先月の読書日記 back
12月31(水) C
北海道を味わう 四季折々の「食の王国」
小泉武夫 中公新書 900円。渋谷と札幌の
2拠点生活、発酵学の東京農大名誉教授。
北海道各地を訪ね、オノマトペ 多用の文章
で味わった季節の美味を 語り伝えるのだ。
12月30(火) C
「ぼくたち、親になる」 稲田豊史 1800円 太
田出版。副題はそれでも子供をつくりますか
既婚の男性15人へのインタビュー WEB連
載を書籍化。ナイーブな現代男性の 子供あ
りなし の赤裸々な告白 そもそも意味ある?
12月29(月) C
単身リスク 「100年人生」をどう生きるか』
山田昌弘 朝日新書 900円。65歳でリタイ
ヤしての、残り35年を どうするかという話。
それにポジティブになれない故に 少子化が
進むのではないかと言うのだ。説得力大。
12月28(日) C
「頭の中がどんどん言葉になる 瞬間言語化
トレーニング」 荒木俊哉 1600円 SBクリエ
イティブ。電通のコピーライター、抽象化と具
体化と そのバランスが重要と108の問題を
用意。1問目で放棄も最後まで目は通した。
12月27(土) C
新装版「Cabin Porn 小屋に暮らす、自然と
生きる」 グラフィック者 3200円。米の起業家
ザック・クラインが編集。世界の小屋を紹介す
るサイトから 各地のビルダーとともに 自然風
景の中での 特長ある小屋を掲載。ロマンだ。
12月26(金) C+
男が「よよよよよよ」と泣いていた 日本語は
感情オノマトペが面白い』 山口仲美 光文社
新書1140円。オノマトペ研究の第一人者・
埼玉大名誉教授 笑いや泣きの古代から明
治まで文書から歴史を探る。最後に日本語
の特殊性と その豊かさを、総括するのだ。
12月25(木) C
最新の脳科学でせまる 発達障害とは何か」
NEWTON PRESS 1200円。自閉スペク
トラム症(ASD) 注意欠如多動症(ADHD)
学習障害(LD)について、山末英典 浜松医
大・教授の監修で、症状から 治療までを。
12月24(水) C
動物たちの「増え過ぎ」と絶滅を科学する』
ミネルヴァ書房2000円。北大・齊藤隆名誉
教授による動物生態学講義、高校生向けに
は やや難しい。そこで少子化の問題だ。個
の意志は尊重も 希望の持てる社会の構築
種全体としての社会意識が重要 との結論。
12月23(火) C
「変わり者たちの秘密基地 国立民族学博物
館」 CEメディアハウス2000円。7人の研究
者にインタビュー、まとめるのは民博ファンの
ミンパクチャン。収蔵庫や 特別展・巡回展な
ど抜かりなく 監修を樫永真佐夫・民博教授。
12月22(月) C
「ニッポン華僑100万人時代 新中国勢力の
台頭で激変する社会」 日経新聞取材班。ほ
ぼ全方位的な取材で 読み応え。ただ税金や
健康・年金保険の支払いや 法律違反がなけ
れば、世代を経て同化するわけで 問題はな
いように思えるが。KADOKAWA1800円。
12月21(日) C
「お金の不安という幻想 一生働く時代で希
望をつかむ8つの視点」 田内 学 朝日新聞
出版 1500円。証券会社出身 金融教育者
を自称。言わんとすることはわかるけど、今
ひとつ思考が整理されていなくて 残念だ。
12月20(土) C
歩くを楽しむ、自然をあじわう 「フラット登山」
佐々木俊尚 かんき出版2200円。頂上を目
指すのではなく、山歩きの楽しさを提唱する
ジャーナリスト。意図はわかる。装備や服装
など持論展開。後半は、首都圏でのモデル
コース紹介する。バイブルともいえる本だ。
12月19(金) C
ビジネスモデルひらめき図鑑 変化の激しい
時代に「設けのしくみ」を作り出す』 ナツメ社
1650円。7つのフレームワークに沿って48
企業での事例を 図解だ。監修を 経営コンサ
ルタントの平野敦士カールが 担当している。
12月18(木) C
「2030-2040年 医療の真実 下町病院長
だから見える医療の末路」 熊谷頼佳 中公
新書ラクレ1050円。認知症を専門とし3代
続く病院長。団塊、団塊ジュニアの 認知症
時代への危惧と、医療行政の矛盾に怒り。
12月17(水) C
「結び100Knots」 つり人社 1800円。
前半は釣り用の結びだが、後半はアウトドア
や暮らし編で バンダナ・ふんどし 干し柿・大
根・唐辛子・西瓜など。さらには、草鞋や捕り
物の早縄まで と懇切丁寧の永久保存版だ。
12月16(火) C
