南信州 ロングトレイル(第1部)山麓道編

ずっと歩いてみて前半と後半は思想が違っているようなので

ロングトレイルを2つに分割することにしました こちらを第1部とします

(第2部尾根道編は こちら

 

※笠松山麓・北方壮年団整備ルート →jump

以下の記述から 2年半 別の目的で笠松山麓を歩いたところ 新たなルートを発見しました

赤字で記入のように地元・北方壮年団が農免道路を横切ることなく より山側に整備

要所には案内板も設置されて 快適にポニー牧場に至ることができるようになりました

 

HSTART・松川高原編 G増野・山吹編 →jump

F寄り道・山の寺 →jump E月夜平・瑠璃寺編 → jump

D寄り道・不動滝 → jump C牛牧山麓編 → jump

B野底山麓編 → jump @風越山麓編 → jump

A笠松山麓編 → jump I飯田高原編 →jump

 

1980年代に制定された信濃路自然歩道は 昨今のウォーキングブームで

他地域とくに北信などにおいては ロングトレイルとして人気が出つつある

そのうち伊那谷ルートは全長78.9km 西部の標高700mあたりの山麓を南下し

途中から本格的に山地に入り高原を巡って古の東山道に合流するトレイルである

H松川高原編/START〜境の沢川

2011・8・31

高垣外展望台へのアプローチ

果樹園から山地へ入っていくのだが なぜかサル除けネットで道は中断

右写真は中断地点から進行方向をみたところ

直角に果樹園内の道路を下っていくと 池の平湖にでるのだが

その池の平湖を大廻りして先ほどの中断地点へ

そこには案内標識があったものの 道は雑草で判別できず 展望台へ上るのは断念

もう一度 池の平湖に戻って ここから再スタート

湖というより池というべきだが ここでもボートが浮かんでいた時期があったらしい

池から舗装道路を大きく曲がりながら下っていく 近道があるはずだが「クマ出没注意」の看板に探索断念

標識にしたがって町道を右折

またも張られたサル除けネットの脇を通って

境の沢川方面に1直線

ここで川にぶつかって 標識にしたがい

上流方向へ行くのだが いっこうに川を渡るところが見つからず またも断念

このまま川に沿って下り 町道にでて橋を渡り ふたたび上流方向へ歩いた

 

