「青春18きっぷ」の使い方知らず。
12月7日(土) C
[整理・勉強・手帳・ノート] の100
円ショップ文具術」文房具朝食会
+多田健次 1500円 ダイヤモン
ド社。日本一安くて 楽しい、48の
ビジネス活用術 と銘打っている。
12月6日(金) D
「3年で7億稼いだ僕がメールを返
信しない理由 自由とお金を引き寄
せるこれからの人づきあい 」 幻冬
社 小玉 歩 952円。1981年生ま
れ どうぞお好きにやってください。
12月5日(木) C
「ひらめきスイッチ大全」サンクチュ
アリ出版2000円。「SWITCH OF
IDEA」と題された全454頁にはア
イデアを得るための225の方法を
古今東西からの文献から紹介だ。
12月4日(水) C
「明治のこころ モースが見た庶民
のくらし」青幻舎2190円。江戸東
京博物館の同名の企画展公式型
録 大森貝塚で有名な博士の民具
や、陶器コレクションなどを紹介。
12月3日(火) C+
「民俗芸能探訪ガイドブック」 国書
刊行会2200円。(社)全日本郷土
芸能協会編による全国北から南ま
で、168ヶ所紹介。鑑賞心得・歴史
的経緯・特徴・意義や内容、など。
12月2日(月) C
「全国飲食チェーン 本店巡礼 ルー
ツをめぐる旅」 BUBBLE−B 大和
書房1300円。DJ稼業の傍ら 第1
号店の訪問。牛丼・ハンバーガー・
洋食・ステーキ・パスタ・和食など。
12月1日(日) C
「タブーすぎるトンデモ本の世界」
と学会・編 サイゾー1500円。志は
わかるけれどあえて読む必要性は
感じない。多j方面の趣味人が120
名 集まってつくった会だ というが。
11月30日(土) C-
「日本全国もっと津々うりゃうりゃ」
宮田珠己 廣済堂出版 1500円 「廣
済堂よみものWeb」 というのに連載
加筆で、これは第2弾だという。そん
なに読むヤツがいるのかね ホント。
11月29日(金) C
「かつて誰も調べなかった100の謎」
堀井憲一郎 文藝春秋 1800円。週
間文春に連載 伝説のコラム「ホリイ
のずんずん調査」 再録。全511頁。
知性の中のバカバカしさは 大好き。
11月28日(木) C
「剣術修行の旅日記」 永井義男 朝日
選書 1600円。佐賀藩牟田文之助の
諸国遍歴日録を、時代小説家が読み
解く。面白い。幕末、剣術がすでにス
ポーツ化していたことに少々驚いた。
11月27日(水) C
「働く!工具図鑑」 高野倉匡人 主婦
の友社 1600円。文房具につづいて
工具マニアの認知度上昇に対応した
ムックで 著者は工具チェーンの代表
世界の最新工具550種を厳選とか。
11月26日(火) C
「地域を元気にする 実践!コミュニ
ティデザイン」 彰国社2500円。林ま
ゆみ編著。報告は延藤安弘・木下勇
小林郁雄・Jホー・田中充・Cシェンリ
ン・豊田玲子・中瀬勲・林泰義さん。
11月25日(月) C
「白山信仰の謎と被差別部落」 前田
速夫 河出書房新社 2000円。新潮
社出身のライター。表題の件は中盤
までで、残りは時宗など、こっちの興
味とは 遠のいて行くばかりで終了。
11月24日(日) C
波紋と螺旋とフィボナッチ 数理の眼
鏡で見えてくる生命の形の神秘」 近
藤 滋 秀潤社1800円。阪大発生学
教授の専門誌「細胞工学」連載加筆
なんとなくわかるチューリング理論。
11月23日(土) C-
「あたらしい野宿(上)」 かとうちあき
亜紀書房 1000円。野宿娘の著者に
は注目していたので 借りてはみたが
今回は 大人の絵本。理解不能気味。
11月22日(金) C
「幸福の経済学」 キャロル・グラハム
日経新聞出版社2000円。人々を豊
かにするものは何か、幸福の社会的
指標についての研究。生活満足度よ
りも、もしかしたら 生活安定性かも。
11月21日(木) C
「里山長屋をたのしむ エコ…」 山田
貴宏 学芸出版社 2200円。神奈川
藤野で、自身も含め4家族のコーポ
ラティブ木造長屋の設計・施工報告
パーマカルチャーの 政治性には?
