オール読書日記 home 読書日記保存版2013年版
過去読書日記 2000年1月〜2012年12月
10月31日(木) C
「からくり玩具 世界一周」 山口照二 大福
書林 3000円。ビジネスの傍ら 集めた世
界の動く玩具。装丁も立派な 自費出版の
ようだ。オールカラーで、日本各地のもの
もふくめて800点を 郷土玩具の会会員。
10月30日(水) C
人形浄瑠璃の「近代」が始まったころ 観
客からのアプローチ』海老根 剛 和泉書
院 2200円。大阪公立大教授で浄瑠璃
に関しては 市立大からの伝統か。昭和
初期から現在までの 観劇模様の研究。
10月29日(火) C
「あいまいさに耐える ―ネガティブ・リテ
ラシーのすすめ」 佐藤卓己 岩波新書
920円。京大名誉教授が過去の著述を
今振り返る。国民感情としての世論の危
うさを糾弾し 本来の輿論の出現を願う。
10月28日(月) C
AI は「月が綺麗ですね」を理解できる
か?愛と人工知能を哲学する』 SBク
リエイティブ 990円。1954年生まれ
玉川大名誉教授・岡本裕一朗。むしろ
マンガ本からの 様々な現代の愛のか
たちを、哲学的に考える話が中心だ。
10月27日(日) C
みるみる上達スルコツ教えます「なるほ
どデッサン」 白井岳志 ホビージャパン
1900円 デザイン学校で教える元カー
デザイナー。デッサンというより、アイデ
アをプレゼンするためのスケッチ技法。
10月26日(土) C
「エビデンスを嫌う人たち 科学否定論者
は何を考え、どう説得できるのか?」 国
書刊行会 2400円 りー・マッキンタイア
米の哲学者が 地球温暖化・GMO作物
反ワクチン論者への対応を探る。むしろ
前段・地球平板説論 の実態が面白い。
10月25日(金) C
「ハラスメント」の解剖図鑑』 宮本剛志
誠文堂新光社1600円。アウトor セー
フの 「境界線」と 「根拠」がわかる!全
48種類のハラスメントを完全網羅 だと
コンサルタントによる実例と対処法だ。
10月24日(木) C
進撃のドンキ 知られざる巨大企業の深
淵なる経営」酒井大輔 日経BP1900円
今やセブン・イオン・ユニクロに次ぐ小売
り業界、第4位の2兆円企業。連続35期
連続増収増益の秘密と ノウハウを 日経
ビジネス記者が全398頁にわたり報告。
10月23日(水) C
[図説] ポケットと人の文化史』 原書房
3600円。この出版社 得意の文化史は
米のハンナ・カールソンによる 中世から
の服飾史にくわえ、ジャエンダー的な視
点も。さらに 未来像にも踏み込むのだ。
10月22日(火) C
ゴス・ロリにまつわる言葉をイラストと豆
知識で甘くデカダンに読み解く 「ゴシッ
ク&ロリータ語辞典」 1700円 誠光堂
新光社。2000年前後 ゴスロリ雑誌の
編集長をつとめた、鈴木真理子の編著
によるもの。もうひとつ 賢くなりました。
10月21日(月) B
「古建築を受け継ぐ メンテナンスからみ
る日本建築史」 海野 聡 3400円 岩波
書店。1983年生まれ 期待の東大准教
授による 超弩級の論文。古今の建物補
修史は、当時の社会史でもある。膨大な
資料をもとに現在の復原の有り方提案。
10月20日(日) C
「精神医療ビジネスの闇 発達障害バブ
ル、製薬マネー、人権侵害の歴史」北新
宿出版 2000円 米田倫康。一貫して上
記問題について、実名入りで告発をつづ
ける 1978年生まれのライターである。
10月19日(土) C
「機嫌がいい」というのは最強のビジネス
スキル』 辻 秀一 1500円 日本実業出
版社。つねに機嫌よく生きれば運もつい
てくる、というのはわかる。問題は どうし
てその域に達するか?だ。やはりブッダ
による 「今 私はここにいる」の答えか。
10月18日(金) C
「危険だからこそ知っておくべき カルト
マーケティング」 雨宮 純 1500円 ぱ
る出版。自称カルト研究家による、その
概要。参政党や神真都Q 古くはオウム
など参照 人をして陥れる構図を探求。
10月17日(木) C
なぜ地方女子は東大を目指さないのか」
光文社新書860円。2000年生 静岡高
校から一浪で心理学進学の江守百花と
2001年生 兵庫の女子高から法学部進
学の川崎莉音。二人の 東大出身生によ
る、ジェンダーステレオタイプ調査から。
10月16日(水) C
再生エネルギーの「現実」と「未来」がよく
わかる本』 東京書籍2300円。弁護士の
市村拓斗が監修で、前半は政策的な話。
後半で 技術の現状や問題点などに言及
内容には、ほぼ知識の範囲内に終わる。
10月15日(火) C
「もしもコピー機にネクタイが巻き込まれ
たら 究極のサバイバルシリーズ」文響
社 1680円。絶対ありそうもない事態?
への対処法を 真面目に追及する米ライ
ター二人。すでにこれが第4弾だという。
10月14日(月) C
「いとし、君へ 超訳 日本の暦 24+72
サンクチュアリーブックス1800円。怪し
げな出版社に、正体不明の作家 koto、
二十四節気と七十二候を 美しい写真を
背景に古今の和歌と散文で 飾るのだ。
10月13日(日) C
しくみ図解シリーズ「表面処理が一番わ
かる」 小柳拓央 技術評論社 1800円
塗装会社代表による 塗装・めっき・アル
マイト等の原理、方法、特徴についての
解説 工業高校教科書という位置づけ。
10月12日(土) C
ひっくり返す人類学 生きづらさの 「そも
そも」を問う』奥野克己 ちくまプリマー新
書860円。立教大教授の現代社会への
問いかけ。原始狩猟社会はわかるが 焼
畑農業社会での経済・権力の萌芽は?
