私の好きな風景/景観100人インタビュー

 

93 「鼎名古熊 運松寺」 S.K.さん(70代男性)

うちのお寺も見てちょうだいと 鼎段丘の北端に面して 名古熊神社の東隣 裏側の駐車場から南へグルッと廻り

山門の正面に観音像を見通す たしかに ここは抜群のロケーション 寺院にしては明るい雰囲気

山門の両隣には33体の船形観音像が整然と並び 伊那山地を背景に 墓地の真ん中の白衣観音

足元と抱きかかえて 3人の幼児を配した 慈母観音像といえそう 水子供養も兼ねているようだ

(2022・4・3)

 

93 「大雄寺十一面漢音像」 H.Y.さん(70代男性)

HYさんは下のHKさんの父君である 普段から仏像趣味があって 大雄寺観音を挙げてくれた

境内に入ってすぐの鐘楼の手前に ブロンズ製の観音像 桧の木立の中で常に逆光状態

午後のある時間だけ 観音像に陽が当たり その表情が顕わになる

平成25年 瀬戸市在住の彫刻家・亀谷政代司さんの作 格調ある お姿だ

(2022・2・13)

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1) 景観100人インタビュー

  現在 景観インタビューを折にふれ行っています

  質問項目は以下の3点ですが その答えを中心にして日頃感じていることなどを

  直接聞きながら 感動体験を共有する時間が持てれば と考えています

  Q1 飯田・下伊那の風景で、とくに美しい風景、あるいは「いいな」と思われる場所

     または好きな場所を教えてください。 (例) …から見た …の風景 その印象

  Q2 飯田・下伊那の都市景観で、「いいな」と思われる街角を教えてください。

  Q3 飯田・下伊那の景観で、「好ましくない」と思われるもの・場所を教えてください。

 

2) 私の好きな風景

  以上の景観インタビューの中で それぞれの皆さんから 美しい風景あるいは

  好きな場所としてあげられたものを紹介していきます

 

92 「豊丘はなもも街道」 H.K.さん(40代男性)

国道153号からも望める位置に 鮮やかな花桃の群落 豊丘北小学校の上の段に広がっている

段丘の斜面に曲がりくねって上る 道路沿いに植えられた花桃

木札には 「比国平はなもも街道」とあった

雪を頂く 中央アルプスとの春景色

(2020・5・12)

 

91 「飯田病院展望 レストラン・カスターノ」 A.K.さん(60代女性)

前々から 見上げるたびに 眺めはいいだろうな と思っていたが AKさんの話を聞いて 寄ってみた

なお「カスターノ」とはイタリア語で栗のこと 病院などを統括する医療法人・栗山会からか

風越山を正面に見て 横に伸びる中央道と上飯田の市街地 思わず ワアッと声をあげてしまった

実際の視野はこの倍以上で左右に広がり パノラマ風景を堪能できる

前山の虚空蔵山との重なり具合もちょうどいい 風越山を眺めるベストポイントは ここで決まりだ

これなら夜景もいけるだろうと営業時間を聞いたら 午後4時までとか 残念でした

(2016・12・26)

 

90 「箕輪赤ソバ別天地」 Y.N.さん(30代女性)

箕輪町上古田の赤ソバ畑 中央アルプス北端山麓の里山にポッカリと開いた島のような空間

10数年前には何度も訪れ ランチ持参ですごしたひと時もあった

そのうち赤い色に緑の雑草が目立ちはじめて興味も失ってしまった

今はしっかり管理され駐車場も満杯で都会からの観光客も多かった とYNさん 家族一同で楽しんだとか

当時の写真も残っていなかったので 今回提供をお願いした

(2015・10・18)

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89 「大原きび畑」 M.Y.さん(60代男性)

風越山から天竜川まで 段丘を見渡す雄大な展望 飼料用とうもろこしを刈り取った畑での音楽コンサート

17年ぶりに復活させた張本人は大幅な赤字を覚悟していた

その昔にはスタッフとして会場整理にも加わったこともある

今回 ジャズではなく様々なジャンルのバンド4組が出演 地元出身・松下マサナオさん(右端)率いるユニット

(2014・10・26)

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88 「鼎段丘・矢高公園坂から風越山」 J.K.さん(50代男性)

最近このHPを見たという JKさんより ご意見 「オレは矢高公園の坂が一番」

左は西方向へ少し行った下農テニスコート坂から 右は逆に東方向の旧遠州街道牛草坂から

遠景の風越山・中景の飯田段丘・近景の鼎民家群 見え方が微妙に異なっている

比較検討すれば面白いかもしれない 少しスタディをしてみたい

(2014・6・12)

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87 「北方最上段・佐倉神社からの展望」 H.M.さん(60代男性)

桜の名所として名高い通称・佐倉さま 木製鳥居を通して伊賀良から飯田市街まで見渡す

これは鳥居の前からだが 額縁効果がない分 広がりはあるが遠くに感ずる 樹々は染井吉野の新緑

笠松山麓のいくつかの扇状地の扇頂部からは いずれも飯田市街から伊賀良方面のパノラマが望めるが

HMさんは この佐倉神社からの風景が一番好きだそうだ

(2014・5・22)

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86 「羽場段丘上・陽春の散歩道」 M.K.さん(80代女性)

羽場の四等三角点を行き過ぎると 右手に段丘突端に沿った小道

笠松山を正面に見て 春の暖かい陽射しの中を 300mの散歩

風の出てこない午前 JR飯田線の松川鉄橋附近のパノラマを眺め

今度は陽光を一杯に正面に受けて引き返す

(2014・3・16)

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85 「本町・冬至朝日」 M.M.(60代男性)

