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過去読書日記 2000年1月〜2012年12月
2月28日(金) C
「エネルギー産業2030への戦略」 日経
BP 1700円。副題にUtility3.0を実装と
ある 竹内純子・編著。東電出身のエネル
ギー政策論だけに 電力主体の考え方だ
2021年刊とやや古いが方向性は理解。
2月27日(木) C
「世界で一番美しい工具図鑑」 4500円
創元社 セオドア・グレイの「…元素図鑑」
で有名なシリーズ。今回も黒地の美しい
写真はニック・マンによる。工具好きには
楽しめるが 重量1.6sで手持ちは不可。
2月26日(水) C
「SF脳とリアル脳 どこまで可能か、なぜ
不可能なのか」 櫻井 武 講談社ブルー
バックス 1000円。SFに 造詣の深い筑
波大脳医学教授。とくに後半には量子論
やら、哲学論が出てきたりして 面白い。
2月25日(火) C
「武器としてのエネルギー地政学」 ビジネ
ス社1600円。長く石油畑を歩いてきた三
井物産出のアナリスト・岩瀬昇著。それだ
けに石油に思い入れが深く、グリーンエネ
ルギーには懐疑的。夢のない話に終始。
2月24日(月) C
数字とファクトで読み解く「地方移住プロ
モーション」 伊藤将人 2400円 学芸出
版社 。成功例や失敗例、実際はどの程
度なのか?各種資料から探る若手研究
者。行政側の担当の 政策立案者向け。
2月23日(日) C
「金利の歴史」 平山賢一 2700円 中央
経済社。同じ著者・出版社の姉妹編「物
価の歴史」と同時刊行は 東京海上関係
分析家による。まあ安全か、ヤバいかに
より上下する金利について淡々と記述。
2月22日(土) C
成人式を社会学する」2400円 有斐閣
明治学院大 元森絵里子教授が中心と
なって6人の社会学者が執筆。戦後始
まった あいまいな習慣が、今も隆盛を
保っている現状を報告の内容は理解。
2月21日(金) C
「SNS時代のカルチャー革命」1600円
講談社。著者1997年 カリフォルニア生
まれ竹田ダニエルは、UCバークレー校
大学院生。フェミニストでネガティブ思考
絶望のZ世代、悲しい最新アメリカ便り。
2月20日(木) C
「ほどほどに」できない子どもたち 達成
中毒』 J・ウォレス 早川書房 2400円。
ハーヴァード出 3人のこども母ジャーナ
リスト、全米6000人にアンケート。裕福
優秀な生徒が有名大進学で疲弊の現状
他人をリスペクトしてこその自己肯定感。
2月19日(水) C
「ここがすごい!水辺の樹木 生態・防災・
保全と再生」 崎尾 均 築地書院 2400円
新潟大名誉教授による地味な学問のライ
フワークだ。生物多様性の根源 という結
論を、最初にもってくるべきではないか。
2月18日(火) C
「食料安全保障の研究 襲い来る食料途
絶にどう備えるか」 山下一仁 2500円
日経BP。農水省を退官し キャノン研究
室主幹。過去から現在までの農業政策
から未来への提言。食料安保とは台湾
有事の際の海上封鎖の想定と対策だ。
2月17日(月) C
「物価の歴史」 平山賢一 2600円 中央
経済社。東京海上関連会社の分析家に
よる。インフレの原因は何か?結論はど
こにもないが 人口増加と戦争にありそう
と読める ほかにはあまり勉強にならず。
2月16日(日) C
「上野がすごい ―日本の未来を創る街」
中央公論新社1700円。東京科学大(旧
東工大)の 瀧久雄、柳瀬博一 両教授の
編著。寛永寺貫主や藝大関係 JR・地下
鉄、東博、動物園などの 各方面の泰斗
が執筆しているが、意外に つまらない。
2月15日(土) C
「ガラス図鑑 歴史・技法・名品」 平凡社
4000円。貿易会社ガラス専門バイヤー
岡崎孝俊・監修で、ガラス工芸のすべて
を解説だ。あるていど 知識としては持っ
てはいたけれど これで百万力となった。
2月14日(金) C
「若者」とは誰か アイデンティティの社
会学』 浅野智彦 2400円 河出書房新
社。学芸大教授。2013年刊に同15年
補章 さらに補章の新刊 ただ多元自己
モデルには納得できない。むしろ その
相克からの自己破壊、それが問題だ。
2月13日(木) C
「羽田と成田 二つの首都圏空港が辿っ
た道」 前田隆平 時事通信社 2000円。
ずっと 国交省の航空畑を歩いてきた 高
級官僚の述懐 裏話満載で面白い。そう
いえば三里塚に 野次馬で行った記憶。
2月12日(水) C
モチベーションの問題地図 「で、どう整
える?」ため息だらけ、低空飛行のみん
なのやる気』 関屋裕希1600円技術評
論社。キャリアコンサル、その構造を分
析しても生産的とはいえない。むしろ対
象読者は上司やマネージャーなのか。
2月11日(火) C
「しめかざり探訪記」 森 須磨子 工作舎
3000円。さすが 武蔵美出身のデザイ
ナーだけに、自身の装丁は 美しい。総
アート紙のカラー写真での、ライフワー
クは見ごたえがあるのは 前作同様だ。
2月10日(月) C
「限界の国立大学 法人化20年、何が最
高学府を劣化させるのか?」 朝日新書
840円。朝日新聞取材班による 国立大
へのアンケートから。文科省の焦りと 財
政当局の せめぎあいからの選択と集中
の弊害 今後の少子化にどう対処する?
