屋台獅子考現学序説

 

平成28年申年お練りまつり →jump 第28回「とよおかまつり」獅子舞競演 →jump

 

第16回 獅子舞フェスティバル

午前中は小雨が降ったり止んだりの不順な天候で やっと昼前に雨は上がった

伊那市諏訪形の二人立ちの神楽獅子が参加 中央通り1・2丁目交差点

中央通り2丁目の ろうきん駐車場では3基が演舞準備

中央通り3・4丁目交差点にて 剣道袴で法被の集団は長野市から参加の赤沼北獅子舞保存会の面々

(2023・11・7)

 

日本の祭り 瑠璃寺屋台獅子

不定期で放映されている ダイドーグループの日本の祭りシリーズ

5月中旬 TBS系列の信越放送で 瑠璃寺の屋台獅子が取り上げられた

春 瑠璃寺境内 2012年に復活したという 陵王の舞

日吉神社につきものの神猿が ひょうきんに動き回り 宇天王に起こされた獅子は 山門を出て

脇に鎮座する日吉神社の堂宇前にて 最後の舞 そして再び眠りにつく

伊那谷の屋台獅子の源流といわれる 大島山瑠璃寺の獅子舞

そこに たずさわる住職以下の人々を 満開の桜の下 じっくりと描いていた

(2023・6・13)

 

瑠璃寺屋台獅子精巧模型

令和4年 飯田お練りまつりに併せた 飯田中央図書館の特別展示

様々な歴史資料に囲まれて 瑠璃寺の屋台獅子の模型が中央に鎮座

大きさは約10分の1 のような気がする 獅子頭の表現も全く見事

幌の柄も そのまま再現されている ただ年に1回 披露される本物にくらべ 常時展示により その分

色焼けが激しくなったようだ 司書でもある瑠璃寺御内室に聞いたところ 前々回のお練りにはなかったが

前回にはあったという お練りまつりには出演しないものの 伊那谷屋台獅子の源流として貴重な資料

(2022・3・24)

*

屋台獅子鑑賞の壷

 

 折にふれ屋台獅子を追いかけて 約38基の姿を記録することができた

 その成立の歴史から様々な表現・形態があるようだが

 やはり伝わった神社の系列・時代に左右されているようだ

 そこでとりあえずの総括として 以下 鑑賞のポイントという形でまとめてみた

 

 初級編  屋台形式・大きさ…車のついた屋台か 人力で担ぐ屋台か

                  天竜川左岸喬木村・豊丘村の神社では担ぎ方式が多い

                  また神社が長い石段の上にある場合には担ぎにならざるをえない

                  もっとも長い石段で有名な上郷飯沼神社では むしろ車屋台を押し上げる

                  光景が見ものとなっているようだ

      幌の色・柄・花尾…とくに眼を惹くのが幌の色であり またそこに描かれている模様だ

                  不規則な水玉や獅子毛文(毛卍文−けまんもん)が中心となるが

                  タテガミの描かれ方にも特徴がある

                  また唐獅子に懸けて 牡丹の花が描かれていることもある

                  跳ね上がった花尾(獅子花)の作り方もそれぞれ

                  祭り終了後に持ち帰るケースあるいは取り合いになることも

                  ただし最近気づいたのだが 担ぎ屋台の獅子には花尾がない

                  つまりは できるだけ軽くしたかった ということかも知れない

      獅子曳き・お供… 伎楽・舞楽系の宇天王や 能・歌舞伎系の梅王・松王・桜丸が先導する例

                  またお供・眷属として おかめ・ひょっとこ・天狗・赤鬼・青鬼・白狐・猿など

                  おかめ踊りや早乙女囃子が附属することもある

 

 中級編  獅子頭……………頭が製作された年代 近年古いのは保存し 使用するのは新しいもの という傾向

                  カシラの表情もそれにつれて柔和というか 親しみやすいものが多くなったようだ

                  色は赤いのが普通だが その濃淡や 黒獅子も存在する

                  角の数もポイントで 1本角と2本角がある さらには雌雄があるという

       衣装・装束……… 舞い手・囃子方は 上は腹掛けに法被 下は股引きに地下足袋というスタイルが多い

                  ただ派手な柄の裁着け姿や白足袋・草履の方が優雅な感じがする

                  座光寺の麻績神社のように絣の着物尻はしょり姿 裸足の草履も趣がある

                  また宇天王や松王・梅王・桜丸の面・化粧・装束も比較対象

 