12月22日 午前7時18分 本町筋の真正面 伊那山地の矢筈峠に太陽が姿を現した

少し冷え込んで川霧の漂う本町筋を冬至の朝日が貫く

(2014・2・23)

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84 「北辰神社・八幡パノラマ」 J.I.さん(40代女性)

八幡坂西側の高い擁壁の上に建つ 小さな神社

それだけに眼下に拡がる180度の八幡の町並み 右下には宝暦年間の追分道標兼石灯篭

(2014・2・5)

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83 「座光寺・浅間砦下の展望台」 Y.Y.さん(70代女性)

土曽川と唐沢の間の段丘突端部には砦があったという その下に草に覆われた丘 西の山は雪模様

私有地でややマイナーな場所だが 座光寺から上郷の下段(しただん)のパノラマ

(2013・12・25)

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82 「朝日を浴びての神ノ峯・上久堅小野子」 T.T.さん (50代男性)

以下の写真が不満だったので その後 2回現地へ足を運び ようやく撮ったのが これ

しかしまだ満足できない もう少し霧の高さが欲しいのだが

下界は朝霧の中 例の局長さんからせっつかれていたので小野子に登ってみると朝日が充満していた

11月3日のゲタ飛ばし大会用に設営されたステージから 天竜川の川霧を背景に神ノ峯を見下ろす

(2013・10・30)

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81 「鬼面山展望櫓からの飯田遠望」 Y.O.さん(60代男性)

山好きなYOさんが これも早くに挙げてくれたのだが ようやく撮影できた

伊那山地の中央に位置する 標高1889mの鬼面山から ほぼ真西方向

飯田市街地からは15km 望遠で中心を拡大してみた 天竜川と松川に挟まれた河岸段丘

愛宕台地と長姫台地の縁の緑 また高松台地から座光寺・高森方面に続く段丘の緑に注目したい

(2013・10・9)

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80 「風越山遥拝窓・シルクホテル階段室」 Y.H.さん(60代男性)

何かの会合が終わって4階から階段を降りるとき 踊り場の窓からの風越山に感動したという

頂上に白山神社の奥宮があって その昔には町場に遥拝所もあったとか 邪魔な電線も見えないし

山の形もいいよね という位置関係 母校・東中学校とが窓の額縁に見事に納まっている

シルクホテルはもともとは製糸工場 現当主の叔母さんが中学の同級生

(2013・7・9)

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79 「箕輪町木下・南宮神社前の火の見櫓」 S.K.さん(30代男性)

箕輪の澄心寺庫裏を見学の折 南宮神社の大ケヤキ群を見に廻ったところ 巨大な火の見櫓に遭遇

早速 飯田在住の火の見櫓研究家SKさんに連絡したところ 即 見に行ったらしく 興奮した様子での報告

このスケールと造形は今まで見たものでは 東の横綱クラスじゃないか

蕨手の付いた八角形の屋根 3段の円形のステージ さらにその1段下にも四角いステージ

銀色ペンキでキチンと塗装され 巨木たちに負けじと屹立している

(2013・5・26)

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78 「Kさんの秘密展望台」 E.K.さん(70代男性)

畑のあいだの南に面した小さな傾斜地 鉄骨の端材が並べられた階段を登っていくと

午後遅く西に傾いた陽射しの中 松川を挟んで鼎段丘の風景 大きな建物は結婚式場

(2013・5・12)

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77 「豊丘村・百体庚申枝垂れ」 Y.H.さん(60代男性)

豊丘中学校の崖下に 江戸末期の百体庚申と枝垂れ よく陽のあたる上部は五分咲きだが

下の枝は 未だ三分咲きというところ

庚申塚といえば 一般的には60年に一度 庚申の歳に建てられたもので せいぜい5・6基

調べてみると江戸末期には百庚申という信仰が流行し 関東にも多数の例があるらしい

並べ方もいろいろで ここでは ほぼ北に面しているためか 暗い印象でやや不気味な雰囲気

こちら飯田市下久堅小林の百庚申塔は民家の庭先の西向き斜面に並べられている

年代的にも ほぼ同じころのようだ なお上村の木沢にも百体庚申があるらしいが未確認

(2013・4・14)

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76 「旧旅荘・蕉梧堂」 T.T.さん(50代男性)

 都会の有名人が数多く宿泊したと 飯田の近代史にしばしば登場するが これとは別で大火で焼失

 同じ名前の和風建物は松川を眼下に納める段丘の突端本格的な茶室を備えた住宅で

もともとは飯田藩家老の脇坂氏の屋敷地だったという その庭先に この季節 周囲の桜にさきがけ

淡いピンクの梅が映えている

(2013・3・31)

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75 「川路大橋・俯瞰走行」 T.M.さん(60代男性)

下条方面から天竜峡への入り口を越えると 区画整理された川路の平に下っていく

クルマを留めることもできず 一瞬の俯瞰風景を眺めながら

なんとなく豊かさを感じてしまうのも事実

(2013・3・3)

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74 「鼎中平・頭上ビル群」 R.H.さん(40代女性)

RHさんによれば この道路をクルマで走る時 正面のビルが浮んでみえるという

たしかにちょっと面白いなという感じはしたことがある 少しスタディをしてみたい

(2013・2・18)

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73 「与田切大橋・中央アルプス」 Y.O.さん(60代男性)

かねてより建設中の橋が開通した という連絡をくれたので 早速現地へ

飯島町本郷の台地で 中央アルプスからは距離があるため 右手の西駒・宝剣岳まで望める

全長は358m 与田切川の渓谷を横断

伊南バイパスは駒ヶ根方面へ さらに中田切川を大きく渡る橋が この先建設中

右手の空木岳から南駒・越百までを正面に見るのだが 橋の歩道は逆側 今は交通量が少ないので

通行するクルマの間に なんとか撮影はできるが 将来は不可能となりそうだ

(2013・1・3)

