飯田旅土産
農産物直売所に観光バスが横付する時代 観光施設・旅行土産の風景
信州たかもり温泉・御大の館 →jump 豪華せとうちクルーズ船ガンツウ →jump
駒ケ根・伊那編 →jump
土産レストラン 匠の庄
アップルロードを山に向かって 西進すると 食堂・おみやげの「匠の庄 飯田」が開店
そば処 しみず が数年前閉店 そこを リニューアル
おみやげコーナーでは上村清水屋の冷凍ジンギスカンを販売 とんかつ志端(しみず)と関係があるか
土産レストラン「匠の庄」は5月9日 グランドオープン
入口右手に地域の特産品などの土産物が並び
左手にレストラン食堂は上村ジンギスカンほか
飯田IC入口近くで 帰りの観光客の利用を想定か
(2024・7・29)
下条 そばの城
国道151号の下条睦沢に城のような道の駅
玄関脇にはカンコウバスの歓迎看板が数枚 内部は土産物が並んでいる
好評のミニクロワッサンや おやきなども販売 奥に団体専用の食堂への階段
附属して木造建物があり野菜など地元産品を販売している
(2024・3・19)
大型観光施設の現在
ドライブイン酒蔵
飯田インターから最も近い位置にある 飯田・木曽の地酒を中心のドライブイン
完全に休業状態 白い看板は施設の一部に開店したベーカリー 結構 人気のようだ
全国的な第5波と6波の間の小康状態の時には大型観光バスも見かけている
収束すれば また再開はできそうだ
水引・元結 山都飯田
三穂や久米に通ずる三日市場東交差点に面した敷地
建物が解体され 土工事が始まっていた時は てっきり改築するものと思っていた
建物が建ち上がってみると 看板こそ出ていないが 自動車販売会社の社屋と判明した
本社は茅野の会社らしい 山都飯田は完全に消滅した
漬物 伊那路
下中村から川路方面のドライブインだった
今は日本糖尿食研株式会社の看板が掛かっているが
人の気配は ほとんどない
水引工芸館せきじま
中村交差点から下中村方面に下る途中
敷地にはバリケードで ここも人の気配はない
覗いてみると家具什器類も全て 取り払われている状態
ただ扇町の創業の地で小さなギャラリーとして営業はしている
そして建物は解体され 現在更地となっている
*
と4施設ともに惨憺たるありさま いわゆる観光バスに頼った事業モデルが崩壊してしまったのだ
ただ高齢化社会で 運転免許返納の流れは元には戻らず 一定の観光バス人口は そのまま
保たれるのではないか その場合の観光のあり方がどちらに向かうのか 下にあげる豪華バスも
そのひとつかもしれない ただ そのとき対応する施設も またそれに相応しいものが求められよう
(2022・3・17)
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駅前土産店
JR飯田駅前 昔からの土産店
左に多月堂 右手に一茶堂と贈答フルーツの とらや
りんご並木通り周辺
りんご並木も観光客多数 近くに「川本喜八郎人形美術館」
最近開店した菓子処 各地の銘店など26店の洋菓子・和菓子をあつかう 観光土産店
有名観光地に全国展開している 豆吉本舗
小粋な雑貨店あるいはアンティーク店がほしい
農協の農産物直売所の裏側は 高速バスのバス停があり 発券所と待合室がある
その一角に土産物コーナー
古くからの名勝地の天竜峡 その象徴の姑射橋のたもとに
伝統的な観光地土産店の集積
天竜舟下りは 上流弁天港から時又港まで35分の舟下り
弁天港の乗り場の3階に土産店
時又港にはプレハブの土産店
舟下りはもう1社 天竜ライン下りというのがあって
こちらは天竜峡から下流へ 唐傘港まで45分
観光施設として地場産業の物産館があり 各施設とも土産店を併設している
水引・元結
水引工芸館「せきじま」
実演コーナーと
水引細工の美術館 右は土産コーナー
「せきじま」さんから50mほど東寄りの道路反対側に 「ふるさと水引工芸館」
左は元結製作の人形と家紋額の展示