*

G増野・山吹編/境の沢川〜田沢川

2011・8・16

松川町と高森町を隔てる「境の沢川」 ここでルートは完全に切断

林道工事の人に聞けば 当初から橋はなかったというが 林道から町道へ出て

桧の林の中から ほとんど利用されていない別荘地を過ぎ 大沢川を渡ると

高森カントリーへ通ずる道に出る ハーモニックロードはここから始まる

ゴルフのタマ除けネットの下を通過すると展望台

それより少し過ぎたところから 山道に入ってみた

山吹マレットゴルフ場の西側の林の中を通過

マレットゴルフのコースの脇に出て 果樹園の中の道路を一直線

通行禁止の標識に色気を出して進んだが 途中で通行不能

ハーモニックロードに戻って逆走を試みたが 道の存在は確認できず

そのハーモニッキロードを道なりに行けば山の寺入り口に出て 田沢川大橋につながるのだが

カーブミラーで右折して旧道を進めば 上記入り口の少し上に出る

*

F寄り道・山の寺

2011・8・2

ハモニックロードから当初の寄り道ルートを山の寺へ おりから色とりどりの紫陽花が お出迎え

橋を渡って 途中から赤松林 石畳の「哲学の路」

300mくらいで舗装道路に合流

山の寺参道の看板にしたがって ここを横断

一直線に同じく石畳の道を上っていく 大きな石の上には石仏

さらに各所に番観音

町民研修センターの裏を通って やや右に曲がりながら寺前に出る ここまで15分

正式には天台宗普門山隣政寺 標高 880m

山門前の2本の杉の木は「山門スギ」というそうな

立派な山門の2階が鐘楼

屋根を葺き替えた本堂 右写真は鐘楼より門前方向

帰りは舗装道路を下っていく 右手は赤松林 左手は杉と桧

橋の手前で やはり哲学の路という看板にしたがって右折 雑草だらけの道を進むと 田沢川を渡る橋

そこから少し下るとハーモニックロード田沢川大橋の南の袂に上る

*

E月夜平・瑠璃寺編/田沢川〜大島川

2011・7・26

深い沢が連続する区間 制定当時の案内図と地形図を照らし合わせてもルートが不明

3度ほど周辺を歩いてみたが それらしい道や橋が見当たらない

しかたなくハーモニックロードを歩くことにした

右手が山の寺方面 この先 田沢川大橋を渡る 続いて小田沢川大橋

これらの橋は1991年に建設されている

遊歩道の制定は1981年ころで それまでの10年の道筋がわからない

しばらく進むと二又沢川大橋 この部分下りながら右カーブというクルマでの危険区間

廃業した蘭ミュージアムの脇を通って

月夜平の展望スポットへ

高森町の上段から天竜川・伊那山地・南アルプスを遠望する

月夜平大橋を渡って ハーモニックロードから右手の山道へ

するとハーモニックロードの下をくぐって 瑠璃寺下に出る

大島山瑠璃寺は728年開山という古刹

「瑠璃の里」という休憩施設もできている ここでは喫茶や自然食が好評で 写経も可能

さらに前の畑ではブルーベリーのもぎ取りも

境内は桜・あやめ・紫陽花など季節に応じて華やか

寺の前の道に戻って ハーモニックロードを横切り

大島川の段丘に沿って林の中へ入っていく

しばらく林間を歩くと堂所橋 右が不動滝方面 左が橋を渡っての本コース

*

D寄り道・不動滝

2011・6・27

途中高森町の観光スポット「不動滝」への寄り道

堂所橋から大島川に沿った左岸道路を上っていく

途中面白い構造の堰堤が何ヶ所 古ぼけた橋で右岸と左岸に位置を変え

距離にして4km 高さにして400m上ることになる

最終的には整備された右岸道路の先に駐車場

ここから徒歩でスイッチバックすると見えてきました不動滝

大島川の上流 本沢に千水沢が滝となって合流する地点

滝壺に近づくと相当な迫力 高さは35mとも50mともいわれていて

全景はデジカメに納まりきれず

少し離れた位置から

冬には氷瀑となるらしい パワースポットという人もいる

ただ4kmの舗装道路はクルマではいいが歩くには面白くない

*

C牛牧山麓編・大島川〜南大島川

2011・5・23

堂所橋で大島川を渡り 拡幅された道路を南下

途中で右手の水路沿いに 山裾を巻いていく

猿除けの電気柵に囲まれた果樹園を左に見て さらに行くと