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72 「富士見台」 M.K.さん(70代男性)

南信州の高原として人気の富士見台 もっとも富士は見えないという説が多いが こちらは南アルプス方面

生まれが伍和のMKさん 小学校の頃の登山の思い出とともに 先頃も登ってきたと言っていた 1739m

一般的には阿智村の保養施設・萬岳荘から30分の登りで到着だが 林道は一般車通行禁止

園原からヘブンスそのはらのロープウェイ・リフト・シャトルバスを乗り継いで 萬岳荘にいたる

往復で計3500円 阿智村もしっかりしてる こちらは御岳方面

こちらは中津川方面 中央道が手に取るように見える

中津川からは林道をクネクネと御坂峠にいたり萬岳荘までクルマで登ることが可能

右の山塊が恵那山 なおヘブンスそのはら は開発前 某建設会社の依頼でセンターハウスの計画をしたことがあり

山肌を下って現地に到達した 音のまったくしない不思議な空間だった

(2012・11・12)

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71 「大平宿」 K.H.さん(70代男性)

しばらく見かけないと思っていたら 入院しているとの報せを聞いた

大平宿にかける情熱は市民全員が認める 山用品店舗のオーナー

その昔にはチロリアンシューズを造ってもらったこともある

この建物は大平宿のちょうど中間あたり 火災で焼失の「下紙屋」をそのまま再建したもの

梁などは古材を使用しているようだが KHさんの熱意がなければ実現しなかったのではないか

早くよくなってもらって元気な姿をみたい

(2012・10・25)

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70 「笠松峠展望台からの飯田市パノラマ」 Y.O.さん(60代男性)

ここも早い段階であげてくれたのだが 前回登った時は霞んでいて しかも逆光だった

今回は雨が上がっての翌日 昼まで待って梅ヶ久保から登ってみた

想像通り 午後の光を浴びて飯田市街地の見事なパノラマ

山登りが好きな YOさん ここと松川町の小八郎岳からの展望を教えてくれた

中心部を拡大してみた 右に追手町小学校 中央に再開発ビル群 その下に市役所

左上に飯田高校と瀬口脳外科 左下に飯田病院 なお我が家の小さな屋根も確認できた

(2012・10・1)

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69 「平岡ダム」 S.K.さん (30代男性)

県道1号線を泰阜村から天龍村平岡方面

遠山郷からの国道418号との合流の少し手前 右手の木陰を通して平岡ダム

戦前の中国人・朝鮮人徴用という負の歴史遺産でもあるのだが

たしかに並んだ12の水門は リズミカルな美しさ 近年はそれらを愉しむダムマニアが増殖中

SKさんも2度目の登場

(2012・8・27)

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68 「雪の朝・飯田上空」 S.M.さん (30代男性)

すでに飯田を離れて17年のSMさん 昨年の福岡フライトの際の写真を送ってくれた

3月下旬の朝7時頃 右側座席からの撮影だそうだ

少しアップして 右上が飯田中心市街蜘 松川を挟んで伊賀良・山本方面

左下に二ツ山と三ツ山 その間を通る中央道 地図通りの上空からの眺めに感激した2分間だったという

市街地の真上を通る航空路では JALの赤い垂直尾翼が肉眼で また夜間には客席の明かりが

双眼鏡で見えるほどだが これは下条村の上空あたりを通過するルートのようで 高度もそれよりは高そうだ

(2012・7・30)

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67 「谷川橋地下空間」 N.K.さん (30代女性)

中央公園下の市営駐車場から 中央公民館前の公衆トイレ脇まで

谷川橋のアーチ下をくぐる歩行者通路 地下探検といえば大げさだが

昭和27年竣工 大火後の区画整理当時の雰囲気が かすかに漂っている 右は公衆トイレ側から駐車場方向

りんご並木に向かう広い道路 この部分が橋だと認識している人は少ないのではないか

前に「鉄子」傾向を告白したNKさんだが また好奇心の幅をひろげたようだ

(2012・7・16)

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66 「喬木村・九十九谷の稜線俯瞰」 K.F.さん(60代女性)

たしか小学校の遠足で来たことがある 当時は木も少なく急斜面が怖い感じもした 深い谷が入り組んだ地形

今はその下 100m 湿地の九輪草の群生が有名で この飯田市と喬木村境界の稜線の遊歩道は忘れられた存在

その稜線から喬木村大平方面 この日は午後から雨の予報で煙ってはいるが

アカシアの花を通して俯瞰角度も相当なもの 晴れわたった日にもう一度登ってみたい

(2012・7・2)

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65 「豊丘村福島・カフェそらくぼ からの中央アルプスと前山」 R.K.さん(60代女性) F.K.さん T.T.さん

インタビューの早い段階で数人があげてくれて 2度ほど訪れてはみたが 当方には

それほど眺望が優れているとは思えなくて 今になってしまった

そんな話を FKさんにしたら 店に入ってノンビリしないと良さはわからないよ と諭された

おそらく店内では視点が上がって 邪魔な下草が見えなくなるため と思われる

ただ これはそのずいぶん下の道路からの風景で 個人的には やはり天竜川が欲しくなるのだ

さらに 「そらくぼ」 というネーミングが巧みで 景観イメージを造り上げているような気がする

(2012・5・24)

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64 「天竜舟下り時又港より川路堤防空間」 M.S.さん (30代女性)

たまたま先日堤防桜を見に自転車を積んで出かけていたので その時の写真を流用

河川空間の拡がりという点では この近辺では座光寺河原と並んで貴重

左に振って左岸の堤防内 

なおMSさんはもう1ヶ所 家の近くの豊丘村 林公園のパノラマをあげてくれた こちら

(2012・5・12)