11月20日(水) C
「RePUBLIC 公共空間のリノベー
ション」 馬場正尊 1800円 学芸出
版社。R不動産を 共同経営の建築
家。自身の事務所 OpenA やアー
ティストとの作品から、未来を探る。
11月19日(火) C
「単位と記号」 白鳥 敬 1300円
Gakken人に話したくなる教養雑学
シリーズ。記号ごとにまとめた最新
単位事典 だそうだ。著者は出版社
出身、1953年生の科学ライター。
11月18日(月) C
「人間的魅力」のつくり方』川北義則
三笠書房 952円。1935年生 東ス
ポ出身評論家による人生訓 納得で
きることばかりも 多少ウザったい部
分も感じられなくはない。第2刷目。
11月17日(日) C
「窓のデザイン」 A・ベイリー産調出
版 3900円。「自然光を生かした建
築」につづき今度は窓をテーマの現
代建築写真集。本来は事務所本棚
にあるべき書籍。今回も眼の保養。
11月16日(土) C
「ディープな高齢社会ニッポン」で稼
ぐ 消費と流通の先を読む』 日経新
聞出版社 根本重之 1400円。拓大
商教授。悲観的に語られるが新しい
発想でもって対処すべき のご宣託。
11月15日(金) C
都市の誕生」P・D・スミス 河出書房
新社2800円。古代からの文明ある
いは 近代から現代にいたる文化の
発生の源でもある都市の姿。克明な
る描写は英のライター。全 479頁。
11月14日(木) C
「そして日本経済が世界の希望にな
る」P・クルーグマン 800円 PHP新
書。内容的は既出の教授の本の範
疇だがアベノミクスの実行に期待大
消費税率上げ には反対。結果は?
11月13日(水) C+
自然光を生かした建築」H・プラマー
ガイアブックス4300円。ずっしり重
い 世界の現代建築写真集。テーマ
は光ということで 宗教建築やミュー
ジアムのオンパレードは眼の保養。
11月12日(火) C-
人は何のために「祈る」のか』 村上
和雄 祥伝社黄金文庫600円。いく
ら筑波大名誉教授でも「祈り」が遺
伝子に働きかける、とはトンデモ本
といえよう。2008年刊の文庫化。
11月11日(月) C
「うつに非ず うつ病の真実と精神医
療の罪」野田正彰 講談社1300円
〈つくられる〉うつ病の実態を告発す
る辛口社会派精神科医。安易に薬
に頼り、習慣化の恐れがあるとか。
11月10日(日) C
「日本百富士 ふるさと100名山」
敷島悦朗 三一書房 1900円。郷土
の○○富士を集めた登山ガイド。形
というより、山容のイメージが重要で
景観的にも 考えさせられる読物だ。
11月9日(土) C
MY STANDARD 大人の自分定番
2 僕らの、定番服の見つけ方」 主婦
と生活社 1143円。女性目線でのカ
ントリー調の男性服飾図鑑だが とて
もスタンダードには なりえないもの。
11月8日(金) C
「世界のおもしろい家」 エクスナレッ
ジ 1600円。民家や 一般住宅から
現代建築まで、世界各地から69の
楽しく愉快に暮らせる(?)家を紹介
するムック。グラス片手に お気楽。
11月7日(木) C
一生に一度は見たい 世界の祭り」
宝島社TJムック 580円。有名な祭
りの紹介で、いずれも TVで見られ
るものだが、これを見て出かける余
裕ある団塊世代も、いるかもねえ。
11月6日 (水) C
単純な脳、複雑な「私」』 池谷裕二
講談社ブルーバックス1200円 母
校の慶大NY高校での講義録は全
473頁も拾い読み ただニューロン
の創発から 「美」の示唆は、収穫。
11月5日(火) C
「大阪ビル景」石原 祥 光村推古書
院 1700円。大阪在住のブルマニ
アによるハンディ写真集。高層ビル
が主体だが歴史的なビルも漏れな
く、選択は個人の主観によるもの。
11月4日(月) C
「なぜ、日本人はモノを買わないの
か?」 野村総合研究所 東洋経済
新報社1600円。1997年より3年
おきの1万人調査。確実に 社会貢
献としての消費動向があるという。
11月3日(日) C
「ほとけを造った人々」 根立研介
吉川弘文館 1800円。京大院教授
による造仏師の系図 飛鳥から鎌倉
まで止利仏師から運慶・快慶まで。
ここまで詳細にわかるとは驚きだ。
11月2日(土) C
「地域再生 人口減少時代の地域ま
ちづくり」 日本評論社 3200円。福
島大・鈴木浩名誉教授を中心に23
人の執筆陣。地域再生の 現場から
の事例報告 あるいは活動報告だ。
11月1日(金) C
「小麦は食べるな!」 W・デイビス
日本文芸社 1400円。どちらかとい
えば トンデモ本の雰囲気 炭水化物
とくに小麦は身体に良くない 止めれ
ばスリムに、また健康になる、とさ。
10月31日(木) C
最強の営業ツール 「儲かる名刺」の
作りかた』古土慎一B&Tブックス日
刊工業新聞1500円。今や名刺コン