「自分だからできる仕事のつくり方」1600円
ダイヤモンド社。岡崎で オカビズという コン
サルタントの秋元祥治。武蔵大アントレオプ
レナー学部の教授の自慢話に、おつきあい
した。いくつもの方法論を伝家の宝刀だと。
12月15(月) C
「食料安全保障の崩壊 誰もが逃れられない
気候変動と食の地政学」 原書房 2300円。
エベレストの登頂・下山にたとえての 仏の地
政学研究者 セバスティアン・アビス。日本の
中高生にあたる世代への教科書という感じ。
12月14(日) C
「まちかど送水口図鑑」 村上善一 2000円
創元社。消防用の連結送水口の製造会社・
村上製作所の社長。自費出版の雰囲気 本
社ビルに送水口博物館をつくり 自ら館長だ
という。全国収集した送水口について解説。
12月13(土) C
闇バイトの歴史 「名前のない犯罪」の系譜』
藤原 良 太田出版1700円。おりから面白そ
うな書名だが内容はそれほど濃くはない。い
わゆるトクリュウ犯罪について 警察ですら手
こずっている様子 やはり歯がゆさを感じる。
12月12(金) C
「共感の論理 ―日本から始まる教育革命」
渡邊雅子 岩波新書900円。名古屋大院教
育学教授。米・仏・イランと比較して 日本の
綴り方教育が、利他思考につながると 分析
行き詰った資本主義に 新しい展望を機体。
12月11(木) C
農のとびら 「耕さない農業入門講座 ―草と
生き物を活かす新しい不耕起栽培へ―」 農
文協 2000円。その最前線にいる研究者や
実践者が その可能性を熱く語る。今後の潮
流になっていくのか 見守っていきたいもの。
12月10(水) C
「錯視アートの楽しみ 見てしまえば、だまさ
れる」 水曜社 1800円。本来はロボット開発
の元東大教授の杉原厚吉による、錯視作品
集。白眉は後半2/3 数学を駆使しての立体
錯視アート作品 説明はあるが理解は困難。
12月9(火) C
「名水と日本人 起源から百名水まで、文化
と科学でひもとく」 中公新書1150円。京産
大・鈴木康久教授と 立正大・河野忠教授の
共著。古事記から始まり和歌、空海・日蓮さ
に茶事。酒造りや、ミネラルウォーター販売
まで幅広く考察する。意外に面白く読めた。
12月8(月) C
よくわかる!「農林水産分野の知的財産権
入門」丸善出版 2800円。4人の弁理士に
よる。基礎知識とともに農林水産物の事例
や、地域ブランドの形成過程などの詳述だ
やはり県単位で構築していく 必要を理解。
12月7(日) C
「迷宮ホテル 異国の路地と宿の物語を彷徨
い歩く」 辰巳出版1800円。元ボクサーの写
真家・関根虎洸。第1章は客家土楼・ザンジ
バル・上海・香港。第2章はスリランカ・バワ
建築。第3章 マレーシア・タイ・インドネシア
のプラナカン建築と 濃密取材は重量級だ。
12月6(土) C
日経テクノロジー展望2026 「未来をつくる
100の技術」 日経BP 2500円。2016年
版発表から10年と自慢する。内容 はAI関
係が 多くを占める。その他 医療・建設・交
通などの技術成熟度を、検証はしている。
12月5(金) C
最新版 ビジネス図解「不動産評価のしくみが
わかる本」 同文館出版 2100円。公認会計
士で さらに税理士の資格も、という不動産鑑
定士・冨田健による、不動産評価の基礎知識
を豊富な実例で解説。計算方法のサワリも。
12月4(木) C
つながりがゼロでもマスコニに選ばれる「取
材案内書(プレスリリース)」 の書き方・送り
方』 井上千椿 同友館 1800円。報知新聞
出身のコンサルタントが その経験からのノ
ウハウを伝授する。まあ常識の範囲かな。
12月3(水) C
「構成 高橋正人の遺した造形教育」 武蔵
野美術大学出版会 3500円。東京教育大
デザイン専攻教授の教育遺産を武蔵美教
授・白尾隆太郎が まとめたもの。そういえ
ば中学校美術の時間に 思い当たる節が。
12月2(火) C
「アニメ聖地移住」 千葉郁太郎 集英社イン
ターナショナル新書 1000円。聖地巡礼か
ら移住へ、1982年秋田生まれの公認会計
士が、京都宇治への移住。ほかに9名の体
験談 そこからの町おこしの可能性を検討。
12月1(月) C
「まちづくりを仕事にする 事業と人を支え、
伝え、つなげるしくみ」 2000円 学芸出版
社。全国 タウンマネージャー協会・編著で
成功例の8人を、その成果とともに紹介す
る。空き店舗が、駐車場になるばかりの飯
田市の中心商店街も、なんとかしたいが。