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63 「城址桜の競演」 Y.N.さん (50代男性)

連絡を受けて急いで下馬場町へ いつもは逆光だが朝のうちなら大丈夫

左上が安富桜 右上が夫婦桜 左下に谷川崖桜が2本

例年なら順番に咲いていくのだが 開花の遅い今年は一斉に開いたような感じ

(2012・4・14)

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62 「二ツ山中腹から見る大瀬木と風越山」 S.N.さん (60代男性)

二ツ山は典型的な里山で その中腹の植林道からは旭ケ丘中学など

なだらかな大瀬木から三尋石地区の向こうに 形はあまり良くないものの風越山まで遠望

正月には地区の皆で御来光を見に登ったというが 近頃は樹木の背が高くなって いつしか止めてしまったという

こちらは別地点から大明神原方向 正面は笠松山 左手前は三ツ山

(2012・3・26)

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61 「飯田風越高校通学路から見る飯田市街」 M.K.さん (50代女性)

他の季節には果樹の緑に邪魔されて全景は臨めない 薄曇の1月の中旬

もう1段上からの方から少し望遠で やはり立体感は増すようだ

撮影していたら女子高生に「夜景もキレイですよ」と念を押された そのとおりでしょうよ

(2012・1・23)

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60 「ポニー牧場から見る風越山の裾野」 S.0.さん (60代男性)

SOさんは2度目の登場 自分で撮影した写真をメールで送ってくれた

正面に仙丈岳 右に中央道の4月初めの風景 正確にいえば風越山というより野底山の裾野

(2011・12・26)

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59 「朝の宮の上公園」 M.M.さん (70代女性)

「宮の上公園」は都市計画公園となってはいるのだが 実は大宮諏訪神社に隣接する長久寺の墓地

飯田市街地の東北の高台にあり 朝日を浴びながらのMMさんの散歩コース

右の門の奥には歴代の飯田藩主の墓が並んでいる

朝の太陽を浴びると 脳内物質セロトニンが分泌するというから

ここで市街地のパノラマを眺めれば1日の元気も出てきそうだ

(2011・12・13)

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58 「正永寺原の公孫樹」 J.I.さん (40代女性)

風越山の麓 その昔 正永寺があったという正永寺原の大イチョウは飯田市の天然記念物

羽場公園の遊具の最上部から望遠で眺めたところ ひときわ目立つその姿

樹齢は450年 樹高は40m さすがにこのくらいのデカさとなると

黄色一色というわけにはいかず 黄緑の部分もあれば もう葉が落ちている部分もある

(2011・12・6)

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57 「高鳥屋山頂からの中央道山本インター附近の展望」 S.N.さん (70代男性)

山頂小屋の前からの眺望 山本インターから水晶山 伊那谷道中まで 山本の全景

少し右に移動して中心部をアップ

(2011・11・29)

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56 「愛宕神社の紅葉」 N.K.さん (70代男性)

愛宕神社は中心市街地から10分程度の中世の城跡

春は清秀桜と千代蔵桜 ほかに染井吉野 そして11月下旬から12月にかけてはイロハモミジの紅葉

近場では一番の色の鮮やかさ

ここは愛宕町に下りる石段脇

境内から王竜寺川の大久保町の由来となった窪地を挟んで中心市街地を望む

NKさんをはじめ有志で毎年両時期にはライトアップ

(2011・11・22)

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55 「箕輪町上段広域農道沿い・きぬた農園のイチョウ畑」 K.N.さん (30代女性)

伊那市から中段の道路が辰野方面までつながったため あまり通らなくなってしまったが

見事な銀杏の黄色一色は健在 最盛期を過ぎ一部はすでに丸裸状態 ギンナンの匂いと

落ちる葉が他の葉にあたる音 帰り際には意外にも若い家族連れが数組

(2011・11・15)

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54 「旧清内路村・観音山公園から下清内路地区の俯瞰風景」 A.H.さん (40代男性) F.K.さん

山間の集落に晩秋の陽光 いつもは下の国道を通り過ぎるだけだが

ここにも確かな暮らしがあることを実感する

(2011・11・8)

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53 「秋葉街道・知久平上からの風越山」 M.Y.さん (50代男性)

今は足を痛めて長い距離は歩けないというが 小川路峠は両方から越えたというMYさん

上久堅から下久堅まで 旧道は直線的で意外に近い そのかわり急坂の連続 ここもその途中で

桧の林の間に風越山を望む 額縁効果がいい感じに効いている

(2011・11・1)

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52 「山本・青木の平」 M.H.さん (60代男性)

何を言われても怒らない という高校同級生 おっとりした元造り酒屋の御曹司は

現在飯田市で1社だけの酒造会社の社長 また渓流釣りの名人でもある

地元の川にも詳しいが 湯川と梨子野川の源流域のちょっとした平をあげてくれた

幕末 天狗党も赤報隊も通ったという古い街道の峠でもあるのだが

意外に眺望が利かず 隠れ里の雰囲気を感ずる 標高 830m

(2011・10・25)

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51 「竜東高台からの夜景」 M.K.さん (30代女性) F.K.さん M.Y.さん K.M.さん

天竜川の左岸の高台からは手前の余分な風景が全部消されるので どこからでも見事な夜景

ただ写真に撮るのが難しいので 同じ写真の使い回しになってしまった

右が飯田中心市街地 左がアップルロード

(2011・10・18)

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50 「中川村陣馬形からの眺望」 K.K.さん (20代男性) F.K.さん T.T.さん S.S.さん

