読書日記保存版(印象に残った本) 2019年1月〜2019年12月 back
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過去読書日記 2000年1月〜2012年12月
12月3日(火) A
英語ネイティブ脳みそのつくりかた」
白川寧々 大和書房1500円。中国
から6歳で来日 MITでMBA取得の
トリリンガルによる英語教育法 相当
数の子女を 海外へ送った実績とと
もに 生き方に勇気を与えてくれる。
11月27日(水) C+
野生化するイノベーション 日本経済
「失われた20年」を超える』新潮選書
1300円。壮大な歴史を俯瞰しつつイ
ノベーションの本質を追求する、早大
経営学教授・清水洋。こういう見方は
大好きだ、それに意外と面白いのだ。
10月13日(日) C+
地元を再発見する!「手書き地図のつ
くり方」 学芸出版社2000円。11名の
メンバーからなる手書き地図推進委員
会。全国各地で地元の人とのまち歩き
手書き地図づくりの ノウハウを伝授。
10月5日(土) A
「家畜化という進化」 R・C・フランシス 白
楊社 3500円。背筋がゾクゾクの面白さ
イヌ・ネコ・ウシ・ウマ、最後には ヒトの進
化まで 従順な個体を選んでの家畜化自
体が、ヒトの進化と社会性の関連と指摘
米の 進化生物学サイエンスライターだ。
10月1日(火) C+
「やさしい日本語」で観光客を迎えよう−イ
ンバウンドの新しい風』 加藤好崇 大修館
書店1500円。なるほど これでいいんだと
目からウロコのハ・サ・ミ理論。 「はっきり」
「最後まで」 「短く言う」で日本語でのコミュ
ニケーションはかなり可能 と実践例紹介。
9月1日(日) C+
「建物が語る日本の歴史」 海野 聡
吉川弘文館2400円。奈良文化財研
究所の若手研究者。社会史から見た
建築通史という立場での論述は的確
細部での記述を 今後に期待したい。
8月19日(月) C+
「いいね!」戦争 兵器化するソーシャ
ルメディア』NHK出版2400円P・W・
シンガー E・T・ブルッキング 。ウソが
人々の感情を増幅し政治を動かす過
程を克明に追った重量級。恐い話だ。
8月6日(火) C+
「プレイスメイキング」 園田 聡 学芸
出版社2200円。街中に居場所を創
る実戦的方法論。具体的な例をあげ
実現に至る作業を体系化。ようやくこ
ういう本が出てきたのかと感慨深い。
8月4日(日) C+
「歩いて読みとく地域デザイン 普通の
まちの見方・活かし方」 山納 洋 学芸
出版社 2000円。積極的に まちの文
化についての本を出している、大阪ガ
ス若手社員 Walkin’About と称して
の景観まち歩きの実践は 納得度大。
8月1日(木) C+
「どもる体」 伊藤亜紗 2000円医学書
院。前から注目の東工大准教授 吃音
からの身体論は 的確。さらにそこから
自分という存在への パースペクティブ
は その本質に迫ろうとする。期待大。
7月29日(月) C+
「えんたくん革命」 みくに出版 1500円
直径1m のダンボールの円盤を、中心
にしてのワークショップ方法 考案者の
社団法人理事長・川嶋直と東工大教授
中野民夫 共著。これは絶対に使える。
7月20日(土) B
「ランドスケープと都市デザイン−風景
計画のこれから」宮脇 勝 3200円 朝
倉書店。50年来、景観の本は 読んで
きたが、これが最も的を得ていると思う
2013年刊 とやや古く、当時千葉大准
教授 現在は名古屋大に移ったようだ。
7月5日(金) B
「街路樹が都市をつくる −東京五輪マラ
ソンコースを歩いて」藤井英二郎 岩波書
店1700円。千葉大名誉教授による。地
味な本だが、内容は街路樹事典のように
非常に濃い。道路管理者には必読の本。
6月22日(土) C+
「養蜂大全」誠文堂新光社3000円。深
谷市・花園養蜂場主の松本文男による
巣箱つくりから育成・採蜜・女王作り・蜜
源植物・病気・外敵など、飼育の全てを
写真で公開。初めて知ることばかりだ。
6月11日(火) C+
「10代脳の鍛え方」 J・P・シャットキン
晶文社2200円。悪いリスクから守り、
伸びるチャレンジの場をつくる。米NYU
教授。青少年の危険要因を、脳発達途
上と規定し 家族・学校・社会でできるこ
とを提言するのだ すべてが納得の巻。
5月13日(月) C+
「検証 平成建築史」3200円 日経BP
社。未来への提言と称して、東大名誉
教授・内藤廣に日経アーキテクチュア
がロングインタビュー 建築作品を平成
の出来事と対比。さらに目利きが選ぶ
平成10大建築 建築好きに勧めたい。
4月2日(火) B
「観光亡国論」中公新書ラクレ 820円
徳島・祖谷での民宿で TVにも登場の
アレックス・カー とジャーナリスト清野
由美による辛口観光論 すでに観光公
害とすら言われる、オーバーキャパの
問題など 薄い本だが内容は重量級。
3月20日(水) C+
「漂巽紀畧」 講談社学術文庫800円。土
佐の画家・川田小龍による ジョン万次郎
10年の漂流の聞き書き。すこぶる面白い
幕末の時勢にあてはめ 当時の日本と米
国の国民性など 思い浮かべつつ 読了。
3月12日(火) C+
ニホン英語は世界で通ずる」末延岑生
平凡社新書 760円。兵庫県立大名誉
教授の 英語論。中国・インド・仏・独 ほ
か世界中の英語 があるとして、英米英
語に固執する英語教育に異を唱える。
2月7日(木) A-
「孤独とセックス」 坂爪真吾 扶桑社新
書 820円。ずっと注目している上野千
鶴子門下の若手NPO代表。迷える若
者に体験からの助言。難しい部分もあ
るが、最終章の東大合格譚は感動的。
1月31日(木) C+
「奉納百景 神様にどうしても伝えたい願
い」駒草出版1500円。神仏ライター・小
嶋独観の的確な解説。全国の神仏への
習俗は信仰景観とでも言おうか。稲荷編
では遠山谷・小嵐神社の鳥居群も登場。
1月22日(火) C+
「西洋の自死 移民・アイデンティティ・
イスラム」2800円D・マレー東洋経済
新聞社。英でベストセラー500頁 イス
ラム系住民の大量増加による 社会変
化とくに犯罪多発。日本においても 同
様なことが今後起こりうるかどうかだ。
1月2日(水) C+
「敵とのコラボレーション」A・カヘン 英
治出版 2000円。賛同できない人 好
きでない人 信頼できない人 と協働す
る方法。離脱か適応か はたまた強制
ができなければ コラボするしか。方法
論には成りえないが、希望を共有だ。