旧市内台地・斜面萌え

 

羽場崖線法面補強 →jump

 

切石崖線法面補強単管足場解体

単管足場が解体され 法面補強の全体像が明らかになった

斜面を見あげると かなりの迫力

崖に沿って うねる様子は 規則性がないので 美しいとはいえない

上の道路のガードレールから見下ろすと こんな感じ

(2023・12・25)

 

切石崖線法面補強単管足場

斜面の法枠工事は とりあえず完了したが 現場には大規模な単管足場が組まれていた

壮観というに相応しい光景

このあと法枠の交差部にボルトを打ち込む作業に入っていく予定

(2023・11・2)

 

切石崖線法面補強継続

羽場地区からの遠望

斜面に職人が とりついて 法枠工法の真っ最中

*

またまた切石段丘の急傾斜地で崖地の法面補強工事が始まった

こちらは東側 長坂の法面補強につづく部分

西側は昨年実施された 法枠工法の補強部分につづく かなりの長さの工事現場

どうも工区をふたつに分け それぞれ別の会社が施工しているようだ

右は昨年工事の補強部分で 奥の樹木部分までが 今回の工事範囲

(2023・7・3)

 

第2部 各所法面補強 →jump

 

御殿山法面補強 →jump 切石崖線法面補強 →jump

 

もう死語になってしまったが「旧市内」という言葉がある

飯田町と上飯田町と合併して飯田市が昭和12年に誕生

さらに昭和31年以降の町村合併の市域の拡大が続いたが それ以前の飯田市を指す言葉で

現在のいわゆる「丘の上」と呼ばれる市街地のことでもある

つまり天竜川と支流松川との河岸段丘だが

その松川にそそぐ市街地河川により3つの台地から構成されている

その斜面はいずれも長野県の急傾斜地に指定されており

古くから擁壁あるいは法面補強が行われているが

斜面の林・竹薮あるいは栗・梅・柿などの斜面作物の緑とともに

飯田市街地の独特の景観を作っている

*

愛宕台地

中央の森が愛宕台地 王竜寺川によって長姫台地とは区切られていて

突端には愛宕神社があり 以前には古い飯田城があったという

愛宕神社境内の様子はこちら

松川対岸の鼎一色附近からの遠望 中央の耐震補強ビルが国合同庁舎

その下部の横長の構造物が飯田拘置支所の高塀

松川右岸からの仰観

愛宕神社の社叢には早咲きの江戸彼岸が2本

王竜寺川と松川の合流点 右が長姫台地

王竜寺川側 四季の広場の南側で動物園から見ると逆光

左は橋南公民館からの台地の先端部分 右は春先の愛宕神社境内と法面補強

*

長姫台地

王竜寺川と谷川に挟まれた台地で 飯田市街の中心地となっている

その突端には旧飯田城(長姫城)があったが 現在は長姫神社となっている

長姫神社境内の様子はこちら

松川を挟んで対岸より遠望

台地上の土地利用が商業地の西側半分は殆どに法面補強

東半分は旧飯田城址で緑が多い

松川右岸より仰観 左に愛宕台地の先端

斜面南側のスタートは四季の広場

市役所前の大久保町の名前の由来の窪地で 王竜寺川を暗渠にして

国道を通し 駐車場の1段下を公園化したもの

その北側には飯田動物園がある

愛宕神社から四季の広場を経て動物園 さらにSL広場から城址を横断し

橋北台地にいたる散歩コースについては こちら

対岸の愛宕神社から

南斜面の擁壁の連続は迫力のある景観

古くからの坂道 愛宕坂に沿って崖屋造りの民家が並ぶ

愛宕神社下の参道から見上げる橋南公民館とSL広場

足元は旧喜久水酒蔵愛宕蔵の酒蔵2棟

その脇を上る坂道が愛宕坂(詳細はこちら

少し東に下って 追手町小学校の木造講堂を見上げる

水の手の坂道下の民家の重なり

右写真は旧飯田城水の手門への上り口

原広司設計「飯田美術博物館」裏手の竹薮

その下に水の手線

旧飯田城の本丸の長姫神社社叢

長姫台地の突端には日本旅館「三宜亭」

飯田城址については こちら

 