土産コーナーはほぼ同じ
もう1軒 「山都飯田」
2階に食堂があって 大型バスのドライブイン的な使われ方
外の仕事場で水引の製作実演 年配の職人が若いのに指導していた
ここは元結の歴史など もっとも詳しい
漬物
水引工芸の2館の並ぶ道路を天竜峡方面にさらに東へ下ると 「伊那路」
漬物の試食コーナーが並ぶ ここでも団体の昼食に対応
こちらは天竜川沿い 先の天竜舟下りの弁天港近くの丸大食品漬物センター
最先発だけに素朴な感じ
もう1軒 明治期の民家(川路の今村家)を移築改造しての 「稲垣来三郎匠」
店内も雰囲気はあるのだが 撮影を断られてしまった
2階建ての本棟造というのは木曽では見かけるが この地方では珍しい
その後 土産の買い物ついでに訪問 接客の隙をついて撮影 (2018・5・)
道を挟んで工場も多少民家風に改装
新しい道からはわかりにくく 少々もったいない
菓子類
飯田インターからのアップルロードに聳え立つ 菓子の里「飯田城」
飯田の半生菓子は全国的なシェアがある 土産の菓子類も そんな工場で作られているが
ここは生菓子もあつかう物産館 店員は矢絣の腰元風な衣装
外見のわりには店内は広くない
酒類
やはり飯田インター近くに伊那と木曾の地酒を集めたドライブイン
店内奥が食堂
地元の喜久水酒造の工場 蔵元見学とうたってはいるが 日曜に閉店
もっとそれなりの雰囲気を出してくれないと困る
紬
飯田市の街中に 飯田つむぎのひろせ工芸館 ここも日曜ながら閉店
近所には桜の古木が多くて人出もある その季節だけでも開いたらどうかなあ
もぎ取り農園
漬物の「伊那路」から さらに東へ下ると もぎ取り農園が数軒
今はりんごが出始めというところ
天竜峡から天竜川沿いに北上すると 農事法人「今田平」のもぎ取り農園
ビニールハウスは春先のイチゴ狩り
これからはブドウが最盛期
続いてリンゴの季節
産地直売
JAの産地直売施設 「りんごの里」
飯田インターのすぐ前で 帰路の土産に県外車でいつも一杯
天竜峡から今田平への入り口にある農産物直売所 「あざれあ」
天竜峡観光客の駐車場に隣接
やはりJAの農産物直売所 駐車場が広いため ときどき大型バスが横付け
午前中は地元客で混雑
新しくあいた広域農道沿いの 産地直売施設 「麻績の里」
ただ隣町 高森町の産地直売が大人気で
後発としては今ひとつ
産直がらみで街中の無人販売所風景
川本喜八郎人形美術館の入り口際 右は知久町1丁目
中央通り と知久町2丁目
少し郊外へ出て北方の肉店の前 右は天竜峡への道すがら
2009・9・10
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COCORO FARM VILLAGE開店
(2015・5・12)
川路区画整理地区に4月21日 地場産農業施設が開店 手前が販売棟 奥がレストラン棟 客はチラホラという状況
建物はスマートだが屋根が低いので広い区画整理地区の中で意外と目立たない
地場産の野菜・山菜類と加工食品がメイン ただ野菜類は周辺の施設にくらべ やや高め
地元向けというよりも 天竜峡ほかの観光客向けの印象
こちらは開店前の風景 左レジ方向 右写真は奥の地元加工食品スペース
(2016・5・10)
上から1年後 緑が増えて それらしくなってきた 正面のリストランテ棟
その右手のマルシェ棟 内容は上記と変わらず
そして左手にカフェ棟が開店した
テラス席は気持ち良さそう だが開店間もないとあってスタッフの手際が悪く
30分も待たされている と不満たらたらの客もいた
ふる里かあちゃん市場
(2015・7・21)
山本の山麓線沿い 手づくり感があふれる建物
足場用の単管を組上げ 土にシートを直接敷いた床はデコボコ
入り口右にはリサイクルと称して家庭での不要品がズラリ 左に農産物など
ただ併設の食堂はキクイモを練り込んだ蕎麦があり 県外客もチラホラ
(2015・7・28)
