花時・寺詣で

 

節分会…元善光寺・来迎寺・願王寺

桜…正永寺・黄梅院・専照寺・来迎寺・龍翔寺・善勝寺

長源寺・柏心寺・阿弥陀寺・経蔵寺・正命寺・増泉寺

藤・石楠花・牡丹・躑躅…開善寺・保寿寺・安養寺・泉龍院

 

※正永寺山門改築竣工 →jump  丘の上観音像および南信州観音信仰文化は別項に移転しました こちら

山門鑑賞 寺巡り は別項に移転しました こちら

 

来迎寺庫裏・川上恒夫ニット展

(2017・2・7)

飯田女子短大を退官した生活デザイン学科・川上教授の手編みニット展

本堂右手の庫裏 手前の12帖には6脚のYチェアとイサム・ノグチのガラステーブル

照明器具も凝っていて なかなかモダンな空間

奥の8帖二間続きが展示スペース 続けて短大に手編み講座をもっているとのことだが

色彩豊かなデザインニットは女性に人気だった

 

長源寺・御会式

(2016・11・15)

箕瀬1丁目・長源寺に華やかな飾り付け

日蓮上人の命日近くの御会式行事

檀家の御婦人方が集まって

参道右の庫裏から 本堂で

幼少の頃 ここ長源寺では縁日が開かれていた こういった御会式か

境内奥右の吉清稲荷か 七面様なのかは 記憶が定かでない

 

元善光寺御開帳

(2015・5・19)

本家・長野の善光寺と同様に7年に一度(数え)の御開帳は4月5日から5月31日まで

早い時間だったが なかなかの人出

石段は本年度を期に新しくしたという 門をくぐると回向柱

前立て本尊と綱で結ぶのも本家と同じ 長野だけでは片参り と商魂も逞しく

鐘楼の奥には流行の御朱印授与の納経所もある

 

2月3日節分会

2009・2・20

来迎寺

昔から来迎寺の豆まき行事は有名で 鬼も登場してそれらしい雰囲気

裃姿の年男年女の豆まき

1日に3回ほど

 

天台宗元善光寺

石段を上がって境内へ

こちらは豆まきというよりも 祈祷が主

本堂の中は祈祷を受ける人で満杯

境内の遊園地と高台にある平和殿 瓦に塗装をかけた強烈な色彩

遠くからでもよく目立つ

境内は盛沢山だが それだけに雑然とした印象

天竜川を挟んで喬木村から見た 平和殿屋根

平和殿敷地から天竜川方面

石段の途中から右手の小道を歩く 振り返ると遠くに本堂

小道からのJR飯田線座光寺駅方向 右写真 燃料タンクが林立し 艶消し

右写真 正面社叢が麻績神社

天竜川の段丘がよくわかるパノラマ

麻績神社の境内に行き着き 建物は麻績の里交流センター

ここの玄関は旧座光寺小学校のものを移設

屋根勾配が合っていないのは ご愛嬌

左写真が在りし日の小学校(実は農村歌舞伎舞台との併用)とその玄関

右は当初の舞台建築に復原したもの

舞台の左手の枝垂れは「舞台桜」と命名され 春には人気

 

願王寺

願王寺 通称かやがき ここも天台宗

ここも祈祷中心で 本堂内から豆をまく人々

鼎段丘の上段に位置していて 墓地をとおして飯田段丘の眺めはよい

*

なお節分行事は 上飯田の白山神社でも行なわれている こちら

 

桜寺

飯田市江戸町正永寺 樹齢400年の枝垂れと木造の本堂

平成30年の開花の様子 そして令和の大屋根葺き替えが完了 まだ大丈夫だと思っていたが

ついに倒木となったの報に 駆けつけてみた

法要が行なわれたようだが もはや年輪さえもわからないほどに 大きな空洞部

なお手前には代替わりの若木が育ちつつある

(2019・7・25)

 

正永寺改修工事 →jump

右は正永寺の東に隣接 黄梅院の枝垂れ 色はもっとも濃い

伝馬町2丁目専照寺の枝垂れ ライトアップ

同1丁目の来迎寺の小さな枝垂れ 桜並木に面して4階建ての納骨堂は目立つ

境内は有料駐車場 クルマ一杯で寺の雰囲気は何もない

ただ2月3日は節分の豆まきで賑わい

来迎寺から道を挟んで すぐ北側に龍翔寺

右は紅葉の季節

さらに道路を挟んで善勝寺 納骨堂の脇に枝垂れ

本堂は鉄筋コンクリート造

本堂正面と庫裏 右は併設する慈光幼稚園 改築予定あり

以上3つの寺が桜通りに面して並立 景観的にも大きな要素となっている

なにか綜合的な景観計画ができないものか

こちらは箕瀬1丁目の長源寺の枝垂れ

右は2丁目柏心寺 山門が飯田市文化財

市街地からやや離れて 左は上飯田 阿弥陀寺の枝垂れ

右は上郷飯沼の経蔵寺の枝垂れ

左は市街地の大雄寺の枝垂れとエドヒガン

右は上郷の正命寺の枝垂れ

飯田市大瀬木 増泉寺の枝垂れ 南側に広いスペースでカメラマン多し

花枝は地面すれすれまで

*

 

藤・石楠花・牡丹・躑躅

開善寺の藤棚 開花の時期は人出多し

山門は重要文化財 その手前にはピンクの石楠花

おなじく色の薄い石楠花の群生

境内には牡丹の群生 と ツツジ

 

天竜川を渡って 中段に保寿寺

手前には白と紫の藤棚

山門の奥に石楠花の山

拝観料は200円

 

こちらは北上して 喬木村阿島の安養寺の藤棚

演歌を流して おでんを食べながらの藤見

入場料は100円

*

2008・12・3

 

さらに豊丘村泉龍院の四色藤

天竜川左岸の段丘中腹 眺めの良い山門南側に藤棚

手前が紫の八重 奥に藤色とピンク さらに左方向に白い房

房の長さは開善寺や阿島の大藤にはおよばないが ロケーションのよさは抜群

(2018・5・20)

圜悟山正永寺改修工事

 1408年開山という江戸町の古刹・正永寺

その本堂は1914年建立という飯伊随一の木造和風建築

このたび600軒の檀家に10万の割り当てで改修工事が始まった

当初は山門の建て替えということだったが 取り壊したあと本堂屋根の葺き替えに着手

いかにも頭が重そうで地震には厳しい 軽い銅板葺きにするものと思っていたが

今までの本瓦葺きから いくらか軽い桟瓦葺きに変えるようだ まだ当分かかりそうだ

有名な正永寺桜の観桜には間に合いそうもない

そして6月 梅雨前に屋根葺き替えが完了した

今度は山門の造営工事だ

(2019・7・4)

 

圜悟山正永寺山門竣工

年末に一応の完成をみた山門改築

 

主要架構はケヤキ造り 梁には龍の彫刻が舞っている

*

1月末をもって工事すべてを終えた 龍の彫刻の下には 立派な山号の扁額

それを見届け 檀家として最後の寄進額を納入した

(2020・2・18)

 

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