サルタント 広島印刷屋2代目。顔写
真入り・キャッチコピー だらけ名刺。
10月30日(水) C
「大人の社会見学 巨大高層建築の
科学」洋泉社MOOK1680円。これ
から始まるバブルを象徴。「造る・守
る・解体」のしくみがテーマの建築技
術現場報告 +世界高層建築型録。
10月29日(火) C
「僕らの新しい道徳」 朝日新聞出版
1600円。 岡田斗司夫対談、相手は
高木新平・古市憲寿・小林よしのり・
関沼博・橘玲・與那覇潤・東浩紀 の
7人。50を過ぎれば社会に還元か。
10月28日(月) C
活版印刷の本」1700円 グラフィッ
ク社。活版印刷が 大好きな二人の
手紙社という編集チームによる。名
刺は当方も作ってみたが それ以外
の小物類の作品を 多数紹介する。
10月27日(日) C
「早引き ファッション・アパレル用語
辞典」 能澤慧子 ナツメ社 2000円
東京家政大教授編著 とくに感想は
ないけれど、一応全部読みました。
10月26日(土) C
「刀工大鑑」得能一男+光芸出版/
太鼓版 6600円。刀剣専門出版社
による 全国7千を越す刀工便覧相
場付の全783頁。刀剣自体もだが
鑑定という文化にも、歴史を体感。
10月25日(金) C-
これから3年、日本と「地球経済」で
起こること』 浜 矩子 実業の日本社
1400円。同志社大の浜先生、今回
はいただけませんな。まあ しかし先
のことは誰もわからないということ。
10月24日(木) C
「カメラが撮るらえた富士山の明治・
大正・昭和」 石津伸子 1800円 中
経出版。コレクターによる 富士山絵
葉書写真帳。当時の風俗、とくに多
くが身に着けている着ゴザに注目。
10月23日(水) C
航空整備士になる本」イカロス出版
1429円。夢を実現させるための進
路ガイド と銘打った小型ムック。整
備士の仕事や専門学校進学案内。
10月22日(火) C-
「名前の暗号」 山口謡司 新潮新書
740円。大東文化大准教授が造詣
の深い漢字の意味から日本人の名
前を論じるのだが100頁にもおよぶ
男女のランキングと解説は退屈だ。
10月21日(月) C
「世界の傑作機no.150 ダグラスA4
スカイホーク」 文林堂1524円。核
爆弾搭載用に設計された小型艦上
攻撃機の全て。それにしてもこのシ
リーズは 驚くほど長く続いている。
10月20日(日) C+
「冒険投資家ジム・ロジャーズのス
トリート・スマート 市場の…」ソフト
バンク・クリエイティブ1600円。同
年代シンガポール在住の半生記。
面白い。中国の見方はナィーブ?
10月19日(土) C+
「自滅する中国 なぜ世界帝国になれ
ないのか」 E・ルトワック 芙蓉書房出
版 2300円。米の戦略研究家。染み
付いた中華思想が、反中国包囲網を
強める逆説を 地経学から説明する。
10月18日(金) C
「ネットで売れるもの売れないもの」
竹内謙礼 720円 日経ビジネス人
文庫。商品選びで 成否の8割が決
まる と経営コンサルタントが開陳す
るのだ。2008年刊の増補改訂版。
10月17日(木) C
図説・日本の手品 新装版」青蛙房
平岩白風 2700円 2005年 95歳
で没の元新聞記者による 元禄以降
明治までの手品本の説明。旧仮名
字体そのまま引用では 読み辛い。
10月16日(水) C
「ブーツ完全マニュアル」 1900円
STUDIO TAC CREATIVE。一貫
して 男の趣味の世界を追求する同
社の2011年刊 靴磨きは結構好き
でメンテナンス法は 大いに参考に。
10月15日(火) C
武士たちの作法 戦国から幕末へ」
中村彰彦 光文社1700円。歴史小
説家による既出原稿の再構成加筆
いわゆる通説の類いを 各テーマで
肩の凝らない文章にまとめたもの。
10月14日(月) C
「日本の盆地」 木村雅夫 文藝社
全430頁 退職地理高校教諭のライ
フワーク。たしかに地方都市の中心
が盆地にあることはわかるも全国を
羅列だけでは不満だ、図が欲しい。
10月13日(日) C
「セカ就! 世界で就職するという選
択」森山たつお 1500円 朝日出版
社。主として 東南アジアで働く若者
の姿を体験談から小説仕立てで紹
介は 1976年生のコンサルタント。
10月12日(土) C
「居場所としての住まい」 小林秀樹
新曜社 2300円。千葉大住居学教
授。提唱するナワバリ学で、住まい
を読み解く。3世代同居や シェア住
居に言及。住居近代史も 新解釈。
10月11日(金) C
腹だけ痩せる技術」植森美緒 メディ
アファクトリー新書 740円。腹を 凹
ますドローイン、これならやっている
問題は腰に付く脂肪、これへの言及
はなし 2012年初版 2ヶ月で5刷。
10月10日(木) C
「たけお散歩」 ネコ・パブリッシング
500円。全98頁 佐賀県・武雄市の