奥が「ふる里かあちゃん市場」 手前が「たかどやファーム」
「たかどや」とは地区の山・高鳥屋山からのネーミングか
そもそもが牧場だから主体は左奥の精肉コーナー 入り口右手に地元農産物を置いている
農産物直売所は 一般的に観光客が立寄るにつれ 野菜などの値段は上がってくる 地元客はさらなる
安く新鮮な店に向かう傾向 今のところ 上の「ふる里母ちゃん市場」と同様に 値ごろ感はまあまあ
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(2018・5・31)
4月27日にオープンした豊丘村の道の駅
東向きのため午後には逆光状態 地場産品を中心に右に食堂スペース
左が地元の食品スーパー
この時期 藤見に泉龍院まで出かける途中
ソフトを舐めながら歩いてみた 一部にはガーデンテラス
(2018・10・25)
秋雨前線が定期的に上下して 適当なお湿りで豊作のようだ
さすがに産地 道の駅豊丘マルシェ
テーブル一杯に 小物から大物まで
およりてファームでは売れ残った大物類
りんごの里では 手頃なクラス
とよおか旅時間
道の駅 とよおかマルシェに隣接して OPEN
入り口に通ずるオープンスペースには足湯がある
さらに大きな水槽が置かれ 中には小型のチョウザメが3匹泳いでいる
施設はレンタサイクルや 地元自転車チームのステーションとなっていて シャワー室が完備
(2021・7・18)
令和5年 秋分祭
飯田市の観光施設が コロナの影響で店じまいが進み 飯田下伊那では貴重な道の駅・とよおかマルシェ
周辺の果樹園の もぎ取り観光とあわせて 観光バスの立ち寄り場所としても定着
この日は 秋分祭と称してのイベントで なかなかの人出
(23023・10・16)
信州まつかわ温泉・清流苑
(2019・7・21)
松川町・片桐松川の右岸 山付けの日帰り温泉施設
周辺は各種集客施設が整備されている この日は連休中ながら あいにくの雨
それでも駐車場満杯で空きを探すのに苦労 ロビーも人で一杯
ロビー右手からスロープを上り 男女に分かれての浴室
脱衣所から内外の浴室まで人で溢れていた タタミ敷きの休憩所で家族待ち合わせ
(2019・8・12)
高森町の段丘最上段 ハーモニック道路の終点近くの温泉施設
設計は環境プランニングの木下光さん 今から23年前その設計のお手伝いをしたが
それ以来 来たことはなかった 玄関入って風除けに下足入れ
正面2階には 高森町出身の明治大学野球部名物監督・島岡吉郎御大のパネルほか展示コーナー
風除からは食堂入り口を右手に見て 吹抜けのホールに土産物コーナー
この日は あいにくの曇り空で 天竜川東岸の伊那山地を遠望する段丘風景も今ひとつ
ビアンデさくら亭 駒ケ根店
中央道駒ケ根IC近くの観光ドライブイン
東方向の奥に見える陸橋が中央道
運営は飯島町の馬肉商社・大成だけあって冷凍ケースには 様々な部位の馬刺しが一杯
馬肉ジンギスがあったので 馬モツ煮込み とともに購入
(2024・2・29)
かんてんぱぱ monterina
伊那の かんてんぱぱの新施設を訪れる機会をえた
伊那西部広域能動の西春近 に3月中旬オープン
玄関入ると 正面に大階段 その奥は中川村の子会社・米澤酒造のコーナー 銘柄は今錦
階段左にカフェとベーカリー その2階は雑貨コーナー 右には全国のお取り寄せを集めたマルシェ
2階の雑貨コーナーには お洒落なインテリア小物が一杯 圧巻は階段吹き抜けの正面の巨大なスクリーン
陣馬形からの伊那谷の絶景を パノラマ動画で 映し出していた その右手はイベントスペースのようだ
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もはや全国区となった企業の施設は 近くのガーデンとともに集客力十分
観光施設が全滅に近い飯田とくらべ 羨ましく思った
面する広域農道の駒ケ根の山麓には これまた全国に知名度の高い養命酒の観光施設もある
