読書日記保存版(印象に残った本) 2014年1月〜2014年12月 back

2000年版 2001年版 2002年版 2003年版 2004年版 2005年版 2006年版 2007年版 2008年版

2009年版 2010年版 2011年版 2012年版 2013年版

過去読書日記 2000年1月〜20012年12月

 

 

 


12月22日(月) C+

「米国人一家、おいしい東京を食べ尽く

す」M・アムスター=バートン1700円エ

クスナレッジ。「英国人一家…」と違い、

中野に1ヶ月アパートを借りてB級グル

の食べ歩き。「英国…」 並に面白い。


12月17日(水) C+

「昭和住宅」 エクスナレッジ 1600円。

博士課程在籍の若手など4名による執

筆。昭和元年から 20年までの戦前編

20年から64年までの住宅を戦後編と

して テーマ毎に掲載。資料的な価値。


11月23日(日) A

「日本風景論」 志賀重昂 政教社 50銭

初版は明治27年 その後版を重ね 14

版さらに復刻2回という古典。これは同

29年の第7版、しかも伊原五郎兵衛の

蔵書の模様 貴重な本をじっくり味わう。


11月17日(月) C+

話が長くなるお年よりには理由がある

「老年的超越」の心理学』増井幸恵

HP新書780円 九十歳以上の超老人

心理学。多幸感に包まれた 超越性

は、もしかしたら 人間の本質かもネ。


10月25日(土) A

「謎の蝶アサギマダラはなぜ未来が読

めるのか?」 栗田昌裕 PHP1800円

数百キロ離れて 同じ個体に再会 だけ

でも感動もの。医師にして 地方大学長

前著に続く思索。環境と感性の ゆら

が確率論を超える「運」を生むのかも。


9月13日(土) C+

「本を読む人のための書体入門」 正木

香子 星海社新書 820円。書体そのも

のの文学性を追求する1981年生まれ

ネットで 評判になったというが、この視

点は初めてだ。故に電子本は問題外。


9月11日(木) C+

「声の世界を旅する」増野亜子 音楽之

友社2500円。小泉文夫に憧れたとい

うバリ音楽研究者。当初別の方向を

待していたが 身体・感情からの声・

の世界巡りとともに想像の輪が拡大。


9月8日(月) B+

読む技術 成熟した読書人を目指して」

塚田泰彦 創元社 1300円。筑波大教

授による、読書科学の 一般向け。内容

は申し分なく、近頃の読書では最上級

ただ書名の副題、上から目線で不満。


9月5日(金) C+

フードトラップ 食品に仕掛けられた至

福の罠」 M・モス 日経BP社2000円

スナック・加工食品の、塩分・糖分・脂

分。その減量の困難さを NYタイム

記者の詳述。食生活が変わりそう。


8月12日(火) C+

「これだけは見ておきたい 日本の産業

遺産」平凡社1800円。執筆は二村 悟

写真は小林吉彦。廃墟的な美しさは当

然として 背後にある歴史的な人間の営

みを想像し 感慨新たな時間を持てる。


8月8日(金) B

「男子の貞操」 坂爪真吾 800円 ちくま

新書。知性とともに スローなセックスを

と、上野千鶴子門下の 1981年生まれ

すでに2刷と反響は いいようだ。世代を

問わず、一度読んでおくべき 内容だ。


8月6日(水) C+

「花札」 江橋 崇 3500円 法政大学出

版局。ものと文化シリーズは同大法学

名誉教授による 場違いともいえる花札

研究。子供の頃は家族で、遊んだもの

もはや風前の灯火の、貴重な資料だ。


7月24日(木) C+

「和食の調理・道具づかいコツのコツ」

遠藤十士夫 旭屋出版1500円。昭

15年生まれの料理長による、和食

理中級編。けっして一般向け では

プロの世界 の一部を、垣間見た。


7月17日(木) C+

「フルサトをつくる」東京書籍1400円

京大卒の 伊藤洋志とpha、熊野に古

家を シェアする拠点をつくる。そのユ

ルい姿が非常に良い。里山資本主

のような、肩肘張った思考の対極。


6月19日(水) C+

「予備校なんてぶっ潰そうぜ。」 花

房孟胤 集英社1300円。1989年

まれの東大生が無料受験サ

開設 その日々を綴った語だが

裸々な心情の告白には好印象。


5月24日(土) C+

「ドーナッツを穴だけ残して食べる方

法」大阪大学出版局1500円。同大

ショセキカプロジェクトという、2年間

の講義での 本つくり。表題各方面

の教員がどう思考するかに面白さ。


5月11日(日) A

「背守り」 LIXIL1800円。子供の

物の背の魔よけの印。

昭和の収集品。無事を願い

べ仕事に縫い付ける、母親の姿と

の心情想うと目頭が熱くなる。


5月4日(日) C+

「日本の原風景 町並 重要伝統的

造物群保存地区」2800円 光村

古書院。全国のいわゆる重伝建

区106ヶ所全てを 写真家・森田

敏隆撮影という 永久保存版だ。


4月28日(月) C+

「鳥居」 谷田博幸 河出書房新社

2600円。なぜか滋賀大西洋近代

美術史の教授が執筆。全国を廻っ

ての鳥居調査から、独自の美学を

る。また 興味の対象が増えた。


4月16日(水) C+

「超絶技巧美術館」 1800円 美術出

版社 BT BOOKS。山下裕二・監修

による現代作家20人の超細密・スー

パーリアル・フィギュア・工芸品ずらり

こういう世界があるのか驚きの連続。


3月30日(日) C+

「縄文土偶ハンドブック」 三上徹也

新泉社 2200円。1956年生まれの

伊那農高教諭による、縄文土偶

土偶の目的など、大胆と 信

仰の始まりに対しての示唆は、新鮮だ。


3月22日(土) C+

日本の祭神 社寺に祀られた郷土の人

びと」 日外アソシエイツ13800円。全

の神社を 北から南まで 1300人の

祭神と神社の概要で 義民や土木工事

功労者など、郷土の歴史を垣間見た。


2月24日(月) B

古本屋ツアー・イン・ジャパン」小山力也

原書房2400円 全国の古書店1550軒

訪問そのうち150軒のブログ書籍化

真は店頭のみ。店内描写の 悪口なしの

文章力には、ほとほと 感嘆するのみだ。


2月21日(金) B

「盛り場はヤミ市から生まれた」 青弓社

2800円。早大社会学・橋本健二 東大

都市史・初田香成の編著で、若手研究

者が執筆 戦後空白期の都市の貴重な

論文を多数収録。文句なしに 面白い。


1月16日(木) C+

「食と建築土木」 LIXIL出版2300円

工学院大教授・後藤治と 同研究員

村悟による 。農山魚村の特異な

観の構成物である、各種構造物

気の利いた名前を、つけたいもの。


1月6日(月) C+

「まち文字」 小林 章 グラフィック社

2000円。独在住のフォントデザ

ナー。前1/3 は町で見かける丸

チックについて。たしかに 当りは

らかい。後半は欧文フォント談義。


 

 

読書日記保存版2006年

 

 

 

 

 

back