10月11日(金) C
今と未来がわかる 「皮膚の科学」 ナツ
メ社 1700円。年とともに 皮膚関係の
不調が顕在化で借りてきた。浜松医大
本田哲也教授が その最前線を解説だ
専門用語多が多いが ほぼ理解した。
10月10日(木) C
どんな試験にも対応可能な書き方が身
につく 「万能小論文」 柳生好之 。東進
はじめ予備校での現代文指導が 常識
から 構成までも、小論文の書き方を指
南するのだ。KADOKAWA1500円。
10月9日(水) C
「百歳まで歩ける人の習慣 脚力と血管
力を強くする」 PHP新書1100円。愛媛
大加齢医学講座伊賀瀬道也教授による
健康法。1日6000歩が目標。恥ずかし
くて言えないが4万歩のオレはどうなる。
10月8日(火) C
「ポストEVの競争軸 デジタルビークル
の知られざる正体 人と対話するクルマ
の未来」 鶴原吉郎 日経BP 2000円
技術ジャーナリストによる、現状と未来
中国勢がトップランナーとの位置づけ。
10月7日(月) C
「ニッポン獅子舞紀行」 稲村行真 青弓
社2400円。1994年生まれ獅子舞研
究家を自称する藝大院在学中 全国で
500以上の獅子舞を取材という。飯田
の屋台獅子登場も、通り一偏の紹介。
10月6日(日) C
「蔦屋重三郎と江戸文化を創った13人
歌麿にも写楽にも仕掛け人がいた!」
車 浮代 PHP文庫 900円。江戸文化
研究家にして小説家。江戸中期を彩っ
た才人たちの、人となりと 時代を描く。
10月5日(土) C
「ハートの図像学 共鳴するに術、音楽、
文学」 小鳥遊書房2800円。2018年日
大芸術学部での シンポジウム書籍化で
7名の執筆。中世の立体ハート像が、ど
の様にして平面デザインになったかだ。
10月4日(金) C
「女性フリーランスの働き方 仕事がとぎ
れないムリせず長く続けられる」 日本実
業出版社1500円 小川真理子 。水をさ
すようで恐縮だが 年齢ととに施主も年を
とり現場から離れていく いわゆる美容師
の年齢パラドックスにどう対処するかだ。
10月3日(木) C
「職場問題グレーゾーンのトリセツ」アル
ク1700円。社会保険労務士・村井真子
による問題ごとの判例など。大企業はわ
かるが、一般中小企業においては なか
なか難しい対応が現実じゃないかなあ。
10月2日(水) C
「カタカムナ音読法 子どもの国語力を
飛躍的に伸ばす究極のメソッド」 ワニ・
ブックス1400円。家庭教師歴47年で
「化け猫家庭教師」を自称の 松永暢史
かなり怪しいがその音読法は理解でき
る。カタムカナは竹内文書でもう降参。
10月1日(火) C
「ヒット商品の裏にデザインあり! 世の
中はすべてデザインでできている」 日経
デザイン1800円。最新のデザイン業界
の動向 AI利用・商品開発・ブランドデザ
イン・文具関係・ネーミング がテーマだ。
9月30日(月) C
シェルパ斉藤の山小屋24時間滞在記
山と渓谷社2500円。竢o版社の雑誌
「PEAKS」 に13年間連載、145軒の
山小屋探訪を加筆 単行本化。長所ば
かりの訪問記は読んでいて行きたくな
る。イラストは神田めぐみ。お疲れ様。
9月29日(日) C
半径4メートルのフェイク論「これ、全部
フェイクです」 岡田憲治 東洋経済新報
社1800円。専修大法学部教授の政治
的自論展開。書名通り自説以外は全て
フェイク ということになる。面倒臭い話。
9月28日(土) C
「建築家・吉村順三の鞄持ち」藤井 章
風土社2000円。雑誌「チルチンびと」
の発行書店。設計事務所員として 14
年間の巨匠との思い出話を、たっぷり
年齢差39歳という著者は 今年逝去。
9月27日(金) C
大学的群馬ガイド ―こだわりの歩き方」
昭和堂 2400円。同社のシリーズ企画
で各大学の学科横断的に対象について
様々な方面からの紹介する。群馬県編
は高崎経済大学観光政策学科による。
9月26日(木) C
死ぬまでに攻めたい「戦う山城 50]イー
スト・プレス 2200円。山城探訪がライフ
ワークだという編集社代表の今泉慎一。
北は蝦夷から南は薩摩まで全国の山城
の構造を写真・俯瞰図で紹介するのだ。
9月25日(水) C
「買い物の科学 消費者行動と広告をめ
ぐる心理学」 越智啓太 1600円実務教
育出版。法政大心理学教授 による世界
の研究からの社会心理学。有名な実験
や研究の例示で、ほぼ 知識の範囲だ。
9月24日(火) C
「料理人という仕事」 稲田俊輔 ちくま
プリマー新書860円。京大卒の料理
人だ。わかりやすい語り口で 料理人
の世界、ひいては人の生き方そのも
のについても示唆するところが多い。
9月23日(月) C+
観光地経営でめざす地域創生」 柴田書
店 2800円。専門誌連載を加筆単行本
化。著者は 米在住の大学教員・原忠之
フロリダ・オーランドをモデルに、欧米富
裕層を狙っての DMO の在り方提案だ
が少子化の中での、インバウンド戦略。
9月22日(日) C
ビジュアル版「江戸文化入門」 河出書房
新社 2720円。研究家・深光富士男によ
る。繁栄期を 寛永期、元禄期、宝暦・天
明期、文化・文政期 と区分して、それぞ
れを代表する芸術文化を紹介ムック本。
9月20日(金) C
Apple Vision Pro が拓くミライの視界
「スマホがなくなる日」 幻冬舎 1600円
IT開発業者COOの渡邉信彦。10年後
のテクノロジーを想像する、として 空間
コンピューティング提唱は VRの発展。
9月19日(木) C
「失われた古代文明 歴史に消えた40
の民族」 河出書房新社3600円。英の
歴史学者 フィリップ・マティザック。メソ
ポタミアから東ローマ帝国滅亡まで、エ
ジプト・ギリシャ・ローマの陰の民族史。
9月18日(水) C
[絵引]民具の事典 イラストでわかる日
本伝統の生活用具』 3000円河出書房
新社。2008年刊 普及版は 2017年初
版で 4刷目。衣食住から農・商・工道具
運搬・収穫 あるいは 祈る・遊ぶ、また社
会生活までを。索引をのぞき487頁だ。
9月16日(月) C
「キャッチコピーのつくり方 一瞬でつか
