オール読書日記2014年上半期
6月30日(月) C
「建機大図鑑」 ネコ・パブリッシング
1714円。ブルドーザー・油圧ショベル
やホイールローダー・ダンプトラックほ
か コマツをはじめキャタピラー・ヒタチ
コベルコなど、建機が一杯のムック。
6月29日(日) C
「雑談のコツ」松本幸夫PHP1400円
少し古く 2010年刊 誰とでもあっとい
う間にうちとけられる!が副題の研修
講師のノウハウ。確かに コミュニケー
ション能力の、大きな要素 ではある。
6月28日(土) C
「使える!! 内外装材[活用]シート2014
-2015」 3200円 エクスナレッジムッ
ク。「みんなの建材倶楽部」による内
外装材料のお勉強。レベル としては
若手設計者向け、という感じかなあ。
6月27日(金) C
「城を攻める 城を守る」 伊東 潤 講
談社現代新書900円。時代小説家
による城攻防戦点描。戦国はもちろ
ん江戸初期から幕末までの時代横
断的な記述は 十分に面白かった。
6月26日(木) C
「うわさとは何か」 松田美佐 中公新
書840円。中央大教授のネットで変
容する「最も古いメディア」 について
だが、後半にそれへの言及。やはり
リスク論が対策になる予感fがした。
6月25日(水) C
「人類5万年 文明の興亡 下」E・モリ
ス 筑摩書房 3600円。なぜ西洋が
世界を支配しているのか、の副題で
上巻がみあたらず、下巻から読んで
はみたものの やはりよくわからず。
6月24日(火) C
博物誌 世界を写すイメージの歴史」
S・P・ダンス4500円 東洋書林。むし
ろ博物画の歴史 とも言うべきもので、
訳者・奥本大三郎の、それへの愛情
がヒシヒシと伝わってくる感じがした。
6月23日(月) C
「その物言い、バカ丸出しです」梶原
しげる 角川SCC新書 800円。副題
に 「軽く見られない」話し方 とある。
フリーアナウンサーの話し方教養講
座は、ほぼ 賛成できる内容である。
6月22日(日) C
続「考える力」をつける本』轡田隆史
三笠書房 1100円。元朝日新聞論
説委員 ベストセラーの続編の復刊
日本・海外の著名人のエピソードを
散りばめた随想で、書名には疑問。
6月21日(土) C
「それでも僕は前を向く」 大橋巨泉
集英社新書720円。一世を風靡し
たOKも八十 その自伝的半生記。
といっても 今や知らない 若い人も
多いんじゃないかな。読んだだけ。
6月20日(金) C
「戦国の城を巡る ベスト100 関東
甲信越編」 インターナショナル・ラ
グジュアリー・メディア 1200円。
中級者向け城址ムックは、通好み
の各地古城・山城。廃城も 掲載。
6月19日(水) C+
「予備校なんてぶっ潰そうぜ。」 花
房孟胤 集英社1300円。1989年
生まれの東大生が無料受験サイト
を開設 その日々を綴った物語だが
赤裸々な心情の告白には好印象。
6月18日(火) C
「旅を生きる人びと」 大野哲也 世界
思想社2300円。副題はバックパッ
カーの人類学。自身のBP歴から博
士論文として そして社会学者へ 新
鮮も やや難しすぎる文章が残念。
6月17日(火) C
「食物アレルギー 正しい除去と安全
な解除 幼児期から学童まで」 眞鍋
穣 芽ばえ社1500円。保育専門出
版社による アレルギーとアナフィラ
キシー基礎知識だが、大変なこと。
6月16日(月) C
「世界に誇れる東京のビル100」
宮元健次 1800円 エクスナレッジ
銀座の和光ビルから、新歌舞伎座
東京の都市風景を彩るビルの見所
を解説する。建築好き女子向けか。
6月15日(日) C
「仮面社畜のススメ」小玉 歩 徳間
書店 1300円 前作と同じく大手企
業から起業し 1億稼ぐようになった
という 1981年生まれの人生訓。
幸運に もっと謙虚に感謝すべき。
6月14日(土) C
「暮らしを楽しくする道具BOOK」
Gakken 1300円。雑貨名人やら
店舗オーナーが推奨する、ずっと
使える、大事にしたい 定番アイテ
ム 最後にショップリストのムック。
6月13日(金) C
「箸の作法」 奥田和子 同時代社
1600円。1937年生まれの 甲南
女大学名誉教授による 箸の生活
科学。さすがに持ち方には厳しい
意見。割り箸は使うべし の宣託。
6月12日(木) C
「知らないではすまされない 印鑑
の基礎知識」 1400円 (株)きん
ざい。弁護士や 行政書士で構成
する 金融実務研究会による執筆
とくに感想なしのまま 終了した。
6月11日 (水) C
「菊池亜希子のおじゃまします」
集英社LEE 1200円 1882年岐
阜県生まれの女優&クリエーター
20人の仕事場訪問記。器用な自
筆イラスト入り。美大建築出身?