 上級編  囃子・掛け声…… 笛・太鼓の構成 また演奏する曲目 合間の掛け声などのバリエーション

       舞い姿・所作…… 上の曲目にあわせた舞の構成や順序など 芸術的表現のいろいろ

                  ここまでくると もはや屋台獅子のプロフェッショナル といえよう

 

 源流は瑠璃寺の獅子といわれているが 全体的にみると その歴史はそれほど古くはない

 思うに江戸から明治にかけての農村歌舞伎と同じような

 あるいは現在の太鼓組やソーラン組のような ひとつの流行で始まったような気がする

 舞い方や囃子などは 神社集落毎に教えを受けて 拡まっていったもので

 その様子を較べれば ○○系といった分類も可能だろう

(2010・4・6)

 

屋台獅子の数え方について

その助数詞を何とするかについては悩ましいものがある 一般的には(台)あるいは(輌)が適当なのかもしれない

「山車」や「ねぶた」「囃子屋台」 など動くものについては ほぼ(台)という形で数えることになっているようである

ただ上記のようにクルマではなく担ぎ方式も存在するので 少し抵抗がある さらに団体としての演舞を考えると

(隊)や(連)(組)(団体) ということもできるかもしれない あるいは幌を被せた姿から (張) という数え方も可能だ

ここで使っている(基) は 国語的にいえば据え置くもの 鳥居・石灯籠・墓・井戸・原発・ミサイルなどに使う助数詞

となっている しかし最早 ミサイルは車輌や艦船・航空機など移動できるものであり さらに神輿にも使用例がある

 加えて 「ねぶた」のウィキペディアの中に1ヶ所だけ(基) という表現をみつけた また京都の山車でも(基)という

表現もみられたので ここでは暫定的にそれを使用することにした

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(第1部鼎地区編)

飯田で獅子舞といえば屋台獅子である 30〜40基くらいあるようだ

台車に載せた幌の中にお囃子が入り全長7〜8mくらい

3月末から4月はじめの春祭りに町へくりだす

思い立って朝から獅子舞を追った

まずは羽場の獅子 長野オリンピック開会式にも登場した

鼎 上茶屋の獅子 鼎地区は獅子舞が盛んで7基が存在する

それぞれ特長ある幌の姿

同じく鼎 上山の獅子 各戸を廻り祝儀をいただく

一戸5千円くらい 200戸廻れば100万だ

同じく鼎 切石の獅子 右は子獅子 小学生が舞う

これも鼎 中平の獅子 右の白狐とおかめが特長

これは中平の子獅子 地区の人数が多いから御祝儀も多く

したがって皆が熱心になる すると子獅子も誕生するわけ

下山獅子保存会会長宅で舞う鼎 下山の獅子

会長ともなれば御祝儀も大変だろう

下山の子獅子 鼎地区の場合 子獅子がトレンドのようだ

今年は鼎地区を中心に収集してみた

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(第2部お練り編)

