信濃・遠江国境い

※温泉施設「かぐらの湯」補足 →jump

飯田市は南信濃村・上村と合併 水窪町と合併した浜松市と 大きく隣り合うことになった

水窪町には中学・高校の同級生が神社の宮司をやっていて その足神神社を訪ねてみた

喬木村から南アルプスの前山 伊那山地を越えて遠山谷に入る 近年は矢筈トンネルができて時間短縮

遠山谷を南北に秋葉街道が走っていた  北は地蔵峠を越えて 大鹿村に

さらに分杭峠を越えて長谷・高遠に至る 途中にゼロ磁場として人気のスポットがある

秋葉街道を南下すると和田に出る

飯田から上久堅の小川路峠を越える古道も秋葉街道と呼ばれている(図中赤線) 峠越えについては こちら

(写真 鈴木和男氏)

和田の街は遠山谷随一で 林業景気に湧いた昭和30年代には賑わった模様

(写真 鈴木和男氏)

和田宿の俯瞰

(写真 鈴木和男氏)

遠山郷土館 通称「和田城」 遠山の由来通り 古くは遠山氏が治めていた地域で

遠山氏をめぐる領民との争いから 霜月祭りが始まったという

11月に入ると各部落の小さな神社では順繰りに祭りが行われる

(写真 鈴木和男氏)

遠山川の対岸に 温泉施設 「かぐらの湯」 霜月祭りでの湯立て神楽にちなみ命名

静岡方面からの利用者も多いようだ

秋葉街道はいよいよ峠に向って上っていく 途中いくつもの廃屋

(写真 鈴木和男氏)

どんどん高度を上げて 青崩峠への分岐点

(写真 鈴木和男氏)

途中まではクルマで行けるが

(写真 鈴木和男氏)

名の通り青く大きく崩れていて 歩くのがやっとらしい

秋葉街道は火伏せで有名な秋葉神社(浜松市天竜区)の参詣道

(写真 鈴木和男氏)

 

一方兵越峠方面へは山を巻きながら高度を上げて

武田軍が越えたという兵越峠近くの広場

ここでは静岡と長野の綱引き大会が例年行われ 勝った方に国境が動く

このところ静岡勢は消防職員の奮戦で3連勝中

峠を越えて草木川沿いに下って 草木トンネルから青崩方面に戻ると

足神神社がある 右の巨石が磐としてあったようだ 宮司の守屋氏はその名のとおり

出雲を追われた建御名方命が諏訪に入る前に居た 守矢氏の系統のようだ

北条時頼の足を直したとかで その名をもらったとか

有名サッカー選手の絵馬も多数見かけた

周辺には巨石が多く それなりの雰囲気

そして神社下の名水

浜松あたりからも 定期的に汲みにきている人もいるようだ

*

※かぐらの湯 (2014・2・26)

和田の町筋から遠山川の対岸に温泉施設と道の駅が併設

午前中は逆光状態 設計は環境プランニングの木下光さん なかなか凝った木造建物

左写真は道の駅側から

ポーチからロビーへはいっていくと 木造建物の何かの賞を受けているらしい

丸太トラスの柱が林立 左の奥が食堂 前にシカの焼肉丼を食べたことがある

右の奥が温泉入り口

ロビーから外部は芝生のテラス 左が食堂 右が温泉棟

*

2009・7・25

back