む、一生役立つスキル」川上徹也 日本
実業出版社 1400円。ハードカバーで
やたら 立派な体裁だが、内容はうすい
全156頁わずか30分で 読み終えた。
9月15日(日) C
ラーメン記者九州をすする!替え玉編」
小川祥平 西日本新聞社 1900円。同
紙くらし文化部次長の肩書。前作に引き
つづき 九州全域の名店の取材で、その
ルーツやらを 解きほぐす バイブルだ。
9月14日(土) C+
数字まみれ 「なんでも数値化」がもたら
す残念な人生』 1800円 東洋経済新報
社。スエーデンのミカエル・ダレーンと ノ
ルウェーのヘルゲ・トルビョルンセン、ふ
たりの経済学者。自己定量化など 数字
に引きずられる、現代社会への警鐘だ。
9月13日(金) C
「テクノロジー脳のつくりかた」齊田興哉
アルク 1600円。JAXA・日本総研を経
て独立。知識の探求 と論理的思考法さ
らには 未来への想像、と理系人間への
志向を推奨する 上から目線で不愉快。
9月12日(木) C
「ことばが変われば社会が変わる」 ちくま
プリマー新書 880円。社会言語学・関東
学院大の中村桃子教授。新しい言葉から
の社会常識の変化、あるいはその逆で社
会変化に対し言葉の選択に迷う例を紹介
する。言語イデオロギーと総称している。
9月11日(水) C
「なぜか買いたくなる“もちもち”の秘密」
藤野良孝 青春新書 1100円。朝日大
学教授がパワーワードと称して 各種製
品の、キャッチコピーやネーミングへの
オトマトペの使用を例示して推奨する。
9月10日(火) C
「性格が悪い」とはどういうことか ―ダー
クサイドの心理学』 小塩真司ちくま新書
940円。早大心理院教授による ダーク
性格、「マキャベリアニズム」 「サイコパ
シー」「ナルシシズム」「サディズム」4つ
の病的傾向の全方位的な解説。納得。
9月9日(月) C
「はじめて亭主を努めます。」 正午の茶
事(炉)イラストガイド』 淡交社 1400円
若い女性を主人公にして水屋・半東とと
もに茶事の進行 すべてについて解説す
るのだ。それにしても面倒なことよのう。
9月8日(日) C+
「誰も農業を知らない2 SDGsを突きつ
めれば、日本の農業は世界をリードする
有坪民雄 原書房 1800円。好評につき
第2弾。和牛肥育と稲作のい農家でもあ
る。船井総研出身だけに視野が広く、は
じめて知ることも多くて、勉強になった。
9月7日(土) C
今こそ行きたい「メジャーリーグスタジア
ム巡礼」 AKI 猪瀬 MLB 評論家による
米 大リーグ 30球団の本拠地球場をエ
ピソードとともに紹介。まさに アメリカ文
化そのものという感じ。2016年刊の新
刊のようだ。エクスナレッジ 1800円 。
9月6日(金) C
「言いたいこと」から引ける 『オノマトペ辞
典』 西谷裕子 東京堂出版 2600円。敬
語、ことわざ、大和言葉など様々な辞典
の編集者。日本語の大きな特徴とされる
擬音語・擬態語を、全474頁で 説明だ。
9月5日(木) C
「蛭田先生。地域資料は集めるだけじゃ
ダメってどういうことですか? 〜ストー
リーでわかる地域資料サービスの考え
方〜」 DBジャパン2500円。教えて先
生シリーズ。司書必見だが 監修・蛭田
廣一を、実名で主人公に設定 鼻白む。
9月4日(水) C
「赤旗」が、白旗を上げる日 ―日本共産
党の終焉』 鴨野 守 1000円 グッドタイ
ム出版。世界日報社編集長からフリー
学生時代からのアカ嫌い。公共団体役
職員への、強引な赤旗購読勧誘実態。
9月3日(火) C
「シニア」でくくるな! "壁″は年齢では
なくデジタル』 日経BP 1800円。博報
堂から芝浦工大教授に転身 原田曜平
先生、今回は団塊世代のマーケティン
グ論。8つのペルソナを設定するのだ。
9月2日(月) C
「ブロックでなんでもつくる!ビルダーの
頭の中」 三井淳平 偕成社1600円。東
大でレエゴ部を創設、エンジニアからプ
ロビルダーへ。その半生記と 作品解説
みんなの研究シリーズで小中生向け。
9月1日(日) C
「日下を、なぜクサカと読むのか 地名と
古代語」 筒井 功河出書房新社2700円
元共同通信のサンカ研究家が 現地を訪
ねつつ、その景観性から 小字地名の成
り立ちに挑む。納得 できる部分はある。
8月31日(土) C
「辞書には載っていない日本語」青春出
版社 1000円。隠語、業界用語、洒落
言葉など 252語を 元塾国語講師のラ
イター高村史司が解説する。ほぼ半分
は既知のもの 30分で読み終わった。
8月30日(金) C
武器としての土着思考 僕たちが「資本の
原理」から逃れて「移住との格闘」に希望
を見出した理由』 青木真兵 東洋経済新
報社 1800円。現在社会への 焦燥感は
わからんでもない。奈良の片田舎に移住
の1983年生まれ 引用が多くマイナス。
8月29日(木) C
「最新図解 鉄道の科学 車両・線路・運用
のメカニズム」 川辺謙一 講談社ブルー
バックス 1100円。同シリーズで 鉄道の
科学は 3冊目だという。入門者向けという
位置づけの感じ 知識が増えて良かった。
8月28日(水) C
「地域おこし協力隊」は何をおこしているの
か?移住の理想と現実』 田口太郎 星海
社新書1350円。古くからかかわり自身も
田舎居住の、徳島大院教授1976年生に
よる冷静 かつ良くも悪くもの、現状分析。
8月27日(火) C
「為替ってこんなに面白い!」 尾河眞樹
幻冬舎文庫980円。ソニーフィナンシャル
グループの執行役員による解説は中級者
一歩手前向けの印象だ。さて現在円高基
調に振れはじめているが今後どうなるか。
8月26日(月) C
「ビーチコーミング小事典 拾って楽しむ海
の漂流物」 林 重雄 2000円 文一総合出
版。生物や自然物 あるいは人工物などな
ど その面白さを力説の漂流物学会員。な
かなか面白い趣味だと思って借りてきた。
8月25日(日) C
元公安、テロ&スパイ対策のプロが教える
「最新リスク管理マニュアル 激増する国際
型犯罪から身を守るために」1700円徳間
書店。防犯コンサルタント松丸俊彦が安全
