読書日記保存版(印象に残った本) 2020年1月〜2021年9月 back

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過去読書日記 2000年1月〜2012年12月

 

 

 

 

 


11月29日(日) C+

「生と死を分ける数学 人生の(ほぼ)

すべてに数学が関係する」 2200円

草思社 K・イェーツ。つまりは運、つま

りは確率論。それを数学モデルで解く

英の教授。最後に感染症にも 言及す

。説得力は充分。原著 2017年刊。


11月25日(水) A

「刃物たるべく 職人の昭和」 土田 昇

みすず書房4500円 大工鍛冶の最高

峰・千代鶴是秀を軸に、大工道具商が

いを馳せる。昭和を彩る名工達の

感動的 そんな名工に憧れる

職人手にしているのか 既に2刷目。


11月23日(月) C+

「東京時層探検」黒沢永紀 書肆侃侃房

1700円。江戸・明治・大正・昭和、時を

重ねた レアな街や建造物を巡る旅。知

識量豊富な 軍艦島コーディネーターの

ディープツアーは胸に迫るものがある。


10月26日(月) B+

歪んだ正義 「普通の人」がなぜ過

化するか』 大治朋子 毎日新聞出

1600円。同社編集委員によるロー

ウルフのテロ理論。これでカルト

待ほか 世間のかなりの事件をも

が可能。今年一番の書物である。


9月25日(金) A

「この子はこの子のままでいいと思え

る本」佐々木正美 1300円主婦の友

社。雑誌「Como」での子育て悩み相

談を単行本化。肥大化する一方の自

己 という現代社会、いかに自然体で

子どもと接するか ここに答えがある。


9月1日(火) B

「合成テクノロジーが世界を変える -

生命・物質・地球の未来と人類の選

択」 C・プレストン 2300円 インター

シフト。米の哲学教授。合成生物学

気候工学に自然とは何かを問う。お

そらく身体性、野性と呼ばれるもの。


8月20日(木) C+

「自然」という幻想』 エマ・マリス 草思

社1800円。米在住のサイエンスライ

ター。自然に手を加えてきた人類史に

自然とは何か、自然回復 あるいは保

とは どこをいうのか、その中で個人

できることは何か、を問うのである。


7月10日(金) B+

「絶望を希望に変える経済学 社会の

重大問題をどう解決するか」 日経新

出版2400円。2019年ノーベル賞

A・V・バナジー E・デュプロ 夫妻によ

る社会行動経済学は 移民・格差ほか

問題のメカニズムを、明解に説明だ。


6月27日(土) C+

「アスリートのメンタルは強いのか?

スポーツ心理学の最先端から考える」

晶文社1700円。荒井弘和編で12人

の執筆。一般人以上に 自己との葛藤

の大きさから、いかに 救いを得るか。


4月26日(日) B

「自由の命運[下] 国家、社会、そし

て狭い回廊」 早川書房2600円。下

巻でも 世界各国の事情を詳細に分

析。倫理性を含めた知性を養う教育

制度が早く整った国が辛うじて

回廊に留まっているのではないか。


4月12日(日) C+

「城割の作法 一国一城への道程」吉

川弘文館 3000円。265年の徳川時

代を築いた初期の政策の実際を 幾多

の資料と想像力で読みとる 福田千鶴

九州大教授。もう小説のような面白さ。


3月15日(日) C+

「ゆかいな珍名踏切」 今尾恵介 朝日

新書810円。近くの桶屋前踏切に 昔

風景を想像しているが、まさにそん

企画で 躊躇なく 手に。歴史地図と

対照しながらの 現地訪問は、これぞ

景観調査 の神髄、という感じがした。


2月7日(金) B

「文化遺産と〈復元学〉 遺跡・建築・庭

園復元の理論と実際」4800円吉川弘

文館 以前から注目 東大・海野聰准教

授編で 実際に存在しないものをどう復

元。10人の研究者論文集。別研究

ではなく、幅広い知識を求める面白さ。


1月22日(水) C+

「夕陽に赤い町中華」 北尾トロ 集英

社 1600円。書名が抜群なら内容も

秀逸だ。著者命名の町中華の越し方

行く末、昭和の食文化の一面を 色

鮮やかに描き出す。さすがトロさん。


1月3日(金) C+

「時をかける台湾Y字路 記憶のワン

ダーランドへようこそ」栖木ひかり ヘ

ウレーカ1700円。Y字路を歩きつつ

そこでの歴史を想う 台湾人と結婚し

て台北在住。初めて知ることも多し。


 

読書日記保存版2006年

 

 

 

 

 

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