ガイド・ミニ・ムック。景観記述が、ほ
とんどないのが不満だが 飯田市で
も、こんなミニ本を つくってみたい。
10月9日(水) C
「ヒゲの日本近現代史」 阿部恒久
講談社現代新書760円。共立女子
大教授が ヒゲの文化史を、「階級」
「ジェンダー」「エスニシティ」 にくわ
え、「世代」 の4点より論ずるのだ。
10月8日(火) C+
「軍艦島入門」 黒沢永紀 実業の日
本社800円。長崎県端島の通称軍
艦島のフリークによる 小型ムック。
さすが全方位的に その概要を網羅
初めて知ることも多くまことに有益。
10月7日(月) C
混浴と日本史」 下川耿史 筑摩書房
1900円。風俗史家とあって 面白そ
うな題材に時々手にするのだが、我
田引水的な構成で、いつも肩すかし
今回もそんな傾向のまま終わった。
10月6日(日) C
「未来の食卓 2035年グルメの旅」
J・シェーンヴァルド講談社2200円
全372頁のペーパーバックは 米の
ライターによる 食の未来ルポ。意外
にも 遺伝子組み換え食品を推奨。
10月5日(土) C
「コンクリート崩壊 危機にどう備える
か」溝渕利明 PHP新書760円。鹿
島出身の法大教授による 初心者向
けコンクリート構造物崩壊への警鐘
完全な材料だ と思っていたがなあ。
10月4日(金) C
水滴と氷晶がつくりだす 空の虹色ハ
ンドブック」 文一総合出版1200円。
わずか88頁の初心者向けながら内
容は濃い。フリー科学ライター・池田
圭一+在野研究家・服部貴昭 共著。
10月3日(木) C
「だまし」に負けない心理学』 技術評
論社1380円。「生きる技術!叢書」
著者・香山リカの本は ずっと遠慮し
ていたが、今回 「肥大する自分の存
在」については わかりやすい解説。
10月2日(水) C
「日本建築集中講義」1900円 淡交
社。同社月刊「なごみ」連載。藤森照
信先生 と山口晃画伯の建築探訪記
その選択もかなり ヒネった建物ばか
り。そんな意味では 面白い企画だ。
10月1日(火) C
「中国 目覚めた民衆 習近平体制と
日中関係のゆくえ」 興梠一郎 NHK
出版選書 780円。神田外大教授の
中国近況報告。問題は 薄氷を踏む
様な 共産党一党独裁体制の行方。
9月30日(月) C+
「婚活」症候群』山田昌弘・白川桃子
ディスカヴァー携書 1000円。社会
学者と少子化ジャーナリストの、「婚
活」シリーズ最新作は現状報告。む
しろ、団塊時代の親が読むべき本。
9月29日(日) C
「熊野 その聖地たる由縁」 天川 彩
彩流社 2000円。脚本家であり映像
監督でもある 熊野フリークの半素人
向け案内書。読みつつ、信仰というも
のの成り立ちを 考えることになった。
9月28日(土) C
「光の百科事典」丸善出版20000円
何かの参考に、と借りてはみたが 全
767頁の、いたるところに数式があり
とても 素人には無理な内容。項目表
題のみの 拾い読みに終始し、反省。
9月27日(金) C
からだで作る〈芸〉の思想 武術と能の
対話」 大修館書店 1800円。新陰流
の立大教授・前田英樹と 宝生流能楽
師・安田登の対談で、最終章 俗曲師
桧山うめ吉が加わり盛り上がるのだ。
9月26日(木) C
「2052 今後40年のグローバル予測
J・ランダース日経BP社 。40年前の
「成長の限界」の著者 今から40年予
測。当然悲観的、米の凋落や先進国
の足踏みに対し 中国の躍進を特記。
9月25日(水) C
「大彗星、現る。一生に一度の巨大彗
星を見逃すな!」 KKベストセラーズ
1550円。13年11月、地球大接近す
るという アイソン彗星を中心に吉田誠
渡部潤 在野天文家二人が熱く語る。
9月24日(火) C
「1日6時間座っている人は早死にす
る!」 坪田 一男 ベスト新書 743円
慶大眼科教授の 健康論。ともかく運
動を、と自論の展開。運動しないと生
きていけない身体を造る には賛成。
9月23日(月) D
「鳥居はなぜ倒れない」 清水昭三
彩流社1800円。山梨在住の郷土史
家らしいが、副題に 神社・原爆・天皇
制とあり、むしろそっちの方向へ自論
展開。内容的にも、読むに耐えない。
9月22日(日) C
「旅人の本音」 彩流社1900円。
JTB関連・旅の販促研究所が実施し
ているWEBの報告で「日本」の旅に
関するアンケート集。ただ 刊行は平
成9年、4年も前では話にならない。
9月21日(土) C
「世界と日本のビール図鑑」
主婦の友社あ1480円。世界のビー
ル博物館の監修により、全145種類
の銘柄を紹介する。ただ日常生活上
では あまり現実感がないのが実状。
9月20日(金) C
「江戸創業金魚卸問屋の 金魚のは
なし」吉田智子 洋泉社1800円。創
業350年七代目女将の初級金魚レ
クチャー。金魚の歴史・種類・見方・
飼い方等。その愛情の深さは流石。