といわれる日本社会での危険性を 指摘。
8月24日(土) C
国内外の成功事例から学ぶ「コワ−キン
グスペース 世界300拠点を訪れたノウ
ハウの全て!」 青木雄太 CAPエンタテ
イメント1500円。コミュニティスペースと
しての意義。ファシリテーターという言葉
が出てこないのは何故どうしてか不明。
8月23日(金) C
「弱者男性1500万人の時代」 扶桑社新
書 920円。ブロガーのトイアンナが 大メ
ディアでは、決して取り上げない現実を報
告するのだ 容姿に恵まれず年収の低い
男性に未来はない、というキビしいお話。
8月22日(木) C
「国宝クラス仏をさがせ!」 瀬谷貴之 新
潮社 とんぼの本 2250円。重要文化財
の中で次の国宝となりうる、33体の仏像
を紹介するのは神奈川県立金沢文庫の
主任学芸員 芸術新潮での連載加筆だ。
8月21日(水) C
「ナットとボルト 世界を変えた7つの小さ
な発明」草思社2600円。インド系女性構
造技術者 ロマ・アグラワルによる 技術史
解説。7つとは 釘・車輪・バネ・磁石・レン
ズ・ひも・ポンプ。なかなか面白く読めた。
8月20日(火) C
図解入門業界研究「最新アニメ業界の動
向とカラクリが よ〜くわかる本 [第4版]
秀和システム 1700円。2020年に第3
版。その後の業界の動きを追加する、も
厳しい現実。谷口功・麻生はじめ 共著。
8月19日(月) C
「足半バイブル 1000年前の忘れられた
履物が現代人の身体を変える」 1700円
晶文社。超小型の藁草履あしなかを自作
その復権を目指す、茅ケ崎のスポーツサ
イクル店主、エンゾ・早川。早大スポーツ
卒業で身体構造に詳しい理論派による。
8月18日(日) C
「日本転生 絶体絶命の国の変え方」
苫米地英人 TAC出版1600円。華麗な
経歴の自称・認知学者 1959年生まれ
の自説展開。面白いところもあるが ツッ
コミ処もあちこちに。まあ気楽に読める。
8月17日(土) C+
「マイ遍路 札所住職が歩いた四国八十
八ヶ所」 新潮新書 880円。1977年生、
今治市 第57番札所・栄福寺の白川密成
住職。7回に分けての歩き遍路、その68
日間の記録だが、瑞々しい感性に好感。
8月16日(金) C
「メディアはなぜ左傾化するのか 産経記
者受難記」三枝玄太郎 新潮新書840円
同社をリストラ退社 その後 SNSで発信
する元記者の思い出話。我が家は 物心
つく前から、今も購読中の 産経新聞だ。
8月15日(木) C
古地図と地形図で発見!「江戸・東京の 〈
はじまり〉を歩く」 荻窪 圭2000円 山川出
版社。家康がつくった当時の姿を体感だ。
とくに微高地形、江戸城における各部の標
高の違いについては、初めて知って驚き。
8月14日(水) C
「にっぽん味噌蔵めぐり」 岩木みさき 東海
教育研究所2000円。実践料理研究家・み
そ探訪家を自称する1988年生まれ 木桶
をつかっての味噌製造に徹する蔵を 全国
に訪ねる旅。地方性について勉強になる。
8月13日(火) C
「吉田類の愛する低山30 二合目」NHK出
版 1800円。執筆はNHK番組スタッフの
ようだ。文中では 「同行者」と表現している
が番組では毎回女性のはず そんなジェン
ダー配慮に、かえってイヤラしさを感じた。
8月12日(月) C
「原色 日本島図鑑 改訂3版」新星出版社
2700円。日本の島450 有人島全収録を
うたう。著者は写真家・加藤庸二。総アート
紙オールカラーの全383頁だ。初刊は14
年前2010年らしい。これは 永久保存版。
8月11日(日) C
「通常は死ぬ前に処分したいと思うであろう
100のモノ」 みうらじゅん 1200円 文藝春
秋。捨てられない男が夕刊フジに連載。集
まってしまった エロ系物への想いを語るの
だ。今回も、しっかりと 笑わせてもらった。
8月10日(土) C
「航空管制 知られざる最前線」タワーマン
KAWADE夢新書 890円。元管制官によ
る、その仕事の全容を開陳。ほとんど知ら
ない世界の話だから、かなり面白い。最近
札幌まで往復したので余計興味をもった。
8月9日(金) C
「田舎の空き家 活用読本 探し方・プチ改
修・マッチング」 農文協 1800円。同社の
雑誌の既出記事を再編成し 加筆したもの
Q&Aや、DIY改修についても コツを伝授
ただし、役に立つかどうかは わからない。
8月8日(木) C
「鉄道模型 Nゲージ大図鑑2024」 ネコ・
パブリッシング 2200円。A4判のムック
本で、日本型の新製品 オールカタログと
銘打っている。こんなにも 多種類を製造
販売する各社は採算がとれるのかいな。
8月7日(水) C
「読書脳 新版・読んだら忘れない読書術」
樺沢紫苑 サンマーク出版 1600円。精神
科医で物書き・講演家の独善的な読書論。
なんと 2014年刊の自作本を そのまま新
版としたらしい まったく横着なものである。
8月6日(火) C
「アニメオタクの1級建築士が建築の面白さ
を徹底解剖する本」 彩図社1800円。東北
大出身が主の 設計事務所・NoMaDos所
属の設計屋たち。アニメに出てくる 想像建
物を実際建築に対照 相当に無理な試み。
8月5日(月) C
日本木造遺産 千年の時を超える知恵」
世界文化社 2700円。前作につづき32
の木造建物について 写真を藤塚光政、
解説を藤森照信 さらに構造を腰原幹雄
が特記するA4版の豪華本で楽しめる。
8月4日(日) C
演技をはじめる人のためのハンドブック
今日から使える「演じる」技術』米の映画
監督プロデューサーでもあるジェレミー
クルーズによる実用書は、俳優としてデ
ビューするための技術・心構えの指導。
8月3日(土) C
「姿勢をゆるめる 疲れない身体と心の整
え方」片山洋次郎 河出書房新社1400円
1950年生まれ 東大中退という異色の整
体師。その独自理論と実践する バランス
体操を提案するのだ。内容は 納得の巻。
8月2日(金) C
「読むだけブランディング」 1600円 白夜
書房。愛媛でのWEB会社の平岡広章を
例に コンサル佐藤幸憲が経営論を展開
