中心市街地公園+城東区画整理公園

 居住環境の条件として 「安全性・快適性・利便性」 があり 近年はそれに 「循環性」 がプラスされている

公園の場合にはさらに 「娯楽性」 も重要で 以上の5条件をふまえて飯田市の公園の観察を試みたい

なお りんご並木も公園化されていますが別項とします こちら 橋南&橋北・市街地公園 →jump

 

 アイパーク・首相来飯 →jump 東栄公園整備 →jump 

※扇町公園 四季の風景は移動しました こちら

 

城東区画整理公園

昭和36年のいわゆる三六災害で大きく氾濫した野底川の周辺で 野底川については こちら

区画整理に伴い都市公園が整備されている その前後像については こちら

いずれも染井吉野が植えられていて 4月には花見ポイントとなっている

西鼎公園

逆側より見たところ

城東2号公園 地場産業センターに隣接しており 通称「地場産公園」と呼ばれている

広さも遊具ももっとも充実していて サクラ以外の季節にも利用度は高い

城東3号公園 住宅地の真ん中に位置していて 一般の認知度は低いのが残念

城東1号公園 主要道路に面していて認知度は高いのだが

あまりにも地場産公園と近いためか 利用度は低いようにみえる

ただサクラの量は非常に多く 地場産公園と役割分担ができそうだが

2012・6・30

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中心市街地公園

1 近隣公園

中央公園

昭和22年の飯田大火後の復興都市計画において防火帯として造られた幅40mの帯状公園である (詳細は こちら

1級河川「谷川」を暗渠にして 5つの部分から構成されている

もっとも下流の長姫町に面した谷川公園 南側(左)が国道151号線

北側(右)は馬場町に面する住居が並んでいる

中央公園 下部は市営駐車場となっていて 手前の長姫橋(通称めがね橋)側より1.5mほど高くなっている

両側は道路になっていて 西側の谷川橋でほぼ同じレベル

8月の人形劇フェスタや飯田まつりでは中心広場となって賑わい

谷川橋より西側 もともと50mの公認プールだったが 埋め立てられ多目的広場

市民祭りの際には仮設店舗出店多数 普段は休日の子供サッカー教室

奥の西側の25mと幼児用のプールは現在も夏季営業

さらにその上の街区の吾妻町公園 谷川暗渠の改良工事中

春の桜の時期には周辺住民の集いで賑やか

8差路の西側の東和町公園 現在道路整備中

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風越公園

もと飯田風越高校跡地 飯田警察署の裏側になる

建物は各種造形講座などに使用されている飯田創造館

樹木も多く ときどき高齢者がくつろいでいるのを見かける

広場ではボール遊びの児童の姿も

一角には野外ステージなどもあるが 忘れられた存在 紅葉時はなかなかの風情

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2 地区公園

扇町公園

飯田市役所の真ん前 駐車場の下に広がる扇町公園

もともと王竜寺川の造ったクボ地を暗渠にして埋め立てた場所 通称「四季の広場」

左上が飯田動物園 そこから坂道を下って行くと東屋にいたる

右上が愛宕神社 10月中頃

南東斜面で居住性よく 動物園に寄った家族連れが弁当を広げる風景を見かける

影になっているが遊具があって 夏場には逆に涼しくて利用者も多い これは12月の風景

こちらは逆に遊具側からの中心方面 6月中旬

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3 街区公園

東栄公園

今までその存在に気づかなかったほど アプローチしにくい場所

柳通りをくだっていって東栄町の住宅地の中 橋北台地の際に 目立たない入り口

右写真のように 下部分と台地部分とから構成されていて

上部の方はけっこう広い遊び場

敷地は飯田こどもの園保育園と旧飯田測候所裏庭に接していて

電柱奥から手前方面には小道が野菜畑の中を通っている

たどってみると なんと旧二本松遊郭の敷地に出ることができた

 

東栄公園整備

その二本松からの遊歩道がこのたび完成 あわせて公園の整備も行われた

二本松の突き当たりから 左へ少し下ると

旧測候所裏へ通ずる遊歩道 正面には公衆WC

北側は10mほどの段丘崖 大規模な擁壁工事が行われていた

その落下防止柵と兼用しての目隠し塀はいささか無粋な姿

上郷段丘が望める場所だが下の住宅が南面するとあっては仕方ないのかも知れないが

目隠しはもっと低い位置に設け 手スリを低いものにできなかったのか

登録有形文化財の旧測候所の奥が東栄公園となる

遊具も一新され この季節快適な場所となっている

旧測候所の表に廻ると右手が公園広場

そこから段丘崖の斜面を下りる階段が続く これもなかなかの大工事が行われていた

ここまでの工事が必要なのか むしろもっと簡単にして上の遊歩道の塀に金をかけた方が

景観的には有効だったような気がする

長いスベリ台もあり 隣の幼稚園の園児が専用の園庭のように遊んでいた

一番低いところから江戸浜町側の入り口は整備されたものの使い勝手は相変わらずだ

(2016・4・26)

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大王路公園

奥に見えるのが古刹「大雄寺」 小さいのだが意外に快適

ただ周囲は住宅地 動きのない風景で 利用者も?

