天龍峡公園散策

 

天龍峡温泉交流館 ご湯っくり →jump リノベカフェ・テンリュウ堂 →jump

天竜峡大橋供用開始 →jump

 

※よって館 天竜峡 →jump

 

天竜峡の橋の写真が必要になって しばらくぶりに訪ねてみた

12時15分飯田駅発の普通電車に乗り込んだ 天竜峡駅まで230円の乗車賃

いかにも飯田線探訪という鉄道青年が二人ほどいた

電車は下山村附近から 右写真は伊那八幡駅附近

駄科駅では珍しくも桑畑を発見 さらに時又駅の木造駅舎が無くなっていたのに驚き

右は川路駅近くの親水公園 学習施設「かわらんべ」もこの附近

30分ほどで天竜峡駅に到着 踏切を越えて土産屋の連なる姑射橋方向へ

なんだか姑射橋周辺は妙にすっきりした感じに

手前にあった2軒のホテル 「天竜峡ホテル」と「しぶき荘」は廃業解体し

さらに「天龍ライン下り」乗り場附近の「ミヤコ・グランドホテル」もすでにない

右は姑射橋人道橋から渓谷下流の眺め

地図の下の右が天竜峡駅 その左が姑射橋 なおこの地図では北が真下方向

この周辺はいちおう天龍奥三河国定公園に指定されている

姑射橋の西詰から遊歩道を歩き出す ウッドチップを敷き詰めた道は快適だが

展望はほとんど利かない 右は有名な高さ70mの巨岩「龍角峯」

その根元にはライン下りの小船 なお天龍峡十勝と呼ばれる奇岩群などは

明治15年 書家・日下部鳴鶴が命名・揮毫し岩に彫り付けたもの

下流ダムの建設で河床があがり その多くが水没したようで

この「龍角峯」が現在その代表

一旦駐車場に出て また林間の遊歩道を進むと 「つつじ橋」

その橋詰に湧水「昇龍泉」 手前の通行禁止標識にかまわず

川面に降りていく

「天竜舟下り」は最盛期には高森町明神橋の市田港から延々と下り

このあたりが「天竜舟下り」の終点だった記憶 その後市田港は廃止

下流の弁天港から ここよりもっと下流の弟川合流点で下船した時期もあったようだ

天竜峡入り口で2度にわたる水難事故を起こし 現在は上流の時又港までの運行となっている

ちなみに もう1社の「天龍ライン下り」は先ほどの姑射橋の上の乗船場から

ここを通過して泰阜村の唐傘港までの運行

その旧船着場から「つつじ橋」を見上げる

元に戻って「つつじ橋」から下流方向

上流方向には「龍角峯」 古ぼけた案内板にしたがって

山道を登ると 「龍角峯」の頂上に東屋

そこから上流方向は定番の撮影スポット

左手に高級旅館「峡泉」 右手奥に「龍峡亭」 その奥に姑射橋

都会の中学生の修学旅行で好評なラフティングは「アルプス冒険クラブ」が運営し

弁天港の対岸から 天龍峡手前の学習施設「かわらんべ」までとなっているようだ

山道を上り下りするのだが いたるところが通行禁止となっており 樹木が成長したためか

渓谷自体は見ることはできない 難しいところだ

のんびり歩いても1時間ほどで 姑射橋に戻ってくる

ときおり橋から渓谷を眺める観光客の姿を見かけたが 一様に無感動という印象

天龍峡十勝の命名から130年 観光スタイルもすっかり変わってしまった

地元観光協会では天龍峡百年再生として巻き返しを図っているが

姑射橋附近の旅館・ホテルの消滅で 心ときめく風景は感じられない

周辺農家でのりんご狩りのほかに 今田平のイチゴ・りんご・ぶどうのもぎ取りにくわえ

マレットゴルフの誘客や 飯田線秘境駅観光の拠点としても アピールしていきたいところ

*

なかなか時間がつぶせなくて天竜峡駅14時35分の電車を待ったが

車内にはここでも鉄道好きの若者の姿を見かけた