2月9日(日) C
「生まれが9割の世界をどう生きるか 遺
伝と環境による不平等な現実を生き抜く
処方箋」 安東寿康 SB新書 900円。双
子研究の 慶大名誉教授。遺伝と環境に
加えて偶然(運)がある。ラッキー指数に
も 正規分布のベルカーブがあると思う。
2月8日(土) C
「追憶の秘境駅訪問記 秘境駅は滅ぶ
のか !?」 牛山隆信 天夢人 2200円。
元祖探訪家による廃止と隣り合わせの
秘境駅 BEST100 を厳選。長野県内
の飯田線6駅も 上位に登場するのだ。
2月7日(金) C
長寿期リスク 「元気高齢者」の未来』
光文社新書 860円。自身も 1943年
生まれ大学教授を歴任した社会学者・
春日キスヨによる。80歳を超えた単身
あるいは 夫婦家族の現実。急速に衰
える 家事能力に、どう対処するかだ。
2月6日(木) C
建物用語図鑑【完全版】 エクスナレッジ
3200円。前半の部位編は 大学・高校
の教材として 有効だが、後半の工事編
は、全くもって不要。前半との重複ばか
りで意味がなし。編集意図を疑う内容。
2月5日(水) C
「日本観光列車ガイド2025」 谷崎 竜
イカロス出版1900円 いきなり巻頭に急
行飯田線秘境駅号乗車記。このほか全
国の主要68列車を総覧。オールカラー
で紹介。究極の鉄道旅行へと誘うのだ。
2月4日(火) C
「全国ローカルコンビニグルメ図鑑」 小学
館1600円。ローカルコンビニ2000軒を
訪れたという、1983年生まれのマニア・
加藤広倫 による。それぞれの 店舗の現
状と歴史も。これは非常に貴重な資料。
2月3日(月) C
「大学改革 ― 自律するドイツ、つまづく
日本」 竹中 亨 中公新書 860円。大阪
大教授による 大学論。たまたま 専門が
ドイツ史のため、事情に詳しいが さらに
日本の大学の現在地をも検討している。
2月2日(日) C
「海底トンネルの造り方 水の力でつなぐ
沈埋工法」 下石 誠 日経BP 1800円。
海洋土木で定評の五洋建設元役員。技
術屋として 関わったプロジェクトを 図解
で、丁寧に説明するのだ。工法は理解。
2月1日(土) C
人が集まる、文化が集まる!「まちの個性
派映画館」 美木麻穂 バイ インターナショ
ナル 2000円。映画館好きでフロアスタッ
フでもあったイラストレーターが 全国をま
わって 取材。まちづくりに貴重な資料だ。
1月31日(金) C
「原材料化する人類」 西口敏宏 日経BP
1800円。ネットビジネス支配のカラクリ。
データを吸い取られる一般大衆の姿を嘆
く、一橋大名誉教授だ。言いたいことはわ
かる、ただ その先の対処法を知りたい。
1月30日(木) C
終わらない英語の仕事が5分で片づく超
英語術 「自動翻訳大全」 1700円 三才
ブックス。関西大学・山田優教授と八楽・
坂西CEO共著。2020年と古いが 内容
は濃い。やさしい日本語使用のススメ。
1月29日(水) C
イラストで読む 「湯けむり建築五十三次」
宮澤洋 青幻社 2300円。元日経アーキ
テクチュア編集長。建築好きが高じて 建
築観賞旅行を提案 今回は昭和から現代
まで、有名建築家設計の温浴施設紹介。
1月28日(火) C
「美食の教 ―世界一の美食家が知ってい
ること」 浜田岳文 ダイヤモンド社1800円
日本はおろか、世界の有名レストランで食
べるためだけに生きている男。寺門ジモン
を師と仰ぐ、50歳で独身の苦行僧である。
1月27日(月) C
「街に緑を」 志村明善 風土書房1800円
川崎市の5000坪の県有地を公園化にと
奮闘して 最後は開発業者に売却となった
12年間にわたる、詳細な記録。運動の会
長・元都立商業校長の自費出版のようだ。
1月25日(土) C
「言葉なんていらない? 私と世界のあい
だ」 古田徹也 創元社 1600円。東大哲
学准教授が答えるが、同社「あいだで考
える」シリーズ でコミュニケーション論が
主で発話に重点。ただ言葉は 思索の元
であることには。触れてほしいと思った。
1月24日(金) C
「ミサイルはなぜ当たるのか〜誘導兵器
のテクノロジー」 多田 将 1800円 イカ
ロス出版。兵器オタクの 素粒子研・准教
授。米・露の開発競争をふくめての 解説
今までの知識に、大いにプラスとなった。
1月23日(木) C
「みたてのくみたて―見るだけでひらめく
アイデアの本」 田中達也 ダイヤモンド社
1900円。ミニチュア作家が 製作過程を
公開。さらにその発想法を開陳。タイトル
は後付けと言っているが、逆に 言葉から
発想だと思う。1981年生 鹿児島在住。
1月22日(水) C
「言ってしまった」 「やってしまった」のリ
カバリーするコツ』 山本衣奈子 日本実
業出版社 1500円。コミュニケーション
コンサルタントを自称だが、例証は さほ
ど適当には思えないことばかりだった。
1月21日(火) C
企業変革のジレンマ 「構造的無能化」
はなぜ起きるか』 宇田川元一 日経BP
2200円。埼玉大院准教授による 経営
学論文は組織の硬直化への提言 結局
上級役員の強力なリーダーシップだと。
1月20日(月) C
「ことばのつながり探し辞典」800円 三
省堂。同社編纂所編による 文庫サイズ
コロケーション事例集で 3550語収録。
日頃から 本を読んでいれば身につく日
本語法だが、今世は必要なんだろうな。
1月19日(日) C
「タイポグラフィ・ブギー・バック ぼくらの
書体クロニクル」 正木香子 2300円 平
凡社。マンガや書物の書体について、こ
こまで鋭い感覚で表現できるとは驚きだ
まあ、言ったもん勝ち ではあるけれど。
1月18日(土) C
「地獄の解剖図鑑」大角 修 エクスナレッ
ジ1800円。副題に地獄と極楽を一冊で
巡る旅 とある。おどろおどろしい絵ととも
に仏教用語の説明。ほぼ知識の範囲内
の事が多いが、多少勉強になりました。
1月17日(金) C
「本」とともに地域で生きる』大正大学出
版会1800円。同大雑誌「地域人」に発
表、南陀楼綾繁なる著者。前半は各地
の小さな書店を巡り さらに後半は図書
館や ミニコミ・地方誌編集者を訪ねる。
1月16日(木) C
文藝春秋オピニオン 「2025年の論点