9月19日(木) C
「新大陸主義 21世紀のエネルギー
パワーゲーム」 K・E・カルダー潮出
版社 3000円。中東からロシア・中
央アジアの石油・天然ガス産出国と
中・印のユーラシア大陸の地政学。
9月18日(水) C
「富士山文化−その信仰遺跡を歩く」
竹谷靱負 祥伝社新書 840円。富士
御師の末裔だという拓大名誉教授の
理博。富士塚や、遥拝所・登拝道・胎
内巡りなどの、参拝ガイド初心者編。
9月17日(火) C
「地域資源とまちづくり 地理学の視点
から」 古今書院 2800円。地域づくり
叢書2は、立正大地理学科の 片柳勉
教授・小松陽介准教授編著で 研究室
総動員だが、内容的には やや平凡。
9月16日(月) C
「日本 100低名山を歩く」 角川SCC
新書840円。全国の1500m未満で
地域で親しまれていて 眺望にも優れ
日帰りできる山を紹介。低い山を歩く
会が監修で 31の登山レポート付き。
9月15日(日) C
「生き心地の良い町 この自殺率の低
さは理由がある」 岡 檀 1400円 講
談社。徳島県旧海部町、周囲と較べ
異常に低い自殺率。そこでの社会構
造調査に挑んだ博士論文を書籍化。
9月14日(土) C+
「浪漫あふれる 信州の洋館」 信濃毎
日新聞社 2200円。現存する長野県
内、62棟の洋館を紹介。北原広子の
説明文も的確 かつ資料的価値あり。
9月13日(金) C
「フードツーリズム論 食を生かした観
光まちづくり」安田亘宏3200円 古今
書院。JTB出身の大学教授の博士論
文を改稿。食旅を6つの類型に分類し
食がテーマの観光まちづくりの方向。
9月12日(木) C
「鉄道と電車の技術 最新メカニズム
の基礎知識」 広岡友紀1600円 さく
ら舎。MIT卒業という才媛で、米航空
会社客室乗務員も勤めた という異色
の経歴による、鉄道知識の 上級編。
9月11日(水) C
ビジュアル気象歳時記 天気の名前」
世界文化社 1600円。美しい写真と
ともに季語を紹介。監修・森田正光ほ
かTVの気象予報士が、コラム担当。
9月10日(火) C
「この地名がすごい」 今尾恵介
光文社知恵の森文庫590円。もはや
お馴染みの 地図評論家と言っていい
全国の珍地名・面白地名を、ジャンル
別に紹介する 肩の凝らない文庫本。
9月9日(月) C
本州横断「塩の道」ひとり旅』 論創社
菅 卓二1800円。1933年生まれの
健脚 には恐れ入るが、小・中・高・大
の同級生やら会社同僚の思い出・近
況に付き合わされるのは、堪らない。
9月8日(日) C
身近なところからはじめる 建築保存」
頴原澄子 弦書房1800円。千葉大院
准教授の、専門の建築保存学からの
随想 といった雰囲気。西日本新聞連
載を再構成だというから仕方ないか。
9月7日(土) C
「鉄道名所の事典」 伊藤博康 東京堂
出版 1600円。鉄道フォーラム という
趣味サイトを主宰のライターの紹介す
る 全国鉄道名所の数々。飯田線も秘
境駅やら、Ωカーブなどで 登場する。
9月6日(金) B
イベント運営完全マニュアル」高橋フィ
デル 飯塚書店 1500円。ペルー生ま
れのイベントプロデューサー バイブル
をうたうだけに 全てを網羅、内容が豊
富すぎ、分冊にして体裁を良くしたい。
9月5日(木) C
歌舞伎にすと入門 知る観るKABUKI
100のツボ」 辻 和子 1429円東京新
聞。同新聞連載加筆2009年刊 わか
りやすい初心者向けで自筆イラスト付
生活用品にも強い、趣味人 のようだ。
9月4日(水) C-
おもしろいほど話が盛り上がる 「雑談
力」多胡 輝 新講社ワイド新書800円
一世を風靡した頭の体操の多胡先生
だがこれはいただけない。まるで面白
くないじゃないの、なのに 2版6刷目。
9月3日(火) C+
「運河と閘門 水の道を支えたテクノロ
ジー」 日刊建設工業新聞社 2600円
(財) リバーフロント整備センターが企
画 全国163ヶ所の閘門を紹介。土木
工事は 永遠だ。残るだけに羨ましい。
9月2日(月) C
「蘇る武田軍団 その武具と軍装」 三浦
一郎 官帯出版社 4800円。市井の研
究者による2007年刊。信玄の甲冑関
係が対象、後半は川中島・長篠の合戦
の独善的見解。それはそれで面白い。
9月1日(日) B+
「WILL POWER 意志力の科学」イン
ターシフト1800円。自己抑制力でもあ
る意志の力は消耗する、とR・バウマイ
スター博士。その研究成果を J・ティア
ニーが書籍化 今年一番の重要読物。
8月31日(土) C
超能力の科学 念力、予知、テレパシー
の真実」 B・クレッグ 1800円 エクスナ
レッジ。英の物理学者が過去の実験で
の疑問を暴く。とくにあのユリ・ゲラーも
俎上にあげてコテンパンに 納得の巻。
8月30日(金) C
日本の滝1000 遊楽の滝」GAKKEN