愛宕町の酒蔵周辺で写生の5年生を引率していた小学校の先生のKKさん

ほかにもここ陣馬形山(標高1445m)からの眺望をあげる人は多い

この日は少しガスが懸かっていて しかも中央アルプスは雲の中

南駒ケ岳から空木岳あたりが見えるはず 雪山ならば こんな感じ →jump

右手が駒ヶ根市街

正面が飯島町の市街地 天竜川から中央アルプスまで連続する眺望は

クルマで行けるところでは まさに伊那谷随一と言ってよい

頂上よりやや下ったところから南方向を望む 飯田市街はちょうど霞の中の左手あたり

(2011・10・3)

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49 「平岡・羽衣崎附近のJR飯田線」 A.O.さん (60代男性)

平岡ダムのすぐ上 天竜川の右岸の屈曲点「羽衣崎」の対岸の飯田線線路

トンネルを入って次の駅は 「為栗(してぐり)」 

クルマを停める場所がなく 後ろから大型トラックに猛烈な警笛を浴びせられた

左に平岡発電所を見て 南斜面の集積は長野県最南端 天龍村の中心地 平岡

ここは鶯巣方面からの展望地点 ちょっとした空き地がありがたい

(2011・9・26)

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48 「下条親田高原そば畑」 F.K.さん (50代男性)

ズラリと18ヶ所をあげてくれた FKさん 陣馬形に次いで 2番目に下条村上野原のそば畑

標高 600mくらいに あたり一面の白い花

こちらは少し上がったところで ピンク色は別の雑穀のようだ

(2011・9・21)

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47 「天龍村坂部(さかんべ)北斜面集落」 H.S.さん (50代男性)

民俗学が専門のHSさんは 毎年1月4日の「冬祭り」で有名な 長野県南端 八嶽山の北斜面の集落に

中世の城郭の雰囲気を感じるという 天竜川対岸の中井侍方向からの逆光撮影

 他にあまり例のない北斜面集落 なぜここが選ばれたのか 

たしかに熊谷氏主従にとって要害堅固で 集まって住める この附近では珍しい山腹の平の存在か

平の突端は元分教場 現在は特産「柚べし」加工場をふくむ活性化施設 「夢工房・左閑辺屋」

標高はここがもっとも低く400m 水田もあるようだし 意外と住みやすいのかもしれない

(2011・9・12)

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46 「上久堅小野子(おのご)中原のサンセットポイント」 A.S.さん (30代女性)

小野子は標高800mの竜東地区卯月山の西斜面 恵那山に沈む夕日がキレイだそうな

実った粟の穂越しに ちょうど神ノ峯を見下ろす感じ 右上にはうっすらと風越山

 前述の局長さんによれば 時として霧に浮かぶ島のような神ノ峯の幻想的な風景が出現するという

神ノ峯については こちら

(2011・9・6)

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45 「下市田旧道散歩」 K.S.さん (60代男性)

ここはKSさんの自宅近くの旧道 早朝の散歩が日課だという

桧林を抜けて 吉田河原方面を見る段丘の中腹

(2011・8・29)

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44 「在りし日のりんご並木三角トイレ」 N.S.さん (50代男性)

すっかり高校教師が板に付いたNSさん 好きな風景の一つは大瀬木の並木道だそうだが(no.3参照→jump

再開発ビルが出来る前 公衆トイレ設計コンペでの最優秀作 NSさんの今はなき作品

当方は4角+3角の変則5角形を提案したが 明快なこの正三角形案に敗れた(写真が出てきたので敬意を表して)

(2011・8・15)

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43 「喬木村運動公園からの段丘風景」 M.K.さん (50代男性) K.M.さん(20代女性)

ここに隣接して喬木中学校 その1段下に喬木第一小学校

少年時代のMKさんの原点風景

(2011・8・8)

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42 「根羽村月瀬の大杉」 J.M.さん (30代男性) T.T.さん (50代男性)

遠くからは意外に目立たないのだが 近くに寄るとやっぱり大迫力

高さは42m 樹齢1800年との伝承

雷にも遭わず 風にも耐えて ここまで大きく残っているということは

場所にもよるが幸運な木でもあるということ その強運を分けてもらいたい

(2011・8・1)

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41 「大鹿村上蔵・福徳寺周辺」 M.S.さん (10代女性) F.K.さん(50代男性)

MSさんは短大の学生さん 根っから住んでいる ここ上蔵(わぞう)が好きな様子 標高800m

福徳寺本堂は1160年創建 小さな阿弥陀堂といった国の重文 遠くに雪をいただく赤石岳を眺める春先風景

それから30年後 飯田歴史研究所建築史ゼミの見学会で訪れることができた

相違点は裏手の牧草地にシカ除けの柵ができたことぐらい

周辺の集落も一体感のある落ち着いた雰囲気 「日本で最も美しい村」連合に加盟した大鹿村の代表的景観だと思う

なおこの写真は20数年前のポジフィルムを発見しスキャンしたもので 現在とは多少異なっているかもしれない

(2011・7・25)

その牧草地に地主の方より入らせてもらったので ほぼ同じ角度の写真が撮れた

道路整備は進んだようだが 集落風景は あまり変わっていない

(2020・1・7追加)

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40 「下条村極楽峠」 T.S.さん (50代男性) T.F.さん (30代男性)

浪合に抜ける極楽峠の手前の展望台 「極楽峠パノラマパーク」 標高は1240mくらい

上伊那陣馬形山と並び 定評のある伊那谷南部パノラマポイント

左が阿智村から飯田市山本周辺 右は下条村中心部

ただ飯田市街地は視界真ん中の水晶山に邪魔されて見えるのは半分ほど

(2011・7・18)

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39 「駄科旧道毛賀澤橋」 S.K.さん (30代男性)

