土地利用景観
追加/駄科桑園車窓風景
先日飯田線に乗って天竜峡まで出掛けた際
駄科駅周辺で昔ながらの桑園風景を見かけた
奥は旭松の工場敷地 整然と並ぶ桑の木（２０１１・４・６撮影）
日をあらためて桑園の状況を確認に出かけた（２０１１・５・１８撮影）
こちらは枝を刈り取った残り
奥にはこれから刈り取ろうとする高さ２ｍほどの桑の木
もう昔のことで忘れてしまったが 順番に刈り取っているようだ
風越山をバックにした今や貴重な桑園風景
２０１１・６・２２
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土地利用景観
地面と樹木・作物などから構成される景観
その土地の標高・傾斜度・斜面方位・水利用・土壌などの点から土地利用が決定される
ここではとくに土地の傾斜に注目しマップを作成してみた
緑が土地傾斜が ２/１０以下の部分
濃い緑はそれ以上 ６/１０〜１０/１０くらいまで
黄緑は １/１０以下 黄色は同じだが標高が低い部分
１ 林地−里山
風越山麓の里山 標高は７５０ｍくらいまでか
それ以上は急傾斜
こちらは笠松山麓 飯田高原の入り口
右は飯田高原沢城湖展望台付近
飯田高原は８０年代バブルの頃 長野県企業局により開発された別荘地で標高８００ｍ程度
温水ため池の沢城湖周辺の唐松林は四季を通して 新緑・紅葉・落葉と楽しめるが
全体的に樹勢が一時期より衰えている印象
飯田周辺の場合 特徴的なのは河岸段丘の端部斜面の林地 これは高森町の南小学校附近の遠望だが
上（うえ）段からも下（した）段からも近い 里山としての存在
手前は竜東地区下久堅の段丘斜面の林地
中間の緑の帯が 左に八幡台地の端部 右は高松台地の端部
中央奥は愛宕・長姫・橋北台地の端部
左写真は西部地域 左が三つ山 右が二ツ山 これも里山の雰囲気
右写真は竜東地区 千代附近の里山風景
左は高松台地の端部 通称御殿山
右写真は殿岡台地の南端部に位置する中世の城址・鈴岡公園からの眺望
竜東地区下久堅から喬木村にかけての遠望
遠くの伊那山地の手前 ２段目までの台地は里山としての意識か
マツタケ・山菜採りが得意な知り合いが多い
２ 園地−果樹園・桑園
林地から傾斜の緩くなった土地は果樹園が多い
今はほとんど見かけないが一昔前は桑園のようだ
これは笠松山麓から飯田市街地を望む場所 周囲は果樹園と野菜畑
飯田高原下の大明神原の果樹園
この季節は柿とりんごが収穫期
新緑のころにはナシ・モモの花が山裾の彩り
一部植木畑としての利用
右は上伊那飯島町でのソバ畑 飯田周辺ではあまり見かけない
飯田市千代の横根タンボの棚田風景
これでも平均斜度は２/１０くらいの西斜面
竜東地区は全体に西斜面の林地で東斜面よりも日射量は有利
だから標高は高いが 山間部の水のあるところでは小さな田圃も見受ける
左は大瀬木の山麓線の附近
右は上久堅の水田と牧草地 奥に里山
下久堅北原地区上の段の周辺は畜産農家の飼料用トウモロコシ畑と牧草地
段丘の落ち込むところは林地
３ 崖地−急斜面
飯田市街地の段丘南端部は長野県指定の急傾斜地域
その崖地を保護する擁壁が年月を経て 迫力のある風景と化している
動物園東側はコンクリートの打ち放し
右は箕瀬端部 羽場坂バイパスの間知石による擁壁
急斜面は宅地としての利用もされてきて 古い建物が多い愛宕町
右は水の手の坂道の擁壁
橋南公民館裏の擁壁
右は旧羽場坂の擁壁風景 少し緩やかな部分は柿畑や梅畑あるいは栗畑としての利用
丸石を積み上げた擁壁 新しいのは間知ブロックの擁壁 勾配がいずれも４分転びくらい
つまり２５/１０ということになる
１０/１０くらいのところでは竹薮
右は梅畑の開花の時期
四季の広場周辺 左は新工法による法面補強 心配になるくらいの急勾配
右は愛宕神社裏手の雑木林と奥にコンクリートの法面補強
手前の遊具附近は常に日影で夏には家族連れ多数
こちらは鼎台地の北端の急傾斜地域 コンクリートの法面補強ながら
雑草が生えて緑化度は高い
４ 耕地−水田・畑作
飯田市中村附近の稔りの風景９月
愛宕町での田植え直後５月
これは番外・安曇野の水田風景 この時期は北アルプスの残雪との対比がまことに美しい
６月稲は順調に成育し ９月出穂
稲の成長風景は 植えた時期により田圃ごとに異なって
愛宕町９月の霧の朝
９月稲刈りの時期をむかえ
１１月刈り取ったあとの風景
平地でも減反のあおりで果樹園も盛ん ４月桃の開花
左は１２月のフジの最終期
右は松川堤防の菜の花畑４月中旬
左は松本平で ６月中旬刈り取る寸前の麦畑 上伊那にもあるが 飯田周辺ではあまり見かけない
右は７月のネギ畑
１２月奥に白菜畑 手前は不明
７月とうもろこし畑にて
右は中村の上平のため池 釣りをする若い人をよく見かける
ビニールハウスは野菜畑 ガラス温室は花卉栽培
６月竜東地区阿島から帰牛原へ上る道からのパノラマ風景
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２００８・１２・９