6月10日(火) C
「日本映画美男俳優 戦前篇」ワイ
ズ出版2800円。モノクロながら総
アート紙で、ズッシリ。石割 平・著
田尾敏郎・編。写真はともかく 巻
末の消息に、人の運命を思った。
6月9日(月) C
「日本200名山を登る 下巻」 昭文
社 1500円。深田久弥の 百名山
に続き 深田クラブが選定の 200
名山。下巻は日本アルプス・中部
近畿・中四国・九州の山を紹介。
6月8日(日) C
「くらしのなかの文化・芸術・観光」
井口 貢 法律文化社 2600円。同
志社大教授 上から目線かつ馴れ
馴れしい文体。また半頁に及ぶ引
用が散見。それだけで萎え 終了。
6月7日 (土) C
「地球経済のまわり方」 浜 矩子
ちくまプリマー新書 780円。この人
の本は もういいや、と思いながらも
また 借りてしまった。内容と感想は
ほぼ前回と同じで 特別なものなし。
6月6日(金) C
アナフィラキシー 対応と予防」角田
和彦 柘植書房新社2000円。自身
の子供のアレルギーから 専門医と
して 研究。食物・化学物質・環境ホ
ルモン・農薬などその実態を認識。
6月5日(木) C
日本人は、どんな肉を喰ってきたの
か?」 田中康弘 竢o版社1500円
マタギ写真家。珍しく 南の島の猪猟
から北の果てのトド猟までの 生々し
い取材編。今回は熊は登場しない。
6月4日(水) C
「あんこ読本」PHP1400円。あんこ
なしでは生きられない 和菓子好き委
員会あんこ部の編集によるムック 東
京・大阪・京都の和菓子の 銘店のル
ポから、作り方あるいは百科事典も。
6月3日'火) C
「Jimdoで作る ホームページはじめ
の一歩 改訂版」1700円 カットシス
テム相澤祐介。無料でのHP作成シ
ステムはブログの高度版か。結局は
品のない広告が一杯という様相に。
6月2日(月) C
「地域再生の罠」 久繁哲之介 ちくま
新書780円 地域再生プランナー超
辛口での各地の現状報告はわかる
が 方向性の提示がやや弱い印象。
平成10年刊、と少し古いが 8刷目。
6月1日(日) C
イベリコ豚を買いに」 野地秩嘉 小学
館1500円 ノンフィクション作家がス
ペインのイベリコ豚を仕入れ 超高級
ハムを作り販売する話をそのままに
さすが上手な物語に仕立てあげた。
5月31日(土) C
「近居」学芸出版社1900円。(財)住
総研の機関紙加筆。東大・大月准教
授と同研の編だが論文を集めただけ
一部見解がバラバラも 無理なし。少
子高齢化社会の 地域再生の鍵?
5月30日(金) C+
「現在知 vol.2 日本とは何か」 NHK
ブックス別巻 1600円。津田塾大萱
野稔人・編による政治・文化・歴史に
ついて各方面の碩学との対話・小論
など 新鮮な視点が多くて楽しめた。
5月29日(木) C
「東京幻風景」 丸田祥三 実業の日本
社 1800円。朝日新聞連載加筆とい
う 東京に残る廃墟の写真集。感傷的
になるのは仕方ないけれど、センチメ
ンタルな写真家は、どうにも 苦手だ。
5月28日(水) C
日本のふしぎ理想郷 50」 渋川真由
河出書房新社1400円 最北端の島
から最南端の島へ、と題して全国の
絶景を 独自の視点で選定の写真家
ドギツい色彩が気になるが内容良。
5月27日(火) C
「親の家を片づける 土地 建物 相続
問題」 主婦の友社 1300円。「売る
か?」 「貸すか?」 「住むか?」処分
に困る親の家、土地問題の悩み、相
続手続き、など12の実例を紹介だ。
5月26日(月) C
「トコトンやさしい軸受の本」 吉武立
夫 日刊工業新聞社1400円。同社
のB&Tブックスで、今日からモノ知
りシリーズ。またもや工業高校生の
気分での お勉強をしてしまったワ。
5月25日(日) C
「乱読のセレンディピティ」外山滋比
古 扶桑社 920円。言いたいことは
よくわかる その通りだろうと思う。た
だ1923年生まれの先生 さすがに
キレが悪くなったような、印象かな。
5月24日(土) C+
「ドーナッツを穴だけ残して食べる方
法」大阪大学出版局1500円。同大
ショセキカプロジェクトという、2年間
の講義での 本つくり。表題を各方面
の教員がどう思考するかに面白さ。
5月23日(金) C
ゼロからはじめる音響学」 青木直史
講談社2600円。音そのものについ
ての入門編だが 高専向けという感じ
かな。音響というからにはもう少し音
環境について、述べてほしいところ。
5月22日(木) C
「NHKニッポンの里山 ふるさとの絶
景100」NHK出版 1800円。BSプ
レミアムの番組の書籍化 写真家の
今森光彦 が監修の、大人の絵本か
絶景という表現には大いに違和感。
5月21日(水) C
絵とき「バルブ」基礎のきそ』小岩井
隆 日刊工業新聞社 2500円。やは
り借りる本がなくて 今日は配管バル
ブのお勉強。工業高校の生徒になっ
てみた。それなりに、面白かったぜ。
5月20日(火) C
「北欧雑貨と暮らす」 ネコ・パブリッ
シング1143円。ブームの雑貨を集
めたムック本。ブランド・デザイナー
ショップなどの紹介だが 欲しいと思
うものは、これといって見当たらず。
5月19日(月) C
「辞書から消えたことわざ」 時田昌
瑞 角川SSC新書820円。面白そう
でいながら、あまりどうということな
いが、これも日本文化 には違いな
いよな。日本ことわざ文化会理事。
5月18日(日) C
塩と砂糖と食品保存の科学」日刊
