先月の読書日記 back
11月30日(土) C
「イタリヤ女子が沼ったジワる日本語」
亜紀書房 1700円。ケンブリッジの日
本語科を卒業という インテリ女性。来
日にいたるまでと、コロナ禍 以降の再
来日。大好きな日本での、日常生活。
11月29日(金) C
NHKにっぽん百低山 「吉田類の愛す
る低山 30」NHK出版1750円。酒場
詩人で俳人の山歩きは TVの人気番
組。全国都市近郊の 親しまれている
手ごろな山に登りつつ、一句ひねる。
11月28日(木) C
ゼロから12ヵ国語マスターした私の「最
強外国語習得法」 Kazu Langusges
SB新書900円。発刊2週で5刷。ネッ
トを 駆使しての勉強法は、納得できる
英語だけでも、有効 みたいな感じだ。
11月27日(水) C
「インターネット文明」 村井 純 岩波新
書960円。コンピューター創成期から
関わってきた慶大教授だ。もはやイン
ターネットは文明であると断言 その過
程での出来事は、知らないことばかり
未来へのポジティブな志向に納得だ。
11月26日(火) C
「ガチ存在価値 あなたの姿勢で勝ち
が決まる」 奥井奈々 游藝社1500円
1993年生 公募でTV-MCになったと
いうが初めて知る名前。内容は限りな
く薄い。人生論を語るには30年早い。
11月25日(月) C
「江戸・明治のロゴ図鑑 登録商標で振
り返る企業のマーク」 友利 昴 作品社
2400円。企業で 法務・知財に関わっ
ているという。明治17年の商標条例の
施行以来の登録例を中心に 考証だ。
11月24日(日) C
「宿帳が語る昭和100年 ―温泉で素
顔を見せたあの人」 山崎まゆみ 潮出
版社 1800円。自称温泉ライター。昭
和の有名人 24人の利用旅館に宿泊
当時の関係者への、貴重な聞き書き。
11月23日(土) C
「ニッポンのサイズ 身体ではかる尺貫
法」石川英輔 淡交社 1500円。新刊
不作のため借りてきた2003年刊。今
は亡き 江戸文化研究家。度量衡だけ
でなく様々な物の規格や時間単位も。
11月22日(金) C
「九楊自伝 未知への歩行」 ミネルヴァ
書房 2800円。 学年は一つ上の書の
重鎮・石川九楊の壮絶な自伝。その生
き様はわかるが、左翼思想がアイデン
ティティとなるインテリ性に 納得した。
11月21日(木) C
「九楊自伝 未知への歩行」 ミネルヴァ
書房 2800円。 学年は一つ上の書の
重鎮・石川九楊の壮絶な自伝。その生
き様はわかるが、左翼思想がアイデン
ティティとなるインテリ性に 納得した。
11月20日(水) C
「東大ファッション論集中講義」 ちくま
プリマー新書 900円。4日間の神戸
大・平芳裕子准教授による講義を ま
とめたもの。歴史から 現在地までの
ファッション学論考はわかりやすい。
11月19日(火) C
「決定版 為替が動くとどうなるか」明日
香出版社1750円。金融ジャーナリス
ト・角川総一による 旧版は2007年刊
この程度の話は 常識とも言うべき、と
いうか対象読者は 高校生くらいかな。
11月18日(月) C
「建具の手がかり 境界を操作する39
の手法」 藤田雄介 2800円 学芸出
版社 1981年生まれの建築家による
建具探求。古今の名作の建具の ディ
テールに加え自身の設計事例紹介。
11月17日(日) C
「人生はどう悩むのか」 久坂部 羊 講
談社現代新書 920円。医者にして小
説家。高齢者から逆に幼年まで 人生
の各局面での 個人としての悩みの本
質を問うのだ。まったく同感する次第。
11月16日(土) C+
「パークナイズ 公園化する都市」 学
芸出版社2400円。馬場正尊の主宰
する OpenAと 公共R不動産の作品
集 後半は世界の実例から スケール
S・M・L・XLの公園化可能性を探る。
11月15日(金) C
「みんな清治でバカになる」 綿野恵太