100」1700円。新聞記事を読む感覚。
政治から生活文化まで、多岐にわたる
テーマを 見開き2ページに編集だから
苦もなく読める。来年は昭和百年だと。
1月15日(水) C
「LED LIGHT 室内栽培 基本BOOK」
日本文芸社2200円。こんな趣味がある
とは知らなかった。多肉植物などの外来
種を室内栽培する環境づくりに用いる青
赤波長を中心とするLED照明MOOK。
1月14日(火) C
「ロボット倫理学 ソーシャルロボットから
軍事ドローンまで」 青土社 2000円。著
者はウィーン大学で、哲学を講じるという
M・クーケルバーグ教授。産業用、家庭
用、自動運転などの問題点 および有識
者の論点など整理 最後は環境倫理学。
1月13日(月) C
がんばらないで生きる がんになった緩和
ケア医が伝える 「40歳からの健康の考え
方」 廣崎 健 KADOKAWA1400円。40
代で甲状腺がん、全摘出手術を受けての
闘病記。その体験をもとに健康論を開陳。
1月12日(日) C
「ゆるゆる稼げる Webライティングのお仕
事はじめかたBOOK」ゆらり 技術評論社
1600円。1992年生まれ経験4年、そん
なウマい話があるものか。実際は 焦って
内職詐欺のような悪徳業者の餌食かな。
1月11日(土) C
「藤森照信現代住宅探訪記」 世界文化社
2200円。PR誌「TOTO通信」連載加筆。
古今の現存する、当時話題の住宅を訪ね
る企画。例によって、藤森流のストーリー
展開は一部をのぞいてわかりやすい話。
1月10日(金) C
「日帰りで登れる 温泉百名山」 飯出敏夫
集英社インターナショナル 2000円。前作
「温泉百名山」に続き、今回はリフトやロー
プウェイを使った初心者向けコースを紹介
北海道から九州まで網羅 山岳ライター。
1月9日(木) C
「カゴと器と古道具」 安部智穂 婦人之友社
1600円。桶職人の夫と早池峰山麓に移住
し、好きなものに囲まれた優雅な暮らし。自
身もカゴを編んだり 自然派料理を楽しんだ
りのクラフト作家 でもあるらしい。56歳だ。
1月8日(水) C
「画材の博物誌」 森田恒之 中央公論美術
出版2000円。保存科学を専門とする国立
民族博物館教授。発行年は なんと1994
年だ。30年前の本がなぜ新刊コーナーに
あるのか不明。まあ勉強にはなりました。
1月7日(火) C
「上司がAIになりました 10年後の世界が
見える未来社会学」 橋爪大三郎1700円
KADOKAWA。AIのさらなる発達で社会
がどう変わるか?と社会学の大家 バラ色
の未来は 多言語の克服と核融合技術で
実現すべき、という提言には納得できる。
1月6日(月) C
「図解まるわかり VR・AR・MRのしくみ」
翔泳社 1680円。monoAItechnology
(株)による、近未来的な体験を実現させ
る XRの技術について。脳内視覚システ
ムを後追いの 仮想現実の技術を解説。
1月5日(日) C
「ファンは少ないほうが稼げます」 藤あや
WAVE出版 1500円。著者はライフコン
サルタントを自称の1986年生 女性のプ
チ起業にアドバイス。コアな ファンを作る
べきはわかるが、その逆の書名は無理。
1月4日(土) C
「フェイクニュースを哲学する ―何を信じ
るべきか」 山田圭一 岩波新書 900円。
千葉大院教授による フェイクニュースや
陰謀論のメカニズム解説。要はウマすぎ
る話、出来すぎた話は怪しいということ。
1月3日(金) C
「他人の目が気になる・こわい」から抜け
出す』 翔泳社 1500円。対人恐怖症へ
の療法を 鹿児島大・松本一記准教授と
宮崎大・吉永尚紀教授が詳説 つまりは
過剰な自意識からの、開放というわけ。
1月2日(木) C
すぐに試せるぐっすり睡眠法 「♯スリトレ」
ヒラノマリ 虹有社1800円。日本で一人だ
けという アスリート専門睡眠パーソナルト
レーナー帰国子女。呼吸法、熱さまシート
やアロマ吸引などは利くかも知れないナ。
1月1日元旦 (水) C
あめましておめでとうございます
「人類の祖先に会いに行く―15人のヒトが
伝える進化の物語」G・バルブイアーニ 河
出書房新社2250円 伊のDNA解析が専
門大学教授。300万年前のルーシーから
から ダーウィンまでの壮大なストーリー。
12月31日(火) C
「家の神様 民間信仰にみる神と仏 鶴岡
コレクション」 大福書林 3000円。元千葉
県世界史教諭・鶴岡幸彦の個人収集品を
自費出版? 梁の上でススけた小さく素朴
な木製像を中心に プロの写真家が撮影。
12月30日(月) C
「Y字路はなぜ生まれるのか?」 晶文社
1900円。京大地理学科の院生・重松瞬
による都市的研究。事例は全国におよび
とくに、京都・渋谷・宮崎の歴史に詳しい
その考察は、充分に納得できる内容だ。
12月29日(日) C
「米ビジネス」 芦垣 裕 クロスメディア・
パブリッシング1580円。米屋の三代目
にして米食味コンクール審査委員長に
よる米談義。銘柄米から産地の問題な
ど、ほぼ全方位的に コメ問題を解説。
12月28日(土) C
「中国人が日本を買う理由」 中島 恵 日
経プレミアンシリーズ900円。中国人の
日本移住の実態を。中国ウォッチャーと
しての有名人による。2023年刊とやや
古いが、あるていど納得のその事情だ。
12月27日(金) C
「編集を愛して アンソロジストの優雅な
日々」 松田哲夫 筑摩書房1900円。名
編集者として名高い著者が、あちこちへ
書いた文章を再構成という究極のアンソ
ロジー。問わず語り という自伝的書物。
12月26日(木) C
「暮らしの図鑑 サイクルライフ スポーツ
自転車12人の楽しみ方×基礎知識×い
ま乗りたい定番&人気自転車71」 翔泳
社1800円。私らしい、モノ・コトの見つけ
方シリ−ズ これから始めたい女子向け。
12月25日(水) C
「金利を考える」 翁 邦雄 940円 ちくま新
書。京大院名誉フェローによる入門書。な
ぜ金利というものができたのか、理解した
そのおかげで永遠にインフレがつづくとい
うことがわかった。ほかはすでに知識内。
12月24日(火) C