工業新聞社1600円。B&Tブック
スおもしろサイエンスシリーズ。食
品保存と生活研究会編。塩と砂糖
の食品保存での役割りについて。
5月17日(土) C
しなやかな日本列島のつくりかた」
藻谷浩介 新潮社1200円。「新潮
45」での対話集。全方位に新鮮な
対談だが 農業関係だけは未来へ
のヒントを 感じることがなかった。
5月16日(金) C
「無印良品」ですっきり片づけるデ
スク整理法』 宝島社1300円。同
社の ファイリング・デスク・手帳&
ノート・バッグの、実践的使用法を
同社の社員が教えてくれるもの。
5月15日(木) C
「別冊天然生活 ものづくり生活」
地球丸1200円。平成23年と少し
古いムック。新刊がなくて借りてき
た。クラフト作家たちの紹介。皆が
カッコ良いライフスタイルの様子。
5月14日(水) C
英傑の日本史 敗者たちの幕末維
新編」KADOKAWA 1800円 井
沢元彦。夕刊フジ連載単行本化で
会津が主。この頃の話には人間の
運命とは?といつも 考えてしまう。
5月13日(火) C
「本気で5アンペア」 斎藤健一郎
コモンズ1400円。途中入社の朝
日新聞社記者。5A という契約容
量 電気代は月200円で生活した
という話。よくぞ ガンバッたもの。
5月12日(月) C
「唐物の文化史」 河添房江 岩波
新書880円。東京学芸大教授に
よる舶来品からみた日本 日本的
美意識の誕生は室町にある と思
うのだが、その証明とみた感想。
5月11日(日) A
「背守り」 LIXIL1800円。子供の
着物の背の魔よけの印。江戸から
昭和の収集品。無事を願い、夜な
べ仕事に縫い付ける、母親の姿と
その心情を想うと目頭が熱くなる。
5月10日(土) C
富岡製糸場と絹産業遺産群」 今
井幹夫 ベスト新書933円。小学
校長退職後、富岡製糸場総合研
究センター所長による。世界遺産
登録なるか。今年6月 に決定だ。
5月9日(金) C
「ふたたび 長唄びいき」池田弘一
青蛙房 2700円。神田外語大名
誉教授の長唄研究は前作同様、
物語の伝承を追って 今回は6曲
何とも言えないが、日本文化だ。
5月8日(木) C
日本200名山を登る 上巻」 昭文
社 1500円。深田久弥の百名山
に続き遺志をついだ深田クラブが
選定の 200名山のうち、北海道・
東北・関東甲信越 の登山ガイド。
5月7日(水) C
「偽善のすすめ」P・マッツァリーノ
河出書房新社 1200円。同社の
「14歳の世渡り術」シリーズで10
代からの倫理学講座と銘打つ。こ
の著者は意外にまとも、が感想。
5月6日(火) C
「他社」たちの農業史』 安岡健一
京都大学出版会4000円。昨日と
はうってかわってのミクロな眼 戦
中・戦後の農業に関わる、余所者
の姿を。飯田歴史研究所研究員。
5月5日(月) C
人口の世界史」 M・リヴィーバッチ
東洋経済新報社2800円。伊の人
口史の世界的権威 訳がまた日本
の権威2人、慶大と一橋大の名誉
教授。人口問題のおさらいでした。
5月4日(日) C+
「日本の原風景 町並 重要伝統的
建造物群保存地区」2800円 光村
推古書院。全国のいわゆる重伝建
地区106ヶ所全てを 写真家・森田
敏隆が撮影という 永久保存版だ。
5月3日(土) C
「暮らしの中の あらもの」 成美堂出
版 1000円。荒物屋、つまりプラス
チックの出現以前の 日用品をあつ
かう店があった。現在に生き続ける
店の主人たちによる、小ムック本。
5月2日(金) C
〈つながる/つながらない〉の社会学
弘文堂 2200円。個人化する時代
のコミュニティのかたち として早大
長田攻一研究室OBで 固めた執筆
陣だが今ひとつよくわからず終了。
5月1日(木) C
「はじめてのヒルクライム」 辰巳出
版1100円。イベントデビュー完全
ガイドと銘打った自転車 ヒルクライ
ム初心者向けのムック本 下りほど
危険がない、というのがホンネか。
4月30日(水) C
「演目別 歌舞伎の衣装 鑑賞入門」
東京美術 2000円。演目の内容か
ら登場人物と その衣装。当世具足
と同じような大胆な意匠。それが明
治には なぜ細密重視に走るのか。
4月29日(火) C
「名づけの民俗学」 田中宣一 吉川
弘文韓1700円。成城大民俗学名
誉教授による 地名・人名ほか様々
な名前についての民俗学的考察。
研究というよりも 一般論・文化論。
4月28日(月) C+
「鳥居」 谷田博幸 河出書房新社
2600円。なぜか滋賀大西洋近代
美術史の教授が執筆。全国を廻っ
ての鳥居調査から、独自の美学を
語る。また 興味の対象が増えた。
4月27日(日) C
「書庫を建てる」新潮社1900円。社
会経済学者・松原隆一郎が、1万冊
収容の狭小住宅を 阿佐ヶ谷に建て
る話。建築家・堀部安嗣との共著で
それぞれが 自伝的な思い入れを。
4月26日(土) C
「0葬−あっさり死ぬ」 島田裕巳 集
英社 1200円。火葬はしても、散骨
はおろか遺骨・遺灰は持ち帰らない
もちろん 葬儀もしない、を提唱する
のだ。それでお願いしたい、と思う。
4月25日(金) C
愚韓新論」 三橋貴明1429円 飛鳥
新社。借りて2時間で一気読み。冷
静さと説得力は ピカ一。反日という
品のない言行は、ブーメランの如く
返る。兄さんと呼ぶべき国が哀れ。
4月24日(木) C
「天草写真紀行」 小林健治 弦書房
1900円。2005年刊と、古いが第2