晶文社 1700円。リベラル系の物書き
らしいが他者の言葉の引用ばかり。一
体、何が言いたいのか。そもそも 書名
が 日本語になっていないんじゃない。
11月14日(木) C
「水と人の列島史 農耕・都市・信仰」 吉
川弘文館 2300円。国立民族学博物館
の松木武彦・関沢まゆみ両教授編著で
12名の執筆 各方面から水に関する論
文集 さすがに大本の話だけに面白い。
11月13日(水) C
「ジオパークからはじめる地域づくり・人
づくり」 技術評論社 1600円。(社)美し
い伊豆創造センターが中心となり9人が
執筆 地味な学問だからこそ SDG’s に
意義を見出したい姿勢。空回りの印象。
11月12日(火) C
「断熱」が日本を救う 健康、経済、省エネ
の切り札』 高橋真樹 1100円 集英社新
書。省エネに詳しいライターで 自身の住
宅体験を元に、断熱のあり方を力説。我
が家も、そろそろ考えなくちゃならんか。
11月11日(月) C
「ゆるい場をつくる人々 サードプレイスを
生み出す17のストーリー」 学芸出版社
2400円。法政大・石山恒貴研究室の主
として社会人大学院生がそれぞれをイン
タビューしてまとめたもの。湘南が多い。
11月10日(日) C
日経テクノロジー展望2025「世界を変え
る100の技術」 日経BP 2500円。同社
の各方面専門誌記者によるもの。それぞ
れの技術革命の実現度について,3段階
評価と 2030年での期待度を表記する。
11月9日(土) C
「ただ生きる」 勢古浩爾 1100円 夕日新
書。医者通い中で 待合時間に読むつもり
で借りてきた。1947年生まれの物書き。
あるがままに生きたいと 75にして達観し
たらしい。まあ 賛同できるところは多い。
11月8日(金) C
「全国温泉大全 湯めぐりをもっと楽しむ」
松田忠徳 東京書籍 2400円。温泉博士
として名高い札幌国際大教授。泉質効能
入浴法から、湯宿の建築・食事・外湯・朝
市・土産までの 全国案内は、全653頁。
11月7日(木) C
「橋の社会文化史」五味文彦 山川出版社
3500円。東大名誉教授によるが 文学部
だけに文献や絵図などからの解説が主で
技術史的な要素はない。ほぼ全国の有名
な橋はとりあげている。通史というべきだ。
11月6日(水) C
「日本文房具クロニクル」 1600円 タツミ
ムック。このところ精力的に日本懐かし大
全シリーズを出している 本来は料理界関
係に強い出版社。明治中期から 昭和、平
成、令和と物品にはたしかに記憶がある。
11月5日(火) C
「強運習慣100」 中園ミホ エクスナレッジ
1500円。運の巡り合わせをつかむための
日常生活態度を 占いの専門家でもある脚
本家が開陳するのだ。内容は わかるが巻
末の四柱推命的人生占いの効能は疑問。
11月4日(月) C
「中高年リスキリング これからも必要とされ
る働き方を手に入れる」 後藤宗明 朝日新
書900円。自身の経験を元に その方向を
しめす。やはり精神論が中心 それにDXス
キル、副業奨励と平凡な内容で肩透かし。
11月3日(日) C+
「オーバーツーリズム 増補改訂版 観光に
消費されないまちのつくり方」 高坂晶子 学
芸出版社 2400円。日本総合研究所研究
員の報告。ベニスやバルセロナなど世界か
ら 京都・鎌倉・富士山など日本の現状と対
策。ただこれといった切り札はない実情だ。
11月2日(土) C
サクッとわかるビジネス教養「ブランディン
グ」 新星出版社 1400円。電通出身中央
大・田中洋名誉教授が監修 人気のイラス
トレーター鈴木大輔を起用しての解説。見
るだけで理解し実践できる と豪語だが×。
11月1日(金) C
「ニッポン茶室ジャーニー」 2200円 淡交
社。藤森照信先生が女優で茶道研鑽中の
はなさんを案内。国宝から 近代茶室まで
17席。さらに先生の設計による 創作茶室
5席を堪能 同社雑誌「なごみ」連載加筆。