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江戸町公園

枝垂れ桜で有名な専照寺の本堂脇 写真左が納骨堂

アプローチは寺境内を抜けるか 江戸町裏界線からのみ

なかなかいいスポットだと思うのだが利用者は少ない

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4 墓地公園

都市計画公園として寺の墓地が指定されている 市街地では3ヶ所

実態にそぐわないもので そろそろ再考すべきではないだろうか

浜井場公園

江戸町の正永寺の墓地 左写真が裏界線からの入り口 そこから小道を抜けると

境内にいたる 右写真は境内側から なお境内の正永寺桜は有名で季節には

隣の黄梅院から裏界線を通ってここへ さらに上の専照寺までツアー客が歩く

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箕瀬公園

箕瀬2丁目の柏心寺の墓地 左写真 本堂の左を抜けて奥の墓地

これ以外のアプローチはない

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宮の上公園

市街地の北側 大宮諏訪神社に隣接して長久寺 裏手の石段を登ると墓地

右写真奥の門の中には旧飯田藩歴代の藩主ほかが眠っている

丘の上からの東南の眺望はなかなか良い 朝日を浴びての散歩の老婦人を見かけた

市街地方向は逆光気味だが朝靄の風景は捨てがたいものがある

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5 ポケットパーク・児童遊園

浜井町児童遊園

浜井町の集会所の北側 野底川の堤防上 左は道路からの見下ろし 右は遊園地から左の野底川

陽あたりも悪く 居住性はよくない 1月7日のどんど焼きのスペースとしての利用か

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源長川児童遊園

市役所西側 源長川の暗渠上の児童遊園

遊具もほとんどなく 南側は住宅で年中とおして利用は少ない

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アイパーク

JR飯田駅に隣接する駐車場のさらに南側

左に公衆トイレ 右奥がステージ替わりの多目的広場

塀の奥の建物は飯田駅前交番

 

T.O.J.準備会場

ツアー・オブ・ジャパンの4thステージは下久堅の段丘を上下する周回コース

 アイパークでは各チームのテントが用意され選手やらサポートやらで一杯

(2015・7・9)

 

首相来飯

現職の首相が来るとあって 飯田駅前アイパークはかなりの人出

なお「来飯」という言葉は北の飯山市あるいは埼玉・飯能市でも使うらしい

前に犬山市役所を訪れた際 「歓迎・来犬」の文字には しばし考えたことがあったが

来る7月10日の参議院議員選挙は2人区が1人に しかも強力な新人に野党連携

与党も相当な危機感

(2015・7・7)

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デゴイチ広場

崖地の際に建つ橋南公民館に接した広場 JCが運動してのD51がそのまま置かれている

周囲にはソメイヨシノが植樹されている D51402は ど真ん中にあって広場を2分

主要道路に面した北側は陽あたりも悪く 公民館の駐車場としての機能

その裏側 居住性はいいのだが囲まれた雰囲気で ヒトの眼が届きにくいというのはマイナス要因

ただ公民館の集団こども活動ではよく使われているようだ 眺望は今ひとつ

そのデゴイチ広場から 30mほど 東側に下がった 水の手見晴らし台

ここは眼下に松川を挟んで 鼎側のすばらしい眺望 ただフェンスの奥には入れない

安全柵を外側に設けて パノラマスポットとして整備したいところ

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元町児童遊園

正式な名称はわからないが 稲荷神社に接して御蔵公会堂の前広場

周辺は昭和の雰囲気が残っていて 定評のあるところだが 利用率は?

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太宰広場

もともと江戸の学者・太宰春台の生誕地 太宰楼という料亭があり その象徴としての何代目かの太宰松

中央通り3丁目という繁華街 南に向かっていて居住性はよい

もっと周囲に生垣でも配してインテリア性を増すなど雰囲気アップを図りたい

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東中央児童遊園

東中央通りの住宅地にひっそりと存在

2012・1・12

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大門町児童遊園

別の用事で通りかかって発見した 野底川大橋の真下 古い住宅地図をみると たしかに存在していた

当然 居住性も悪く 誰が使うのか全く予想できない

(2014・11・18)

 

春草公園

仲ノ町を下ると 菱田春草生誕地

市民の寄付を主体に 周辺の民家を買収 新公園が誕生した

デザインは地区主体のコンペで決定したという

盟友・横山大観の揮毫による碑の奥に東屋風の休憩所

右はもっとも奥からの全体像

この2枚は江戸町側 何度行っても人の気配はない

いずれにしても出来たばかりで 今後の緑の成長に期待したい

近くの中層アパートに無断侵入し階段室の最上階から見下ろす公園の全体像

(2015・6・7)

 

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