智留彦 新刊読書日記 back 評点は、A=優 (感動) B=良 (想像) C=可 (知識) D=不可 (不満)
過去読書日記 2000年1月〜2016年12月
3月28日(木) C
この1冊でもう迷わない 「包丁・砥石の選
び方 使い方 育て方」 柴田書店2600円
料理専門学校の教科書なのだろうか、写
真中心の美しい製本。使い方では切り方
を、和・洋・中華別に説明してくれている。
3月27日(水) C
「全面改訂版 バックパッカーズ読本」双葉
社 1800円。初刊は1998年で、これは7
作目だと 旅の達人たちの情報満載。各国
の経済発展やLCCの発達など様変わりも
やはりスマホ関連情報も多い 旅行情報研
究会と 「格安航空券ガイド」編集部による。
3月26日(火) C
「移民侵略 死に急ぐ日本」1600円ハート
出版。産経新聞副論説委員・佐々木類。さ
すが同新聞だけあって排斥論 中国スパイ
イスラム土葬・クルド騒乱などだが 反対す
ればいい話ではない 知恵をしぼらなきゃ。
3月25日(月) C
「美味しいサンマはなぜ消えたのか」文春新
書900円。時事通信社水産担当記者・川本
大吾による、日本漁業の問題点と魚文化の
現状。サンマ・イワシ・サバ・サケ・マグロ な
ど、その危機的な現在地を 詳述するのだ。
3月24日(日) C+
人口は未来を語る 「10の数字」で知る経
済、少子化、環境問題』NHK出版2600円
英の人口学者 P・モーランド、世界のすべ
てが人口に関係していることを明快に証明
目からウロコの未来予測に納得するだけ。
3月23日(土) C
「孤独と居場所の社会学 なんでもない゛わ
たし"が生きるには」阿比留久美 大和書房
1700円。前1/3では、閉塞状況の社会を
明快に分析。自己認知 の方向を期待した
が、ジェンダー・マイノリティ 社会論へ。ま
あ書名からすれば。仕方ないことかもね。
3月22日(金) C
人気スピーチライターが教える モヤモヤ
を言葉に変える「言語化」講座』 1500円
ひきたよしあき PHP。博報堂出身の大阪
芸大客員教授。言っていることは全てもっ
ともな話で納得できる。 短時間で読める。
3月21日(木) C
「データとデザイン 人とデータのつなぎか
た」 櫻井 稔 BNN 2600円。実務のかた
わら 大学での講義も、というデザイナー。
わかりやすい筆致での 自論展開。かなり
未来的な姿勢には 共感をおぼえた次第。
3月19日(火) C
「地図でスッと頭に入る平安時代」昭文社
1200円。地図出版社のシリーズ本で監
修は 繁田信一。平安時代400年の出来
事を図で説明だが 頭には入らない。いっ
たい対象の読者はだれなのか全く不明。
3月18日(月) C
「女よ!大志を抱け」青山千春 ワニ・プラ
ス 1800円。東京海洋大で、メタンハイド
レートの研究を続ける特任准教授。初め
ての女子学生として水産大入学からの半
生記。参議院議員・青山繁晴の奥さん。
3月17日(日) C
「自然死」とすすめ―「死に上手」になるた
めに』 矢作直樹 扶桑社新書 850円。救
急医療に長く係わったという 東大名誉教
授が その死生観を披露。ややスピリチュ
アル性もあるが、総じて納得できる内容。
3月16日(土) C
雑学うんちく図鑑」ケン・サイトー1200円
イラストレーター だというが、200項目を
順不同で 絵とともに ウンチク文も手描き
で構成 全くののヒマつぶしそれでも 3時
間ほど かかって読了。KADOKAWA。
3月15日(金) C
マーケティングつながる思考術 「こんなは
ずではなかった」と決別するために知って
おくべき売上に至るまでの「点と線と面」翔
泳社 2000円 池田紀行 。延々とつづく理
論だが、最終章だけで オーライじゃない。
3月14日(木) C
アドレスフリーという働き方 なぜ「好きな
場所」で仕事をすると、成果があがるの
か』 浦 聖治 光文社1700円。1952年
生まれ IT企業のCEOの自慢話。本社
は南紀白浜、全国各地にオフィスあり。
3月13日(水) C
「ザ・メタバース 世界を創り変えしもの」
飛鳥新社2500円。元アマゾンの戦略家
マシュー・ボールによる、メタバースの現
在地。すぐ過去の出来事から 将来像ま
でだが よくはわからないというのが結論
ただ予防線は張っている。全407頁だ。
3月12日(火) C
「声のデザイン 一瞬で相手を惹きつける
最強のプレゼンスキル」 林 重光 株G.B.