もっと好きになる 「ガラスペンとインクの
本」武田 健 グラフィック社1800円。万
年筆要のインクに凝ってからガラスペン
蒐集を始めたという コレクター。人の趣
味には、文句はいえない。ガンバって。
12月23日(月) C
クリエーターもためのトラブル回避ガイド
志村 潔 2200円 バイ インターナショナ
ル。デザイナー上がりの 広告代理店元
社長による。コンサルタントに転進 弁護
士2名が監修しての、関連法律解説だ。
12月22日(日) C
「京町家歳時記 油商、四季と暮らす」 ミ
ネルヴァ書房 2500円。年のころは不明
だが 同志社女子大講師で、京文化の伝
道師・山中恵美子。実家での 町家暮らし
と家族の思い出を。スノブ的に懐かしむ。
12月21日(土) C
「潮来を、なぜrイタコと読むのか 難読地
名の謎」筒井 功 河出書房新社 2500円
サンカ研究が主戦場の元共同通信記者。
2010年初刊を 追補したものという。例に
よっての自説展開 地名の謎を解くのだ。
12月20日(金) C
「灯台を読む」 文藝春秋 1600円。オー
ル読物連載。直木賞など 受賞歴の作家
による、19の灯台紀行。門井慶喜、沢田
瞳子、阿部智里、川越宗一、永井紗那子
安部龍太郎の面々。灯台カラー写真付。
12月19日(木) C
「準平原の謎 盆地は海から生まれた」
高橋雅紀 技術評論社 3400円。地質研
究所(現産総研)退官、ブラタモリに10回
出演の研究者。数百万年前の 海底隆起
の痕跡を探る旅。谷中分水界は新知識。
12月18日(水) C+
「暖簾の紋章 ―社名とマークから読み解
く企業の心」 村中謙治 4500円 現代書
館。浮世絵・案内図録などから27000点
を確認という企業史が得意のライター 家
紋・家印・店印など やや混同が見られる
が、豊富な建物図版は資料的価値あり。
12月17日(火) C
「地名の魔力 惹きつけ、惑わす、不
思議な力」 今尾恵介 PHP 1200円
通信社をはじめ あちこちに掲載を 単
行本化。気楽に読める地名の話。た
だ魔力とは、ちと大袈裟じゃないの。
12月16日(月) C
風呂と愛国 「清潔な国民」はいかに生
まれたか』 川端美季 NHK新書980円
江戸期はサラッと 明治の日清・日露勝
利以来の富国強兵への 方向性を家政
学の立場で解説は、立命館大准教授。
12月15日(日) C
「本物の医学への招待 驚くほど面白
い手術室の世界」 YouTube 動画 再
生2億回 233項目の文章にオチを入
れる、シカゴ大心臓外科医・北原大翔
面白く 〇。KADOKAWA 1700円。
12月14日(土) C
「江戸の科学大図鑑 コンパクト版」
河出書房新社 4300円。2016年初
刊を再編集したもの。本草学ほか 各
方面の資料を図版でもって紹介する
初めて知る人名も多く、勉強になる。
12月13日(金) C
消耗せずに製菓が出る 「情報の捨て
方」 山本大平 三笠書房 1500円。
トヨタ、TBS、アクセンチュアと 渡り歩
いて創業のコンサル 理解はできるが
ここまで頭は良くない人には非現実。
12月12日(木) C
「ないものとされた世代のわたしたち」
熊代 亨 イーストプレス 1800円。金
沢で少年時代、信大医学部に進んだ
精神科医。その前半生を、時代ととも
に描くのだ。もっと、気楽に行ってよ。
12月11日(水) C
「しやすい」の作り方』 下地寛也 サン
マーク出版 1400円。コクヨの研究室
長による、〇〇しやすいための物事の
整理の仕方についてのノウハウ 気楽
に読めて その通りと思うことばかり。
12月10日(火) C
人口減少時代の再開発 「沈む街」と
「浮かぶ街」 NHK出版新書 930円。
NHK取材班による辛口報告。床価値
を上げる方法に限界が見える中での
成功例として下北沢、岩手・紫波町。
12月9日(月) C
「政治家は悪人くらいでちょうどいい」
乾 正人 ワニブックス1600円。産経新
聞上席論説委員。昭和・平成の首相ほ
かの人物批評だ。要は カネとリーダー
シップということか。政治の内幕寸評。
12月8日(日) C
「知る」を最大化する本の使い方』 翔泳
社 1600円。「ぶっくま」というネームで
SNSで読書論を公開は 某企業のプロ
ジェクトマネーナーだと。やや上から目
線的に様々な読書法を提案するのだ。
12月7日(土) C
「まちのえき 歩いて行ける拠点づくり」
学芸出版社2200円。奈良の生駒市長
小紫雅史。この出版社の読者なら すで
に理解。その配置計画・空家利用・改修
DIY・運営資金などの具体例が欲しい。
12月6日(金) C
なぜ外国人に「ちゃんと」が伝わらないの
か ―日本企業で外国籍人材に力を発揮
してもらうために』 稲垣隆司 2400円 三
修社 アジア系を主とする、人材コンサル
IQ、EQに加え 文化度指数 CQを提唱。
12月5日(木) C
わたし、サイエンスエンターテイナーに
なる!」 五十嵐美樹 1500円 WAVE
出版。ダンス好き中学生が科学に目覚
め理系進学 東京都市大准教授の傍ら
子ども達に、科学の面白さを教える話。
12月4日(水) C
「足が速くなる解剖図鑑」 高林孝光 エ
クスナレッジ1400円。1978年生まれ
TV出演も多数、という接骨院院長。例
によって図解。1日たった1回でタイム
がアップする極意を披露。充分納得。
12月3日(火) C
「日本の果物はすごい 戦国から現代、
世を動かした魅惑の味わい」 竹下大学
中公新書 1000円。キリンビール で育
種の担当 蜜柑・柿・葡萄・苺・メロン・桃
品種改良を続けた先人達の偉業記述。
12月2日(月) C
「踏切の世界」 chokky イカロス出版
2200円。全国の おもしろ踏切を大紹
介は旅鉄 BOCKS PLUSで2021年
刊を再編集だとか。字が細かすぎて読
むに難儀。著者だけ盛り上がり状態。
12月1日(日) C
「味噌大全 増補改訂版」 東京堂出版
3600円。2018年 初刊で、監修は広
島大・渡邊敦光名誉教授。ガンが研究
テーマで後半は、味噌が効果ありと手
前味噌。前半、全国各地方での特色。
11月30日(土) C
「イタリヤ女子が沼ったジワる日本語」