「飯田で最も古い橋ではないか」 昭和 8年竣工で洗い出し仕上げはボロボロ

そんなところが廃墟趣味のあるSKさんのお気に入り 

上の国道151号より見たところ 向こうに見える橋はJR飯田線の鉄橋

毛賀から駄科さらに時又にいたる旧道で 当時としては良く利用されたようだが

切り通しができてからは近所の人だけが使うようだ

(2011・7・11)

上記 毛賀沢橋は架け替え 趣のあった古い橋は姿を変えた

(2020・4・28)

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38 「高森町吉田 城山・光専寺」 H.N.さん (40代男性)

吉田の平の南端に小高い丘 その中腹にある光専寺

ここの雰囲気が好きだ と高森役場の若手ホープ HNさん

頂上には城山公園 北側を見下ろすと大きな本棟民家 「宮島家」 (no.7 に正面写真→jump

(2011・7・6)

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37 「旧東洋大セミナーハウス」 K.K.さん (40代女性)

豊丘村の高台に建ち 主要部分の平面は扇面形 屋根はスリバチ状の曲面でアスファルトシングル葺き

1990年竣工 当時いくつもの建築雑誌にも取り上げられた この地元の建物が KKさんはとくに好きだという

段丘の突端に建っているので眺めはよい ただ真下方向には豊丘中学校があり眺望は今いち

北側は順光で大きな空 東洋大から寄贈を受けた村とその後運営委託した団体とは係争中

なんとか再利用したい 隣の老人福祉施設と連係した コ・ハウス的なものにリノベーションできないか

(2011・6・29)

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36 「天龍峡の奇岩群」 M.S.さん (50代男性)

明治15年に天龍峡十勝として書家・日下部鳴鶴が命名したという奇岩群も

130年の時を経て忘れられがち 天龍峡についてはこちら

もっとも有名な高さ50mとも70mともいわれる

巨岩「龍角峯」の根元に天龍ライン下りの小船が着いたところ

(2011・6・15)

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35 「諏訪大社めぐり」 S.0.さん (60代女性)

何か願い事があれば諏訪の大社めぐりをするというSOさん

下諏訪町の下社春宮から秋宮 茅野市の上社前宮と本宮をグルッと廻るのだという

上の写真は上社本宮にて数年前見かけた結婚式のご両人

なかなかカッコ良かった 次回はここで

(2011・6・7)

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34 「殿岡変電所下からの風越山」 M.Y.さん (30代女性)

MYさんから指摘されるまでは あまり気がつかなかったのだが

ここは自転車でよく通る坂道 毛賀沢川の向こうの鼎一色の台地

その額縁効果なのか こころなし風越山が大きく見える気がする

なお新緑の中の黄色は この季節 落ち葉となる笹の葉の色づき

(2011・6・1)

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33 「三穂・伊豆木・弟川沿い」 T.K.さん (60代男性) Y.I.さん(30代男性)

飯田市の南部 伊豆木は二つの平から成っていて

こちらは三穂小学校の台地から小笠原書院に広がる上段で まだ春先 田植え前の風景

右端の桜に 小笠原書院と母方がその領主の末裔だという妹島和世さんの設計・小笠原資料館(こちら

なんでもアメリカの成り金が自家用ジェットとヘリを乗り継いで 観に来たという話

伊豆木にも お隣の立石同様に なんとなくのんびりした しかし豊かな空気が流れている

学校下のTKさんは 「定年退官後は ここで農業をやるんだ」 と張り切っていた

(2011・5・25)

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32 「高森町不動滝」 H.K.さん (50代男性)

HKさんに見せたら 「水量が少ない 緑の季節じゃなきゃ」 とダメ 出し

高森町の観光資源でもトップクラス 4kmの山道 1100mの高さへクルマで行けるのはありがたい

落差35mとも 50mとも 冬には氷瀑 またパワースポットだという人もいる

それにしても滝の写真はむずかしい 迫力のある滝壺には近づきたいし

そうすると高さが見上げになって表現できない そこであえて合成せず 2段写真にしてみた

(2011・5・16)

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31 「下久堅虎岩・常信院からの天竜川・飯田市街・風越山」 T.T.さん (50代男性)

情報通で景観にも一家言 その局長さんに教えてもらったのが ここ虎岩の高台の禅院

開善寺からの帰途上ってみた 境内には2本のエドヒガンの古木が満開

(2011・5・10)

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30 「追手町小学校・追手橋附近」 S.O.さん (60代男性)

旧飯田城の三の丸に建つ追手町小学校は昭和4年竣工の登録有形文化財

前に これだけを見に京都から来たという若者に出会ったことがある

その脇の桜の花びらの空堀の坂道の上に 昇降口・グランドに通ずる追手橋

竣工は昭和31年ということで SOさん自身も お嬢さんも 今はお孫さんも通っているためか

少し思い入れがあるようだ

(2011・5・3)

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29 「柿の季節の上街道・高森吉田附近」 K.T.さん (40代女性)

市田柿にかぎらず 柿の実った風景は郷愁を感じさせるようだ

飯田市の隣 高森町では天竜川の河岸段丘として 幾重にも豊かな田園風景が広がる

ここは県道飯島飯田線 通称「上街道」から 吉田方面を望む場所 上からは2段目

右端に元は農協施設で土蔵風の倉庫がいい雰囲気だったのだが いつのまにか解体

(2011・4・28)

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28 「三穂・立石の里」 M.T.さん (30代女性) K.M.さん(50代男性)