刷。シャープを定年退職し 故郷・天
草での写真生活。たぶん 膨大な時
間をかけたと思われる、小写真集。
4月23日(水) C
「これっていいね 雑貨主義」谷川晃
一 平凡社コロナブックス 1600円。
伊豆高原在住、故・宮迫千鶴の夫と
いう画家の雑貨論・コレクション。そ
のほとんどが 世界の民俗土産品。
4月22日(火) C
生命とリズム」 三木成夫 河出文庫
850円。1987年65歳で 逝去した
解剖学の権威の芸大教授。身体論
から哲学の世界まで考察の 文庫化
最後に、武道家・甲野善紀の解説。
4月21日(月) C
「在宅勤務が会社を救う」 田澤由利
東洋経済新報社 1500円。北見市
在住で東京に小オフィス、すべての
データをクラウドにおいた 実体仮想
会社の先駆者。うーん そうなるの。
4月20日(日) C
「イタリアの馬鹿男 日本の駄目男」
かわい ゆうこ 太陽出版 1300円。
恋愛先進国と経済先進国、どっちが
幸せ!? と挑戦的な年齢不詳ライター
だが 結果的にはイタリア文化礼賛。
4月19日(土) C
「いい階段の写真集」バイ インターナ
ショナル2000円。BMC(ビルディン
グ・マニア・カフェ)の面々による名建
築階段探訪。村野藤吾作品をはじめ
古き良き時代が充満して 眼の保養。
4月18日(金) C
一流秘書が実践している一歩先をゆ
く「さきよみ」の習慣』 能町光香 中経
出版1400円。実用書専門出版社の
実践論はわかるが、後追いばかりの
人生には最早遅し、という感じかな。
4月17日(木) C
旅を楽しむトリビア大百科」N・ホーム
ズ 日経ナショナルジオグラフィック社
1850円。「ロンリープラネット」の大人
の絵本というべきか。感想 何もなし。
4月16日(水) C+
「超絶技巧美術館」 1800円 美術出
版社 BT BOOKS。山下裕二・監修
による現代作家20人の超細密・スー
パーリアル・フィギュア・工芸品ずらり
こういう世界があるのか驚きの連続。
4月15日(火) C
「ウルトラライトハイカー」 山と渓谷社
1500円。できるだけ薄く 軽い装備で
の山歩きを目指す達人達を紹介。最
後には 米の3000kmを越える3大ト
レイルを全制覇 の猛者も登場する。
4月14日(月) C
「最新版 最高の植栽をデザインする
方法」 エクスナレッジ2400円。建築
知識・編 建築設計シリーズ。緑の基
本知識と後半は住宅用植栽テクニッ
ク。情報量は大も 重複部分も多い。
4月13日(日) C
「すばらしき特殊特許の世界」 稲盛
謙太郎 太田出版1600円。米在住
の弁理士・会計士による エンターテ
イメント型特許入門書(本人曰く) だ
そうだ。特許バラエティという感じだ。
4月12日(土) C
「知られざる富士山」上村信太郎 山
と渓谷社 1200円。1994年刊 「富
士山の謎」 を大幅加筆の山ライター
富士山に関する 秘話・逸話・不思議
な話などを綴る147話の雑学集だ。
4月11日(金) C
「わかりやすい 高麗茶碗のはなし」
谷 晃 淡交社1800円。野村美術館
館長による有名伝来茶碗をはじめと
する高麗茶碗の分類、からはじまり
その味わい方の 「おさらい」 という。
4月10日(木) C
「カラー図解でわかる ジェット旅客
機の操縦」 中村寛治 ソフトバンク
クリエイティブ 952円。サイエンス
アイ新書は離陸から着陸までパイ
ロットの全仕事を図解 大変だわ。
4月9日(水) C
「貴金属材料」 岡田勝蔵 日刊工業
新聞社 2000円。図解よくわかるシ
リーズは、金・銀・プラチナほか Pd
Ru・Rh・Ir・Os8種類の材料特性な
ど数式・化学式多く大学教科書か。
4月8日(火) C
なぜ日本は若者に冷酷なのか」 山
田昌弘 東洋経済新報社1500円。
「週間東洋経済」の連載コラムを中
心にまとめただけに 問題提起のみ
延々と続く 新提案が欲しいところ。
4月7日(月) C
「悪徳商法 わざと引っかかってみま
した」多田文明 彩図社619円 すっ
かりその筋の評論家として TVにも
出演ルポライターによる文庫本。す
でに3刷目。読むのも 3冊目だが。
4月6日(日) C
「人間らしさとはなにか?」M・S・ガ
ザニカインターシフト3500円。少し
古く、2010年刊の全605頁。加大
サンタバーバラ校の教授による 脳
科学最前線講義。他の動物との違
い についての復習、という感じか。
4月5日(土) C
「レース鳩 知られざるアスリート」
吉原謙以知1500円 幻冬舎ルネッ
サンス 鳩専門誌編集長。競走馬と
同じように 優秀な鳩の育て方入門
レース鳩趣味の世界を垣間見た。
4月4日(金) C
「装飾古墳の世界をさぐる」 大塚初
重 祥伝社 1500円。明大考古学の
大家による 平成12年考古学講義シ
リーズ書籍化 内部が彩色された古
墳の発掘秘話など、意外に面白い。
4月3日(木) C
ネットで「つながる」 ことの 耐えられ
ない軽さ』 藤原智美 1100円 文藝
春秋。芥川賞作家による 日本語論
ネット社会で、風前の灯火 書く言葉
への執着は 結局自己認識に至る。
4月2日(水) C
「U理論入門」 中土井 僚 1800円
PHP。人と組織の問題を 劇的に解
決する、と副題。自己変革すればア
イデアが結晶化するという米の理論
も現実的とは思えない、全429頁。
4月1日(火) C
僕たちが親より豊かになるのは もう
不可能なのか」R・フロイモビッチ 阪