亜紀書房 1700円。ケンブリッジの日
本語科を卒業という インテリ女性。来
日にいたるまでと、コロナ禍 以降の再
来日。大好きな日本での、日常生活。
11月29日(金) C
NHKにっぽん百低山 「吉田類の愛す
る低山 30」NHK出版1750円。酒場
詩人で俳人の山歩きは TVの人気番
組。全国都市近郊の 親しまれている
手ごろな山に登りつつ、一句ひねる。
11月28日(木) C
ゼロから12ヵ国語マスターした私の「最
強外国語習得法」 Kazu Langusges
SB新書900円。発刊2週で5刷。ネッ
トを 駆使しての勉強法は、納得できる
英語だけでも、有効 みたいな感じだ。
11月27日(水) C
「インターネット文明」 村井 純 岩波新
書960円。コンピューター創成期から
関わってきた慶大教授だ。もはやイン
ターネットは文明であると断言 その過
程での出来事は、知らないことばかり
未来へのポジティブな志向に納得だ。
11月26日(火) C
「ガチ存在価値 あなたの姿勢で勝ち
が決まる」 奥井奈々 游藝社1500円
1993年生 公募でTV-MCになったと
いうが初めて知る名前。内容は限りな
く薄い。人生論を語るには30年早い。
11月25日(月) C
「江戸・明治のロゴ図鑑 登録商標で振
り返る企業のマーク」 友利 昴 作品社
2400円。企業で 法務・知財に関わっ
ているという。明治17年の商標条例の
施行以来の登録例を中心に 考証だ。
11月24日(日) C
「宿帳が語る昭和100年 ―温泉で素
顔を見せたあの人」 山崎まゆみ 潮出
版社 1800円。自称温泉ライター。昭
和の有名人 24人の利用旅館に宿泊
当時の関係者への、貴重な聞き書き。
11月23日(土) C
「ニッポンのサイズ 身体ではかる尺貫
法」石川英輔 淡交社 1500円。新刊
不作のため借りてきた2003年刊。今
は亡き 江戸文化研究家。度量衡だけ
でなく様々な物の規格や時間単位も。
11月22日(金) C
「九楊自伝 未知への歩行」 ミネルヴァ
書房 2800円。 学年は一つ上の書の
重鎮・石川九楊の壮絶な自伝。その生
き様はわかるが、左翼思想がアイデン
ティティとなるインテリ性に 納得した。
11月21日(木) C
「九楊自伝 未知への歩行」 ミネルヴァ
書房 2800円。 学年は一つ上の書の
重鎮・石川九楊の壮絶な自伝。その生
き様はわかるが、左翼思想がアイデン
ティティとなるインテリ性に 納得した。
11月20日(水) C
「東大ファッション論集中講義」 ちくま
プリマー新書 900円。4日間の神戸
大・平芳裕子准教授による講義を ま
とめたもの。歴史から 現在地までの
ファッション学論考はわかりやすい。
11月19日(火) C
「決定版 為替が動くとどうなるか」明日
香出版社1750円。金融ジャーナリス
ト・角川総一による 旧版は2007年刊
この程度の話は 常識とも言うべき、と
いうか対象読者は 高校生くらいかな。
11月18日(月) C
「建具の手がかり 境界を操作する39
の手法」 藤田雄介 2800円 学芸出
版社 1981年生まれの建築家による
建具探求。古今の名作の建具の ディ
テールに加え自身の設計事例紹介。
11月17日(日) C
「人生はどう悩むのか」 久坂部 羊 講
談社現代新書 920円。医者にして小
説家。高齢者から逆に幼年まで 人生
の各局面での 個人としての悩みの本
質を問うのだ。まったく同感する次第。
11月16日(土) C+
「パークナイズ 公園化する都市」 学
芸出版社2400円。馬場正尊の主宰
する OpenAと 公共R不動産の作品
集 後半は世界の実例から スケール
S・M・L・XLの公園化可能性を探る。
11月15日(金) C
「みんな清治でバカになる」 綿野恵太
晶文社 1700円。リベラル系の物書き
らしいが他者の言葉の引用ばかり。一
体、何が言いたいのか。そもそも 書名
が 日本語になっていないんじゃない。
11月14日(木) C
「水と人の列島史 農耕・都市・信仰」 吉
川弘文館 2300円。国立民族学博物館
の松木武彦・関沢まゆみ両教授編著で
12名の執筆 各方面から水に関する論
文集 さすがに大本の話だけに面白い。
11月13日(水) C
「ジオパークからはじめる地域づくり・人
づくり」 技術評論社 1600円。(社)美し
い伊豆創造センターが中心となり9人が
執筆 地味な学問だからこそ SDG’s に
意義を見出したい姿勢。空回りの印象。
11月12日(火) C
「断熱」が日本を救う 健康、経済、省エネ
の切り札』 高橋真樹 1100円 集英社新
書。省エネに詳しいライターで 自身の住
宅体験を元に、断熱のあり方を力説。我
が家も、そろそろ考えなくちゃならんか。
11月11日(月) C
「ゆるい場をつくる人々 サードプレイスを
生み出す17のストーリー」 学芸出版社
2400円。法政大・石山恒貴研究室の主
として社会人大学院生がそれぞれをイン
タビューしてまとめたもの。湘南が多い。
11月10日(日) C
日経テクノロジー展望2025「世界を変え
る100の技術」 日経BP 2500円。同社
の各方面専門誌記者によるもの。それぞ
れの技術革命の実現度について,3段階
評価と 2030年での期待度を表記する。
11月9日(土) C
「ただ生きる」 勢古浩爾 1100円 夕日新
書。医者通い中で 待合時間に読むつもり
で借りてきた。1947年生まれの物書き。
あるがままに生きたいと 75にして達観し
たらしい。まあ 賛同できるところは多い。
11月8日(金) C
「全国温泉大全 湯めぐりをもっと楽しむ」
松田忠徳 東京書籍 2400円。温泉博士
として名高い札幌国際大教授。泉質効能
入浴法から、湯宿の建築・食事・外湯・朝
市・土産までの 全国案内は、全653頁。
11月7日(木) C
「橋の社会文化史」五味文彦 山川出版社
3500円。東大名誉教授によるが 文学部
だけに文献や絵図などからの解説が主で
技術史的な要素はない。ほぼ全国の有名
な橋はとりあげている。通史というべきだ。
11月6日(水) C
「日本文房具クロニクル」 1600円 タツミ
ムック。このところ精力的に日本懐かし大