MTさんは研究調査で訪れた立石が いたく気に入ったようだ

伊豆木から まだ3分咲きの「柳桜」を見て 別曽峠を越える

道は大きく曲がりながら立石の集落に下っていく

なおここを立石峠と呼ぶ人もいるようだ

西北の高台 日枝神社から見る集落風景 大きな杉が有名な雄杉雌杉

小さな峠に隔てられた集落は標高も高くなく 緩やかな南傾斜で住み良さそう

少し別世界という感じ だから別曽峠からのプロセスそのものが里のイメージ

(2011・4・21)

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27 「桜の点在する段丘端部の里山風景」 S.S.さん (60代男性)

今年定年だという歴史好き・写真好きのSSさん

緑の中にピンクが彩を成す風景に春を満喫するのだという

これは国道151号新川橋から西の段丘を見たところ

左に万寿山の桜群が見えるが まだ少し早いようだ

(2011・4・17)

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26 「久米街道長坂からの飯田市街と仙丈岳」 H.W.さん (30代女性)

鼎一色へ上る坂道で通称 「長坂」 普段はクルマだから じっくり見ていることなく通り過ぎるが

たまには歩いて上ってみたい 少し望遠で撮っている

こちらは上の写真よりも 5mほど視点の下がった新坂から

視点が下がるほど雪山は市街地に対し下がってくる

(2011・4・6)

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25 「天竜舟下りでの南原橋」 S.M.さん (50代男性)

舟下りやラフティングでは 頭上40mの大きな景観対象

川面からは もっと見上げる形になる 美しい姿だが常に逆光状態

(2011・3・30)

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24 「天竜峡より南の飯田線風景」 N.K.さん (30代女性)

下条村との境 万歳大橋際の砂利採掘専用道路を 阿知川左岸に沿って下っていくと

突き当たりの天竜川との合流点の正面に飯田線 ここは秘境駅の金野と千代の間あたり

おりしも午前の「特急 伊那路」が左手の千代方面から金野駅方面へ駆け抜けていった

好奇心の旺盛なNKさんは 「最近 鉄分が増えてきた」 とカミングアウトした

(2011・3・24)

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23 「山本から見る南アルプス」 M.N.さん (20代女性)

中央道山本インターへ通ずるジャンクション附近(標高620m) 二つ山と城山の間の南アルプス

飯田市の西部 阿智村と接する山本の高台在住のMNさんは

西部山麓線の眺めの良さをあげつつ (西部山麓線については こちら

やはりゆっくりできる展望台的な施設が道路端に欲しいとの要望

(2011・3・17)

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22 「天竜川の川霧」 T.T.さん (50代男性)

景観に敏感な人ほど川霧の風景を印象的とあげる傾向がある

日常的な風景にくわえ 季節・時間・気象に現われる一瞬を楽しんでいるようだ

これはまだ陽の昇る前の中央道高速バスからの天竜川の川霧

中央の光は窓に反射したフラッシュ

(2011・3・9)

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21 「万古(まんご)渓谷 沢登り」 K.N.さん (50代男性)

季節は目まぐるしく移り ここは沢登りとして定評のある「万古渓谷」

泰阜村二軒屋キャンプ場から約7kmの秘境ツアー

途中いくつもの滝があり これは不動滝

さらに唐沢の滝 ここがほぼ終点で飯田市の千代法全寺地籍 全行程5時間50分

ずっと前に誘われたことがあったが行きそびれ 今となっては体力的に自信がない

それで以上の写真は泰阜村公式ホームページから 快く許可をいただいての転載

(2011・3・2)

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20 「箕瀬坂肩口からの鼎パノラマ」 T.N.さん (20代男性)

店の前で落ち葉を掃く手を休めて答えてくれた

若い人が常に景観を意識してくれているというのはうれしい限り

右手は久米路橋から伊賀良北方方面

左手は八幡方面のほぼ180度のパノラマ

なお箕瀬坂については こちら 

(2011・2・23)

(撮影日 2011・2・15 雪の朝)

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19 「上郷山田体育館グランドからの南アルプス」 H.O.さん (70代男性)

今年は八十路を迎えるというHOさんは観光ボランティアガイドとして活躍

南アルプスを遠望するポイントはいくつかあるが ここは上郷の山つけ 山田体育館の1段上のグランド 標高660m

遠くへ行く時間のない時 案内するとか

(2011・2・17)

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18 「風越公園からの上郷台地高松方面」 M.I.さん (40代男性)

さすが若手ながら街歩きの達人のMIさん ピンポイントで数ヶ所教えてくれた

そのひとつが 元の飯田風越高校 現在飯田警察署裏の風越公園

その一角にある飯田創造館と公衆トイレの間のビューポイント

冬の朝 上郷台地高松方面 右手に飯田高校のシルエット

ある時 すぐ下を流れる野底川の川霧に浮かぶ幻想的な光景を眼にしたそうな

いつかその風景を見てみたいもの

(2011・2・10)

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17 「小黒川のミズナラ」 H.T.さん (60代男性)

清内路の国道から5km山道を入ったところにある高さ18m樹齢推定300年の巨木

HTさんは時々訪れては勇気をもらうのだという うーん わかる!

