上飯田 「ハバ」際 ウォーク

 

羽場坂町宅地開発

いよいよ全宅地に建物が完成した

昨年秋に造成が終了して 10か月

(2022・5・17)

 

羽場宅地開発2題 →jump

 飯田市街は天竜川とT字形に交差する松川の段丘上に発達した城下町である

とくに松川の河岸段丘は長さ4.5kmにおよぶもので飯田市街地とそれにつづく

上飯田地区のほぼ全域に崖地を形成している(上写真の緑の帯がそれである)

「ハバ」とは古くからの地形についての言葉で崖地を指すものといわれているが

まさに飯田市の羽場地区は それが地名となって残ってきたもののようである

今回の散歩は その羽場地区の普段歩かない崖の上下を往復することにした

 

秋晴れ羽場坂

スタートは旭町と飯田駅前に抜ける大通りとのT字路から 大きな養蚕民家の前から羽場坂を下る

明治15年 松川に製材トラスの木橋が架けられ段丘上への馬車の利用が可能となった

大正15年 伊那電気鉄道が飯田駅より天竜峡方面に延伸し 掘割を抜けたJR飯田線は坂と並行し段丘を下る

写真右上のトーエネック社屋からは線路に下りる坂道があり この掘割踏切で線路を横断している

さらに先に進むと やはり段丘上からの階段坂が下りてきており 桶屋前踏切で線路を渡る

この大きな家は当時桶屋だったのか

線路は松川を渡る橋梁に向い左にカーブ 羽場坂踏切で交差する

同じく道路も左にカーブしていくが 途中に小道があったので そちらに入っていく

住宅の裏側を通過すると 右手に坂道があり ここを上ってみた このあたりは松川町

すると やはり段丘から下りる道路の途中にでる 前方遠くには羽場大瀬木線の松川切石大橋を望む

2017・11・28

松川町・羽場五丁目

さらに段丘下を西へ

坂道を下りながら 途中右手に入る小道は小さな祠へ さらには段丘の上に出る

坂を下ったところで細い路地を抜けると

松川切石大橋に向かって1直線…とはいかず途中で左折

クランク状に橋と平行に進み

松川切石大橋をくぐり抜ける

橋をくぐると また左折 このあたりは橋脚建設に際し 道路がめまぐるしく屈曲する

そこで段丘に上る古い坂道と交差して本道に出て しばらくは直進

不規則なT字路を段丘に向かって進み 今度は道なりに左折

中央道の高架橋の下をくぐりぬける

(2017・12・12)

羽場赤坂・上河原町

段丘際の生活道路を西に

中央道をくぐり

羽場変電所を横目に見て さらに進むと

段丘を下りる坂道と合流

さらにもう1本 権現堂前から下りてくる坂道と合流

なかなかの交通量の道路で 左に進むと上河原橋で松川を渡り さらに西部山麓線につながっている

ここは右に進み 上河原老人集会所を通り

プレハブ倉庫の並んだ生活道路を さらに西へ

(2017・12・19)

羽場斜面登攀

住居表示はまた羽場赤坂になる

羽場赤坂デイの看板を左に見て このあたりはやや広い住宅地だが

だんだんと段丘の緑地が迫ってきて

ついに道路は行き止まり 堤防管理道路は そのまま続いて 御用水の取水口までは歩いていける

バリケードの右手に アルミのハシゴが設置されているので昇ってみると

そこは御用水のトンネル出口部分 その脇には山道が続いている気配

ジグザグに斜面を登る道らしきものがある


登りきると林に囲まれた平に出る

まるで別天地のようだが これは多摩川精機の敷地内

古い住宅地図によれば 元会長の旧宅や保養施設のようだ

不法侵入にビクビクしながら 段丘上への坂道があったので 紅葉の中を上った

振り返ると こんな坂道 落ち葉ひとつない管理された敷地内

上りきると果樹園地帯に出た 東に方向を変えて段丘の緑地との境を進み

果樹園の縁を歩くが 段丘下側は杉林で展望はまるでない 舗装農道はここで直角に左折するが

果樹園の縁の農道らしきところを急傾斜表示と送電鉄塔を見て前進

 またまた舗装された農道に出て 果樹園の中を東に向かう

(2018・1・9)