全シリーズを出している 本来は料理界関
係に強い出版社。明治中期から 昭和、平
成、令和と物品にはたしかに記憶がある。
11月5日(火) C
「強運習慣100」 中園ミホ エクスナレッジ
1500円。運の巡り合わせをつかむための
日常生活態度を 占いの専門家でもある脚
本家が開陳するのだ。内容は わかるが巻
末の四柱推命的人生占いの効能は疑問。
11月4日(月) C
「中高年リスキリング これからも必要とされ
る働き方を手に入れる」 後藤宗明 朝日新
書900円。自身の経験を元に その方向を
しめす。やはり精神論が中心 それにDXス
キル、副業奨励と平凡な内容で肩透かし。
11月3日(日) C+
「オーバーツーリズム 増補改訂版 観光に
消費されないまちのつくり方」 高坂晶子 学
芸出版社 2400円。日本総合研究所研究
員の報告。ベニスやバルセロナなど世界か
ら 京都・鎌倉・富士山など日本の現状と対
策。ただこれといった切り札はない実情だ。
11月2日(土) C
サクッとわかるビジネス教養「ブランディン
グ」 新星出版社 1400円。電通出身中央
大・田中洋名誉教授が監修 人気のイラス
トレーター鈴木大輔を起用しての解説。見
るだけで理解し実践できる と豪語だが×。
11月1日(金) C
「ニッポン茶室ジャーニー」 2200円 淡交
社。藤森照信先生が女優で茶道研鑽中の
はなさんを案内。国宝から 近代茶室まで
17席。さらに先生の設計による 創作茶室
5席を堪能 同社雑誌「なごみ」連載加筆。
10月31日(木) C
「からくり玩具 世界一周」 山口照二 大福
書林 3000円。ビジネスの傍ら 集めた世
界の動く玩具。装丁も立派な 自費出版の
ようだ。オールカラーで、日本各地のもの
もふくめて800点を 郷土玩具の会会員。
10月30日(水) C
人形浄瑠璃の「近代」が始まったころ 観
客からのアプローチ』海老根 剛 和泉書
院 2200円。大阪公立大教授で浄瑠璃
に関しては 市立大からの伝統か。昭和
初期から現在までの 観劇模様の研究。
10月29日(火) C
「あいまいさに耐える ―ネガティブ・リテ
ラシーのすすめ」 佐藤卓己 岩波新書
920円。京大名誉教授が過去の著述を
今振り返る。国民感情としての世論の危
うさを糾弾し 本来の輿論の出現を願う。
10月28日(月) C
AI は「月が綺麗ですね」を理解できる
か?愛と人工知能を哲学する』 SBク
リエイティブ 990円。1954年生まれ
玉川大名誉教授・岡本裕一朗。むしろ
マンガ本からの 様々な現代の愛のか
たちを、哲学的に考える話が中心だ。
10月27日(日) C
みるみる上達スルコツ教えます「なるほ
どデッサン」 白井岳志 ホビージャパン
1900円 デザイン学校で教える元カー
デザイナー。デッサンというより、アイデ
アをプレゼンするためのスケッチ技法。
10月26日(土) C
「エビデンスを嫌う人たち 科学否定論者
は何を考え、どう説得できるのか?」 国
書刊行会 2400円 りー・マッキンタイア
米の哲学者が 地球温暖化・GMO作物
反ワクチン論者への対応を探る。むしろ
前段・地球平板説論 の実態が面白い。
10月25日(金) C
「ハラスメント」の解剖図鑑』 宮本剛志
誠文堂新光社1600円。アウトor セー
フの 「境界線」と 「根拠」がわかる!全
48種類のハラスメントを完全網羅 だと
コンサルタントによる実例と対処法だ。
10月24日(木) C
進撃のドンキ 知られざる巨大企業の深
淵なる経営」酒井大輔 日経BP1900円
今やセブン・イオン・ユニクロに次ぐ小売
り業界、第4位の2兆円企業。連続35期
連続増収増益の秘密と ノウハウを 日経
ビジネス記者が全398頁にわたり報告。
10月23日(水) C
[図説] ポケットと人の文化史』 原書房
3600円。この出版社 得意の文化史は
米のハンナ・カールソンによる 中世から
の服飾史にくわえ、ジャエンダー的な視
点も。さらに 未来像にも踏み込むのだ。
10月22日(火) C
ゴス・ロリにまつわる言葉をイラストと豆
知識で甘くデカダンに読み解く 「ゴシッ
ク&ロリータ語辞典」 1700円 誠光堂
新光社。2000年前後 ゴスロリ雑誌の
編集長をつとめた、鈴木真理子の編著
によるもの。もうひとつ 賢くなりました。
10月21日(月) B
「古建築を受け継ぐ メンテナンスからみ
る日本建築史」 海野 聡 3400円 岩波
書店。1983年生まれ 期待の東大准教
授による 超弩級の論文。古今の建物補
修史は、当時の社会史でもある。膨大な
資料をもとに現在の復原の有り方提案。
10月20日(日) C
「精神医療ビジネスの闇 発達障害バブ
ル、製薬マネー、人権侵害の歴史」北新
宿出版 2000円 米田倫康。一貫して上
記問題について、実名入りで告発をつづ
ける 1978年生まれのライターである。
10月19日(土) C
「機嫌がいい」というのは最強のビジネス
スキル』 辻 秀一 1500円 日本実業出
版社。つねに機嫌よく生きれば運もつい
てくる、というのはわかる。問題は どうし
てその域に達するか?だ。やはりブッダ
による 「今 私はここにいる」の答えか。
10月18日(金) C
「危険だからこそ知っておくべき カルト
マーケティング」 雨宮 純 1500円 ぱ
る出版。自称カルト研究家による、その
概要。参政党や神真都Q 古くはオウム
など参照 人をして陥れる構図を探求。
10月17日(木) C
なぜ地方女子は東大を目指さないのか」
光文社新書860円。2000年生 静岡高
校から一浪で心理学進学の江守百花と
2001年生 兵庫の女子高から法学部進
学の川崎莉音。二人の 東大出身生によ
る、ジェンダーステレオタイプ調査から。
10月16日(水) C
再生エネルギーの「現実」と「未来」がよく
わかる本』 東京書籍2300円。弁護士の
市村拓斗が監修で、前半は政策的な話。
後半で 技術の現状や問題点などに言及
内容には、ほぼ知識の範囲内に終わる。
10月15日(火) C
「もしもコピー機にネクタイが巻き込まれ
たら 究極のサバイバルシリーズ」文響
社 1680円。絶対ありそうもない事態?