経営を農業活動にアナロジーするが、読
むだけで実行できるとはとても思えない。
8月1日(木) C
「最後のテレビ論」 鈴木おさむ 文藝春秋
1700円。テレビ作家の 断筆宣言だとい
うが、テレビ終末論でもある。旅番組かグ
ルメ番組しか視ない人間にとっては 最早
どうでもいいこと。何の感想もなく 終了。
7月31日(火) C
「言葉を減らせば文章はわかりやすくな
る」山田謡司 ワニブックス1400円。大
東文化大教授・山田先生の 珍しい実用
書。書名のとおりだが やはり本や新聞
を読むことが、必要ではないか と思う。
7月30日(火) C
「鉄道廃線跡を歩く\ 実地踏査消えた
鉄道50」 JTB 1700円。シリ−ズ9作
目。編著は あの故・宮脇俊三さんで ほ
かにマニア数人の執筆2002年刊 それ
がなぜ新刊コーナーにあるのか 不明。
7月29日(月) C
葬儀業 変わりゆく死の儀礼のかたち」
玉川貴子 平凡社新書 1000円。死と
家族社会学を専門とする、名古屋学院
大准教授。少子化の一方で 団塊世代
の多死社会での、業者の現在位置だ。
7月28日(日) C
「ルール?本 創造的に生きるためのデ
ザイン」フィルムアート社2400円。多摩
美大の菅俊一准教授と キュレーターの
田中みゆき、弁護士・水野祐による極め
て政治性の高い2021年の美術展の総
括報告書だ。アーこりゃ 面倒くせいゼ。
7月27日(土) C
「ひらがなの世界―文字が生む美意識」
石川九楊 岩波新書960円。京都精華大
学名誉教授の書道家による。いわゆる三
色紙の各種技法を解説しつつ 美学の本
質に。こんな世界とは、恐れ入りました。
7月26日(金) C
「子どもとめぐる ことばの世界」ミネルヴァ
書房1800円。大阪大 1991年生まれの
萩原広道・助教による 幼児の言葉発達に
関する研究から。読みやすい文章で、AI
利用にも 触れていて、なかなか面白い。
7月25日(木) C
名所旧跡で ぐっとわかる日本文学」 JTB
パブリッシング 1600円。同社の見る・知
る・学ぶ シリーズ。上代から 中世・近世・
近代の文学を、ロバート・キャンベルが監
修と解説をする。関連場所の旅行案内。
7月24日(水) C
「藤井厳喜フォーキャスト2024」 1000円
WAC。これはもう陰謀論の世界といえよう
トランプ寄りの右翼で バイデン・スナク・マ
クロン・岸田 嫌いだ。まあ ある部分面白い
とはいえるが やや教養に欠けるところ大。
7月23日(火) C
「お父さんのための言いかえ図鑑 家族関
係がすっきりポジティブに変わる」1700円
笠間書院。心理カウンセラー 大野萌子 主
として夫婦関係での NGワードとOKワード
昭和を引きずる中年男性には、厳しい話。
7月22日(月) C
金利 「時間の価格」の物語』 4000円 日
経BP。ギリシャの時代から現代まで、下が
ればインフレ 上がればデフレの繰り返しだ
米金融ジャーナリスト E・チャンセラーによ
る歴史物語。全616頁だが意外に読めた。
7月21日(日) C
BIG THINGS どデカいことを成し遂げた
ヤツらはなにをしたのか?」 サンマーク出
版1800円。デンマーク出 英の地理経済
学者B・フリウビア 加の作家D・ガードナー
共著 予算超過と大幅な工期遅延プロジェ
クトの失敗談 成功例から提案は貴重だ。
7月20日(土) C
赤の民俗学 「丹」が解き明かす古代秘
史』 戸矢 学 河出書房新社 2000円。
1953年生まれ 市井の 古代史研究家
の自説展開。ツッコミ処も、多いものの
意外に面白い部分もあって 楽しめた。
7月19日(金) C
「戦後日本刀事件史」土子民夫 天夢人
1900円。日本刀ジャーナリストによる。
あちこちに書いた文章を、まとめたもの
で最初は 興味を持って読んだが、後ろ
にいくにつれ重複が多くて 退屈の巻。
7月18日(木) C
1ステップで気分があがる「気持ちのき
りかえ事典」扶桑社1400円。ヒマつぶ
しに借りてきたが 内容は面白い。心理
カウンセラー・大野萌子による 46の心
の保ち方指南は結構大事なことだわ。
7月17日(水) C
グミがわかればヒットの法則がわかる」
白鳥和生 プレジデント社 1700円。日
経記者から、流通経済大教授へ転身。
いまや ガムと立場を逆転させたグミを
例として、マーケティング理論の展開。
7月16日(火) C
「フェス旅 日本全国音楽フェスガイド」
小学館1650円6Festival Life編集長
津田昌太朗による小ムック本 季節ごと
に野外・屋内ふくめて 151ヶ所の音楽
フェスを紹介。さらに 楽しみ方なども。
7月15日(月) C
「僕たちはまだインフレのことを何もしら
ない―デフレしか経験していない人にた
めの物価上昇2000年史」ダイヤモンド
社1800円。英・経済学者 S・D・キング
による。金利というものが存在するかぎ
り、インフレ社会は 必然じゃないのか。
7月14日(日) C
「バカ老人たちよ!」 勢古浩爾 夕日新
書 1100円。自身も77歳ながら、現在
社会に満ち溢れる困った老人たちの実
態を見つつ 嘆くのだ。まったくその通り
で こころして毎日を過ごさねばイカン。
7月13日(土) C
学校と日本社会と「休むこと」 「不登校
問題」から「働き方改革」まで』 保坂 亨
東京大学出版会2900円。過労死に至
るまで頑張りすぎてしまう日本人。それ
が学校の皆勤賞に発する。と指摘の千
葉大名誉教授。高校野球や部活にも。
7月12日(金) C
古いのに新しい!「リノベーション名建築
の旅」 常松祐介 講談社1900円。全国
のリノベーション建築から22例を厳選、
1994年生まれの 若手研究者だ。今後
どの方向に進むのか 注目していたい。
7月11日(木) C
「美しい小さな飲食店の間取り」 エクス
ナレッジ 2200円。全国からの実例を
写真・図面で紹介。什器や設備などの
情報も充実。各業種携帯も.、ほとんど
網羅していて、小本ながら 濃い内容。
7月10日(水) C
「“承認欲求”を捨ててみた」 諸富祥彦
青春出版社1580円。明大教授の心理
カウンセラーによる、他人を恐れない自