2800円。写真家・竹内敏信が日本滝
写真家協会の面々と選んだ 表題の滝
350の撮影アドバイス。残り2冊は「和
みの滝」 と「幽遠の滝」で計1000滝。
8月29日(木) C
「日本語は親しさを伝えられるか」 滝浦
真人 岩波書店1600円。《そうだったん
だ!日本語》シリーズ(全10冊)は素人
には難解すぎる。今回も ほとんど理解
できずに終了した。ただ 読んだだけネ。
8月28日(水) C
「衝動買い」が止まらない!』金子哲雄
商業界1500円。あの早世した著者の
遺稿を同社が再構成。物余りの現在、
全ての買物は衝動買いである、と喝破
それへの業界の方向性を アドバイス。
8月27日(火) C
「皇室ゆかりの逸品《厳選47》」
タツミムック1200円。いわゆる皇室御
用達の品々。昭和29年で宮内庁御用
達の制度はなくなったが 今も続く禁裏
御用の逸品 菓子・食品・日用品ほか。
8月26日(月) C
地球千年紀行」 月尾嘉男 アサヒビー
ルKK清水弘文堂1890円 BS-TBS
パナソニックの提供で、先住民族を訪
ねる旅20話。それしてもTV番組の書
籍化は、なぜ こうも ツマラないのか。
8月25日(日) C
宮本常一とあるいた昭和の日本 20」
農文協 あるく みる きく双書 2800円
祭と芸能として、調査記録を収録し
ている。記録としては、わかるが興
味の対象が最後まで噛み合わず。
8月24日(土) C
「武術の科学 ルールに縛られない戦
闘術の秘密」 吉福康郎 サイエンス・
アイ新書1100円。自身も武術を嗜む
という中部大工学部教授。半分納得し
残り半分は、どうかなあ、という感想。
8月23日(金) C
「お洒落以前の身だしなみの常識」
加藤智一 講談社 1200円。「清潔感」
とアンチエイジングがテーマの男性美
容ABC。一般人もここまでやらなきゃ
ならない「時代」になったということだ。
8月22日(木) C
「名刀虎徹」 小笠原信夫 文春新書
770円。東京国立博物館で 刀剣部長
を勤めたという、1939年生まれ。たし
かに知識の量はスゴいのだが なにか
構成が物足らない。何を言いたいの。
8月21日(水) C
タウンマネージャー「まちの経営」を考
える人と仕事』 石原武政 学芸出版社
2200円。大阪市大名誉教授の 編著
全国9人のTMがそれぞれ執筆、ハー
ド系よりもソフト系の方がおもしろい。
8月20日(火) C
「ビジネスファッションルール 武器とし
ての服装術」大森ひとみ1575円ディ
スカヴァー・トゥエンティワン エグゼプ
ティブ女性のための 服飾指南である
が 内容は全て理解かつ納得できる。
8月19日(月) C
「国家はなぜ衰退するのか 権力・繁
栄・貧困の起源 下」 明学大・稲葉教
授の解説が的確。民主主義と自由な
経済体制。日本では寺子屋教育・明
治維新+敗戦が大きく作用したのか。
8月18日(日) C
「国家はなぜ衰退するのか 権力・繁
栄・貧困の起源 上」D・アセモダル&
J・A・ロビンソン 早川書房2400円。
延々と世界史の中の、貧困と権力の
相関。それは政治体か、経済体制?
8月17日(土) C
「小さなチーム、大きな仕事-37シグ
ナルズ成功の秘訣 完全版」 早川書
房 1200円 J・フリード&D・H・ハン
ソン。37…は、ソフトウェア開発会社
その創業者と仲間による 成功譚だ。
8月16日(金) C
「脳に刻まれたモラルの起源-人はな
ぜ善を求めるのか」金井良太 岩波科
学ライブラリー209 1200円 英国は
サセックス大教授による 倫理学の脳
科学的解明は 意外に面白く発展か。
8月15日(木) B
「ソーシャルデザイン・アトラス」 鹿島
出版会 2500円。世界の社会派プロ
ジェクト54件を、コミュニティデザイン
の第一人者・山崎亮が紹介。 いずれ
も心躍る内容、大いに勉強になった。
8月14日(水) C+
「登頂 竹内洋岳」 筑摩書房1600円
日本初 8000m の14座を無酸素で
登頂の登山家・竹内を アンクル塩野
米松が聞き書き。12座までを前著で
今回は、チョー・オユーとダウラギリ。
8月13日(火) C
「正書法のない日本語」 今野真二
岩波書店1600円。清泉女子大教授
の かなり専門的な講義。世界的にも
珍しい曖昧な日本語だからこそ多様
な想像力が 生まれた、と思いたい。
8月12日(月) C
大きな文字の地図帳 6版 ルーペ付
帝国書院1800円。kid’sさんが1枚
で見られる、世界図・日本図・東京近
辺図が欲しいというので、新刊を借り
てきて コピー A3クリアファイルに 。
8月11日(日) C
「たのしいインフォグラフィック入門」
櫻田 潤2200円ピー・エヌ・エヌ新社
ピクトグラムに代表されるデザイン手
法。内容は全てがそれで解説と意欲
的だが、よくわからないいまま終了。
8月10日(土) B