急コミュニケーションズ1700円 28
歳の著者 論点ブレ気味。要は社会
環境投資で雇用の増大を計ること。
3月31日(月) C
たのしい編集」 和田文夫・大西美穂
ガイア・オペレーションズ 2200円。
編集人生 35年ベテラン W氏による
編集論というか、編集談義というか。
本好きとしては、理解できる内容だ。
3月30日(日) C+
「縄文土偶ハンドブック」 三上徹也
新泉社 2200円。1956年生まれの
上伊那農高教諭による、縄文土偶の
新解釈。土偶の目的など、大胆な推
測。信仰の始まりへの示唆は新鮮。
3月29日(土) C
海外赴任2014リロケーションガイド」
エヌ・エヌ・エー1600円。全然、関係
ないが借りてみた。しかしまあ大変な
ことではある。ただ何とかなる と気楽
に構えた方が、いいような気がする。
3月28日(金) C
「神社博物館事典」 雄山閣 7000円
国学院大・青木豊教授編で前2/3は
全国神社博物館案内。後1/3は国学
院大研究者の執筆により、神社博物
館の歴史 今後の方向・問題点など。
3月27日(木) C
「庭仕事の庭石テクニック」 誠文堂新
光社2800円 庭石の種類と選び方、
石組・石積・飛石・敷石の基本が よく
わかる、として作庭家・高橋康隆が監
修する図解教科書 としての役割か。
3月26日(水) C
「世界のパン図鑑224」 平凡社1700
円。目黒で天然酵母のパンづくりの大
和田聡子・監修の小型ムック。中近東
アフリカ・西欧・北欧・東欧 さらに北米
中南米・アジアとパンの世界旅行だ。
3月25日(火) C
「明王像のすべて」 竢o版社1300円
完全保存版 仏像の基本、と題された
エイムック のシリーズ。不動明王を中
心に、各地の他の明王を解説。やはり
融通無碍な 仏教の不思議を感ずる。
3月24日 (月) C
デザイン家電は、なぜ 「四角くて、モノ
トーン」なのか?』 木全 賢 エムディエ
ヌコーポレーション1600円。シャープ
出身デザイナーのデザイン論議。「デ
ザイン家電の方程式」 と改題したい。
3月23日(日) C
「デジタルデトックスのすすめ」米田智
彦 PHP 1300円。ネット依存、による
「つながり疲れ」への対策として、一時
的なネット絶ちや、瞑想体験などのす
すめ。本当にご苦労さん、といいたい。
3月22日(土) C+
日本の祭神 社寺に祀られた郷土の人
びと」 日外アソシエイツ13800円。全
国の神社を 北から南まで 1300人の
祭神と神社の概要で 義民や土木工事
功労者など、郷土の歴史を垣間見た。
3月21日(金) C
「ひらめき」を生む技術』伊藤穣一 角川
EPUB選書1400円。MITメディアラボ
の4代目所長に就任した国際派も書名
には遠く、大部分が4人のクリエーター
との対談 無理やり本をつくった感じだ。
3月20日(木) C
「ぼくのおかしなおかしなステッキ生活」
坂崎重盛 求龍堂1800円。1942年生
まれの好事家の個人的なステッキ夜話
にお付き合い。とくに感想なしに 終了。
3月19日(水) C
ビッグデータの使い方・活かし方−マー
ケッティングにおける活用事例」 浅野煕
彦・編著 東京図書 2200円。情報抽出
解析の専門家が 最先端の10例を紹介
エスノグラフィの他は 何もわからず終。
3月18日(火) C
「あたらしい出雲旅行」 広沢真貴子WA
VE出版1500円。出雲出身ライターが
案内する聖地はかなりコア。字が小さく
写真の背景の文は読むに難渋。1952
年生まれなら、わかりそうなもの だが。
3月17日(月) C
地形観察ウォーキングガイド」目代邦康
誠文堂新光社 1800円。地形を楽しむ
コースマップ付き。全国北から南まで、
26ヶ所の面白地形案内。地学屋さんだ
からか景観的なものの見方は少ない。
3月16日(日) C
「ディズニー大学」 D・リップ アルファポ
リス 1800円。キャストを含めた同社の
社員教育の仕組みとそれが出来るまで
を同社に在籍 東京DLの社員教育にか
かわったコンサルタントが詳述の読物。
3月15日(土) C
「ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。」 杉山
淳一 幻冬社 1400円。副題は 「日本
全国列車旅、達人のとっておき33選」
1967年生のライター もともとはネット
に連載中だというが、それの書籍化。
3月14日'金) C
「Jw_cadのトりセツ」 Obra Club エク
スナレッジ 3200円。フリーの CADソ
フト Jw_cad 7.11 の上級編の解説。
どんどんバージョンアップしていくので
定期的に、内容を確認する 必要あり。
3月13日(木) C
「天野祐吉のCM天気図傑作選」 朝日
新聞出版1500円。同新聞連載のCM
コラム。期待したが、そこにあるのは同
新聞同様ナイーブな左翼志向。CM論
議もその消費性ゆえ振り返る意味無。
3月12日(水) C
大神神社 〔第3版〕 中山和敬 学生社
2400円。初版は1971年刊。奈良県
三輪山そのものを、御神体とする神社
の全貌。とくに撮影禁止の磐座群につ
いて興味があったので、読んでみた。
3月11日(火) C
「図説 虹の文化史」 杉山久仁彦 河出
書房新社4600円。グラフィックデザイ
ナーが本業というだけに 凝りに凝った
装丁 。古今の虹に関する資料を図版
とともに集成。資料的価値は 頗る大。
3月10日(月) C-