羽場赤坂上段・仲畑御用水

 

農道は緩やかに左カーブして

一般道となり田んぼの脇を通る

住宅地にでてくる そこで権現堂から来た道路と合流右折 赤坂に向かって進むと

肩口に御用水の管理道 御用水に沿って進み

羽場仲畑を通過する ここまでは眺望もない退屈な行程

御用水は中央道を橋で越えるため直進していくが 右手に別れる道があり フェンス際をそのまま進むと

やはり段丘下に下りる坂道に出る なおこの下にももう1本の坂道があり

そちらは中央道の下をくぐって右方向に下りていく ここからは やっと段丘景観を望めるハバ際散歩

(2018・1・28)

羽場町上段

階段を下りて下の坂道へ

この坂道は自転車で伊賀良方面に向かう時 よく使う道

中央道をくぐると左手に階段があり それを上ると

勢い良く流れ落ちる御用水と 一緒に段丘上の眺めの良い遊歩道

木製ベンチも置かれていて 夏の夕方にはビール片手にのんびりしたい場所

坂道とここで合流して道なりに左に曲がり 墓地の脇を右折 御用水はここで直進していく

雑木林の脇を進むと 松川切石大橋とぶつかり ここで鉄骨階段で橋下へ

頭上スレスレで橋下をくぐり また鉄骨の階段で

橋の東に出て しばらく行くと またまた鉄骨階段

橋ができる前の旧坂の肩口に出て 坂を横断 松川町に下りるクルマの通行可能な坂道だが

歩道らしきものが そこから分かれて段丘に沿っている

このあたりは羽場保育園の裏手 鼎方面を眺めつつ小道を進む

(2018・2・6)

ハバ際一周・旭町帰着

白山通りというのは大通りから羽場町まで 真っ直ぐ上る古くからの通りの名前だが

道路より南の段丘崖までの住居表示でもある

羽場保育園裏手の小道 この先水路が1本下っていて

その周辺は斜面に雑木林 同じように散歩だろうか1組の中年夫婦が追い越して行った

雑木林を抜けると見事な段丘風景 右下にJR飯田線と羽場坂 松川と鼎の住宅地が広がる

左の建物が中部電力関係のトーエネック飯田支社

直進すると羽場坂へ下りる坂道 そちらには向かわず 脇へ入る農道へ

民家をすり抜け 畑の畦道をクランク状に通って

白山通りに出る JR飯田線を跨ぐ陸橋・白山橋を渡って 大通りへ ここを右折すると

旭町の羽場坂の下り口 これで ハバ際を一周したことになる

(2018・2・27)

 

おまけ 羽場宅地開発2題

飯田市街から真っ直ぐ上飯田方面に抜ける白山通り 田圃を埋め立てての宅地開発

逆側から見ると 手前の耕作放棄地や 位置指定道路の左側田圃など まだ開発の余地

道路舗装が終わって 7区画の宅地が完成

すでに売り出しをかけている様子

*

こちらは段丘下の国道256号 新羽場坂に面した 耕作放棄地での開発

中間のガードレールが旧羽場坂

その旧羽場坂から見た宅開現場 左奥が共同住宅用地 手前右の畑も 次の開発待ちのようだ

業者は伊那の住宅会社で 規格型の共同住宅は1階の壁配筋中 右端の区画では住宅の基礎工事

(2020・9・29)

 

白山通り住宅開発

白山通りの北側に7区画の宅地が完成して半年

順調に新築住宅が立ち並んだ

こちらは逆側から南方向 緑の仮囲いの隣でも建て方が始まっており 宅地は完売

そして市内の空き家がさらに増えていくわけだ

(2202・3・3)

 

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