工場見学や 土産・レストランなどが好評 もはや飯田素通りの観光ルートとなっている
(2022・5・24)
おまけ 豪華せとうちクルーズ船ガンツウ
このたび図書館から借りてきた新刊は 孤高の建築家・堀部安嗣さんの設計した豪華クルーズ船の本
豪華列車についで豪華バス そして今までのクルーズ船とは一線を画すスタイルが出現
つね日ごろ 豪華とは ラグジュアリーな空間とは と考えているのだが
いかにも堀部流の品の良い空間を実現している 有名な水戸岡先生の作品がワンパター化し
ややもすると金ピカ趣味に感じられるものとは まったく別のアプローチ
ただ万人の眼から見て これに豪華さを感じられるかは まだわからない
また切妻屋根は屋形船のイメージが濃厚だ カマボコのアール屋根の方が相応しい感じがする
なおこの せとうちクルーズ船の乗船定員は36名 2〜3泊で瀬戸内海を巡る旅
お値段は2人で40万〜130万円と豪華クルーズ列車旅と同じような設定
(2020・1・12)
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豪華観光バス時代の兆し
市役所前に大型バス専用の駐車場がある 丘の上の観光の際には ほぼ100%の利用状況だ
観光バスの車体塗装デザインが多様多彩で面白いので定点ウォッチングを楽しんでいる こちら
最近見かけたのは いかにも高級感あふれる外装の 車体も高いスーパーハイデッカー車 2台
ロイヤル クルーザーと名付けられたクラブツーリズムの豪華バス
デザイン監修は国立競技場設計の隈研吾先生だという
名古屋発で長野の恵比須講花火大会の帰途 3列シートの定員21名 化粧室付
さらに ロイヤル ロード プレミアムというJTBの豪華バス なんと2列の本革シートで 定員は10名
これも濃色のメタリック塗装に金文字や金筋でラグジュアリー感を強調 デザインは水戸岡鋭冶先生
70代以上のシニアをターゲットとした豪華クルーズ列車の観光バス版ともいえる
富士急バスの グランド ブルー リゾート 普段はクルーズ・トレイン「四季島」のバス観光に使われているという
甲府からの読売旅行のツアー 濃紺のメタリックに金筋・金文字と豪華バスの定番塗装 4列 36席
(2019・3・13)
三越伊勢丹の旅行会社専用 プレミアムクルーザー 席数は これもわずか10席の豪華バス
運行は km観光バス品川ナンバー 2泊3日のツアー星空観光で昼神温泉・石苔亭に連泊だという
(2019・7・16)
これはドイツ製の2階建てバス 3列で42席 大阪の中央交通
しばらく前の車輌なので デザイン的には ラグジュアリー度は低い
同じく大阪中央交通のダブルデッカー 白よりも新しいようだ
ネット情報によれば 6日以上の長旅では料金が一人数十万となっているという
夜行高速バスでは高級化路線も進んでいて なかには個室タイプも登場しているが
そこまでは行かないにしても 今度は豪華旅のコンテンツが重要となってくる
絶景・食事・高級宿・温泉・稀少体験・おもてなし など DMO側に求められそうだ
(2018・12・2)
最近読んだ 静岡大・岩崎邦彦教授の 地域引力を生み出す「観光ブランドの教科書」 によれば
稀少体験や知識教養型の観光は リピーターになりにくく 一過性の量の観光に陥る傾向があるという
むしろグルメ・癒し・交流などが滞在志向、質の観光に直結する と結論付けている
一点突破のイメージ戦略を打って ブランド価値をあげ つづいて多様な観光資源を提供し
持続型・滞在型の地域観光を目指すべきであるとしている
(2019・11・27 追記)
クラブツーリズムのツアーバス 車輌は山梨交通だが都内発の1泊2日
女性限定一人旅と称して1人2席分で運行 約 6万円の旅行プランだから一般の倍料金
1台 億を越える豪華バスに替わり とりあえずの快適性を訴えている
決定的な違いは独立した化粧室がないこと
(2019・10・8)