「繁盛店はこうしてつくれ!」 牧野友安
PHP 1500円。 経営コンサルタントの
税理士、息子のソバ屋開業に際しての
ケーススタディの全て。経営がうまくい
く、という 「魔法のツール」 だそうだが。
3月9日(日) C+
「わたしたちの身体は寄生虫を欲してい
る」 R・ダン 飛鳥新社1700円。米の生
物学教授は、人類進化について 新説を
展開。全てが 納得できる 訳ではないが
面白く新鮮。ただし書名には疑問符だ。
3月8日(土) C
「始める!スノーシュー」 石丸哲也 山と
渓谷社 1600円。新雪の銀世界を自由
に歩く。全国 33コースを地図とともに紹
介。富士見台も登場、またビギナー向け
用具・ハウツーも解説の小型ムック本。
3月7日(金) C
「リスクの世界地図」 菅原 出 朝日新聞
出版1800円。国際政治アナリストによ
る危険地帯報告。中東からアフリカ、中
南米、さらに南アジア・中国・ロシアまで
脅しまくる。読めば、どこにも行けない。
3月6日(木) C
「ケータイの2000年代 成熟するモバイ
ル社会」東京大学出版会5400円。ケー
タイ利用の実態について、2001年の調
査から10年 2011年のの同じ調査を分
析報告。松田美佐・土橋臣悟・辻泉 編。
3月5日(水) D
「起業としての 放置自転車ビジネスがあ
なたを救う!」稲本勝義1500円 ぱる出
版。後半は全て会員の成功話 これを読
んで申し込む人からは加盟料を おまけ
に上納金をも という魂胆が見え見えだ。
3月4日(火) A
独居老人スタイル」 都築響一 筑摩書房
2700円。50代後半から90代まで男女
16人の生き方。グルメや 旅行とは無縁
の清々しくも孤高の生活。老いに向かっ
ての勇気が沸いてくる とは大袈裟かな。
3月3日(月) C
「農」の付加価値を高める 六次産業化の
実践』筑波書房2500円 26人の農学博
士による各地の実践例報告。いやぁ大変
な世の中になったものだ。各農業人が事
業構想力を持たなきゃいけない 時代だ。
3月2日(日) C
「事業構想力の研究」 清成忠男 事業構
想大学院大学出版部1600円 1933年
生まれの元法政大総長によるが観念的
で さっぱりわからず終了した。飯田市の
牧野市長も登場し、しかも評価は高い。
3月1日(土) C
「官能教育」植島啓司 780円 幻冬社新
書 私たちは愛とセックスをいかに教えら
れてきたか、が副題。1947年生の宗教
人類学者の性愛論 この歳になっても真
面目に思考 という姿勢は、大したもの。
2月28日(金) C
「しらずしらず」 L・ムロディナウ ダイヤ
モンド社2000円。米の物理学者による
無意識 についての科学。膨大なデータ
を入力する 脳の働き。ただ話が広範に
なり過ぎて やや散漫な印象を受けた。
2月27日(木) C
「名物裂ハンドブック」 淡交社 1200円
同社編集局による、総アート紙カラーの
文庫版。茶の湯での袱紗や茶入れの仕
覆あるいは掛物の表装での織物裂の鑑
賞手引き。ただ見ただけという感じかな。
2月26日(水) C+
「登山案内 続 一等三角点全国ガイド」
ナカヒシヤ出版1800円。京大今西門下
一等三角点研究会が、標高500m以上
の一等…に続き今度は500m未満のそ
れの案内。周辺状況の想像は 面白い。
2月25日(火) C
「江戸の旅と出版文化」 原淳一郎 三弥
井書店 2300円。米沢短大准教授の寺
社参詣史論文は、取っ付きにくい文章。
本来面白いはずなのだが、興味の対象
がズレていたか乗れない読書となった。
2月24日(月) B
古本屋ツアー・イン・ジャパン」小山力也
原書房2400円 全国の古書店1550軒
訪問そのうち150軒のブログ書籍化 写
真は店頭のみ。店内描写の悪口なしの
文章力には、ほとほと感嘆するのみだ。
2月23日(日) C
「海を渡った白山信仰」 前田速夫 現代
書館 2000円。被差別部落の白山信仰
のルーツを求めて韓国の白丁との関係
を探る「新潮」元編集長の民俗研究家。
中途半端だった前作に較べ 判り易い。
2月22日(土) C
「東京ワンデイ スキマ旅」 カベルナリア
吉田 彩流社 1900円。WEB連載 の書
籍化だという 最近このパータンは多い。
たしかに初めて聞く地名ばかりの街歩き
地元との交流目線には、好感が持てる。
2月21日(金) B
「盛り場はヤミ市から生まれた」 青弓社
2800円。早大社会学・橋本健二 東大
都市史・初田香成の編著で、若手研究
者が執筆 戦後空白期の都市の貴重な
論文を多数収録。文句なしに 面白い。
2月20日(木) C
「女子大生 ヤバイ語辞典」 小沢章友
主婦の友社 952円。 某女子大の文章
講座講師+ヤバイ語調査会・編だという
が 作家・小沢さんのもはや独壇場とい
う感じだ。笑って笑える ネタ話ばかり。
2月19日(水) C
「数学記号を読む辞典」 瀬山士郎 技術
評論社1580円。群馬大定年退官数学
教授による 小学校から高等数学まで。
最初のうちは、ついていったが、後半は
もう丸出だめ夫状態、ただ読んだだけ。
2月18日(火) C
「3Dプリンターではじめるデジタルモノ
づくり」門田和雄 1600円 日刊工業新
聞社。今話題の3D…を、わかる・使う・
データ作成・マシン製作 の面から東工
大付属工高教諭が、解説する ムック。
2月17日(月) C
正伝 岡田以蔵」松岡 司 戎光祥出版
1500円。高知在住の郷土史家の、読
