智留彦 新刊読書日記 back 評点は、A=優 (感動) B=良 (想像) C=可 (知識) D=不可 (不満)
過去読書日記 2000年1月〜2016年12月
9月17日(水) C
不調の9割は「スマホ首」が原因』 幻冬舎新
書960円。東京と香川でクリニック経営する
松井孝嘉医師。重い頭を支える首の前に傾
く姿勢からくる様々な症例。現代の うつにも
関連と警鐘するのだ。その通りだと思った。
9月16日(火) C
「図書館にゲームを! 図書館の新しい可能
性」 日外アソシエーツ2200円。1973年生
都留文大教授・日向良和が中心でほか9名
が執筆。ボードゲームや デジタルゲームを
図書館で収蔵すべき時代である との立場。
9月15日(月) C
マイペースで働く!「自宅でひとり起業図鑑」
滝岡幸子 同文館出版1500円。ひとり起業
専門のコンサル。いずれも難しそうだ。問題
は顧客・取引先の世代交代が うまく計れる
かどうか、ではないか。がんばってほしい。
9月14日(日) C
読者の創意と工夫を生かす 「連発割りばし
輪ゴム鉄砲」 永田金司 クオン 1000円。
新宿税務署長で退官という趣味の人。わず
か103頁の小本だが 図解で作り方を指導
30連発ガトリング砲の輪ゴム鉄砲もある。
9月13日(土) C
「地図とデータで見る 交通と輸送の世界ハン
ドブック」原書房3500円。ソルボンヌ大学地
理学のグザヴィエ・ベルニエ教授。モビリティ
をテーマに、各方面からのアプローチ。元の
文章が難解らしく、それに訳が不適切で何が
言いたいのか 最後まで不明のまま 終わり。
9月12日(金) C
墨ハンドブック 「条幅の疑問 100」 芸術新
聞社2000円。この出版社は書道専門、今
さら聞けない「疑問 100」シリーズ。書も門
外漢なので 初めて知ることばかり。大変勉
強に。それにしても 漢文の素養の大切さ。
9月11日(木) C
「双眼鏡の推しごと」 2200円 オーム社。
双眼鏡メーカー日の出光学の創業者2人
の執筆で、その光学的特性を説明。ただ
し 防振双眼鏡のメカニズム、については
記述がまったくなく その点残念に思った。
9月10日(水) C+
全国「重伝建」散策ガイド』 町井成史 光文
社新書 1700円。精力的に 撮影を進める
写真家。昨年につづいての刊行 北海道か
ら沖縄まで 129の地区をカラーで紹介す
る重量級で 全412頁というボリュームだ。
9月9日(火) C+
{世界は基準値でできている 未知のリスク
とどう向き合うか」 講談社ブルーバックス
1200円。2014年刊「基準値のヒミツ」の
続編。前回同様、4人の自称基準値オタク
による。各種エビデンスの元となる基準値
が決まる経過を詳細に解説 面白かった。
9月8日(月) C
「ワーキングメモリと人間の知性」 大阪大
学出版会 2200円。同大・苧坂満智子名
誉教授編でほか4名の執筆。知能に関係
する、短期記憶についての研究論文集で
なんとなく ではあるものの理解はできた。
9月7日(日) C
「田舎はいやらしい 地域活性化は本当に
必要か?」 花房尚作 光文社新書900円
フィナンシャルプランナーほか、多方面活
動。鹿児島南部で何があったかわからな
いが ここまで悪し様は不愉快。生産的な
話は皆無で 出版社の見識を疑うものだ。
9月6日(土) C
「なんかおもしろそうと思われる伝え方」
関 圭一朗 サンマーク出版 1500円。ス
ポーツ関係を得意とする放送作家だとい
う。その経験から編み出した、いくつもの
法則指南 SNSには必要かもしれない。
9月5日(金) C
「知りたいこと図鑑」 みっけ。クイズ好きな
デザイナーが世間の事象や語句を 142
のジャンルに分け、美意識でもってまとめ
たもの。同様にクイズ好きとしては こうい
うのは歓迎だ。KADOKAWA1700円。
9月4日(木) C
まちづくり仕組み図鑑 ビジネスを生む「地
元ぐらし」のススメ』 日経BP 2400円。早
大教授・佐藤将之、と都市計画コンサルの
安富啓 星野リゾート・馬場義徳。1975年
生まれの3人による。幸運な人の出会いを
重視。それをセレンディピティとは違和感。
9月3日(水) C
「肉の旅」 カベルナリア吉田 イカロス出版
1600円。これも古く、2016年刊。ご当地
の名物肉料理を求めての全国行脚。伊那
の ローメン・駒ケ根のソースかつ丼・飯田
焼肉 と南信州も登場。ほぼ納得の内容。
9月2日(火) C
朝日新聞版 「寅さんの伝言」 小泉信一 講
談社 1200円。図書館新刊不足継続 これ
は2013年刊、同社編集委員が マドンナか
ら監督まで 関係者へのインタビューを連載
したものを書籍化 なつかしい名前ばかり。
9月1日(月) C+
「日本映画の舞台&ロケ地 100 物語と旅
する建築・町並み・絶景」 谷國大輔 学芸出
版社2000円。構想18年 綿密な取材で行
きたくなる。多彩な顔をもつ映画コンサルは
さすが ワセダ建築出だけに説明も的確だ。