智留彦 新刊読書日記 back 評点は、A=優 (感動) B=良 (想像) C=可 (知識) D=不可 (不満)

過去読書日記 2000年1月〜2016年12月

 

 


11月24(月) C

“ただ使う”だけじゃないゼロからわかるスマ

ホのしくみ』 大沢文孝 工学社 2900円。IT

系ライターによる今さら聞けないスマホのメ

カニズム。あの小さな中に こんな機能が詰

まっているとは。ほぼ概略は、理解できた。


11月23(日) C

なぜか干渉される人 思わず干渉してる人 

あの人と「いい距離感」を保つコミュニケー

ション術』 林 健太郎 1600円 ダイヤモン

ド社。プロコーチを自称するコンサルタント

海外修行成果を、日本社会での実践編。


11月22(土) C

「若者恐怖症 ―職場のあらたな病理」 祥伝

社新書960円。1989年生まれ東大経営学

院講師・舟津昌平 前作「Z世代化する社会」

につづき、Z世代の立体像に迫るのだ。企業

組織の、よりよい有り方について 提言する。


11月21(金) C

フィールドワークのちから 「いまここ」を抜け

出す人類学』 奥野克巳 亜紀書房 1800円

1962年生まれの立教大教授。インドネシア

での フィールドノートを回想、現代社会の複

雑性に想いを馳せるのだ 感想はとくに無し。


11月20(木) C

「コメ高騰の深層 JA農協の圧力に屈した減

反の大罪」 山下一仁 宝島新書1100円。JA

農水省・農水族議員の トライアングルを一貫

して追及の 農水省からキャノン研究員。ただ

作りすぎたコメの輸出が 容易にできるかだ。


11月19(水) C

「オス能ミーム 男が戦争をする理由を進化学

から解く」 伊藤道彦 幻冬舎1600円。北里大

准教授は飯田市出身だという。哺乳類を中心

に脳内ホルモンからの攻撃性について。チン

パンジーの暴力性でなく、ボノボの 平和主

多様性やジェンダーでオス脳ミーム脱構築。


11月18(火) C

医師が教える 温泉の教科書 日帰りでも「湯

治」はできる!疲労回復の極意18』 朝日新

聞出版 1500円。環境省で調査委員長を務

めた温泉医師の早坂信哉・東京都市大教授

だから、医学的な話題 が中心となっている。


11月17(月) C

人は背中から老いていく 丸まった背中の改

善が、「動ける体」のはじまり』 野尻英俊 ア

スコム 1500円。東京都市大教授で医師に

よる 姿勢改善体操法付き。そのとおりだ、

から 毎日3万歩を姿勢良く歩くことが目標。


11月16(日) C

「世界は知財でできている」 稲穂健市 講談社

現代新書 1100円。前半は難しい話だが、後

半はニュースになった例 あるいは業界だけが

知っている 数々の事例を解説して まことに面

白い。へえ そんなことがあったの、と勉強に。


11月15(土) C+

「住まいの昭和図鑑 昭和レトロ住宅のゆたか

な暮らし」 エクスナレッジ2600円。昭和のくら

し博物館長・小泉和子。とくに戦前の贅沢な住

宅が今も残っているのに驚き 小野吉彦による

写真も 秀逸で、これは非常に貴重な資料だ。


11月14(金) C

「自家製はエンタメだ。」 浜竹睦子 サンクチュ

リ出版 2200円。岡山県玉野市在住のイラ

トレーター。調味料から市販のさまざまな加

食品まで自家製を目指す試み レシピととも

得意のイラストでの説明。金はかかるかな。


11月13(木) C

「とんでもないサバイバルの科学 恐竜絶滅か

ら、ポンペイ、黒死病、タイタニックまで、史上

最悪レベルの大事件をどう生きのびる?」

出書房新社1700円。米の科学ライター コー

ディ・キャシディ 最新の科学で想像 夢物語。


11月12(水) C

「アウトドアの危険事典」1400円 成美堂出版

キャンプ・登山・山歩き・川・海のレジャー、さま

ざまな場面で遭遇するかもしれないヤバい状

況や生物について写真とイラストで解説 監修

1951年 飯田市生まれの登山家・大蔵喜福、


11月11(火) C

「怖くて美しい能の女たち 日本人の美意識の

究極のかたち」 林 望 草思社 1900円。能入

門書でもある。葵上、野宮、紅葉狩、巴、隅田

川、道成寺、砧、姥捨と八曲の解説は大変勉

強になった。これで 知ったかぶりができそう。


11月10(月) C

「漢方」を仕事にしたいと思ったら読む本」 翔

泳社 2400円。薬剤師 として勤務のあと 実

家の薬局を 漢方専門に育てあげ、SNSを駆

使して 漢方・中医学コンサルタントとして活躍

の杉山卓也が その経験を惜しげもなく公開。


11月9(日) C

「家庭料理の窓」 木村衣有子 1800円 平凡

社。食文化と書評を守備範囲とする ライター

のようだ。日々の食卓を中心にしたエッセイ集

デザイン方面にも強いらしく 柳宗理の調理器

具なども登場する とくに感想もなく読み終え。


11月8(土) C

「瞬発力で最強のパフォーマンスを手に入れ

る 運動センスを呼び起こす科学的メソッド」

中島宏典 KADOKAWA 1700円。元ハー

ドル選手のパーソナルトレーナーが、そのト

レーニング法を 自身の連続写真で公開だ。


11月7(金) C+

肥満の科学 ヒトはなぜ太るのか」NHK出版

2300円。コロラド大 リチャード・J・ジョンソン

教授による ラット実験からの 肥満メカニズム

解明は説得力すこぶる大。脂肪が いかに

して貯まるのか また運動が ミトコンドリアの

増大に 寄与するのか。ダイエット法も紹介。


11月6(木) C

「なぜ日本製の服は着心地がいいのか」 リオ

彩国社1500円。アパレル商社勤務のデザイ

ナー兼パターナーだという。生地・型紙・縫製・

ボタンなど、中国と対比して 日本の職人魂を

賛するのだ。その分、お値段も という話に。


11月5(水) C

「続 使い切れない農地活用読本もっと 小さ

く始める、楽しく稼ぐ」 農文協 1800円。農地

取得の下限面積が撤廃された 有休農地を活

用しての小規模農法のアイデア。作物の品目

や栽培の ノウハウ、あるいは 新たな就農者。


11月4(火) C

「なぜ、リスク意識が高い会社は落雷対策を

するのか?」 松本理恵 講談社1500円。落

雷抑制システムという会社の宣伝本 避雷針

とは発想を変えた被雷球によって 直撃や雷

サージによる機器の損傷を防ぐ方式らしい。


11月3(月) C

「世界一やさしい脳科学入門 やる気が出

ない理由は脳に聞いてください」 毛内 拡

河出書房新社 1540円。1984年 生まれ

の、お茶の水大助教。同社の14歳の世渡

り術シリーズで わかりやすい。中学生向。


11月2(日) C

「感じる人々」 二宮敦人 soyogo books

1800円。ルポが得意な1985年生まれの

作家。臭気判定士・香水クリエーター・色彩

設計・写真家・細片技術者・整体師・料理人

野食ハンター・舞台音響家・サウンドエンジ

ニア 嗅覚・視覚・触覚・味覚・聴覚の生業。


11月1(土) C

「叱らない時代の指導術 主体性を伸ばス

ポーツ現場の実践」 島沢優子 NHK出版

新書930円。スポーツジャーナリストで 筑

波大を出身。現在その方面で 定評のある

18人の指導者を取材 その方向性を探る。


 

先月の読書日記

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