[部首ときあかし辞典」 円満字二郎
研究社 2100円。部首の成立過程か
ら その意味するところまで、知らない
ことばかりの解説。もう少し早くこんな
漢字のお勉強をすべきだった と思う。
8月9日(金) C
未盗掘古墳と天皇陵古墳」 松木武彦
小学館1500円 岡山大・松木先生の
本は 読むことにしているが、長々と古
墳調査の具体例。つまりは 天皇陵の
発掘すべき、と言外に いいたい感じ。
8月8日(木) C
NHK中学生・高校生の生活と意識調
査2012 失われた20年が生んだ“幸
せ”な十代」NHK出版1800円。同放
送文化研究所による、10年毎の調査
報告 「よい子」を肯定すべきか否か。
8月7日(水) C-
昭和建築世相史」 宮本和義 日本図
書センター 32000円。20年前の 日
経BP社「昭和彩譜-写真が語る昭和
の建築と世相 建築で綴る昭和史」の
復刻版だが その意味がわからない。
8月6日(火) C
AR入門[改訂版]」 佐野 彰 工学社
2000円。現実の映像に情報を加え
て創る世界-拡張現実 そのテクニッ
クの最先端の報告 初版は2010年
九州産業大准教授の早や 改訂版。
8月5日(月) C
「山と日本人」 宮本常一 八坂書房
2000円。全国を歩き 日本および日
本人の 生活・文化を紹介した、故武
蔵美教授の既出著作を山という視点
から、弟子の田村善次郎が再編集。
8月4日(日) C
「一生に一度は泊まってみたい奇想
天外ホテル 」 D・コッタス エクスナ
レッジ 2000円。世界中の変わった
ホテル30を紹介 いずれも日本では
法規上は認められないものばかり。
8月3日(土) C+
「レンズが撮らえた 幕末日本の城」
山川出版社1800円。來本雅之・編
著の古写真集。明治に破却されたも
のは仕方がないが 戦災での名古屋
岡山・広島・福山の焼失は残念だ。
8月2日(金) C
「悪韓論」 室谷克美 720円 新潮新
書。時事通信を定年退職という評論
家。しかし、よくまあ ここまで悪口が
言えるわな、という印象だけで読了。
8月1日(木) C
「富士山を撮る ココがベストスポット
276」 2200円 日経ナショナル ジ
オグラフィック社。竹内敏信監修・N
PO フォトカルチャー倶楽部・編 ア
マチュア 写真家向け ガイドムック。
7月31日(水) D
日本を追い込む5つの罠」 角川one
テーマ21 940円。アムステルダム
大学名誉教授だというジャーナリスト
C・V・ウォルフレン著 中身は強烈な
反米・反自民党 の言動。それだけ。
7月30日(火) C
「スローシャッター・バイブル」玄光社
MOOK1600円。デジカメ時代の夜
景・花火・水・鉄道・富士山・オーロラ
天体などの撮影テクニック指南は中
級編。微に入り細に入り 懇切丁寧。
7月29日(月) C
旅行業の扉」高橋一夫・編著 硯学社
ビジネス双書 1800円。JTB100年
の イノベーションと題して、同社の全
面協力のもと、その現在と 未来を見
通す事例研究、かつ経営学教科書。
7月28日(日) C
「新・日本百名道」須藤英一1400円
大泉書店。ロード・フォトグラファーに
よる 北海道から、沖縄までの展望道
路の紹介。大型バイクの高いギヤで
ノンビリ走る っていうのが正解かな。
7月27日(土) C
明治裏面史 上巻」伊藤痴遊 国書刊
行会1800円。国会議員も勤めた講
釈師による有名な、昭和14年初刊を
復刻。読むのは上下巻が逆になって
しまった。明治初期 政治の混乱編。
7月26日(金) C
「満州航空の全貌」前間孝則 草思社
2600円。IHI 退職ライター による満
州事変から終戦までの、半民航空会
社の 内幕ノンフィクション。石原莞爾
以下の登場人物は 多数 全415頁。
7月25日(木) C
「中国の破壊力と日本人の覚悟」
富坂 聰 朝日新書760円。中国専門
人気ジャーナリストによる 「中国恐怖
症」 克服講座だという。中国にしろ韓
国にしろ、ほっておくのが 一番だな。
7月24日(水) C
「分解デザイン工学」 山際康之 東京
大学出版会 2800円。ソニー出身の
東京造形大教授。ソーシャル・マニュ
ファクチャリング、はわかるが 今ひと
つ立ち位置が、定まっていない感じ。
7月23日(火) C
鉱物結晶図鑑」 野呂輝雄 東海大学
出版会3200円 市井の鉱物研究家
らしいが 内容はとても素人がパラパ
ラするものではなく、専門的すぎる。
7月22日(月) C
「人類20万年 遥かなる旅路」 A・ロ
バーツ 文藝春秋 1900円。BBCの
TV番組で 人類の拡散の足跡を追う
美人学者。遺伝子情報の追跡が 主
期待したほど面白くない 全501頁。
7月21日(日) C+
開港とシルク貿易 蚕糸・絹業の近現
代」小泉勝夫 世織書房 2000円。シ
ルク博物館研究員による シルク貿易