(2011・1・26)

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16 「新野千石平入り口・大村湖の残照」 T.F.さん (30代男性)

本人撮影による写真 「感動した風景」として即座にあげてくれた

一瞬一瞬に感動する その時 新たな希望が湧いてくるように思える

ただ常日頃感じていることだが なにか「景観楽」とでもいうべきものがあって

風景に親しむというか 楽しむには ある技術が必要なのか とも思う

(2011・1・17)

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15 「ハーモニックロード・アトリエからの段丘風景」 Y.I.さん (60代男性)

高森町ハーモニックロード その1番いい場所に工房を造ったという ご自慢のロケーション

(2011・1・12)

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14 「丘の上の大虹」 S.S.さん (50代男性)

松川を挟んで丘の上の飯田市街を広く望む場所 そのパノラマの素晴らしさには諸手をあげて賛成 

それについては「タテ長フォト構図」でも報告 こちら

12月22日午後2時ころ 安デジカメでは入りきらない大きな虹を撮影できたので 無理やり合成してみた

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13 「飯島町から見た雪の中央アルプス」 T.H.さん (60代男性)

上片桐から飯島町へ 農免道路と県道・飯島飯田線が合流する 正面に南駒ケ岳から空木岳の雪山

このセブンイレブンはすでに廃業

駒ヶ根からの西駒ケ岳よりも 飯島町からの雪山の連なりの方が好きだとか

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12 「晩秋のアップルロード銀杏並木」 S.S.さん (70代男性)

息子に代を譲った葬儀屋さん 街で出会ったので聞いたところ

感動に満ちた口ぶりで答えてくれたのが印象的

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11 「秋の朝 霧に浮かぶ南アルプス」 M.I.さん (40代女性)

上のような お題をいただいたのだが これが難しい 東の南アルプスは完全に逆光

安デジカメでは何も写ってない という状態 11月上京の折 車窓から

3・4回試したあげくの 晴れた朝 でもちょっとイメージとは違いそうだ

霧風景補足

この日は なぜか午後まで霧が残っていた あわてて市街地を見渡せる場所に急行

上の写真とほぼ同じ位置から 霧に煙る上飯田の丸山あたり

さらにこれは滝ノ沢の上段から見た市街地中心部

なかなか感動的な風景だった

(2017・12・14)

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10 「高森町丸山公園」 N.H.さん (20代女性) T.N.さん(40代男性)

高森町中段フルーツロード下 芝生の公園

左の洋菓子喫茶 「みつばち」 のベランダ席からも いい眺望だが

右の芝の小山の向こうに天竜川の河岸段丘が広がる

これは対岸の豊丘村河野方面に少し振ったところ

(2010・12・9)

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9 「舞台桜と麻績校舎」 M.K.さん (30代女性)

飯田周辺の古い1本桜を好きな風景としてあげる人たちは多いが

これは飯田市座光寺麻績神社前の枝垂れ「舞台桜」 右手には明治6年完成の県宝「麻績学校」

計画途中から小学校に転用された農村舞台建築 詳細はこちら

花の季節には地区あげてのイベント 周りの大きな敷地は訪問者で賑わう

旧飯田城の安富桜と並んで飯田屈指のロケーション 1本桜についてはこちら

(2010・12・1)

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8 「天竜川左岸段丘からの飯田市街地パノラマ」 K.H.さん (50代男性)

ほぼ4人に1人が竜東段丘からの飯田市街地のパノラマを好きな風景としている

とくに竜東に住んでいる人や育った人は例外なくあげる傾向 それぞれが独自の景観ポイントを持っているのだが

これは「風の学舎」を管理する KHさんの自慢の風景 たしかに足元の天竜川から風越山まで連続する見事なパノラマ

(2010・11・22)

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7 「本棟民家ふるさと」 Y.K.さん (30代男性)

高森町吉田の元造り酒屋の宮島家 改修された間口10間の堂々たる本棟

周辺には数棟の本棟民家が現存 新築住宅も本棟風が多い

この近辺の田園風景には なんとなく豊かさを感ずる

(2010・11・20)

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6 「北方公園プロムナード」 Y.Y.さん (50代女性)

飯田市西部 北方区画整理地区の都市計画公園 北方公園

そのメイン・エントランスの前の水路とプロムナード

もう少し進むと 色づいた樹々そして逆方向から見る

YYさんの自宅はこの真ん前だという 羨ましい最高の敷地だ

(2010・11・11)

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5 「四季の広場・斜面仰観」 E.F.さん(30代女性)

ユニークな発想をする人らしく 旧飯田城の空堀の坂道を上下するのが好きだという

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4 「箕瀬入口」 K.T.さん(60代男性)

箕瀬(みのぜ)は飯田の段丘から坂を上って旧城下にいたる三州街道筋

今は商店もまばらな住宅地になってしまったが

現在市庁舎改築が計画されており 左側一帯は姿を消しそう

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3 大瀬木・島垣外線 「かつらブールバール」 M.G.さん(30代男性) N.S.さん(50代男性)

国道256号大瀬木の交差点から運動公園通りへ下る並木道

中央道より上の新設部分はハナミズキの並木

中央道より下は桂の並木 こちらは開通からかなり時間が経って 目通り30cm以上に成長

広告や看板がなくて落ち着いた幅員16mのブールバール

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2 「本町ロングビスタ」 M.M.さん(50代女性)

もともとは三州街道の通り道で昔は問屋が立ち並んでいた

4丁目の真ん中あたりで少し左カーブ(以下の写真は望遠)

その先はほぼ直線で600mを約3%の勾配で下っていく

飯田市街地では最もロングビスタが利く通り

MMさんはここを見通しながら下るのがお気に入りだという

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1 「臼井原の馬の背パノラマ」 kid’sさん (60代女性)

桐林の勤労者福祉施設「サンヒルズ飯田」から伊賀良三日市場へぬける道路

丘陵地を上って最高地点からは下り道

馬の背状の細い尾根を下るため南側も北側もパノラマが拡がる

風越山を背景にした北方と飯田市街

さらに右に眼をむけると下殿岡の台地とその奥の名古熊台地を見渡す

少し下る右手には松尾台地の突端と南アルプス方面が望める

kid’sさんは週に3回ほどこの道を逆から上るというが

午前の太陽に照らされた風景がサイドミラー越しに遠ざかるのを見るのが好きだそうだ

2010・10・14

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