平成16年3月26日より3日間 「飯田お練りまつり」 がひらかれた

これは大宮諏訪神社の数えで7年に1度の式年大祭にあわせた祭で

郡内各地から屋台獅子が繁華街に登場するもの

まずは東野の大獅子 全長25m獅子頭の重さ30kg

日本一と自慢する総勢230名の大所帯

右にみえる宇天王が従える

しかし「大きいだけ」という他所からの声

これも宇天王がつく鼎地区一色の獅子

一色より北側の伊賀良地区北方の獅子

赤鬼、青鬼つき

それより少し南にさがった上殿岡の獅子

さらに南へ下殿岡の獅子

山本南平の獅子

特徴もあまりなく人気も?ヒマそう

下条村山田河内の獅子

ヒョットコつき

飯田市松尾代田地区のお囃子獅子

獅子の後ろにお囃子屋台が付属した珍しい構造

前では小学4年の女の子の舞い

天竜川を東にわたって 下久堅北原の獅子

喬木村阿島の獅子 昔から暴れ獅子として有名だった

普通は車のついた屋台だが ここではすべて人力でかつぐ

景気付けに酒が入り その分暴れるというのが真相らしい

獅子頭も新調したようだが 昔の小振りながら狂暴な頭が懐かしい

なお写真では不鮮明だが全員が黒と黄色のダンダラ模様の脚絆姿

それなりの風格が感じられる

おなじく喬木村 加々須の獅子

これは小型 さらに東の飯田市千代地区芋平の獅子

これは飯田市の北東 上郷地区上黒田の獅子

飯田駅前で待機中

座光寺麻績神社の獅子

梅王 松王 桜丸の3人が先導

世話役の紋付き袴すがた 青年衆の絣の着物と雰囲気がある

これは平成22年お練りに出演の姿

青年衆の絣の着流し 裸足に草履 尻はしょり姿に注目したい

白い布の先に上記 子供衆3人が控える

松川町大島の大洲七椙神社の囃子獅子

13人の小学6年生の振り袖すがたの おかめ踊りで1番人気

これはまた

高森町新田地区の虎舞 キツネつき

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第3部春祭北部編

4月4日天竜川左岸豊丘村伴野の獅子

これも阿島と同じく人力屋台方式

 

同じく出番を待つ林原の獅子

カシラはなく胴体のみ 竹でつくったフレーム 荒縄巻

これを持ち上げて胴体となる

 

4月10日夜の出番待ちの高森町泰山神社の獅子

これはクルマ屋台方式

左は お囃子屋台

高森町萩山神社の獅子

ここは座光寺と同じく梅王・松王・桜丸が先導する形式

集落の細い路地を練り歩く萩山獅子

屋台獅子の源流といわれる 高森町大島山瑠璃寺の獅子

瑠璃寺は1000年の歴史の名刹

頭も素朴で宇天王が獅子を起す所作

やはり格調高く 伊那谷獅子30数基の頂点に立つもの

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第4部 南信州獅子舞フェスティバル編

平成21年10月25日

第2回 南信州獅子舞フェスティバルが丘の上市街地で行われた

出演は24基(うち神楽獅子2団体)

来年は全国大会を開催するという

鼎中平の獅子 小中学生のおかめが大勢出場

飯田市駄科下平の獅子は白い幌

龍江1区の大獅子は張子獅子で鼻毛を伸ばしてユーモラスな表情

長野市権堂の大獅子も張子 古い写真を見ると東野の大獅子も当初は張子の模様

飯田市千代芋平の獅子は2匹の子獅子との共演

飯田市松尾寺所の獅子は初めて眼にした

知人がいたので聞いてみたら春祭りには隔年で出るとのこと

豊丘村河野大宮神社の獅子 大型の幌でタテガミが迫力

上郷飯沼諏訪神社の獅子は幌の模様が珍しい

松川町大洲七椙神社は今回も艶やか

屋台の中で休憩中の女の子たち

今回もっとも異色な阿智村の黒丑舞

背中に乗って御しているのが牛頭天王だという

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第5部 平成22年お練り編

出演屋台獅子は28基 そのほとんどが記録済で

今回 豊丘村福島春日神社の屋台獅子を追加した

側面の牡丹の花の柄から 牡丹獅子と称している

これもクルマ屋台ではなく人力持ち上げ方式

したがって休憩中には背が低くなる

幌の下から垣間見える足の数の多さから 相当の人数が担いでいる様子

(2010・4・16)

 

第3回 獅子舞フェスティバル(平成22年10月31日)より

豊丘村福島春日の牡丹獅子の中身をみることができた

担ぎ屋台のためクルマは付いていない

竹を編んだフレームは見事な籠細工

後ろから見るとこんな感じ 他地区の武骨なフレームに較べると

優美というか 軽さを追求したモノコックボディという感じで 感動すら覚えた

中に大太鼓と小太鼓ふたつ

 

喬木村韓郷神社の担ぎ屋台獅子

これも担ぎ屋台の豊丘村田村の獅子

やはり知人がいたので聞いてみたら 60人が必要とのこと

ただし舞っているときは後部は地面に置いていて 力をセーブしている

移動のときは背が高くなる

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今回 第13回全国獅子舞フェスティバルの共催ということで