由な心を手に入れる自己改造法。いか
に自己肯定感を保つかだ 納得できる。
7月9日(火) C
小さな会社でも即実践できる! 「カスタ
マーハラスメント撃退の教科書」Clover
出版 1700円。叩き上げで携帯店長か
らのコンサルタント加藤義樹。納得の内
容だ。これからは 忙しくなりそうな感じ。
7月8日(月) C
「#生涯子供なし」 福山絵里子 日経プ
レミアシリーズ900円。日経記者による
連載を新書化。少子化じゃなくて無子化
の段階と規定。国別に世界一と危機感
だが、民族でとらえなきゃイカンと思う。
7月7日(日) C
「日本の不思議な名建築111」 加藤 純
エクスナレッジ1800円。2016年の「日
本の不思議な建築101」の新版、という
位置づけ 確かに奇抜な建築が生き残っ
ているというのは それなりに名建築だ。
7月6日(土) C
図解 木造住宅トラブル ワースト20+3
「雨漏り事故」「構造事故」の事例から学
ぶ原因と対策』 日経BP 3000円。日本
住宅保証検査機構・住宅品質研究室が
まとめたもの。図や写真を見る限り施工
技術よりも、計画段階での問題ばかり。
7月5日(金) C
ジェット旅客機の秘密に迫る 「安全」「高
速」「快適」を支える 機体と運航のメカニ
ズム』 原野康佳 SBクリエイト2200円
元ANAエンジニアによる入門編 いろい
ろウンチクを知ることができ愉しかった。
7月4日(木) C
ヤバい統計 政府、政治家、世論はなぜ
数字に騙されるのか」 集英社2400円。
議会の図書館所属という 英の統計学者
ジョージナ・スターン データが如何に頼
りなく誤った結果を 延々と記述。政府も
ジャーナリストも、心して 臨めという話。
7月3日(水) C
「ミステリな建築 建築なミステリ」 エク
スナレッジ 2000円。「建築探偵桜井
京介」 を生んだ ミステリ作家が、雑誌
「建築知識」連載のエッセイ。日本語と
は思えない書名と内容も訳わからず。
7月2日(火) C
Q&Aで地域を再発見「手書き地図の教
科書」学芸出版社2000円。前作につづ
き、手書き地図推進委員会による。会社
組織で 企業研修・総合学習指導など全
国展開だというが、やや上から目線的。
7月1日(月) C
新版「ちいさいことにくよくよするな!」
サンマーク出版1600円 1998年刊米の
心理カウンセラー、リチャード・カールソン
ベストセラーを新版化。その通りの内容だ
が、本人は 45祭で機内で急死だという。
6月30日(土) C
「センサ、マジわからんと思ったときに読む
本」 オーム社 1800円。青学大の2教授・
戸辺義人と ロベズ・ギョームによる初心者
向け。現代生活で 頻繁に使われている各
種センサについて 図解でわか易い解説。
6月29日(土) C
「住まなくなっても守りたい 元住民たちの
想い」 浅原昭生 秋田文化出版 2000円
1962年生まれ 元高校教師のライフワー
クは廃村の記録。何度も訪問し、元住民へ
のインタビュー全国18ヶ所報告は、貴重。
6月28日(金) C
「図解でわかる次世代ヒートポンプ技術〜
カーボンニュートラルを実現する冷温熱利
用技術」 技術評論社 3200円。早大の研
究組織による、未来エコ 実践テクノロジー
内容は 環境影響の社会の実現の道筋。
6月27日(木) C
「辺境見聞録 世界の果てを見てみたい」
2400円 日経ナショナルジオグラフィック
のビジュアルアトラスは 仏の旅行作家の
ブルーノ・レゲによる 初めて知ることばか
りで、豊富な図版とともに 楽しめた読書。
6月26日(水) C
「ネットはなqぜいつも揉めているのか」
津田正太郎 ちくまプリマー新書 920円。
慶大メディア教授。自身のSNS炎上から
そのメカニズムを探るのだ それらが表現
の自由から不寛容な社会と分断の構図。
6月25日(火) C
図説 日本の城と城下町10 「松本城」
創元社1500円。松本市教育委員会文化
財課城郭担当・監修。ハンディな 総アート
紙 オールカラーの 小ムック本。天守は当
然として、城下町にもかなり詳しく解説だ。
6月24日(月) C
「ダーウィンの進化論はどこまで正しいの
か? 進化の仕組みを基礎から学ぶ」 光
文社新書 1000円。河田雅圭・東北大名
誉教授の 進化学講義。世界の研究の最
前線の 中級者向けのやや専門的内容。
6月23日(日) C
うさんくさい「啓発」の言葉 人“財”って誰
のことですか?』 神戸郁人 870円 朝日
新書。いかにもそれらしい言い換え。を啓
発ことばとして疑問視する 元通信社勤務
そこでの政治性に言及も、やや未消化。
6月22日(土) C
「2080年への未来地図」 川口伸明 技
術評論社2700円。前作「2060未来創
造の白地図」から4年、同様に所属する
アスタミューゼ(株)の資料を駆使して未
来を想像する薬学博士。ツッコミ処はあ
るが、全体的にポジティブ。全557頁。
6月21日(金) C
三度のメシより事件が好きな元新聞記者
が教える「事件報道の裏側」三枝玄太郎
東洋経済新報社 1500円。産経新聞で
警視庁・静岡県警担当。まさに事件記者
としてのの内幕暴露は、非常に面白い。
6月20日(木) C
「伊勢参宮文化と街道の人びと ケガレ意
識と不埒ものの江戸時代」 塚本 明 吉川
弘文館 1900円。三重大教授が、神宮に
残された膨大な記録から そこでの事件を
行間から読み解く。これが相当に面白い。
6月19日(水) C
「駅メロものがたり 人とメロディの中心に
鉄道があった」 藤澤志穂子 交通新聞社
新書900円。全国紙記者から ライターに
列車の発車時に流れるメロディの 探訪記
古い曲から新しいもの、地元ゆかりが主。
6月18日(火) C
「2034 デジタル社会の地図 未来への
解像度を上げる10年後の予測」」東洋経
済新報社1600円。ITコンサル・TIS(株)
ビジネスイノベーションユニットによる。自
社の宣伝臭強く、あまり参考にはならず。
6月17日(月) C
「帰ってきた避難小屋」 橋尾歌子 山と渓
谷社 1600円。多摩美院修了というライ
ターの全国41軒収録 イラスト超図解!