への対処法を 真面目に追及する米ライ
ター二人。すでにこれが第4弾だという。
10月14日(月) C
「いとし、君へ 超訳 日本の暦 24+72
サンクチュアリーブックス1800円。怪し
げな出版社に、正体不明の作家 koto、
二十四節気と七十二候を 美しい写真を
背景に古今の和歌と散文で 飾るのだ。
10月13日(日) C
しくみ図解シリーズ「表面処理が一番わ
かる」 小柳拓央 技術評論社 1800円
塗装会社代表による 塗装・めっき・アル
マイト等の原理、方法、特徴についての
解説 工業高校教科書という位置づけ。
10月12日(土) C
ひっくり返す人類学 生きづらさの 「そも
そも」を問う』奥野克己 ちくまプリマー新
書860円。立教大教授の現代社会への
問いかけ。原始狩猟社会はわかるが 焼
畑農業社会での経済・権力の萌芽は?
10月11日(金) C
今と未来がわかる 「皮膚の科学」 ナツ
メ社 1700円。年とともに 皮膚関係の
不調が顕在化で借りてきた。浜松医大
本田哲也教授が その最前線を解説だ
専門用語多が多いが ほぼ理解した。
10月10日(木) C
どんな試験にも対応可能な書き方が身
につく 「万能小論文」 柳生好之 。東進
はじめ予備校での現代文指導が 常識
から 構成までも、小論文の書き方を指
南するのだ。KADOKAWA1500円。
10月9日(水) C
「百歳まで歩ける人の習慣 脚力と血管
力を強くする」 PHP新書1100円。愛媛
大加齢医学講座伊賀瀬道也教授による
健康法。1日6000歩が目標。恥ずかし
くて言えないが4万歩のオレはどうなる。
10月8日(火) C
「ポストEVの競争軸 デジタルビークル
の知られざる正体 人と対話するクルマ
の未来」 鶴原吉郎 日経BP 2000円
技術ジャーナリストによる、現状と未来
中国勢がトップランナーとの位置づけ。
10月7日(月) C
「ニッポン獅子舞紀行」 稲村行真 青弓
社2400円。1994年生まれ獅子舞研
究家を自称する藝大院在学中 全国で
500以上の獅子舞を取材という。飯田
の屋台獅子登場も、通り一偏の紹介。
10月6日(日) C
「蔦屋重三郎と江戸文化を創った13人
歌麿にも写楽にも仕掛け人がいた!」
車 浮代 PHP文庫 900円。江戸文化
研究家にして小説家。江戸中期を彩っ
た才人たちの、人となりと 時代を描く。
10月5日(土) C
「ハートの図像学 共鳴するに術、音楽、
文学」 小鳥遊書房2800円。2018年日
大芸術学部での シンポジウム書籍化で
7名の執筆。中世の立体ハート像が、ど
の様にして平面デザインになったかだ。
10月4日(金) C
「女性フリーランスの働き方 仕事がとぎ
れないムリせず長く続けられる」 日本実
業出版社1500円 小川真理子 。水をさ
すようで恐縮だが 年齢ととに施主も年を
とり現場から離れていく いわゆる美容師
の年齢パラドックスにどう対処するかだ。
10月3日(木) C
「職場問題グレーゾーンのトリセツ」アル
ク1700円。社会保険労務士・村井真子
による問題ごとの判例など。大企業はわ
かるが、一般中小企業においては なか
なか難しい対応が現実じゃないかなあ。
10月2日(水) C
「カタカムナ音読法 子どもの国語力を
飛躍的に伸ばす究極のメソッド」 ワニ・
ブックス1400円。家庭教師歴47年で
「化け猫家庭教師」を自称の 松永暢史
かなり怪しいがその音読法は理解でき
る。カタムカナは竹内文書でもう降参。
10月1日(火) C
「ヒット商品の裏にデザインあり! 世の
中はすべてデザインでできている」 日経
デザイン1800円。最新のデザイン業界
の動向 AI利用・商品開発・ブランドデザ
イン・文具関係・ネーミング がテーマだ。
9月30日(月) C
シェルパ斉藤の山小屋24時間滞在記
山と渓谷社2500円。竢o版社の雑誌
「PEAKS」 に13年間連載、145軒の
山小屋探訪を加筆 単行本化。長所ば
かりの訪問記は読んでいて行きたくな
る。イラストは神田めぐみ。お疲れ様。
9月29日(日) C
半径4メートルのフェイク論「これ、全部
フェイクです」 岡田憲治 東洋経済新報
社1800円。専修大法学部教授の政治
的自論展開。書名通り自説以外は全て
フェイク ということになる。面倒臭い話。
9月28日(土) C
「建築家・吉村順三の鞄持ち」藤井 章
風土社2000円。雑誌「チルチンびと」
の発行書店。設計事務所員として 14
年間の巨匠との思い出話を、たっぷり
年齢差39歳という著者は 今年逝去。
9月27日(金) C
大学的群馬ガイド ―こだわりの歩き方」
昭和堂 2400円。同社のシリーズ企画
で各大学の学科横断的に対象について
様々な方面からの紹介する。群馬県編
は高崎経済大学観光政策学科による。
9月26日(木) C
死ぬまでに攻めたい「戦う山城 50]イー
スト・プレス 2200円。山城探訪がライフ
ワークだという編集社代表の今泉慎一。
北は蝦夷から南は薩摩まで全国の山城
の構造を写真・俯瞰図で紹介するのだ。
9月25日(水) C
「買い物の科学 消費者行動と広告をめ
ぐる心理学」 越智啓太 1600円実務教
育出版。法政大心理学教授 による世界
の研究からの社会心理学。有名な実験
や研究の例示で、ほぼ 知識の範囲だ。
9月24日(火) C
「料理人という仕事」 稲田俊輔 ちくま
プリマー新書860円。京大卒の料理
人だ。わかりやすい語り口で 料理人
の世界、ひいては人の生き方そのも
のについても示唆するところが多い。
9月23日(月) C+
観光地経営でめざす地域創生」 柴田書
店 2800円。専門誌連載を加筆単行本