こんどは谷川を挟んで台地裏側の北面部分 中央公園越しに段差は10mほど

少し東に下ると 長野県合同庁舎

大規模な法面補強

旧飯田城二の丸附近

右の杜が本丸 現在の長姫神社

突端の山伏丸に旅館「三宜亭」と展望温泉施設

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橋北台地

真ん中の緑の帯が台地を構成する斜面

この左にも斜面が連続するのだが遠くからは長姫台地に邪魔されて見えない

橋北台地のスタートは やはり中央公園

谷川によって鋭くえぐられた斜面に崖屋造りの民家が並ぶ

手前が くつわ小路(詳細はこちら) 奥の1段高いところが馬場町の裏側

下馬場町のあたりは雑木林 奥が仲ノ町 旧二本松遊郭

下馬場町に上る坂道を まむし坂というそうだ

まむし坂の上の部分に旧測候所の林

右写真は温泉施設脇からみた老人福祉施設飯田荘の水色の屋根

林の中に見える飯田荘の屋根 このあたりが橋北台地の突端になりそう

 

こんどは野底川の上郷側を下りから橋北台地を眺める 大門町裏側附近

都出橋の南から

浜井場小学校グランド裏手

小伝馬町の裏手

富士山稲荷神社の高台

富士山稲荷神社の様子はこちら

右手の杜が富士山稲荷神社 左手が旧測候所の台地

中央に消防署 このあたりが橋北台地の突端のような感じ

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2010・8・1

 

第2部 各所法面補強

 

国道256号羽場坂石垣一部崩壊および復旧工事

24時間雨量が93mmという大雨の朝

6時50分に警戒情報が発令 松川・久米路橋附近も濁流

雨は止みつつあったが 9時ころ国道256号の箕瀬側法面補強が一部崩落

幸い被害はなかった様子だが 考えてみれば段丘の町では その危険が一杯

崩れた丸石での法面補強は上下にくらべ かなり古い施工の感じ

一部崩れては補強 の繰り返しが 今のような崖地景観を生んできたか とあらためて感じた

参考までに下写真(2008年)の右側部分が崩落した

(2018・5・27)

とりあえず ブルーシートでの応急処置

つづいて直下部に大型土のう設置

それから約3ヶ月 ようやく予算がついたらしく 復旧工事が始まった

崩壊は免れた下部の石垣から あらためて間知ブロックによる擁壁

つづいて左右の石垣を補修連続させ さらに上部に剥落防止シートで補強 復旧工事は終了した

(2018・9・27)

 

旧遠州街道牛草坂法面補強

旧市内の崖地ではないが あちこちで斜面の補強が行なわれているので記録しておきたい

鼎・八幡段丘 下山線の坂道の上に もう1本の旧道坂道

今となっては利用度は少ないのだが 目立つ場所での竹やぶ伐採(平成30年5月)

工事看板によれば通行止めにして 法面補強工事だという

後日 法面補強工事を上部から見る機会を得た 少々近づきにくい場所ではあるが

下山方面の俯瞰が見られる貴重な地点となりそうだ

そうして7月 工事は終わり 今度はもう若竹が育ち始めた

ここもほどなく竹やぶになってしまうのか

台地の突端からは 若竹を通して下山街道が見られるが いずれこの景観はなくなりそう

(2019・3・26)

続牛草坂法面補強

牛草坂は旧遠州街道 坂の上から見る飯田城下町と風越山は

当時の旅人にとっては ホっとする休憩ポイントだったに違いない

この通称・下山街道は頻繁に利用しているが 不覚にも法面補強の続きを見逃していた

すでに工事は終わって 時間は経っているようだが

まだ若竹の成長には至っていない

坂の上の段から見た下山街道と飯田城址方向

(2019・4・25)

御殿山法面補強

飯田高校南側の高級住宅地・御殿山の崖地での法面補強

地中に長さ2m鋼杭を打ち込んでアンカーとしネットで斜面を覆っている 右は工事完了の様子

しばらく間をあけての斜面東側の法面補強 工法も隣接工事部分と同じ

下草と桧を伐採したあと斜面に職人が取り付いて 地中にドリルで穴あけ

圧搾空気を送り込んでの作業は山に響くほどの音量

とりあえず今年度の工事は終了したが つづいて東側部分にも着工のようだ

ずいぶんスッキリとした斜面の様子

(2019・4・2)