売地方版連載加筆だという。まるで見
ていたかのような情景描写は 少々疑
問だ。正伝とは おこがましいと思う。
2月16日(日) C
「美術館と建築」 青幻社2500円。加
盟140館を数えるという、美術館連絡
協議会企画で 学芸員、建築家、アー
ティストの著名人達が、それぞれの視
点で美術展示空間を語るという趣向。
2月15日(土) C
「なぜ人と組織は変われないのか」英
治出版 2500円。ハーバード大のR・
キーガン+L・レイヒー著。知性とは自
己の客体視と変革だ、と前半。それは
わかる。後半の実践編には ウーン。
2月14日(金) C
無印都市の社会学」 2600円 法律文
化社。慶大近森研究室OB総動員 都
市の 消費・趣味・イベント・運動・娯楽
空間 フィールドワーク。着想はいいが
社会学論文特有の前フリに 食傷す。
2月13日(木) C
「純粋異性批判」 中島義道 1500円
講談社 副題は「女は理性を有するの
か」。カント哲学者だからカントの純粋
理性批判や実践…を女性論の名を借
りての やや難解講義にお付き合い。
2月12日(水) C
「本の逆襲」 内沼晋太郎 朝日出版社
940円。同社の新しいアイデアインク
シリーズは本屋の未来について 下北
沢で新刊書店「B&B」を経営。ブック
&ビールと、多彩・多義な本屋空間。
2月11日(火) C
それでも金融はすばらしい」東洋経済
新報社 2800円。イェール大ノーベル
賞 R・J・シラー教授の 金融擁護論教
科書も 「必要悪」以上の説得力は感じ
ない。訳者あとがきが的確な 472頁。
2月10日(月) C
「図解 手づくり施工の農村環境整備」
筒井義富・北沢大佑 農文協2200円
水路補修・木道・柵・休憩所など地域
における、セルフビルドの教科書だが
やはり本職が一人いるとずいぶん楽。
2月9日(日) C
ディスプレー入門」 松井柚子 繊研新
聞社1900円。魅せる。売れる売り場
づくり は主としてアパレルもののディ
スプレー論は同新聞の連載加筆か。
VMDに加えて、POPの作り方まで。
2月8日(土) C
「狛犬かがみ」 たくきよしみつ バナナ
ブックス 1500円。25年の収集は他
方面ライター。初版は8年前か、全て
英文対照で総アート紙アールカラー
の入門書。興味対象がまた増えた。
2月7日(金) C
「君に友だちはいらない」 瀧本哲史
講談社 1700円。京大客員准教授
の提唱する グローバル資本主義の
下での 生き方論。言っていることは
わかるが さあ具体的にどうするか。
2月6日(木) C
「超ローカルヒーロー大図鑑」 水曜
社1200円。ローカルヒーロー研究
会による 前作 「ローカルヒーロー大
図鑑」刊行から7年を経て、47都道
府県の153組紹介。感想 全くなし。
2月5日(水) C
「本の風格」 野村保惠 印刷学会出
版部2000円 1928年生まれの印
刷会社校正の神様による電子書籍
にも必要な 校正読本。心得から校
正技術・組版ルール・誤植例 まで。
2月4日(火) C+
「小塚昌彦 ぼくのつくった書体の話」
グラフィック社2500円。自伝でもあ
り、したがって日本のタイポグラフィ
史 それに小塚フォントのできるまで
書体デザイン論と内容は盛り沢山。
2月3日(月) C
「東京街角 お地蔵・稲荷・石塔めぐ
り」 佐藤テツ 廣済堂出版1600円
自称・路地研究家という 昭和33年
生まれによる方面別の散策地図付
き案内 今街歩きはブームの様だ。
2月2日(日) C
「グローバリゼーショ ンパラドック
ス」 D・ロドリック 白水社 2200円
大学経済ゼミの 教科書か、あまり
理解できずに終了した。評価 はそ
のせいだが識者には高評価こも。
2月1日(土) C+
「定本 何かが空を飛んでいる」
稲生平太郎 国書刊行会 3200円
UFO論からオカルトへ、話を進める
奈良女大教授。それは人間の想像
力から生ずる、本質かも知れない。
1月31日(金) C
「中国はもう終わっている」 徳間書
店 1000円。石平&黄文雄2人の
希望的観測も大いに含む、嫌中談
義 読めば溜飲も下がるわな。それ
にしても、いつも書名のセンス良。
1月30日(木) C
「地域の美味しいものづくり」 同友
館2000円 中小企業基盤整備機
構・編。6次産業化への 商品開発
販路開拓、の実例分析など。注目
は そのための支援組織の今後。
1月29日(水) C
「清閑の暮らし」 大岡敏明 草思社
1800円。熊本県立大建築学の名
誉教授。陶淵明・白楽天から 西行
鴨長明・芭蕉・良寛など、8人の草
庵生活 遺された文から読み解く。
1月28日(火) C
滅亡へのカウントダウン下」 A・ワ
イズマン 早川書房2000円。下巻
人口過密最貧国の姿と、日本・中
国の少子化の問題も 取りあげて
いる やや記述が冗長の傾向。
1月27日(月) C
滅亡へのカウントダウン上」 A・ワ
イズマン早川書房2000円。世界
各地の最貧国の 水と食糧の不足
に苦しむ人口過剰の現実を、これ
でもか と描く米のジャーナリスト。
1月26日(日) C
「血液型でわかる なりやすい病気
なりにくい病気」永田 宏 講談社ブ
ルーバックス800円。よくいう血液
型性格診断ではなく、疫学調査の
現状からの傾向 などを報告する。
1月25日(土) C
「銀座にはなぜ超高層ビルがない
のか」竹沢えり子 800円 平凡社
新書。慶大文・出身がかかわった
銀座地区計画の実例を東工大博