の文化史は、初めて知ることばかり。
資料価値は 非常に高いものがある。
7月20日(土) B
有機農業の技術とは何か」 中島紀一
農文協2600円 地域の再生シリーズ
20。茨城大名誉教授による有機農業
哲学。低投入・内部循環・自然共生が
3本柱。とくに 土壌の重要性に言及。
7月19日(金) C-
グローバル職人になろう!」山根英樹
中央経済社 1800円。米国生まれの
日大出コンサルタント。日本人の技術
と知恵が世界で求められている、とし
て日本脱出を教唆する。内容は薄い。
7月18日(木) C
「モンタヌスが描いた驚異の王国 おか
しなジパング図版帳」宮田珠己 バイイ
ンターナショナル1900円。キッチュな
事物を 一貫して追求の著者。17世紀
後半オランダ人による伝聞日本風景。
7月17日(水) C
「現在知vol.1 郊外 その危機と再生」
NHKブックス 1500円。三浦展・藤村
龍至編で15人が登場する。ただ田舎
育ちには何故〈郊外〉なのか 今ひとつ
理解できず。郊外論には、いつもこう。
7月16日(火) C
シークレット・レース」 886円 小学館
文庫。ツール・ド・フランス 7連覇 のラ
ンス・アーム…ら、蔓延する 薬物汚染
とその確執を、元選手タイラー・ハミル
トンが告白。執筆はD・コイル550頁。
7月15日(月) C
「産みたいのに産めない 卵子老化の
衝撃」 NHK取材班 1400円 文藝春
秋。30代後半女性の不妊問題。知っ
ておくべきこと ではあるが、番組反響
が大きかったといえ 編集には異論。
7月14日(日) C+
「飛行機の一生物語」 1619円イカロ
ス出版。総アート紙オールカラーさす
が飛行機写真家・チャーリィ古庄だけ
あって 美しい写真。こういう見方の飛
行機本は初めてで、楽しめましたワ。
7月13日(土) C+
潜在意識が答えを知っている!ポケッ
ト版」きこ書房1100円。形成外科医
M・マルツ博士によって 半世紀前に
書かれたサイコ=サイバネティックス
理論。自己変革のためのバイブル。
7月12日(金) B
「東京鉄道遺産」 小野田 滋 講談社
ブルーバックス 1000円。国鉄から
総合鉄道技術研究所の 技官による
鉄道技術史。橋梁やトンネルなど設
計・建設の詳細は もう貴重な資料。
7月11日(木) C
経済成長って、本当に必要なの?」
J・D・グラーフ&D・K・バトカー早川
書房 2000円。おいおい今更なんと
青臭い話を。理想論で最後まで引っ
張っても、明快な答えは当然 ない。
7月10日(水) C
「ファションフード、あります。-はやり
の食べ物 クロニクル1970・2010」
畑中三応子 紀伊国屋書店2400円
料理本編集者の雑誌連載加筆で 日
本人はいかに食を消費してきたか?
7月9日(火) C
「三蔵法師が行くシルクロード」 菅谷
文則 新日本出版社 1900円。滋賀
県大の元教授の、絹道発掘半生記。
三蔵法師は前1/4のみ 中日新聞連
載をそのまま書籍化やや編集に難。
7月8日(月) C
「明治裏面史 下巻」 伊藤痴遊 国書
刊行会1800円。国会議員も勤めた
講釈師による 有名な昭和14年初刊
を復刻。明治初期の政治の混乱 とく
に、知られざる 内乱の数々を詳述。
7月7日(日) C
「麻雀の読みの技術」 滝沢和典
マイナビ1400円。現在、人気沸騰イ
ケメンのプロ雀士 その実戦譜からプ
ロの読みの解説 まあなんとなく納得
はできるけど、ここまでは読めない。
7月6日(土) C
「ジャパニーズメイカーズ」 草g洋平
Gakken1300円 ネットで評判をとっ
た個人的な面白いモノづくりを作者に
インタビュー。どちらかといえばオタク
的メイカー列伝 とでも言ったらどう。
7月5日(金) C+
「上方芸能今昔がたり」 山田庄一 岩
波書店2600円 3歳から芝居小屋に
という大阪のボンボン。薬学教授をへ
て国立劇場の演出担当の半生記・歌
舞伎・文楽・能・狂言・舞踊と全方位。
7月4日(木) C
「情に生きる日本人」中西 進 ウェッジ
1600円 文化功労者によるお得意の
日本文化 あるいは日本人論。月刊誌
「ウェッジ」の連載加筆修正だという。
7月3日(水) C
「愛しの昭和の計算道具」 ドクターア
キヤマ東海大学出版会1400円。東
海大応用化学教授。算盤から手回し
計算器 さらに計算尺から電卓まで。
計算尺と初期の電卓は懐かしいゼ。
7月2日(火) C
「鉄と人の文化史」 窪田藏郎 遊山閣
2600円 鉄鋼関係団体勤務1926年
生まれの鉄談義。文章・構成ともに今
ひとつで読みにくいが知識はさすが。
鉄と鐡の件が出ていないのは何故?
7月1日(月) C
「責任ある投資」 水口 剛 岩波書店
3200円。年金などの投資判断には
企業の社会的責任を 判断材料にす
べき という北欧先進国の報告。資金
の流れで未来を変える、という話だ。