読書日記保存版(印象に残った本) 2015年1月〜2017年12月 back
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過去読書日記 2000年1月〜2016年12月
12月13日(水) C+
「スコット親子、日本を駆ける」 紀伊国
屋書店 1900円 インテル社員が8歳
の息子と自転車縦断4000km。感性
豊かな人や風景との出会い 訳もいい
が原文が良いからかも。2015年刊。
12月9日(土) C+
「全国棚田ガイド」 2500円 家の光協
会。NPO法人・棚田ネットワーク編で
212ヶ所の案内。耕作面積・耕作率・
枚数・標高・勾配・法面構造や開発年
代・水源のデータと併せて全景写真。
12月8日(金) C+
「茅葺きの民俗学」安藤邦廣はる書房
2000円。1983年初刊から、34年を
経ての再刊。筑波大名誉教授の学位
論文が元というが、書名通り技術書で
あるとともに 社会学的にも重要な本。
11月24日(金) A
「ライフ・プロジェクト 7万人の一生か
らわかったこと」H・ピアソン みすず書
房4600円。英で1946年から始まっ
たコホート調査。疫学よりも社会科学
いや人間の生き方や運命への思い。
10月25日(水) B+
「なめらかなお金がめぐる社会 あるい
は、なぜあなたは小さな経済圏で生き
るべきなのか、ということ」ディスカバー
21 家入一真1500円。この人の実践
は、もしかしたら 資本主義と並立する
思想となるかもしれない 大いに期待。
10月20日(金) A-
「非モテの品格」 男にとって「弱さ」と
は何か』 杉田俊介 760円 集英社新
書。自己の肥大化の防ぎ方 ここまで
突き詰めて考えたことはないが 理解
できる。後半 人間論は最早 教祖域。
10月14日(土) C+
「データで読む教育の論点」 晶文社
1900円 舞田敏彦。1976年生まれ
教育社会学者 現在社会の問題点を
各種データからわかりやすい図で可
視化 ブログで評判となり単行本化。
10月4日(水) C+
「レジリエンス工学 −想定外に備え
るために」 日科技連 2300円。東大
教授・古田一雄 以下レジリエンス工
学研究センターの9人が執筆。安全
工学の一歩先 確率条件予測論だ。
9月29日(金) C+
「都市の景観」 G・カレン 彰国社SD
選書 1500円。1975年刊 3刷目を
Amazonにて購入。原書は1961年
刊、研究室で1968年頃抄訳。視点
ビスタの重要性を50年ぶり再確認。
8月27日(日) C+
「オノマトペの謎」岩波科学ライブラリー
1500円。ピカチュウ から モフモフまで
の副題で 擬声語・擬態語について7人
が研究を報告。日本語の表現性、ひい
ては 日本文化の多様性ついて考えた。
7月24日(月) A
「眺望絶佳の打ち上げ花火」 金武 武
玄光社 2000円。花火の名前や特徴
がわかるビジュアルムックと副題のと
おり花火事典でもある。さすがに専門
家、見事な花火写真集は 感動物だ。
6月29日(木) C+
「宅配がなくなる日 同時性解消の社
会論」 松岡真宏・山手剛人 日経新
聞出版社 1500円。書名は副題の
方が重要 三浦展の後継のような流
通からみる未来社会論は 説得力。
6月21日(水) C+
「20under20」A・ウルフ日経BP社
1800円。20歳までの20人に投資
起業させるプロジェクト を中心に世
界の最先端をいく シリコンバレーの
今を活写し、未来社会を想像する。
5月16日(火) C+
「ポピュリズムとは何か」 岩波書店
1800円 J・W・ミュラー。米学者が
近代政治史から規定していく。それ
にしても 読みつつ思ったのは 究極
のポピュリスト国家、としての韓国。
5月6日(土) C+
「反知性主義と新宗教」 島田裕巳
イースト新書 861円。トランプ大統
領誕生を受けて福音派の動向から
日本での新宗教の役割を関連させ
る宗教学者の面目躍如の読み物。
4月2日(日) C+
「ポピュリズムとは何か」 水島治郎
中公新書 820円。民主主義の敵か
改革の希望か と千葉大教授。中南
米から欧州 そして英のEU脱退 さら
にトランプへ。4刷目も納得の内容。
3月28日(火) C
地球の歩き方 島旅08 「小笠原」 ダ
イヤモンド社1500円。シリーズも 8
作目は OGASAWARA。ほぼ全て
を網羅した情報がびっしり、ただ若い
人向けか 字が小さすぎて苦労した。
3月27日(月) A
忘れられた人類学者 エンブリー夫妻
が見た〈日本の村〉 2000円 忘羊社
米の若きジャパノロジスト。球磨・旧須
恵村での1年。二人の著作を 元記者・
GNH協会理事の田中一彦が、同地に
3年間移住し辿る 昭和10年の足跡。
3月14日(火) C+
「ドラッグと分断社会アメリカ」早川書
房 3000円 C・ハート。神経学者に
よる依存症の「メカニズム。黒人不良
少年だった、赤裸々な体験談からは
社会と自己の関係性や、人との出会
がいかに重要かを 考えさせられた。
2月27日(月) B
最後の資本主義」 R・B・ライシュ東洋
経済新報社2200円。前著に続きロビ
イストや弁護士の 政治活動での格差
生成を追及、強力なルール改正が必
要と説く。トランプの実験はどうなる?
1月27日(金) C+
まるごとわかる!「庭づくりDIYの基本
荒井 章 エクスナリッジ 1800円。実
践に裏付けられた、様々なテクニック
は 微にいり細にいる。まさにバイブル
と呼ぶにふさわしいトラの巻といえる。
1月24日(火) C+
「誰が音楽をタダにした?」 早川書房
S・ウィット2300円。MP3の誕生と違
法コピーそこから音楽業界の凋落 米
の新進ライター のノンフィクション。あ
の時代の裏話は 文句なしに面白い。