石川県白山市の松任獅子も登場 演舞は御神乗太鼓風で伝統を感じさせた

大型ではあるが 逆U字型のフレーム4本ほどを立てて胴体としている

屋台獅子とはいえない

(2010・11・16)

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中平屋台獅子アルミフレーム新調

先日散歩の折 鼎中平の戸崎鐡工所の工場をふと覗いたら おかしな物が

ピンと来たので聞いたところ やはり地元の屋台獅子のフレームだった

ちょっとわかりにくいが前輪はダブルの1輪タイプ 車台のほかは全てアルミ仕様

翌日にはエスロンパイプを曲げて幌の下地 後半分が姿を現した

その後 細工は進展せずヤキモキしたが ようやく3週後にほぼ完成にいたったようだ

こちらが前部 大カットリという黒いパイプが取り付けられた

その下にある荒縄巻きの木部を前方に持ち上げて首筋を構成する

前輪部はハンドルにしっかりとブレーキが付いて さらにサイドブレーキも完備

4月9日の矢高神社春祭りにようやく間に合った

なお製作費は飯田市の助成を受けているそうな

(2011・4・19)

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第4回 南信州獅子舞フェスティバルから

今年は19基の獅子舞が出場した

鼎一色の獅子 宇天王が獅子を起こす所作

今回会場は中央通り1本のみ 左側通行で往復する

牡丹獅子の後方で待機する鼎中平の獅子

勇壮に演舞する中平獅子

大洲七椙神社のおかめ踊りの女の子たち

獅子の幌尻をまくって休憩中

有料観客席の前の松尾寺所の獅子

幌に付けたボンボンがカラフル

3丁目の観客席の前で演舞準備の上殿岡の獅子

(2011・11・16)

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第5回 南信州獅子舞フェスティバルから

今年は18基の屋台獅子が出場した(2012・10・21)

会場は昨年と同じく中央通り 今年は元の市営プール広場を演舞会場とした

中央通り3・4丁目の演舞会場にて

招待団体の中山道望月宿の榊祭り道祖団の二人立ち獅子舞4組が舞っていた

(2012・11・1)

 

羽場・瑠璃寺/獅子屋台フレーム

第6回 南信州獅子舞フェスティバルは雨天のため中止を余儀なくされた

今回は 未収録の上郷・南条と高森・吉田神社の2基が参加するはずだったが残念

以下は先日通りかかった元宮白山神社前での羽場獅子舞の屋台修理の風景

左が前で 右が尻の方向

左のプレハブが獅子舞倉庫兼詰所らしい

鼎・中平と同じ形式の鉄骨台車だが上部はアルミではなく華奢な鉄骨に割り竹

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写真を整理していたら出てきた 瑠璃寺の屋台獅子の組み立て風景

ここはすべて木製で とくに屋台の板車に注目したい 右が前部のようだ

その木製フレームに幌を被せる 最初はどこの獅子かと思案したが

獅子頭に記憶あり これは瑠璃寺だなと思った そうなると背景の建物にも納得

(2013・12・5)

 

第7回獅子舞フェスティバル(平成26年10月19日)より

昨年は雨で中止を余儀なくされたが 今年は快晴で人出も多かった

中央通り3丁目 一色獅子の前で かわいらしい子ども達の八木節踊り

ごく一般的な内部構造

こちらは喬木村韓郷神社の獅子内部 籠式のフレームだが少し右に傾いている

前回と違いキャスターの付いた鉄骨架台に乗せている

このまま移動して演舞するのかも知れないが未確認

 

高森町吉田神社屋台獅子フレーム

3月末の土曜日は宵祭りで 獅子曳きと称して集落内をカシラのみ廻るようで

神社境内には屋台のフレームのみが残されていた 近いだけに瑠璃寺のものによく似ている

日曜日には境内で子どもたちも含めて盛大に本祭が行われるようだ

(2015・4・9)

 

第8回獅子舞フェスティバル(平成27年10月18日)より

旧市民プール広場に並んだ5基の屋台獅子

中央通り2丁目での寺所の獅子のお囃子披露 三味線と鼓入りが異色

やや小振りな高森町吉田神社の獅子 待機中

(2015・11・12)

 