御殿山法面補強継続

春にひきつづいて斜面の法面補強工事

桧の選定伐採も かなり進んでいる

西側から見た現場

東側からは伐採部分がよくわかる

このあと鋼管パイルを打ち込みネットで固定する工法

*

上部の仮設工事ネットと斜面に目印のビニール紐

斜面に職人さんが数人入っての穿孔作業が行なわれているが

今のところ目立った進展なし

(2019・9・26)

仮設関係も撤去され 一連の工事も完了した様子

ずいぶんとスッキリした斜面 崖上の住宅も眺めが良くなった

旧保育園の敷地に建てられていた仮設工事事務所も撤去

とりあえずはここまでのようだ

(2020・2・6)

 

御殿山法面補強 第4弾

またまた続いての 法面補強

いつものように 桧の伐採から 始まった

垂れ下がったロープは 伐採時の安全のため

このあと 今までと同じように 地中に 細くて長さ 2mほどのボルトを打ち込み ネットを被せる

(2020・11・22)

*

ほぼ工事は終わったようだ

上の段階よりも 東側の斜面 ほとんどまで補強が行なわれている

一応 御殿山の南斜面については 4回に分けた補強工事は終了

(2021・3・11)

 

長坂法面補強

久米街道の長坂の段丘部分にブルーシートが目立つ

通ったついでに 近づいてみたら 斜面の補強工事中

重機に挟まれて 小さなセメントプラント

斜面の切土に鉄網を掛けて 職人さんが命綱で身体を支え

セメント吹き付け作業

(2021・7・8)

*

横目で現場を見れば 前回報告とかなり変わった様子

現場打ちのコンクリートによる擁壁工事が進行している 右写真完成イメージ

施工方法は 近頃流行の型枠兼用で そのまま仕上げになる FRPコンクリート製

これはまだかなり時間がかかりそうだ それにしても道路際に 広い平坦地が出現しそうだ

どんな土地利用が計られるか 注目したい

(2021・10・21)

*

切石地区の法面補強はほぼ完了

つづいて隣接する一色・長坂の法面補強にとりかかった

この部分は地元で久米街道・長坂と呼ばれている古い坂の始まり

ただいつも陽の当たらない坂道で冬場の積雪時には通行止めとなる 今まさにその状態

(2022・1・25)

*

長い時間かかっていた擁壁工事がようやく完成した

ただけっこう複雑な形になった

鼎切石と一色の接するところ 複雑な地籍の結果名のかも知れない

ここに見えるのは全て墓石であり さらに崖の上にも墓地がひろがっている

そんなところも一因か

(2022・4・21)

 

切石崖線法面補強

1ヶ月語 現場にきてみると あの壮観な足場はすでになくなっていた

上の方はメッキされたボルトの頭が並び 最下段ではボルト周囲にセメントを流し込む準備

現場の工事進行看板 それにしても親切な看板だ 町中の目につく土木工事では

すべからく こうでありたい

上の工事写真によれば 部分的にあった法枠を全体的つなげ ボルト補強を施したようだ

*

鼎一色に上る長坂の手前から 長く伸びたレッカーアームを見かけ 近づいてみた

目立たない場所だが 壮観な単管足場が組み立てられていた

既存の擁壁の上の仮設足場だから 補強工事なのかもしれない

上部の建物の地籍は伊賀良北方になる

その北方の崖の上から覗いてみると 足場板の架台が組まれていた

現場の人に聞いてみたら 擁壁の上部に長いボルトを打ち込んで補強するようだ

(2022・10・18)

 

まむし坂下法面補強

工事は進んでいる 下部は間知ブロック積み 上部は斜面緑化工法

ただ いまだ完成形が想像できない

*

飯田美術博物館前から 坂道で段丘をくだると谷川線に出る 地籍は東中央通り

その交差点近くで 大きく斜面を削っている

南側の段丘上の三宜亭駐車場からの現場の様子 左の坂道が まむし坂

工事看板には交差点整備とあったが たしかに ここは谷川線下方面からは左折して

市街地に上るクルマも多い よくわからないが左折車線を造るのかもしれない

(2023・5・29)

 

羽場法面補強

ここはノーマークだった 工事に気づいたのは すでに完了間近 羽場坂バイパスから

かなり大規模な法枠工法による法面補強

古い羽場坂に平行するJR飯田線の線路の上部

かなりデコボコしているので 補強前は崖地だったようだ 下に線路が通っている

こちらは斜面の上部 小道がつづいて 住宅が並んでいる

(2023・11・23)

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