智留彦 新刊読書日記 back 評点は、A=優 (感動) B=良 (想像) C=可 (知識) D=不可 (不満)
過去読書日記 2000年1月〜2016年12月
12月21日(土) C
「潮来を、なぜrイタコと読むのか 難読地
名の謎」筒井 功 河出書房新社 2500円
サンカ研究が主戦場の元共同通信記者。
2010年初刊を 追補したものという。例に
よっての自説展開 地名の謎を解くのだ。
12月20日(金) C
「灯台を読む」 文藝春秋 1600円。オー
ル読物連載。直木賞など 受賞歴の作家
による、19の灯台紀行。門井慶喜、沢田
瞳子、阿部智里、川越宗一、永井紗那子
安部龍太郎の面々。灯台カラー写真付。
12月19日(木) C
「準平原の謎 盆地は海から生まれた」
高橋雅紀 技術評論社 3400円。地質研
究所(現産総研)退官、ブラタモリに10回
出演の研究者。数百万年前の 海底隆起
の痕跡を探る旅。谷中分水界は新知識。
12月18日(水) C+
「暖簾の紋章 ―社名とマークから読み解
く企業の心」 村中謙治 4500円 現代書
館。浮世絵・案内図録などから27000点
を確認という企業史が得意のライター 家
紋・家印・店印など やや混同が見られる
が、豊富な建物図版は資料的価値あり。
12月17日(火) C
「地名の魔力 惹きつけ、惑わす、不
思議な力」 今尾恵介 PHP 1200円
通信社をはじめ あちこちに掲載を 単
行本化。気楽に読める地名の話。た
だ魔力とは、ちと大袈裟じゃないの。
12月16日(月) C
風呂と愛国 「清潔な国民」はいかに生
まれたか』 川端美季 NHK新書980円
江戸期はサラッと 明治の日清・日露勝
利以来の富国強兵への 方向性を家政
学の立場で解説は、立命館大准教授。
12月15日(日) C
「本物の医学への招待 驚くほど面白
い手術室の世界」 YouTube 動画 再
生2億回 233項目の文章にオチを入
れる、シカゴ大心臓外科医・北原大翔
面白く 〇。KADOKAWA 1700円。
12月14日(土) C
「江戸の科学大図鑑 コンパクト版」
河出書房新社 4300円。2016年初
刊を再編集したもの。本草学ほか 各
方面の資料を図版でもって紹介する
初めて知る人名も多く、勉強になる。
12月13日(金) C
消耗せずに製菓が出る 「情報の捨て
方」 山本大平 三笠書房 1500円。
トヨタ、TBS、アクセンチュアと 渡り歩
いて創業のコンサル 理解はできるが
ここまで頭は良くない人には非現実。
12月12日(木) C
「ないものとされた世代のわたしたち」
熊代 亨 イーストプレス 1800円。金
沢で少年時代、信大医学部に進んだ
精神科医。その前半生を、時代ととも
に描くのだ。もっと、気楽に行ってよ。
12月11日(水) C
「しやすい」の作り方』 下地寛也 サン
マーク出版 1400円。コクヨの研究室
長による、〇〇しやすいための物事の
整理の仕方についてのノウハウ 気楽
に読めて その通りと思うことばかり。
12月10日(火) C
人口減少時代の再開発 「沈む街」と
「浮かぶ街」 NHK出版新書 930円。
NHK取材班による辛口報告。床価値
を上げる方法に限界が見える中での
成功例として下北沢、岩手・紫波町。
12月9日(月) C
「政治家は悪人くらいでちょうどいい」
乾 正人 ワニブックス1600円。産経新
聞上席論説委員。昭和・平成の首相ほ
かの人物批評だ。要は カネとリーダー
シップということか。政治の内幕寸評。
12月8日(日) C
「知る」を最大化する本の使い方』 翔泳
社 1600円。「ぶっくま」というネームで
SNSで読書論を公開は 某企業のプロ
ジェクトマネーナーだと。やや上から目
線的に様々な読書法を提案するのだ。
12月7日(土) C
「まちのえき 歩いて行ける拠点づくり」
学芸出版社2200円。奈良の生駒市長
小紫雅史。この出版社の読者なら すで
に理解。その配置計画・空家利用・改修
DIY・運営資金などの具体例が欲しい。
12月6日(金) C
なぜ外国人に「ちゃんと」が伝わらないの
か ―日本企業で外国籍人材に力を発揮
してもらうために』 稲垣隆司 2400円 三
修社 アジア系を主とする、人材コンサル
IQ、EQに加え 文化度指数 CQを提唱。
12月5日(木) C
わたし、サイエンスエンターテイナーに
なる!」 五十嵐美樹 1500円 WAVE
出版。ダンス好き中学生が科学に目覚
め理系進学 東京都市大准教授の傍ら
子ども達に、科学の面白さを教える話。
12月4日(水) C
「足が速くなる解剖図鑑」 高林孝光 エ
クスナレッジ1400円。1978年生まれ
TV出演も多数、という接骨院院長。例
によって図解。1日たった1回でタイム
がアップする極意を披露。充分納得。
12月3日(火) C
「日本の果物はすごい 戦国から現代、
世を動かした魅惑の味わい」 竹下大学
中公新書 1000円。キリンビール で育
種の担当 蜜柑・柿・葡萄・苺・メロン・桃
品種改良を続けた先人達の偉業記述。
12月2日(月) C
「踏切の世界」 chokky イカロス出版
2200円。全国の おもしろ踏切を大紹
介は旅鉄 BOCKS PLUSで2021年
刊を再編集だとか。字が細かすぎて読
むに難儀。著者だけ盛り上がり状態。
12月1日(日) C
「味噌大全 増補改訂版」 東京堂出版
3600円。2018年 初刊で、監修は広
島大・渡邊敦光名誉教授。ガンが研究
テーマで後半は、味噌が効果ありと手
前味噌。前半、全国各地方での特色。