第28回「とよおかまつり」での獅子舞競演

今回17年ぶり村内お囃子・獅子舞の全10団体が一同に会しての獅子舞祭りが目玉イベント

そこでは この弩迫力の獅子バスも登場 参加地区の紹介も兼ねて 前面には伴野の獅子頭

左側面は佐原・林里・堀越の獅子頭

後面は河野の獅子頭

右側面は福島・田村・林原の獅子頭

以下上記の順序で各地区の屋台獅子を紹介したい

 

伴野神社の屋台獅子は今も担ぎ屋台 カゴ方式で軽いためか これは前方から

逆に後方から見た屋台構造 なお太鼓類は吊るしではなく手持ちのようだ

演舞中の伴野神社屋台獅子

 

出番を待つ佐原御手形神社の屋台獅子

裏側から中を覗くと屋台の後ろ半身部がクルマ屋台で ここに太鼓類を固定

歴史を考えれば当初は担ぎ方式だったはず

聞いてみても 「昔からこうだったよ」 と言っていたが

 

 

移動中の林里熊野神社の屋台獅子 前に見た時は担ぎ方式だったが

今回はタイヤのクルマ屋台となっている 役員にきいてみたら その昔はクルマ方式で

若者の要望で担ぎにして また元に戻ったのだという

ということは大昔はやはり担ぎ方式だったようだ

 

休憩中の堀越春日神社のクルマ屋台獅子 若いのに聞いてみたら昔からこれだという

その昔とは いつ頃とたたみかけたら 自分が入った少なくとも15年前から との答え

 

河野大宮諏訪神社の屋台獅子 大型で迫力十分 衣装も伝統的

 

飯田市の獅子舞フェスティバルの常連 福島春日神社の担ぎ屋台獅子

休憩中は このようの背が低くなる

 

田村諏訪神社も担ぎ屋台方式 可笑しいのは黄色い果樹コンテナーを屋台の台にしていること

たしか前は地面に置いて舞っていたはずだが

それと衣装がまるで野球のユニフォームのようなこと

お揃いの黒い野球ベルトが そう思わせるようだ

 

今回初めて眼にした林原木門伊雑皇神社の屋台獅子

これはクルマ屋台のようだ

観客の前での演舞 けっこう首が長い印象

 

伝統的な担ぎ屋台からクルマ屋台に変わりそうな雰囲気だ

ただ豊丘村の場合 その車輪が木製の大八車の輪を使っているのが主流のようだ

また今回気づいたのだが 豊丘村の屋台獅子は河野・林原を除き花尾がないということ

つまり軽さを求めてと推測したい

(2015・12・8)

なお竹で編んだ カゴ方式の担ぎ屋台獅子については

籠獅子という名称が定着しつつあるようだ

 

平成28年申年お練りまつり

中央通りのまつり本部前 上山の獅子が登場し演舞開始

東野の大獅子はやはり人気高く これは3月25日の錦町の裏通りにて

こちらも東野 知久町3丁目にて演舞中

こちらは可愛らしい4人立ちの神楽獅子2体 上村中郷からの出張

今回18年ぶりという駄科南平の獅子を追ってみた 主税町で待機中 隣を羽場の獅子が通過

幌を新調したという南平獅子

揃いの裁着け袴はいいが地下足袋はどうも ここまでやるなら白足袋に草履にしてほしい

(2016・4・5)

 

お練りサロンの獅子頭

3月のお練りをひかえ 2ヶ所にお練りサロンが開設された

こちらは中央通り3丁目の元旅行会社の空きビル

左が鼎中平 右が鼎下山の獅子頭 中平は狐・おかめの面とともに

入り口右のショーケースには東野の大獅子の頭 宇天王の面も一緒

まともに日光に当たっているけど 大丈夫かいな

上記 鼎地区2ヶ所の頭の内部 下の丸棒で口を開ける

外界が見えるのはここだけ

こちらは知久町1丁目の空き店舗のイベントスペースの お練りサロン

獅子頭は上黒田の屋台獅子で幌付き

(2016・2・23)