化。著者は 米在住の大学教員・原忠之
フロリダ・オーランドをモデルに、欧米富
裕層を狙っての DMO の在り方提案だ
が少子化の中での、インバウンド戦略。
9月22日(日) C
ビジュアル版「江戸文化入門」 河出書房
新社 2720円。研究家・深光富士男によ
る。繁栄期を 寛永期、元禄期、宝暦・天
明期、文化・文政期 と区分して、それぞ
れを代表する芸術文化を紹介ムック本。
9月20日(金) C
Apple Vision Pro が拓くミライの視界
「スマホがなくなる日」 幻冬舎 1600円
IT開発業者COOの渡邉信彦。10年後
のテクノロジーを想像する、として 空間
コンピューティング提唱は VRの発展。
9月19日(木) C
「失われた古代文明 歴史に消えた40
の民族」 河出書房新社3600円。英の
歴史学者 フィリップ・マティザック。メソ
ポタミアから東ローマ帝国滅亡まで、エ
ジプト・ギリシャ・ローマの陰の民族史。
9月18日(水) C
[絵引]民具の事典 イラストでわかる日
本伝統の生活用具』 3000円河出書房
新社。2008年刊 普及版は 2017年初
版で 4刷目。衣食住から農・商・工道具
運搬・収穫 あるいは 祈る・遊ぶ、また社
会生活までを。索引をのぞき487頁だ。
9月16日(月) C
「キャッチコピーのつくり方 一瞬でつか
む、一生役立つスキル」川上徹也 日本
実業出版社 1400円。ハードカバーで
やたら 立派な体裁だが、内容はうすい
全156頁わずか30分で 読み終えた。
9月15日(日) C
ラーメン記者九州をすする!替え玉編」
小川祥平 西日本新聞社 1900円。同
紙くらし文化部次長の肩書。前作に引き
つづき 九州全域の名店の取材で、その
ルーツやらを 解きほぐす バイブルだ。
9月14日(土) C+
数字まみれ 「なんでも数値化」がもたら
す残念な人生』 1800円 東洋経済新報
社。スエーデンのミカエル・ダレーンと ノ
ルウェーのヘルゲ・トルビョルンセン、ふ
たりの経済学者。自己定量化など 数字
に引きずられる、現代社会への警鐘だ。
9月13日(金) C
「テクノロジー脳のつくりかた」齊田興哉
アルク 1600円。JAXA・日本総研を経
て独立。知識の探求 と論理的思考法さ
らには 未来への想像、と理系人間への
志向を推奨する 上から目線で不愉快。
9月12日(木) C
「ことばが変われば社会が変わる」 ちくま
プリマー新書 880円。社会言語学・関東
学院大の中村桃子教授。新しい言葉から
の社会常識の変化、あるいはその逆で社
会変化に対し言葉の選択に迷う例を紹介
する。言語イデオロギーと総称している。
9月11日(水) C
「なぜか買いたくなる“もちもち”の秘密」
藤野良孝 青春新書 1100円。朝日大
学教授がパワーワードと称して 各種製
品の、キャッチコピーやネーミングへの
オトマトペの使用を例示して推奨する。
9月10日(火) C
「性格が悪い」とはどういうことか ―ダー
クサイドの心理学』 小塩真司ちくま新書
940円。早大心理院教授による ダーク
性格、「マキャベリアニズム」 「サイコパ
シー」「ナルシシズム」「サディズム」4つ
の病的傾向の全方位的な解説。納得。
9月9日(月) C
「はじめて亭主を努めます。」 正午の茶
事(炉)イラストガイド』 淡交社 1400円
若い女性を主人公にして水屋・半東とと
もに茶事の進行 すべてについて解説す
るのだ。それにしても面倒なことよのう。
9月8日(日) C+
「誰も農業を知らない2 SDGsを突きつ
めれば、日本の農業は世界をリードする
有坪民雄 原書房 1800円。好評につき
第2弾。和牛肥育と稲作のい農家でもあ
る。船井総研出身だけに視野が広く、は
じめて知ることも多くて、勉強になった。
9月7日(土) C
今こそ行きたい「メジャーリーグスタジア
ム巡礼」 AKI 猪瀬 MLB 評論家による
米 大リーグ 30球団の本拠地球場をエ
ピソードとともに紹介。まさに アメリカ文
化そのものという感じ。2016年刊の新
刊のようだ。エクスナレッジ 1800円 。
9月6日(金) C
「言いたいこと」から引ける 『オノマトペ辞
典』 西谷裕子 東京堂出版 2600円。敬
語、ことわざ、大和言葉など様々な辞典
の編集者。日本語の大きな特徴とされる
擬音語・擬態語を、全474頁で 説明だ。
9月5日(木) C
「蛭田先生。地域資料は集めるだけじゃ
ダメってどういうことですか? 〜ストー
リーでわかる地域資料サービスの考え
方〜」 DBジャパン2500円。教えて先
生シリーズ。司書必見だが 監修・蛭田
廣一を、実名で主人公に設定 鼻白む。
9月4日(水) C
「赤旗」が、白旗を上げる日 ―日本共産
党の終焉』 鴨野 守 1000円 グッドタイ
ム出版。世界日報社編集長からフリー
学生時代からのアカ嫌い。公共団体役
職員への、強引な赤旗購読勧誘実態。
9月3日(火) C
「シニア」でくくるな! "壁″は年齢では
なくデジタル』 日経BP 1800円。博報
堂から芝浦工大教授に転身 原田曜平
先生、今回は団塊世代のマーケティン
グ論。8つのペルソナを設定するのだ。
9月2日(月) C
「ブロックでなんでもつくる!ビルダーの
頭の中」 三井淳平 偕成社1600円。東
大でレエゴ部を創設、エンジニアからプ
ロビルダーへ。その半生記と 作品解説
みんなの研究シリーズで小中生向け。
9月1日(日) C
「日下を、なぜクサカと読むのか 地名と
古代語」 筒井 功河出書房新社2700円
元共同通信のサンカ研究家が 現地を訪
ねつつ、その景観性から 小字地名の成
り立ちに挑む。納得 できる部分はある。