という小ムック本 前作「それいけ避難小
屋」に続き 雑誌「山と渓谷」 連載加筆。
6月16日(日) C
日本が世界に誇る 名品の数々を紹介
「ジャパミーズクラフトウィスキー読本」
講談社1800円。全国の小さな醸造所探
訪とボトルなど さらにはバーの名店まで
の小ムック本 現在はブームだというが。
6月15日(土) C
「言語の本質」 中公新書 960円。心理学
の慶大教授・今井むつみと言語学の名大
准教授・秋田喜美の共著。オノマトペから
想像力による 言語誕生への示唆。このと
ころ、人類への長年の疑問への答えに通
ずる読書が続いていて、大変にうれしい。
6月14日(金) C
「万物の起源」 中込証明 1800円 海鳴
社。高知大名誉教授だという、理論物理
学者のトンデモ本(?) 量子モデナ論に
よる唯意識論を駆使、全てに答えるのだ
が、意外にあてはまって 面白く読める。
6月13日(木) C
「行きたくなる」オフィス 集う場のデザイン
花田 愛 彰国社 2000円。オフィス家具
メーカー・オカムラ ワークデザイン研究
所代表。博士論文の書籍化のようだ。研
究は、アンケートが主体の定性検査だ。
6月12日(水) C
「恥をかくのが怖い」から解放される本』
誠文堂新光社 1600円。デンマークの
牧師・心理セラピスト、イルセ・サン 。副
題に自己肯定感を高めて、自分らしく生
きる とあるが 「恥」という概念がキリスト
教社会と 違うような気がする。違和感。
6月11日(火) C
「サピエンス前史 脊髄動物の進化から
人類に至る5億年の物語」 1100円 講
談社ブルーバックス。サイエンスライタ
の土屋健による大胆な推測 エポックメ
イキングな進化の節目を70項目列記。
6月10日(月) C
「クック・トゥ・ザ・フューチャー 2055年、
破壊的イノベーションで食はこう進化する
グラフィック社2400円。宮城大教授の石
川伸一と妻・石川繭子による 3Dフードプ
リンターが予測する24の未来食。それが
どうしたの という内容で感想なしの読書。
6月9日(日) C
神々のルーツ 「祈りの場」から見た古代
日本』片岡伸行 新日本出版社2400円
記者あがりのライターによれば、ほぼ全
てが半島からの渡来人の関係ということ
になる おそらくはその通りだろうと思う。
6月8日(土) C
「魚ビジネス 食べるのが好きな人から専
門家まで楽しく読める魚の教室」クロスメ
ディア・パブリッシング 1580円。越後筒
石の漁師の家に生まれ 海洋大に進学の
魚の伝道師ながさき一生による 魚談義。
6月7日(金) C
羽田空港おもしろ事典 「東京の空の玄
関」の不思議とヒミツ』 1700円 徳間書
店。羽田航空宇宙科学館推進会議、に
よる トリビア集。明治から現代までの歴
史。さらに現在の各施設・設備の解説。
6月6日(木) C
「複雑な問題をどう解決すればよいのか
―環境社会学の実践」 新泉社2500円
シリーズ 「環境社会学講座」 の第6巻。
宮内泰介・三上直之編でほかに13名が
執筆で 全国各地での社会活動を報告。
6月5日(水) B
「500万年のオデッセイ 人類の大拡散物
語」青土社 3200円。オーストラリア国立
大のP・ベルウッド名誉教授による壮大な
人類史。考古学・生物学・人類学・言語学
ゲノム分析をまとめての想像は面白く 今
までの各種の疑問に 答えてくれた感じ。
6月4日(火) C
「LTVの罠」 垣内勇威 2200円日経BP
ライフ タイム バリューつまり顧客生涯価
値と訳すらしい。デジタルマーケティング
のコンサルタントが明かす、その戦略だ
門外漢ながら、なかなか 面白く読めた。
6月3日(月) C
東京ミドル期シングルの衝撃 「ひとり」社
会のゆくえ』 東洋経済新報社 1800円。
30〜50代のシングル動向について宮本
みち子・千葉大名誉教授と 大江守之・慶
大名誉教授ほか 3名の研究チーム によ
る。孤立 最後の居場所をどうするかだ。
6月2日(日) C
「眞贋のはざま ―オリジナルとコピー」
西野嘉章 平凡社3200円。東大総合研
究博物館の同名企画展の図録を発展さ
せた同大名誉教授。大量の歴史的資料
を元に、オリジナルとは?コピーとは?
6月1日(土) C
伝わるチカラ 「伝える」の先にある「伝わ
る」ということ』 井上貴博 ダイヤモンド社
1400円。やや古く2022年刊 名前を知
らず、顔写真でTVで見知った TBSアナ
ウンサー。なかなかいいこと言っている。
5月31日(金) C
「都市はよみがえる」 山下昌彦 鹿島出版
会 2000円。UG都市建築設計の代表に
よる世界各地の都市についての随想。字
も大きく、一般向け という印象だ。内容は
ツッコミ処多く ほんとかよと思うところも。
5月30日(木) C
「声と文字の人類学」 出口 顯 NHK出版
1600円。島根大名誉教授による。やや難
しい話だ。口承と書承 つまり聴覚と視覚と
の関係性ついても言及するが あまり理解
できず。最後に、SNS と手書き文字など。
5月29日(水) C+
図説「付属屋と小屋の建築誌 もうひとつの
民家の系譜」鹿島出版会2800円。京都府
大名誉教授・大場修編著でほか18名の執
筆による。内容は極めて濃く もはや事典と
いっていいと思われる。大変勉強になった。
5月28日(火) C
「たまふりの人類学」 石井美保 2100円
青土社。書名に惹かれて借りてはきたが
京大文化人類学准教授の、あちこちに掲
載の随想をまとめたもの。やや興味の対
象がずれており。感想なしで、読み終え。
5月27日(月) C
「もう、ひなびた温泉しか愛せない」星雲社
1600円。1963年生まれ、金髪若作りの
コピライター・岩本薫。全国のもはや絶滅
寸前 ローカル色豊かな温泉街・温泉宿を
探し歩く ひなびた温泉研究所ショチョー。
5月26日(日) C
「ドラッガー・スクールのセルフマネジメント
教室」 プレジデント社 1700円。米の大学
のドラッガースクールで教える J・ハンター
准教授。要は如何に、自然体でいられるか
のための具体的な方法論だが さして有効
とは思えない。ドラッガーも 全く関係ない。
5月25日(土) C
「日本一わかりやすい地方創生の教科書
全く新しい45の新手法&新常識」鈴木信吾
東洋経済新報社1700円。地方行政と企業
をマッチングさせる会社の代表 1978年生
まれ。ICTのテレワーク、と平凡な結論だ。
5月24日(金) C