*

第9回 南信州獅子舞フェスティバル

天候に恵まれた中央公園広場に出番を待つ獅子たち

今年は松一獅子の初参加が話題 もともと松尾町1丁目でお練りの際 出していたもの

屋台獅子だと思っていたが記憶違いかもしれない 橋南公民館で練習を続けて復活した子ども獅子

左は喬木村・韓郷神社の籠獅子だが後部は車輪架台のせで移動 右は中央通り2丁目を移動中の下山獅子

2016・11・13

 

矢高神社春祭り・東鼎獅子

上山・下山・上茶屋・中平の獅子にくわえ今年から東鼎地区も獅子を出すことになった

幌もかしらも新調でピカピカという感じ

矢高神社の石段下で待機中

花尾がなんとも派手

 

高森町山吹・子安神社獅子

平成29年の春祭りは4月2日 上段の子安神社獅子 派手な幌模様に注目したい

タテガミの朱色も目立つが 水玉の大小柄が特徴的

集会所から道路を隔てた神社境内へ 急な石段があり その手前まで

2017・4・11

こちらは中段の上平・白髭神社では境内手前の広場で待機中

2017・4・19

 

第11回南信州獅子舞フェスティバル

晴天に恵まれ 華々しく挙行 これは鼎一色の獅子舞 児童達の八木節も人数が増えて壮観

鼎地区は新築住宅が多く勢いがあり 名古熊の獅子も子ども連の獅子とのダブル演舞

喬木村韓郷(からくに)神社の獅子 確か幌は紺だったはずだが と思えば

実は雌雄があって これは雌獅子だという 移動・休憩中はクルマ付だが演舞中は担ぎ方式

東鼎の獅子は初参加 ピカピカ意匠の宇天王は一色と似ている

右は南信州天昇オロチと称する初参加の新感覚派

コスプレ系・人形劇系・獅子舞系・ダンス系・太鼓系とミックスした団体らしい

(2018・11・13)

 

第12回南信州獅子舞フェスティバル

中央広場で待機中 右が中平の親子獅子か 左は上山のようだ

9年ぶりに出演という上黒田の獅子 幌は新潮したようだ 裁着け姿に草鞋という伝統衣装

それにあわせて りんご並木には食べ物露店が多数出現

三連蔵の前も大混雑

(2019・11・21)

 

第14回南信州獅子舞フェスティバル

昨年は開催できなかったが 今年は朝のうち雨降り 心配したが なんとか開催

幌を捲り上げて 待機の一色獅子舞連 中央通り1丁目にて

一色では 子どもたちも裁着け袴を新調 膝下で調節するので フリーサイズ

ネットみたら アマゾンでも扱っていた

出番を待つ駄科すずおか獅子 右は阿智黒丑舞いの屋台内部 牛頭天王の乗る台とハシゴ

元のプール広場で休憩の屋台獅子4基

同時に歩行者天国になった りんご並木 折から厳重な入場チェック

キッチンカーや仮設店も登場して まあまあの人出

(2021・11・18)

 

令和4年 南信州獅子舞フェスティバル

晴天に恵まれての10月第3日曜日 第15回 南信州獅子舞フェスティバル

中央通りを主会場として開催

元プール広場に屋台獅子がぞくぞくと集合

*

同時にりんご並木でも歩行者天国

露店も出て なかなかの人出

 さらに りんご並木突き当りの動物園から四季の広に下りると 丘のうえ青空市も開催

会場にはすぐ上の動物園から 黒と白のアルパカも参加して人気

(2022・11・10)

 

一色屋台獅子フレーム

一色の羽生医院隣の薬局で 薬調製を待っている時間 周辺を歩いていて 屋台獅子の準備姿を見かけた

一色の集会所に隣接する 旧選果場に 鎮座していた 屋台獅子のフレーム

木造の柱梁を鉄骨で組み立て この上に幌を被せ 尾花を取り付ける

週末の一色諏訪神社の春祭りに登場するようだ ただ天気は下り坂

*

周辺の神社の春祭りにも 例年通り屋台獅子などが出現 下は飯沼諏訪神社の309段の石段を

曳き上げる 獅子曳きの様子 4月10日地元紙・南信州より

飯田保健所管内の新型コロナ陽性者数発表は 週末から 3・4日後あたりに発生者数が増加するように思える

春祭りの直会(なおらい)や慰労会での飲食が 関連しているような気がする

(2023・4・23)

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