200円の乗車区間の鼎駅で下車 歩いて帰宅

2011・5・30

天龍峡温泉交流館 ご湯っくり

天龍峡公園の最深部に温泉施設が2017年オープン 二代目の建物になる

この地方に多い大屋根の本棟造をイメージしたようなデザインだが

それにしてはポーチがとってつけたような感じで違和感がある

総じて安普請の印象 西側の仮設のような屋根は さらに印象を悪くしている

天竜川を見下ろして浴場があると思われるが 入ってはみなかった

ロビー正面にフロント その右側がレストランのようだが 営業は土日祝のみだとか

以前の施設も ジリ貧状態で終了したが 周辺の温泉施設とくらべると やはり苦しいものがある

(2018・3・6)

よって館 天龍峡

天龍峡温泉交流館 ご湯っくり の隣にオープンした施設

隣とともに ダジャレ・ネーミングがここでも

右が この施設の平面図 壁には天龍峡の歴史写真などが飾られている

メインは高低差のある模型に プロジェクションマッピングの手法で立体地図に

姑射橋や このほど開通した天龍峡大橋が グニャリと川面まで落ちているのが ご愛嬌

中庭には見事なモミジが1本

(2020・1・1)

 

リノベカフェ・テンリュウ堂

大規模な無料駐車場が整備され 天龍峡の散策には便利になった

さらに冬期も24時間使用可能な木造の公衆トイレも新設された

姑射橋の歩道橋からは新緑が鮮やか

天竜峡駅から踏切渡った橋の袂に3軒ほどの土産店があり

その真ん中の営業停止した店舗・天竜堂がリノベカフェに生まれ替わった

地元野菜や産品 さらにビンテージものも置いていて

テンリュウ堂と称して営業している 正面が駅ホームで かなりオープンな雰囲気

まだなんともいえないが 常連だけでなく観光客が気軽に立ち寄ってくれればいい

(2018・7・10)

天竜峡大橋

今年度中に開通するという三遠南信自動車道の千代ICにいたるハイライト

天龍峡遊歩道の龍角峯の展望台からは ほぼ全体像が見られる

それ以外には部分しか見られない 逆側からはどうかと探しているうちに

前に秘境駅番組で JR飯田線千代駅周辺での安田大サーカスの団長の背景に橋が写っていたのを思い出し

千代駅のホームのはずれから 畑と竹やぶを降りて天竜川原に出てみた

初夏の午前中で太陽の位置は東方向 いまだ逆光の大橋の全体像を仰ぎ見ることができた

(2019・6・30)

 

それから半年 ようやく天龍峡大橋が供用開始 道路下の遊歩道から見た上の写真撮影地の天竜川原

(2019・11・28)

天龍峡大橋供用開始

三遠南信自動車道の天龍峡ICから龍江ICまでの区間が供用開始

天竜峡ラウンドアバウト 国道151号は左方面 PAは右方面 左手前がIC方面になる

(2102・2・23 補足)

大橋の西詰に天龍峡PAがOPEN

正面には風越山を望む駐車場へ 現在のところWCと展示スペースのみ

そこから天龍峡大橋の歩行者通路そらさんぽへ

橋長280mの自動車専用道路の真下に遊歩道

吹きさらしで 何か揺れている感じがしたが 風の力なのか

天竜峡駅を出たJR飯田線はトンネルを出て 天竜川を渡り千代駅方面へ

そこから線路は またトンネルをくぐり 秘境駅・千代へ 建設途中に右上の河川敷から見上げたこともあった

土木の華といわれる橋 緩やかにカーブする鉄骨の構造体は やはり美しい

竜江側の高台から 天龍峡IC方向 連休には県外からも大勢が訪れたという

(2019・12・24)

 

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