1800円。自称ヴォイスコンサルタントに
よる発声法を中心とした話し方教室 けっ
こう納得できる内容だ、もう遅いけれど。
3月11日(月) C+
「現代美術キュレーター10のギモン」 青
弓社 2000円。今をときめく 都現代美術
館のキュレーター難波祐子による現代美
術の解説 これはわかりやすい。あとがき
で飯田在住、現代美術家・持田敦子にふ
れていたけれども 全然知らなかったゼ。
3月10日(日) C
ケアする建築 「共在の場」の思想と実践
山田あすか 鹿島出版会 2300円。ケア
とは優しさ と理解するが、小さい文字と難
解な用語 複雑な文章、全然優しくないで
はないか。東京電機大建築教授である。
3月9日(土) C
「豊岡メソッド 人口減少を乗り越える本気
の地域再生手法」 日経BP 1800円。城
崎温泉や出石城下町の山陰の小都市で
の試みを、ジェンダーギャップの評論家・
大崎麻子と フリー記者・秋山基の報告だ
最初は抵抗があったが それも有りかな。
3月8日(金) C
「全国 名所図会めぐり 航空写真と読み
解く歴史絵巻」渋谷申博 株式会社G.B.
1800円。景観的な面で 期待したのだが
著者は 宗教史の研究者らしく、肩透かし
を食らった感。写真も 小さすぎて 駄目。
3月7日(木) C
「推し」で心はみたされる? 21世紀の心
理的充足のトレンド』 熊代 亨 大和書房
1600円。精神科医による自己愛の研究
承認欲求に所属欲求、複雑社会で 揺れ
動く自分をコフート理論で読み解くのだ。
3月6日(水) C
もの・こと・ことばのイメージから引ける
「比喩の辞典」 中村 明 3800円 東京堂
出版。この早大名誉教授の一ファンだが
全526頁の終盤に、イメージの辞典とし
ての その意図を理解した。古今の 文学
作品から、文章と作品名・著者を参照。
3月5日(火) C
やさしく学ぶ Jw_cad 8」Obra Club エク
スナレッジ 3200円。中央図書館休館で
上郷図書館から、借受け。目的は付属の
CD‐ROMから PCへの遅ればせながら
インストール。予備機ともに組込み完了。
3月4日(月) C
「伝わる図解化」 加藤拓海 ディスカバー・
トゥエンティワン 1800円。内容は図解化
の理論に終始している 期待していた実践
的な図解化の方法については、ついに最
後までお目にかかれず、拍子抜けの感。
3月3日(日) C
「縄文神社」 武藤郁子 双葉社 1800円
縄文遺跡と神社の関係をしるべく、探訪を
行う編集者。縄文期の海岸と小高い地形
さらに遊水地・水源に注目し、当時を偲ぶ
関東から諏訪・山梨まで64社を紹介だ。
3月2日(土) C+
「デザインとビジネス 創造性を仕事に活か
すためのブックガイド」 岩嵜博論 日経BP
2000円。武蔵野美大教授が30冊のデザ
イン本を 紹介。デザインとは 「物に意味を
与えること」に納得。モノは有形も無形も。
3月1日(金) C
「女は見えない」 西村紗知 1800円 筑摩
書房。批評家という村での、難解な言葉と
文章。そのほとんどを、理解できずに終了
した。最後まで読んだ自分を誉めておこう
と思った。1990年生まれの ピアニスト?