今さらだけど「人新世」て? 知っておくべき
地球史とヒトの大転換点』 國學院大を退職
の社会学者の古沢広祐による。過去と現在
地 さらに未来について、おおむね的確な認
識と指摘だと思った WAVE出版1600円。
5月23日(木) C
「災害食ハンドブック」 奥田和子 日本食糧
新聞社 2000円。甲南女子大学名誉教授
だという、食物の専門家。自身の関西淡路
大震災の経験からの 食料備蓄術がメイン
とくに非常時の野菜摂取の重要性を指摘。
5月22日(水) C
「本 かたちと文化 古典籍・近代文献の見
方・楽しみ方」勉誠社 2800円。国文学研
究資料館の10人の教授による執筆。固い
内容と思いきや これが意外に面白いのだ
初めて知ることが多く 有益な読書だった。
5月21日(火) C
「古本大全」 岡崎武志 1000円 ちくま文
庫。大全とは また大きく出たものだが、自
他ともに認める古本フリークが今まで出し
た古本関係書を 1冊にまとめたという。全
425頁ながら そんなに飽きずに読めた。
5月20日(月) C
「フットパスでひらく観光の新たな展開 あ
るく・まじわる・地域を創造する」ミネルヴァ
書房 2800円。前川啓治・筑波大名誉教
授ほか4名の執筆。英国での その歴史や
法律などに詳しく。日本での実施例など。
5月19日(日) C
「 物流センターのしくみ」1800円 同文堂
出版。船井総研ロジ による。副題に ビジ
ネスパーソンのための「物流」基礎知識と
あるが、まさに物流に関しての入門書とい
う位置づけで、多少の勉強になりました。
5月18日(土) C
「アジア発酵紀行」 小倉ヒラク 文藝春秋
1600円。若手発酵研究家の 日本の糀
ルーツを探す旅 今回も重量感が溢れた
有益な レポートだ。文藝春秋が、スポン
サーで オール読物の連載加筆らしい。
5月17日(金) C
フェーズフリー 「日常」を超えた価値を
創るデザイン』 佐藤唯行1700円 翔泳
社。若手起業家による デザイン方法論
日常時でも 非常災害時でも 想定外に
対応できる製品や システムの確立だ。
5月16日(木) C
「監督が怒ってはいけない大会がやっ
てきた」 方丈社 1600円。九州発 同
名の(社)の北川美陽子・新二夫妻に
バレーの益子直美 暴力・暴言パワハ
ラ禁止、楽しいスポーツの提唱運動.。
5月15日(水) C
「夜更かしの社会史 安眠と不眠の日本
現代」吉川弘文堂 3800円。あとがきに
よれば 前作「夜食の文化誌」同様 京大
大学院の研究室で学んだという、5人に
よる あまり有益とは思えぬ内容だった。
5月14日(火) C
「47都道府県・地質景観/ジオサイト百
科」 鎌田浩毅 丸善出版 4200円。地
質により 川ができ 集落が生まれ 道が
できる。そして文化とともに都市が発達
火山博士として有名な、京大名誉教授
地球規模からの説明には、説得力大。
5月13日(月) C
「基本からわかる二次電池」2300円ナ
ツメ社。同社カラー徹底図解シリーズ。
前半は原理、後半に鉛電池からリチウ
ム・イオンまで。さらに全固体電池や未
来電池。監修 松本太・神奈川大教授。
5月12日(日) C
1秒で答えをつくる力 お笑い芸人が学
ぶ「切り返し」のプロになる48の技術』
恩田正識 ダイヤモンド社1500円。漫
才作家で吉本興業NSC講師の教える
頭の回転の早さの鍛え方。発刊して2
週で、これは9刷目というから驚きだ。
5月11日(土) C
「中国経済衰退の真実 オールカラーの
グラフで一目瞭然」 田村秀男 産経セレ
クト 1164円。産経新聞論説委員 の中
国ウォッチング。前半はともかく 後半は
新聞連載の再録で やや水増し気味だ。
5月10日(金) C
「ここちいい文字」 高橋善丸 バイ イン
ターナショナル 2600円。4月26日の
「ここちいい本」 の1年前の出版だとい
う。本の装丁での ロゴタイプ が中心と
なっているが、あまり好きではないな。
5月9日(木) C
「プロだけが知っている届くデザイン」
鎌田隆史 旬報社1700円。技術的とい
うよりも 美大生や専門学校生へのデザ
イナー としての心構えのアドバイス。た
だ著者は1966年生まれと若くはない。
5月8日(水) C
「ここちいい本」 高橋善丸 バイ インター
ナショナル2600円。装丁家というより造
本家と表現するに相応しい 大阪芸大教
授の作品集。そこには 図書館では見か
けない、凝りに凝ったデザインの本が並
ぶ。まあ大いなる お遊びという見方も。
5月7日(火) C
音を聴く 深く観る 「歌舞伎音楽事始」
土田牧子 NHK出版2700円。共立女子
大教授の入門編だが わかりやすい内容
で、読みながら 歌舞伎座に行ってみたく
なった。もう 時すでに遅し、というところ。
5月6日(月) C
「罰ゲーム化する管理職 バグだらけの
職場の修正法」¥小林祐児 集英社イン
ターナショナル新書 920円。労働・組織
雇用に関する調査研究のパーソル総合
研究所 上席研究員による。最後の最後
に 「希望」を抱かせる記述に 救われる。
5月5日(日) C
古代から現代まで城の変遷が劇的にわ
かる 「日本の城年表」 1600円 朝日新
聞出版。豊富な図版が取り柄の 初心者
向け入門本である。監修を 日本城郭史
学会代表の西ヶ谷恭弘が担当している。
5月4日(土) C
「脳を開けても心はなかった 正統派科
学者が意識研究に走るわけ」 青野由利
築地書館 2400円。毎日新聞あがりの
科学ライター。4半世紀前の著作を近頃
の AI ブームのもとで再考という試みら
しいが なんだかよくわからず終了した。
5月3日(金) C
「承認をめぐる病」 斎藤 環 840円 ちくま
文庫。2013年初刊本を 2016年文庫化
これは2022年の8刷目だという。面白そ
うな書名だが、やや難解。部分的には理
解できたが 哲学的なところはお手上げ。
5月2日(木) C
科学で迫る勝敗の法則―スポーツデー
タ分析の最前線」 小中英嗣 技術評論
社1800円。同社知りたいサイエンスシ
リーズだが、名城大准教授のスポーツ
データ論。野球・サッカー・バレー・バス
ケなど ルール変更やランキングまで。
5月1日(水) C
「ドローンが変える戦争」 3600円 勁草
書房。ウクライナ戦争で 顕著となったド
ローンの役割。あるいは 米・中・韓・トル
コなど、先進各国の現状を14人の執筆
やや出遅れている日本の現状が心配。