変則4差路 ここで右折して古い道に進路をとり

最終的にはハーモニック道路に合流する

道路沿いの高台から見た 高森町上段の田園風景

しばらくはハーモニック道路を歩いて 黄色い立て看板を左折が古い道のようだ

民家の脇を下って 突き当りを右折すると

高森町の公営宿舎「湯ヶ洞」

その左には日帰り温泉施設「御大の湯」

明治大学野球部の名物監督だった御大こと島岡吉郎さんの記念館を併設

出身が高森町で その名(迷)語録は google で検索してください

設計は環境プランニング 5枚ほど実施設計図面をお手伝いした

それらの施設の裏側の道を山の方に上っていく

あたりは森林公園となっていて

ちょっとした池もあり附近はシャクナゲの群生地のようだ

その反対側の源泉施設を右手に見て 沢を渡り

林道を奥に進んでいく

最終的に道はつながっていてクルマでも通行可能だが

途中からショートカットの山道を下る

倒木が邪魔をしているが 下の林道に出る

植林のヒノキ林の中を抜けると南大島川の橋に出る

*

B野底山麓編・南大島川〜八王子公園

2010・9・9

飯田市との境 南大島川の上流の橋から

川の脇の何もない公園を横目にして 林間を抜ける

小さな祠のところで右折の道標

ここからほぼ直線で田舎道を歩く

右手に道標をみて直進

民家の脇を道なりに右折 果樹園の傍らの軽バンの手前に檻

猿か熊か と思ったらハクビシンが1頭捕まっていた

赤松林の山麓をい前進 小さな沢を渡って

林間コース また小さな沢

同じような景色の中を土曽川にいたる

土曾川を渡って上るとヒノキ林の林道に出て

林をぬけて山道を右に入ると浅間塚の一本杉

果樹園の間を上郷のパノラマ風景を見ながら一直線に下り

少し右に方向を変えると 飯田市街地の俯瞰風景

小屋の先でV字形に右折

大きく左へ曲がりながら山田体育館の脇へ

飯田市と合併する以前 上郷町の町営体育館としてつくられた山田体育館

向かって左手上部にはグランド

山麓の林を通して上郷上段から遠く天竜川方面のパノラマ風景

体育館脇に広い道路が開通し 自然遊歩道ははっきりしないが

それらしい小道を山側に入って 下りると

野底川にかかる赤い橋の手前でまた元の道路に戻る

さらにその もみじ橋の手前に右にちょっとした舗装広場があって

またそこから山道に入っていく

林間を野底川に沿って上るかたちになる

左手下にマレットゴルフ場を見ながら進み 下り坂

小さな橋で野底川を渡って 八王子公園の姫宮の手前に出る

そこからしばらく下ると 先ほどのマレットゴルフ場への吊り橋「かえる橋」

橋の下流周辺は

親水公園となっている

野底山麓編は行程4.4km

*

@風越山麓編

2010・4・26

野底川の上流 八王子公園を出発

桜満開の公園はその整備が進み現在は野底山森林公園と呼ばれている

森林公園事務所と老人福祉センターの間から山に入っていく

途中小さな沢を木橋で渡り

尾根を目指して登っていく 尾根つたいに山道を上ったり下りたりしながら30分ほどで

柏原霊園に到着 眺めは良いが ここから逆のルートは案内板なし

霊園を少し下って右手の山道へ ここからは猛烈な下り

降りきったところで沢(松洞川源流)を渡って しばらく行くと本道に

ここにも案内板がなく 逆からきた時は道を間違えた

若葉公園の下から公園を巻いて 若葉団地内を抜け

風越山今宮登山口

一昨日のウォーキング運動「やまびこマーチ」の10kmコースはここから市街地へ下ったようだ

さらに山裾の農地を横切るのだが一部案内板不適切

農地の間をしばらく上って山麓の道路を並行移動すると 風越山滝の沢登山口 集会所の桜満開

逆光だが市街地の俯瞰風景

ここからはは別の日 鼎方面の俯瞰風景

街路から右折して山側に進路をとる

さらに高台のためパノラマ風景が広がる 中心市街地方向

右に振って八幡台地方面

さらに右に振ると中央道の上に伊賀良方面

葉が出ていないが飯田市の天然記念物 正永寺原の大イチョウ

民家の前がルートで通るのは少し気がひける さらに畑の中を通過して

ようやく一般道に出てしばらく行くと 大休バス停の少し上の大平街道に出る

 