士論文は 詳細な建築行政記録。
1月24日(金) C
「ガイドブックには載っていない 本
当は怖い 京都の話」 倉松 知さと
彩国社 1200円。京都をめぐる怖
いお話を 旅行ライターが紹介。歴
史的エピソードやら 心霊スポット。
1月23日(木) C
「ハラルマーケットがよくわかる本」
総合法令出版 1500円。マレーシ
アでの動きを中心にハラルマーケッ
ト・チャレンジ・プロジェクト HCPと
いう団体が解説だが 内容は薄い。
1月22日(水) C
「ニッポンのトイレほか」 マリトモ
アスペクト1000円。フリーライター
が、10年間に蒐めた全国の珍しい
トイレたち。こういう企画はいいね。
1月21日(火) C
「昭和 街並探訪」 江頭 剛 ネコ・パ
ブリッシング 1238円。鉄道ジオラ
マから全国探訪のイラストレーター
によるムック本 定番の観光町並み
歩きよりも 少しディープな感じか。
1月20日(月) C
「短所大辞典」 児玉陽子 アチーブ
メント出版 1200円 開業医から親
向け コミュニケーション講師。性格
的短所を長所に変える、対人関係
逆に 他人からの付き合い方 指南。
1月19日(日) C
「夜遊びガイド 東京・首都圏」
るるぶ情報版840円。遊び上手の
2人の夜デートプラン と銘打って、
お出かけ・グルメ・ドライブときて最
後、スウィートホテル案内と完璧。
1月18日(土) C+
「読書脳」 立花 隆 1600円 文藝
春秋。週間文春連載 6年半の「私
の読書日記」。300冊から自分の
知ったことや 読者に伝えたいこと
をピンポイントでの指摘はさすが。
1月17日(金) C
電車をデザインする仕事」 水戸岡
鋭冶 日本能率協会MC 1500円
JR九州 車輌デザイン経緯ほか。
プレゼンイラストの本は、30年ほ
ど前に購入。デザイン論は平凡。
1月16日(木) C+
食と建築土木」LIXIL出版2300円
工学院大教授・後藤治+同研究員
二村悟による 農山魚村の特異な
景観の構成物である 各種構造物
気の利いた名前をつけたいもの。
1月15日(水) C
「京職人ブルース」 米原有二
京阪神エルマガジン社 1200円。
もともとは 神戸新聞社系のタウン
誌の連載を、本にしたものらしい。
京都の各種職人工房 の探訪記。
1月14日(火) C
「イザベラ・バード」 パット・バー
講談社学術文庫 1250円。あの
英の女流旅行家の伝記。著者は
1934年生まれ、訳者も1939年
生まれで硬い文章だ 全418頁。
1月13日(月) C
「世界の夢の本屋さん3」 清水玲
奈 エクスナレッジ3800円。世界
の有名書店めぐりも、第3弾の大
型本。これを見ていると まだまだ
本屋も大丈夫だなあ と思うのだ。
1月12(日) C
「屋根裏部屋の博物館」 淡交社
2762円。 国立民俗学博物館の
原点 「ATTIC MUSEUM」 渋沢栄
一の孫であり、元日銀総裁・敬三
没後 80年特別展 の公式出版。
1月11日(土) C
迷惑メール、返事をしたらこうなっ
た。」多田文明 1200円 イースト
プレス。前作「ついていったらこう
なった」で体当たりの悪徳商法ル
ポ。今度は ネットでの体験報告。
1月10日(金) C
「全身病巣」国家・中国の死に方』
石 平 宝島社952円。TVなどでも
お馴染み、帰化した中国人評論家
週刊誌のように気軽に読める中国
の抱える諸問題への、辛辣意見。
1月9日(木) C
しくみ図解 電池の全てが一番わか
る」 福田京平 技術評論社1880円
乾電池から 充電池、燃料電池と太
陽電池さらには電気自動車用電池
と その周辺技術 についても 1章。
1月8日(水) C
「トップシークレット・アメリカ」 草思
社 2600円。最高機密に覆われる
国家の取材を W・アーキン 執筆を
D・プリーストが担当したNSAの内
幕 秘密保護法案の行く末を明示。
1月7日(火) C
「男の読書術」 大岡 玲 岩波書店
2300円。毎日新聞に16年間の連
載書評の中から厳選し加筆単行本
化したとある。何が男だかはわから
ない。小説主体 他ジャンルもあり。
1月6日(月) C+
まち文字」 小林 章 グラフィック社
2000円 独在住のフォントデザイ
ナー。前1/3は町で見かける丸ゴ
チックについて。たしかに当りは柔
らかい 後半は欧文フォント談義。
1月5日(日) C
里山資本主義」 藻谷浩介+NHK
広島取材班 角川oneテーマ21
781円。。山間部での新しい動き
だが子弟の教育費用についての
言及はなし ややナィーブに思う。
1月4日(土) C-
「オタクの心をつかめ 最強の購
買欲をもつ顧客たち」 寺尾幸紘
SB新書730円。2005年のTV
チャンピオン「アキバ王」優勝者
というのが売りも、中身は薄い。
1月3日(金) C
野武士、西へ」久住昌之 集英社
神田から大阪まで 歩きつないだ
2年間 「小説すばる」の連載・加
筆だというが、なかなか面白く読
めた。よく書けている、と思った。
1月2日(木) C
「世界の小さな町歩き」 P・パーチ
日経 ナショナル ジオグラフィック
2600円。 一生に一度だけの旅
discover と称して 世界遺産クラ
スの、小さな美しい町の案内本。
平成14年1月1日(水) C
「実用 木材・木質材料小事典」
東洋書店2800円。どちらかといえ
ば木材加工業者のための 事典の
ようだ。一応全部に 目は通したが。
さあ平成14年も またよろしく願い。