猿庫の泉ルート

大休橋の上で街道から山道に入っていく しばらく林間を進むと

古川の上流に出て木橋を渡ってからは上の道路まで登り

道路のさらに山を登ったところに猿庫の泉

猿庫の泉から一般道を下ると途中に伊賀良方面の遠望風景

また大平街道に出て妙琴方面を目指すのだが

当初からかなりの時間が経ち モーテル街をさけて道路が新設されルートは不明解

ここでは途中から山道へ入って権助平公園へ下った

しばらく行くと権助平 ここから舗装道路を進む

ただし公園内にサイクリングロードが整備されていて そっちを歩く人が多い

急坂を下ると中部電力松川第4発電所の排水プール

その1段下の吊り橋で松川を渡り左に少し下ると

妙琴公園 これは夏の風景で子供会や家族連れのピクニック・キャンプ地

八王子公園から妙琴公園まで 約 6kmのルート 1時間くらいの行程づつ往復 3回に分けて歩いた

*

A笠松山麓編

2010・7・3

前回に引き続き飯田市西部 笠松山の山麓を2回に分けて歩いてみた

ゴールデンウィーク 5月3日 人で一杯の妙琴公園を出発

少し上って市道から遊歩道の入り口 今回はkid’sさんの自転車を借りて探索

農業用水に沿って 左は妙琴浄水場

そこから森の中へ入っていく 水路に沿っての管理道路のようだ

北方壮年団整備ルート →jump

パノラマ・ポイント PP1 左側 中央道の松川大橋の上に飯田市街

中央の杜は北方の育良神社のようだ

西部山麓線を横切って 右写真のところで右折

一旦西部山麓線にでる ここで道を間違え山中を放浪

この日は右の道標を確認したところで終了

遊歩道の設定後に 建設された山麓線により 道はいたるところで切られ

また道標の整備は全くおこなわれていないため 不明部分ばかりとなってしまった

別の日 出直して見当をつけ 山麓線を横断し 果樹園の中を上っていく

左折して段丘と並行に歩き 右地点で右折

振り返ると飯田市街のパノラマ風景

先ほどの地点を右折せずに少し進むと眺めの良い墓地 PP2

元に戻って笠松山麓目指して上っていくと 道標が現れた

河川整備された小さな沢 ここで右の道標に惑わされ

丸太橋を渡ってしまったら いつの間にか道が途切れ

ロードバイクを担いでの山中彷徨30分間 やっとの思いで沢を渡って道に出て

下りてみるとそこはポニー牧場

正式名称は日本トレッキング 乗馬体験施設で児童が多数

先ほどの丸太橋を渡らずにこの斜面を登れば ポニー牧場の馬小屋の間に出る

※なおその後に聞いた話では 山麓線により不明となった遊歩道ではあるが

新たにそれに替わる もっと山側にとったルートを遊歩道として整備する計画があるようだ

北方壮年団整備ルート

北方壮年団の遊歩道整備は平成24・25年度の長野県の補助事業で行われたようで

山麓線の手前で山側に真っ直ぐ入り ポニー牧場手前で旧ルートに合流する

伊賀良井に沿って 山麓線に出る手前に案内板があり 山方向に上っていく

舗装の農道が終わり 草むらの中をほぼ真っ直ぐ どんどん進むと小山の裏側に出る

そこから小山をまくように進むと裏側から登る木段が整備され

林を抜けると頂上の景喜地へ 入り口案内板から15分

果樹園を見下ろす頂上からは見事なパノラマだがサル捕獲用の檻が無粋だ

たまたま修学旅行の都会の中学生を案内していた地元の人と話ができたが

これまでの行程では けっこう山ヒルが付くので気をつけなきゃ と言われた

全体的に猪や鹿・カモシカの里山出没でマダニもくっつく可能性があるとか

いずれにしても肌を出さない服装で ということらしい

また三角点も当初ここにあって測量風景を見た とも言っていた

頂上から下る山道を一旦西に向かうと案内板 さらにこのあたりで方向転換して南西方向

橋を渡って林を抜けると

入野の奥 ここから少し下がって 民家の裏をまた山道へ

やはり林を抜けると果樹園へ

さらに進みサフォークの牧場脇から既存のルートに出る 景喜地から25分の行程

民家の下からのパノラマ風景 このあとは山に向かって川にぶつかるまで

そうして川なりに曲がり斜面を上るとポニー牧場の馬小屋脇に

この写真はそこまで上がらず ポニー牧場の前の果樹園の農道からの眺め

ポニー牧場を下ると道標 ポニー牧場の下にはブーベリーもぎ取りの三和農園

ここで下るべきところを上ってしまい また迷い道

ようやく戻って沢を渡る橋をみつけたら そこは三和農園の観光バス駐車場のすぐ上

ここからはほぼ平坦な道 南沢川を渡って

佐倉様の広場へ出ずに 佐倉神社の裏手を廻って

林間を行くと梅ヶ久保公園

高台に上っても前の木が邪魔して眺望は×

その脇にこれからの季節には良さそうなマレットゴルフ場

台地を巻いてやや下ると梅ヶ久保地区 ここを突っ切ると

パノラマポイント PP3 飯田インター周辺が眼下に広がる

そこから山麓線の方に下りていく中央の山塊が三つ山 左が二つ山

飯田高原・沢城湖方面に上る道に出る

妙琴公園から約6kmの行程

*

I飯田高原編

2011・10・5

市道と合流して山側に進む

南東方面にしばらく歩くが 左は南アルプス方向

ずんずん進んで この先 茂都計川(もっけがわ)の手前でほぼ直角に右折

川沿いに山方向へしばらく行くと鳩打林道への入り口

今回直進して飯田高原を目指す

ここで茂都計川を渡り 飯田高原へ

左折が展望台方向 沢城湖は直進

道沿いに伊那谷ルートの碑 鉄平石の仕上げは落ちかかり 建造年は不明

伊那谷ルート(飯田高原〜松川高原) と記されている そこでまた妄想が始まるのだが

冒頭で述べているように ここ以降は尾根道に入っていって 山麓道とは大違い 当初はここまでが

伊那谷ルートとされていて 長さを確保するために以降を付け足したのではないか とふと思った

その先 沢城湖へ

温水ため池だが 一時はボートが浮かんだり 釣り客で賑わったりした

少し戻って先ほどの展望台への道を上る 右手に沢城湖

展望台 駐車スペースはあるが雑草が目立つ

伊賀良方面のパノラマが拡がるのだが これは数年前の写真

やはり樹木が繁茂していて 視界を邪魔している ここもやや忘れられた存在

*

とりあえずここを第1部山麓道編の終点とし 前述の鳩打林道からは第2部尾根道編とします

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